※この作品はR-18です。

えっちなやつ   作:ナイトロ

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https://syosetu.org/novel/377616/
上記作品の6話途中から


強制イベント

 

「好きだから……シン君をちょうだい?」

 

その言葉のあと、空気が張り詰めた。

じっと見つめる視線。顔が近づいてきて、次の瞬間――唇が重なった。

 

最初は静かに、でもすぐに熱を帯びる。

舌先が滑り込んできて、ゆっくり絡み合い、唾液が混ざる。

鼻から抜ける熱い息。肌が触れていないところまで火照っていくようだった。

 

「ん……ふ、んちゅ、ぅ……

んっ……!……シン君の……口、好き……」

 

キスはどんどん深くなる。

抱きしめる腕の強さ、指先の這い方、何もかもが俺を溶かしにきていた。

 

ミオがゆっくり唇を離し、熱の残る舌先で俺の下唇をなぞる。

 

「見せて?」

 

そう囁いて、俺の下着に手をかける。

少しずらしただけで、もう熱の塊が露わになった。

 

「……あたしのせい、だよね?」

 

いたずらっぽく笑いながら、その指先が触れる。

くすぐるように撫で、手のひらで包み込み、じっくりと根元から先端までしごく。

 

「シン君の、あついね……」

 

「なぁまだ……」

 

「ここまで見られて触られて、まだ言うんだ……ふふ」

 

ぎこちなくても、気持ちは全部伝わってきた。

触れてる本人の頬も、耳も、真っ赤だった。

 

「……これから、口でもしてみたいんだけど……

初めてだから……変だったら、教えて?」

 

「まっ……」

 

そう言って身体を滑らせ、顔を俺の下腹部に近づける。

 

俺が返事をする前に――唇が先端に触れた。

 

ちゅっ、と小さな音。

それから、ゆっくりと開かれた口が、そこを受け入れていく。

 

「んっ、ぅ……ふ、ん……っ」

 

「あぁ……」

 

ぬるり、と包まれた感触。

舌の動きは不器用で、咥え方も浅い。けれど一生懸命だった。

彼女は息を整えながら、上下に唇を動かす。

 

「んちゅ、ぢゅ……っ、ん、ふぅ……ぅ」

 

それにあわせて、彼女のもう片方の手が、自分の脚の間へ伸びていく。

 

「は……っ、ぅ……あっ……んん……」

 

口で俺を咥えながら、指先が自分のそこを撫で始めた。

音が混ざる。ぴちゃ、ぬちゅっ、と。

自分の熱を探るように、指が何度もひだの奥へ。

 

彼女は脚を開いて、指を滑らせて、自分で自分の中を広げていく。

 

「っ、あっ……ふ、ん……やば、

……きてる……シン君、きちゃう……っ」

 

喉の奥を緩めながら、唇を深く落とす。

俺の限界が近づいてくる。

 

「おい、もう……っ、出る……!」

 

止める暇はなかった。

ぐっと喉奥に咥え込んだ瞬間、口の中に熱が弾ける。

 

「んっ……っ!! んんっ……!」

 

同時に――

 

「あああっ……!!」

 

彼女の膝が跳ねた。

指を入れていたそこが痙攣し、絶頂の波が身体全体を揺らす。

 

彼女は口を離さないまま、喉を震わせながら、全身でイッた。

 

「ふ……っ、ふふ……ん……すご……口の中、

まだ……あったかぁい……」

 

体を戻しながら、まだ荒い息を吐き、唇で先端にキスを落とす。

 

絶頂の余韻で指を抜いたミオは、ゆっくりと身体を戻した。

目元が赤く染まり、汗で濡れた髪が頬に張りついていた。

 

「……シン君の、まだ……硬いままだね」

 

恥ずかしそうに笑って、彼女はコンドームを取り出した。

震える指でそれを手に取り、慎重に俺に被せてくる。

 

「おま、そんなもんいつの間に」

 

「……部屋に入れてくれた次の日、家から持ってきてた」

 

「……っ」

 

「家に入れてくれたってことは、

そういう流れもあるのかなって思ってた」

 

「…………」

 

「でも、シン君はそういうこと、しなかった」

 

「嬉しかったけど、今は……つらいよ……」

 

泣いてるのか微笑んでるのかわからない表情で、ミオは言った。

まだ呼吸が乱れていて、何もかもがぎこちなかった。

でも――目は真っ直ぐだった。

これが自分の選んだ夜だと、そう言っているようだった。

 

ミオが俺に跨る。

ゆっくりと腰を下ろしていきながら、震える手で自分の入り口を押さえ、先端をそこへ導く。

 

「ん……っ、やっぱり、……きつい……」

 

最初の抵抗に、彼女の眉がきゅっと寄る。

先端がわずかに押し込まれるたび、身体が小さく跳ねた。

 

「……無理すんな……っ……!」

 

「……やだっ」

 

強くない声だった。でも、強い気持ちだった。

 

「……自分でって、決めたんだもん。

痛くてもあたしが、シン君を欲しいって思ったんだもん」

 

「それにここでやめるなんて、

シン君もつらいままでしょ……?」

 

そして、ミオは腰を沈める。

ずぶっ、という感触と共に、俺の何かが溶けていく。

 

「う、くっ、ぅぅ……っ、あっ……!」

 

ひとつ、ふたつと膝が震える。

額に滲む汗。薄く開いた唇から漏れる、涙混じりの声。

 

俺は彼女の手を握った。何も言わず、ただその掌を、包み込んだ。

 

「……全部、入った……シン君の……

ちゃんと、あたしの中……いるよ……」

 

小さく、安心したように笑って、ミオはゆっくりと腰を動かし始めた。

 

ぬちゅ、くちゅっ――

濡れた音が、また部屋に響く。

動きは浅く、ぎこちなく、でもミオの全身が熱を持っていた。

 

「……動かないで、まだあたしが……」

 

俺は何も言わず、ただミオの脚に手を添える。

震えてる筋肉、引き締まった内腿。

それを優しく包むようにして、力を抜く。

 

「……んっ、奥……当たって……くる……っ」

 

だんだん、ミオの動きが速くなる。

痛みに慣れてきたのか、熱の波に呑まれているのか、

次第に腰の打ちつけが強くなっていく。

 

大きなミオの胸が、揺れている。

 

「はぁ……っ……んんっ!」

 

「っ……見てられねえよ」

 

俺はゆっくりと身体を起こし、ミオを抱きしめた。

そのまま、そっと押し倒す。

 

脚が開く。俺が上になる。

頬を撫でて、髪をかき上げて、唇をそっと触れるように重ねる。

 

「……こっちのほうが、やさしい、ね」

 

「……おまえが、無茶しすぎだ」

 

俺は深く、ゆっくりと動いた。

感触が、ミオの中をなぞっていく。

奥まで届いたとき、ミオは息を詰めた。

 

「シン君、シン君……んんっ!」

 

「……っは……大丈夫。全部、俺が受け止めるから」

 

何度も唇を重ねながら、深く突き、浅く引く。

ミオの背中に腕を回して、ずっと抱きしめたまま、身体を繋ぎ続けた。

 

「好きって、言わなくても……分かる、よ……」

 

見つめながら、脚の間に何度も腰を沈めていく。

あたたかく、柔らかいその中が、締めつけてくる。

 

「ん、っ……あっ……また、……すごい……」

 

小さな声が、喉から漏れた。

 

最初の一、二度はわずかに眉を寄せていた。

 

けれど、痛みの奥に快感が混ざりはじめていた。

 

ミオは目を閉じて、唇を噛みながら耐えていた。

 

でもその表情が、少しずつ変わっていく。

 

「は、っ……ふぁ、っ……ん……!」

 

口元が開き、声が漏れ出す。

肩に力が入り、背中が反る。

脚が俺の腰に絡まり、引き寄せるように締めつけてくる。

 

「……シン君、……あっ、だめ、そこ……っ!」

 

震える声で、そう言いながら、ミオは腰を少し動かした。

俺の動きにあわせて、自分の身体が応えようとするように。

 

「なあ、……ここが気持ちいいのか?」

 

「い、いじわる……っ、そんなの、わかんない……っ、でも……っ、奥、くると、からだ……勝手にっ……」

 

お腹を触りながら再び深く突き入れると、

びくん、とミオの身体が跳ねた。

 

「ひぁっ、あっ、ああ……っ!」

 

中が強く締まる。

濡れた音が、ぬちゅ、ぬちゅっ、と湿気を帯びてはっきりと響くようになっていく。

 

「お前もしかして……っ」

 

「イッちゃっ……た……」

 

「……!」

 

「そんなっ……まだイッたばか……ぅんんっ!」

 

「んんっ……はっ……はぁっ……」

 

俺はミオの揺れる胸を掴み、奥まで突き入れながら、何度も何度も唇を重ねた。

キスをするたび、ミオは喉を鳴らし、甘い声を漏らす。

 

「シン君……っ、もっと……して、もっと、きて……!」

 

その言葉に背を押され、俺はリズムを早める。

ミオの声もどんどん高くなる。

 

「んっ、んぁっ、あっ……あああっ、く、るっ、また、イク……っ!」

 

膣がきゅうっと収縮し、俺のをぎゅうぎゅうに締めつけてくる。

ミオの手が背中に爪を立て、快感の波が身体を揺らしていた。

 

「どれだけ、イくんだよ……っ」

 

「だって、だって……っ、シン君が……っ、やさしく、してくれるから……っ!」

 

それでも腰は止めなかった。

彼女の中を奥まで、浅く、速く、角度を変えて突きながら、快感のピークを何度も攫っていく。

 

「いっ……あ、あっ、あああっ、も、もうっ……わかんな……ぃっ!」

 

声が壊れる。目が潤んで、頬が赤く染まり、理性の色が全部流れ落ちていく。

 

「しんくん、しんくん……っ、なか、もっと、して……ッ!」

 

そして――

 

「なかにぃ……っ!……きて……!だして……っ!」

 

その言葉に背中を押され、限界が訪れた。

 

俺はミオの腰を掴み、最後の最後まで奥まで突き入れた。

 

「――くっ!」

 

「あっ――!」

 

ミオの中に、熱が弾ける。

 

絶頂の波が身体を突き抜け、

脈打つたびにミオの奥がそれを受け止めていた。

 

ミオは目を見開いたまま、

 

両腕を俺の背に絡ませて、

 

声にならない吐息だけを何度も漏らした。

 

やがて、俺はそっとミオから抜け、

ミオの唇にキスを落とす。

ミオはぐったりと、でも満ち足りたように、息を吐いた。

 

「……すごかった……あたし、……いますごい……しあわせ……」

 

「……おまえが、ちゃんと……頑張ったからだ」

 

そう言って、シーツを引き寄せ、ふたりの身体を包む。

ミオは腕の中でまどろみ始めた。

 

――そして、夜が終わる。

 

*

 

(……ああ、マジで)

 

 

 

やってしまった。

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