※この作品はR-18です。

古手川唯ハレンチ物語   作:大軍

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風紀委員はストーカー被害に遭う♡

昼休み。

 

教室内は生徒たちの楽しげな声で満ちている。

しかし、古手川唯は一人、席で深くため息をついた。

 

 

(はぁ……これから、どうすればいいのかしら……)

 

 

昨日の、あの男の言葉が頭から離れない。

『可能な限り通うように』

あの薄暗い部屋で、屈辱的に終わらされた最後の命令。

 

思い出そうとしなくても、ねっとりとした指の感触や、喉の奥を抉った熱い肉の塊が、生々しく蘇る。

 

(あんな男の言いなりになんて…なるもんですか…!)

 

 

怒りで、きゅっと拳を握りしめる。

その拍子に、唯の大きな胸が、ぶるん、と揺れた。

机に肘をついているせいで、ただでさえ豊かな双丘は、これでもかと持ち上げられ、ブラウスのボタンは悲鳴をあげている。

男子生徒たちのいやらしい視線が、その一点に集中していることなど、唯は全く気付いていない。

 

椅子に座っていることで、スカートの丈は極限まで短くなっている。

むっちりとした太ももがあらわになり、その奥に鎮座する豊満な尻の輪郭を、男子生徒たちは勝手に想像しては、喉を鳴らしていた。

ただの堅物風紀委員が、これほど淫乱な身体を持っている。そのギャップが、彼らの劣情を掻き立てていた。

 

(でも…もし断って、あの動画を学校中にばら撒かれたら…)

 

最悪の事態を想像し、血の気が引く。

同時に、昨日の快楽の記憶が、じわりと体を蝕む。

股間の奥が、きゅん、と疼いた。

 

(いやっ…!何を考えてるのよ私は…!はしたない…!)

 

ぶんぶんと首を横に振って、邪念を振り払う。

その動きで、豊かな黒髪がふわりと舞い、再び、たゆん、と胸が大きく波打った。

その無防備な揺れが、また男子生徒たちの欲望に火をつけた。

唯は、ただそこにいるだけで、周囲の男たちを煽り続ける、極上の獲物と化していた。

 

「…古手川さん?」

 

不意に、隣から声がかかる。

はっとして顔を上げると、先日唯が助けた女子生徒の高橋美紀が、心配そうにこちらを覗き込んでいた。

 

「大丈夫? さっきから、ずっとため息ついてるけど」

「た、高橋さん…!いえ、なんでもないのよ。少し、考え事をしていただけだわ」

 

 

慌てて背筋を伸ばす。

その動きで、窮屈そうにしていた胸が、再びぐっと前へ突き出された。

男子生徒の一人が、ごくり、と生唾を飲み込む音が聞こえた気がしたが、唯は気づかない。

 

「そう? でも、顔色が悪いわよ。…もしかして、まだ例の件、引きずってる?」

 

美紀は、唯の机に身を乗り出して、小声で尋ねる。

その親密な仕草に、周囲の男子たちは嫉妬の視線を送った。

 

「昨日、紹介したクリニック…行ってみたんでしょう?」

 

その言葉は、鋭いナイフのように唯の胸に突き刺さった。

びくっ、と体が震える。

 

(クリニック…先生…!)

 

脳裏に、あの男の下卑た笑顔がフラッシュバックする。

さっと顔から血の気が引いていくのが、自分でも分かった。

 

「え、ええ…。とても…親身になってくれる、先生だったわ…」

 

なんとか、声を絞り出す。

嘘をついている罪悪感と、恐怖と、そして思い出したくない快感の残滓がごちゃ混ぜになって、顔が熱くなる。

俯いた拍子に、さらり、と黒髪が頬にかかった。

その潤んだ瞳と上気した頬は、事情を知らない者から見れば、ただただ扇情的に映るだけだった。

 

 

「そっか、よかった! あの先生、腕は確からしいから! 何かあったら、またすぐ相談するのよ?」

 

 

美紀は、屈託のない笑顔でそう言うと、自分の席に戻っていく。

悪意のない、純粋な善意の言葉。

それが、今の唯には何よりも残酷に響いた。

 

 

(相談…ですって…?)

 

 

誰にも言えない。

あの男に、身も心も弄ばれたなんて。

そして、それに感じてしまったなんて。

 

 

ぎゅっ、とスカートの裾を握りしめる。

その指は、小さく、白く、震えていた。

教室の喧騒が、やけに遠くに聞こえる。

唯は、たった一人、誰にも言えない秘密の檻の中で、静かに絶望していた

 

 

✦✦✦✦✦✦✦✦✦

 

 

怒りで拳を握りしめるが、同時に、体の奥が疼くのを感じてしまう。

その自己矛盾に、唯は唇を噛んだ。

椅子に座っていることで、スカートの丈は極限まで短くなり、むっちりとした太ももがあらわになっている。その奥に鎮座する豊満な

尻の輪郭が、男子生徒たちの劣情を掻き立てていることなど、唯は全く気付いていない。

 

その無防備な背中に、一人の男子生徒が、ぬるり、とした笑みを浮かべて近づいてくる。

ふいに、背後から生暖かい体温がぴたりと密着した。

 

 

「んっ…え!?」

 

 

驚いて体が跳ねる。

それと同時に、太ももの付け根、鼠蹊部の柔らかい場所に、ごつい指がぐいっと食い込んできた。

 

 

「よぉ、古手川。今日もいいケツしてんなぁ」

 

 

耳元で、ねっとりとした声が囁く。

男子生徒は、唯の尻に自分の硬くなった股間を押し付け、ぐりぐりと腰を揺らし始めた。

 

 

ぐにゅっ…♡ ぐりっ…♡

 

 

薄いスカート生地一枚を隔てて、男子生徒の欲望がその形を主張してくる。

唯の大きな胸が、驚きと、そして不本意な反応で、ぶるんっ、と大きく揺れた。

 

 

(や…やめて…っ♡!でも…っ♡♡)

 

 

拒絶したいのに、体が熱い。

昨日、無理やりこじ開けられた快感の回路が、勝手に疼きだす。

鼠蹊部をまさぐる指の動きに、腰が、ぴくっ、と震えてしまった。

 

「ふぁ…っ♡」

 

「今度おれんちでジュースでも飲もうぜ。んで泊まってけよ。いいだろ?」

 

意図せず、甘い吐息が漏れる。

その反応に、男子生徒はにやりと笑い、さらに強く腰を打ち付けた。

パンッ♡ パンッ♡ と、乾いた音が小さく響く。

屈辱と、抗えない体の疼き。その葛藤に、唯の頭はぐちゃぐちゃになりそうだった。

 

 

「ちょっと、あんた何してんのよ!」

 

 

鋭い声が飛んできた。

美紀だった。

鬼のような形相で、男子生徒の腕を掴んでいる。

 

 

「あ? 何って、見てわかんねーの? コミュニケーションだよ」

 

 

男子生徒は悪びれもせず、唯の尻をわしっと掴んでから、ようやく離れた。

美紀が男子生徒を睨みつけるが、気にも止めずに自席へと戻っていった。

 

唯は何もいうこともできず、授業が始まってしまったので、おとなしく教科書を開くのだった。

 

 

✦✦✦✦✦✦✦✦✦

 

 

授業が終わり、昼休みになると、美紀はすぐに唯の席にやってきた。

その心配そうな目に、唯はびくりと肩を揺らす。

 

「さっきの…本当に大丈夫?」

「え、ええ…ありがとう、高橋さん……」

 

その言葉に、唯の体は再び、ひくっ、と震えた。

嵐が去った後、美紀は心配そうに唯の顔を覗き込んだ。

 

「美紀でいいよ。古手川さん」

 

「私も唯でいいわ。大丈夫。ああいうの慣れてる……ううん、大したことないから……」

 

 

俯いたまま、顔を上げられない。

さっきのセクハラで感じてしまった、いやらしい熱が、まだ体に残っている。

その罪悪感で、友達の顔をまともに見れなかった。

 

「クリニックの先生に相談してから…どう? 調子は少しは良くなってきた?」

 

その言葉に、唯の心臓がどきりと跳ねる。

脳裏に、あの男の顔と、ねっとりとした指の感触が蘇る。

股間の奥が、きゅん、と疼くのを感じて、唯は慌てて太ももをぎゅっと閉じた。

 

「う、うん……美紀のおかげかも……」

 

 

なんとか声を絞り出す。

その動揺で、豊かな胸が、ふるり、と小さく震えた。

 

 

「その割には、あんまり元気なさそうだけど……」

「だ、大丈夫。そんなことないから」

 

(どうしよう…なんて言えば…)

 

ぶんぶんと首を横に振る。

その必死な様子が、逆に怪しく見えていることなど、唯は気づかない。

美紀は、じっと唯の目を見つめて言った。

 

「嘘。本当のこと言って? 私たち、友達でしょ?」

 

友達。

その言葉には不思議と安心感が唯を包んだ。

会って数日だが、自分のことを友達と言ってくれるのだと。

 

その真剣な眼差しに、唯はたじろぐ。

これ以上、クリニックの話題を続けられたら、きっとボロが出てしまう。

あの男との、淫らな関係が――。

恐怖と罪悪感で、言葉に詰まる。

何か、何か言わなければ。その焦りから、最近ずっと感じていた、もう一つの不気味な感覚が、思わず口から滑り出た。

 

「最近……」

 

美紀が身を乗り出す。

 

「最近、どうしたの?」

 

できるだけ軽く、世間話のように言ってみる。

 

「ええと……最近、帰り道とかで、誰かに見られているような気がするの。変な視線を感じて…。でも、振り返ったりしても、誰もいな

くて」

 

深刻には捉えていなかったが、実際に感じている不快な視線のことだった。

 

誰かの粘つくような視線が、背中や尻に突き刺さる感覚。

気のせいだと思おうとしていた、不快な事実。

言うつもりはなかったのに、追い詰められて口にしてしまった。

 

しかし、美紀は、はっと息を呑んで、真剣な顔になった。

 

「ストーカーじゃない? それ」

「えぇっ!? ストーカー?」

 

唯は、思わず素っ頓狂な声を上げた。

その大げさな言葉に、少しだけ拍子抜けする。

 

「ま、まさか。考えすぎよ、美紀。きっと、気のせいだって」

 

へらりと笑ってみせるが、美紀の表情は硬いままだった。

 

「唯って美人だし、すっごく…その…男好きする見た目してるし、ありえなくないよ」

 

美紀は、唯の豊満な胸や、きゅっとくびれた腰に一瞬視線を走らせて言った。

 

「そ、そうかしら……。でも、ストーカーだなんて、そんなドラマみたいな…」

 

 

少しビビりながらも、唯はまだ楽観的だった。

すると、美紀はぱん、と自分の胸を叩いて、力強く言った。

 

「大丈夫。私に任せて。これからは、帰り道を変えて、私も一緒に帰るから。そうすれば、もし本当にストーカーがいたとしても、諦

めるはずよ」

「え、本当にいいの? ありがとう、美紀」

 

友達の真剣な優しさに、唯は素直に感謝した。

ストーカーの心配よりも、これでクリニックの話と、さっきの自分の不埒な体の反応から話題を逸らせるという安堵の方が、今は大きかった。

 

「もちろんよ、何の問題もないわ。友達として当然でしょ!」

 

にぱっと笑う美紀。

その笑顔に救われながらも、唯は一番重い秘密を抱えたまま、複雑な気持ちで頷いた

 

✦✦✦✦✦✦✦✦✦

 

『どう?視線は感じる?』

 

受話器の向こうから、親友である美紀の心配そうな声が聞こえる。

 

「ううん……やっぱり気のせいなのかも……」

 

唯はスマートフォンの画面に目を落としながら、か細い声で答えた。

 

 

ストーカー対策として、今日から帰り道のルートを変えた。

 

そのプランを美紀と話し込んでいるうちに、夕日はとっくに沈み、闇の時間に。

 

早く帰らないと。

 

そう思っていた矢先のことだった。

美紀の電話が鳴り響き、彼女は先に帰宅してしまったのだ。

どうやら緊急の呼び出しだったようだ。

 

 

(美紀は悪くないんだけど…)

 

 

ごめんね、と何度も繰り返す親友の声に、唯は健気に「大丈夫だよ」と答えながらも、内心では心細さでいっぱいだった。

 

唯は今、一人で広大な公園の中を歩いている。

 

この公園は、地元では有名なデートスポットであると同時に、夜はあまり人が寄り付かない場所でもあった。

鬱蒼と茂る木々が街灯の光を遮り、まるで森の中を進んでいるような錯覚に陥る。

ここを10分も歩けば、もう大通りからは完全に見えなくなる。たとえ大声で助けを求めても、その声は誰にも届かないだろう。

 

 

『ごめんね、唯。今日に限って用事ができちゃうなんて』

 

「本当に気にしないで。それより、お家のほうは大丈夫だったの?」

 

『うん、大したことじゃなかったみたい。でも、唯を一人にしちゃって…』

 

「大丈夫だって。美紀が言う通り、今日からルートを変えたんだし、ストーカーだって見つけられないよ」

 

(そう、きっと大丈夫…)

 

 

自分に言い聞かせるように、唯は呟いた。

しかし、その言葉とは裏腹に、背後から聞こえる微かな物音に、心臓がどきりと跳ねるのを止められなかった。

 

ガサッ!

 

 

物陰から聞こえた突然の音に、唯の心臓が跳ね上がる。

びくりと震えたその体は、制服のブレザーの上からでもわかるほど豊満な胸を大きく揺らした。

ブルンッ!

スカートの中で、きゅっと引き締まった臀部がこわばる。

 

(な、なに今の音…!? まさか、誰かいるの…!?)

 

 

息を殺し、音のした方を凝視する。

心臓の音が、やけに大きく耳に響いた。

緊張が走り、じっとりと汗が滲む。

 

 

「……ちゅん?」

 

 

可愛らしい鳴き声。

そこにいたのは、小鳥だった。

唯を一瞥すると飛び立っていった。

 

「なーんだ…びっくりさせないでよぉ…」

 

全身から力が抜け、唯はその場にへなへなと座り込んだ。

安堵からか、むっちりとした太ももが露わになるのも気にしない。

地面についた手で体を支えると、豊かな胸が重力に従って、たわわに形を変えた。

 

(もう、心臓に悪いわ…。ただでさえ、最近物騒なのに…)

 

立ち上がりながら、スカートについた埃を払う。

その拍子に、形の良いお尻がぷりんと揺れた。

 

ふと、奥の部屋から微かな声が聞こえた気がした。

 

「…ん…ぅ…」

 

 

(え…?今の、人の声…?)

 

 

耳を澄ます。

気のせいではない。明らかに、誰かの苦しそうなうめき声だった。

唯は、再び緊張に体を強張らせる。

ゆっくりと、音のする方へ足を向けた。

 

植木の影で、誰かがうずくまっている。

帽子とマスクで顔は見えないが、がっしりとした体格の男だ。

 

(だ、誰…!? こんな時間に…!?)

 

普通なら、すぐに逃げ出すべき状況だ。

しかし、男の苦しそうな様子に、唯の足は縫い付けられたように動かない。

放っておけない。風紀委員としての使命感が、恐怖に打ち勝った。

 

「あ、あの…大丈夫ですか…?」

 

勇気を振り絞って、唯は声をかけた。

その声に、男がゆっくりと顔を上げる。

 

マスク越しだから、男の顔色は見えなが、なんだか具合が悪そうだ。

ぜぇぜぇと荒い息遣いが、その苦しさを物語っている。

 

「だ、大丈夫ですか!?しっかりしてください!」

 

唯は慌てて男に駆け寄った。

短いスカートが翻り、すらりと伸びた健康的な脚があらわになる。

心配で身を乗り出した拍子に、重そうな二つの膨らみがブルンと揺れた。

 

「…ああ…少し、気分が悪くて…」

 

男はかすれた声で答える。

服装から言って、ランニング中に具合が悪くなったのだろう。

 

(大変…!こんなところで倒れられたら…!私がしっかりしないと!)

 

風紀委員としての使命感が、唯を突き動かす。

正義感に燃える彼女の瞳は、目の前の男を救うことしか考えていない。

 

「み、水、持ってきますね!すぐ!」

 

唯はハッとして学生鞄を漁る。

そのたびに、むっちりとしたお尻が左右にぷりぷりと揺れる。

黄色の水筒を見つけると、蓋を開ける。

 

「はい、どうぞ。ゆっくり飲んでください」

 

屈んで水筒を差し出す。

制服のブレザーは窮屈そうに、はち切れんばかりの胸の形をくっきりと浮かび上がらせていた。

男は震える手で水筒を受け取り、ゆっくりと水を口に含んだ。

 

「…すまない…」

 

しかし、水を飲んだことで、逆に胃が刺激されたらしい。

男の体が、びくりと大きく震えた。

 

「うっ…!だめだ…吐きそうだ…」

 

男は口元を押さえ、苦しそうに呻く。

 

「と、トイレは…どこだ…?」

 

「えっ!?と、トイレですか!?」

 

唯は驚いて立ち上がった。

その勢いで、豊かな胸が再び大きく揺れる。

トイレ、その単語に唯は周囲を見渡す。

 

あった、とトイレの標識を見つける。

 

「あ!こっちです、案内します!」

 

唯は必死の形相で、トイレの方向を指差した。

短いスカートから伸びる白い足が、やけに艶めかしく見えた。

 

「こっちです!しっかりしてください!」

 

 

唯は男の腕を取り、自分の肩に回させようとした。

しかし、男は立ち上がろうとした瞬間、ぐらりと大きく体勢を崩す。

 

 

「わっ、危ない!」

 

 

とっさに男の体を支える唯。

大柄な男の全体重が、ずしりと彼女の華奢な体にかかる。

むにゅっ!

唯の豊満な胸が、男の腕に押し付けられて大きく潰れた。

短いスカートがめくれ上がりそうになるのを必死にこらえながら、唯は男の腰に手を回して支える。

ぷりっと突き出された形の良いお尻が、男の下腹部に密着した。

 

「すまない…一人じゃ、歩けそうにない…」

 

男は苦しそうな息の下から、か細い声で言った。

 

「だ、大丈夫です!私が肩を貸しますから!すぐそこの公園に公衆トイレがあります!」

 

唯は必死に男を支え、一歩、また一歩と歩き始めた。

男の大きな体が、唯の柔らかい体に密着している。

歩くたびに、唯の豊かな胸と、むっちりとしたお尻が、男の体にぐにぐにと押し付けられた。

スカートの裾からは、白い太ももが大胆にのぞいている。

 

「……学生なのに、偉いね。人助けなんて。尊敬しちゃうよ」

 

耳元で、男がぽつりと呟いた。

その声には、単なる感謝以上の響きがこもっているように感じられた。

 

 

「と、当然です!風紀委員として、困っている人を見過ごすわけにはいきませんから!」

 

 

唯は少し顔を赤らめながら、ぶっきらぼうに答える。

しかし、その体は正直だ。

男の言葉に、胸の奥が少しだけ、きゅんとなるのを感じていた。

 

「…それに、見かけによらず、力がある…」

 

男はさらに続けた。

その言葉と共に、腰に回された男の手に、ぐっと力が込められた気がした。

まるで、彼女の尻の弾力を確かめるかのように。

 

 

「そ、そんなこと…!それより、急ぎましょう!」

 

 

唯は羞恥を振り払うように、前を向いた。

公園の公衆トイレが、もう目の前に見えている。

男の荒い息が首筋にかかり、唯の体は知らず知らずのうちに熱を帯びていくのだった。

 

公衆トイレの入り口まで、あと数メートル。

男を支える唯の額には、玉の汗が浮かんでいた。

重い。しかし、それ以上に、久しぶりに感じる充実感が勝っていた。

 

 

(私、ちゃんと、人助けができてる…)

 

 

ストーカー事件以来、どこか後ろめたい気持ちが心の隅にあった。

誰かを助け、感謝される。

最近はハレンチな目に遭ってばっかりだった唯。

風紀委員として当たり前のその行為が、今はひどく新鮮で、嬉しかった。

 

(人に「ありがとう」って、まともに言われたの、いつぶりかしら…)

 

そんなことを考えていた、その時だった。

 

 

_________ふに

 

 

ブレザー越しに、胸の側面に柔らかな感触があった。

 

(ん…?)

 

 

視線を下に送ると、自分の肩に回された男の腕が見える。

その指先が、歩く振動に合わせて、唯の豊かな胸の膨らみに、ごくわずかに触れていた。

 

(ぁ……指が……)

 

す、す、と。

意図しているのかいないのか、判別がつかないほど微かに、指が胸の輪郭をなぞるように動く。

そのたびに、唯の体が小さく震えた。

 

 

(ぐ、偶然、よね…? この人は病人なんだから…!)

 

 

唯は必死に自分に言い聞かせた。

こんなに苦しんで、ふらついている人が、そんな破廉恥なことをするはずがない。

腕がずり落ちて、たまたま当たってしまっただけだ。

そうに決まっている。

 

 

しかし、一度意識してしまうと、もう駄目だった。

男の指が触れるたびに、心臓がどきりと跳ねる。

支えるために密着した体。男の熱い吐息。腰に回された手。

そのすべてが、急にいやらしいものに感じられてしまう。

 

 

(しっかりしなさい、私! この人は助けを求めてるのよ!)

 

 

邪念を振り払うように、唯はぐっと男の体を支え直した。

その拍子に、むにゅっ!と、さらに深く胸が男の腕に押し付けられる。

ぷりんと突き出されたお尻も、男の硬い体にぐりぐりと擦り付けられた。

唯は顔を真っ赤にしながら、ただ前だけを見て歩くことしかできなかった。

 

 

男の体を支えながら、必死に歩を進める唯。

しかし、胸の側面に触れていた指は、いつの間にかその位置を少しずつずらし、ついに、ブレザーとブラジャー越しに、硬くなった先端

をピンポイントで捉えていた。

 

そして、ぴたりと止まる。

 

(え…?)

 

偶然ではありえない、あまりにも正確な位置。

唯の心臓が、どくん、と大きく鳴った。

短いスカートの中で、むっちりとした太ももがわななく。

 

こり…。

 

次の瞬間、その指先が、無視できないほどの意図をもって、唯の乳首を小さく、しかし確実に、なぞった。

 

 

(ひっ…!?)

 

 

びくんっ!と、唯の体が大きく跳ねる。

ただでさえ例の事件以来、過敏になっている体だ。

こんな直接的な刺激に、耐えられるはずがなかった。

 

 

(だ、だめ…!こんなところで、声なんて…っ!)

 

 

必死に唇を噛みしめ、漏れそうになる甘い声をこらえる。

しかし、男の指は止まらない。

こり、こり、と。まるでその感触を確かめるように、ゆっくりと、そして執拗に先端を弄り続ける。

そのたびに、唯の豊かな胸がぷるんと揺れ、男の腕にさらに密着した。

 

 

「………………………………んっ…………」

 

 

ついに、堪えきれずに小さな声が喉から漏れた。

はっと我に返り、唯は口元を押さえる。

 

(い、今のは…!?)

 

 

注意すべきだ。絶対に。

でも、どうやって?

相手は体調不良で苦しんでいる病人なのだ。

そんな状態で、こんな痴漢まがいのことをするだろうか。

もし、これも何かの間違いで、ただ腕がずれただけだったら?

冤罪でこの人を傷つけてしまったら…?

 

しかし、このピンポイントな刺激は、どう考えても偶然とは思えない。

何より、まずい。

この敏感になった体を、これ以上いじられるのは、本当にまずい。

変な声が出てしまう。体が、おかしくなってしまう。

 

「あ、あの……」

 

意を決して、唯はか細い声で呼びかけた。

 

「ん?」

 

男は、何も知らないというような顔で、唯を見下ろした。

その純粋(そうにみえる)な視線に、唯の決意は一瞬で揺らいでしまう。

 

 

「…………い、いえ……もうすぐ、ですから…」

 

 

結局、何も言えなかった。

ただ、顔を真っ赤にして俯くだけ。

男の指は、なおも唯の乳首をこりこりと弄び続けている。

歩くたびに揺れる豊かな胸と、男の体に押し付けられる弾力のある尻。

短いスカートから伸びる足は、もう自分の意志とは関係なく、がくがくと震え始めていた。

 

やっとの思いで、公衆トイレの前にたどり着く。

唯は息も絶え絶えで、短いスカートから伸びる足は、もう限界だと訴えるように震えていた。

支えている男の体は、変わらず熱く、重い。

 

「…………洗面台に行きましょうか?」

 

 

唯が提案すると、男は首を横に振った。

 

 

「多目的トイレに行こう。あそこならスペースも広いし、丁度いいから」

「……は、はい」

 

 

病人の言うことだ。唯は一瞬ためらったが、素直に従った。

重い扉を開け、男の体を支えながら中に入る。

ひんやりとした空気が、火照った肌に心地よかった。

 

 

(やっと着いた……)

 

 

ほっと胸をなでおろし、男から体を離そうとした、その時だった。

男は動かず、じっと唯の顔を見つめている。その視線は、もはや病人のそれではない。

 

「あの……何か?」

 

男の口角が、マスクの下でわずかに上がるのがわかった。

 

「いや、助かったよ____________唯ちゃん」

 

(ん?)

 

なんで、私の名前を。

そう思う間もなかった。

 

 

________むにゅうっ

 

「いえ……ひゃあっ!?」

 

 

唯が手を離そうとした瞬間、乳首をずっといじっていた右手が、まるで獲物を捕らえる鷲のように、唯の柔らかな乳房を力任せに鷲掴みにした。

ブレザーとブラジャーの上からでもわかる、容赦のない力。

 

ガチャン!

 

無情な音を立てて、男が内側から多目的トイレの鍵を閉める。

完全に密室となった空間で、唯はパニックに陥った。

 

「な、なんですか!?」

 

掴まれた胸の痛みと驚きで、声が裏返る。

ぷりっと突き出されたままのお尻が、恐怖で震えた。

 

「………………ごめん、あと少しだと思ってつい力が入ったんだ」

 

男は悪びれもせず、平然と言ってのける。

その言い草に、唯の混乱は怒りへと変わった。

 

「まだ洗面台まで来てないよ」

 

「………………まって下さい。なんで…………私の名前、知ってるんですか?私、名乗ってないのに……」

 

 

掴まれた胸の痛みよりも、得体の知れない恐怖が唯の心を支配する。

男は掴んだ乳房をぐにぐにと揉みしだきながら、マスクの下で恍惚とした息を吐いた。

 

「唯ちゃん、知っているかい?人っていうのは一人では生きられないんだ。寂しいんだよ。

だからみんな自分を愛してくれるかまってくれる優しくしてくれる存在を探してるんだ。僕にもそんな存在ができたんだ。

そしたらどうなると思う?知りたくなるんだよ。

その存在の全てを。隅々まで見て、眺めて、嗅いで、舐めまわして、まさぐって、どんな声で鳴くのか、どんな事をすれば反応が返ってくるのか。

全て試して自分のものにしたくなるんだよ……!」

 

 

男の言葉は、ねっとりと唯の耳に絡みつく。

その指は、ブレザーの生地の上から、硬くなった乳首を執拗にこりこりと弄り続けている。

 

 

「自分の、モノ……?」

「そうだよっ!」

「そんな事よりっ!質問に答えて下さい!」

 

 

唯が声を荒げると、男は心底楽しそうに、その目を細めた。

 

 

「僕がストーカーだからだよ、唯ちゃん」

 

「な……!」

 

唯は驚愕で目を見開く。

つまり、ストーカーの策略にまんまとハマり、自らストーカーを導いて密室にまで来てしまったのだ。

唯は反射的に後ずさるが、冷たく硬いタイル張りの壁が背中を打っただけだった。

鍵のかかった扉は、部屋の反対側。

 

逃げ場はない。

 

「ああっ!いつもは冷静でいられるのに……今日はダメだ……抑えきれないっ……!」

 

 

男は頭をかきむしり、苦しそうに、しかしどこか嬉しそうに叫んだ。

 

 

「え……」

「唯ちゃん。君は自分が男を欲情させることに気づいているのか?」

「何言って……」

 

「高校生なのにそんなに可愛くて、男を誘うような体付きしてる方が悪いんだ……!

ここに入るまで抑えようとしてたのに、つい乳首を弄っていた!おまけに鷲掴みまで……!!

ちょっと触っただけで服越しでわかるくらい乳首ビンビンにしてっ!

変な声をあげてっ!!恥ずかしくないのかッ!?………全部、全部唯ちゃんが悪いんだ……」

 

 

男が一歩、また一歩と迫ってくる。

その目は欲望に濁り、もはや病人のふりをしていた男の面影はどこにもない。

 

「こ、来ないで……!」

 

 

恐怖で震える唯の体。短いスカートがわななき、むっちりとした太ももがあらわになる。

その姿が、さらに男の欲望を煽っていることにも気づかずに。

 

「存在が唯ちゃんはハレンチなんだよ!!だから!その事を唯ちゃんにわからせるんだ!

自分がどうしようもなくハレンチだって事を、叩き込んであげるよ……!」

 

「いやっ!!」

 

男の大きな手が、唯の肩を掴む

 

「_________文字通り、肉体に直接」




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