※この作品はR-18です。

古手川唯ハレンチ物語   作:大軍

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風紀委員と正義のセミナー♡

チャイムの残響が、茜色の空に溶けていく。コンクリートの床に、二人の長い影が伸びていた。屋上を吹き抜ける夕方の風は、熱を失い始めて、汗ばんだ肌には少しだけ冷たい。

 

唯は、金網フェンスに指を絡ませ、眼下に広がるミニチュアのような街並みを、ただぼんやりと見つめていた。風が短いスカートの裾を弄び、太ももの付け根まであらわになった白い肌を撫でていく。夕日に照らされた白いブラウスは、生地が薄く透け、その下の豊かな双丘の輪郭をくっきりと浮かび上がらせていた。汗で張り付いた布地の下で、ブラジャーのレース模様までが微かに見て取れた。

 

(私が、弱いから…)

 

筋肉が、意思とは無関係にこわばる。呼吸が浅くなり、体の芯だけが熱を持っていた。脳裏に、断片的な記憶が蘇る。男たちの、欲望にぎらついた目。抵抗をねじ伏せる、暴力的な腕力。そして、屈辱と快感に歪む、自分の顔。

 

『お前の言う『尊厳』ってやつが、お前にあるように見えるか?』

『ほら、イキたいんだろ?鳴いてみろよ』

『これが一番お前に効く治療なんだよ』

 

ごくり、と喉が鳴る。隣に立つ親友の気配が、ひどく重い。美紀は、自分が守るべき清らかな存在。その隣にいる自分が、汚らわしくてたまらなかった。こんな相談をすること自体が、彼女を汚すようで、唇が震えた。

 

「私、やっぱり弱い人間なのかな……」

 

か細い声が、風に攫われる。

 

「嫌だって、思ってるけど結局強く断れなくて」

 

沈黙。美紀は何も言わない。ただ、じっと唯の横顔を見ていた。その視線が、肌を焼くように痛い。

 

「逃げちゃダメだよ!」

 

凛とした声が、鼓膜を打つ。驚いて隣を見ると、美紀が、今まで見たこともないような強い眼差しで、まっすぐに唯を見つめていた。

 

「え……」

 

「唯は強い。私が保障する。これまでだって、沢山強姦されてきたけど、何度だって立ち直ってきたじゃん!」

 

美紀の言葉が、ナイフのように突き刺さる。

 

(立ち直って、きた…?)

 

自問自答する。脳裏に、抵抗虚しく犯される自分の姿が、いくつもフラッシュバックした。薄暗い男の部屋。埃っぽい体育館裏。冷たい診察台の上。場所も時間も違うのに、結末はいつも同じだった。最初は抵抗しても、最後には快感に溺れ、もっと、と強請っている。

 

『んぎぃいいいぃぃぃっっっ!!!!♡♡♡』

 

あの絶頂の叫びが、耳の奥で木霊した。

 

「私、そんな強い人間じゃ……」

 

声が、かき消えそうに震える。美紀の強い視線から逃れるように、唯は再びフェンスの外へと目を向けた。街の灯りが、ぽつり、ぽつりと灯り始めている。まるで、自分を嘲笑うかのように。

 

「しっかりして!古手川唯!!」

 

美紀の叫びが、唯の鼓膜を震わせた。びくり、と肩が跳ねる。

 

「やられた側が泣き寝入りする社会でいいの!?唯が立ち向かわなかったら誰が社会を良くするの?」

 

その言葉は、熱い鉄のように、心の奥に焼き付いた。風紀委員としての自分。いつだって、そう信じてきたはずだった。ハレンチは許さない。間違ったことは、正さなければならない。それなのに、今の自分はどうだ。男たちにいいように体を弄られ、快感に溺れ、ただ絶望しているだけ。

 

(私が、立ち向かう…?)

 

美紀の言葉を、何度も心の中で反芻する。夕闇が、じわりと世界を侵食していく。影は輪郭を失い、コンクリートの床と一体になっていた。風が、唯の長い黒髪を乱暴に掻き乱す。汗で額に張り付いた前髪が、ひどく鬱陶しかった。

 

(社会を、良くする…)

 

そうだ。自分は、ただの女子高生じゃない。彩南高校の風紀を守る、古手川唯なのだ。美紀の強い眼差しが、暗闇の中で、確かな光を放っているように見えた。自分が失いかけていた、誇り。信念。それを、目の前の親友が、必死に繋ぎ止めようとしてくれている。じわり、と目の奥が熱くなった。

 

「美紀……ありがとう」

 

絞り出した声は、まだ震えていた。しかし、そこには、先程までの弱々しい響きはなかった。自分の弱さを、心の底から恥じた。そして、その恥辱が、錆びついていた闘志に、再び火を灯した。

 

美紀が、ふっと口元を緩めた。その笑みは、夕闇の中でも分かるほど、優しさに満ていた。唯が決意を固めたのを見て、安堵したのだろう。その時、ごう、と一段と強い風が吹き抜け、美紀の肩にかけたスクールバッグを煽った。

 

ひらり、と一冊のパンフレットが滑り落ち、乾いた音を立ててコンクリートの床に落ちる。

 

「あ…」

 

唯は、咄嗟に身を屈めた。短いスカートが、太ももの付け根まで一気にまくれ上がる。純白のショーツが夕闇に白く浮かび上がり、丸く形の良い尻のラインを惜しげもなく晒した。しかし、今の唯にそれを気にする余裕はない。拾い上げたパンフレットの表紙に印刷された、黒く、大きな文字に、視線が釘付けになった。

 

『性被害への理解推進セミナー』

 

(セミナー…?)

 

指先が、微かに震える。ページをめくると、そこには、被害者が自らの体験を語ることの重要性、それが社会の意識をどう変えていくかが、力強い言葉で綴られていた。これだ。これこそが、自分がすべき「戦い」なのだ。被害者として、ただ泣き寝入りするのではない。自らの体験を武器に、社会に訴えかける。それこそが、風紀委員・古手川唯の、本当の役目ではないのか。

 

「これだ…!」

 

叫びに近い声が、喉からほとばしる。唯はパンフレットを強く握りしめ、勢いよく立ち上がった。

 

「美紀、本当にありがとう!」

 

感謝の言葉を叫ぶと同時に、唯は屋上のドアに向かって駆け出していた。背後から、美紀の戸惑ったような声が飛んでくる。

 

「う、うん…!でも、どこへ行くの?」

 

ドアノブに手をかけ、振り返りざま、唯は満面の笑みで答えた。

 

「整体院!」

 

その言葉の意味を、美紀がどう受け取ったのか。唯は知る由もなかった。ただ、親友の顔に浮かんだ一瞬の影を、迫りくる夜の闇が見逃さなかった。

 

「いってらっしゃい」

 

✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦

 

ざわり、と満員の客席が揺れる音が、厚い緞帳の向こうから聞こえてくる。ステージの袖は薄暗く、埃っぽい匂いがした。スポットライトの熱だけが、じりじりと肌を焼く。

 

「性被害への理解推進セミナーに、お集まりいただきありがとうございます」

 

マイクを通した司会者の声が、朗々と響き渡った。唯は、ぎゅっと拳を握りしめる。心臓が、肋骨を叩く音が聞こえるほど、激しく鼓動していた。今日の唯は、あの日と同じ、学校の制服を身にまとっている。このセミナーのために、自ら再現したものだ。極端に短いスカートは、少し動くだけで太ももの付け根が露わになる。汗で肌に張り付いた白いブラウスは、豊かな双丘の輪郭をくっきりと浮かび上がらせていた。

 

(これが、私の戦い…)

 

緊張で、筋肉が硬直する。呼吸が浅くなり、体の芯だけが燃えるように熱かった。集まった参加者は、二十代から五十代までの男ばかり。誰もが、真剣な面持ちで、壇上を見つめている。その真摯な視線が、唯の決意をさらに固くさせた。

 

「では、本日のゲストをお呼びしています。整体師の、田中先生です!」

 

(え…?)

 

その名前に、唯の思考が、一瞬、停止した。まさか。そんなはずはない。しかし、ステージに現れたのは、紛れもなく、あの男だった。にこやかな笑みを浮かべ、聴衆に手を振っている。血の気が、さっと引いていく。全身が、冷たい水に浸されたように、感覚を失った。

 

スタッフに促され、男がステージの袖にやってくる。唯の隣に立つと、その耳元で、囁いた。

 

「君がこのセミナーのことを教えてくれただろう。僕も応募してみたんだ。そしたら、ぜひ壇上に上がってほしいと言われてね」

 

(私が…教えた…?)

 

混乱する頭で、記憶をたどる。確かに、整体院でこのパンフレットを見せた。しかし、それは。

 

「いいですか皆さん。昨今はAVなどのコンテンツのせいで、女性に対する不理解が問題となっています」

 

司会者の声が、唯の思考を遮る。男は、何事もなかったかのように、再びステージへと戻っていった。

 

「何を隠そう、今、この袖で待機している女子高校生である古手川唯さんも、性被害を受けた被害者の一人なのです」

 

スポットライトが、唯を照らし出す。眩しさに、思わず目を細めた。

 

「この女性への理解促進公演に協力してくださっている彼女の勇気ある決断に、皆様、盛大な拍手をお願い致します!」

 

わあ、と地鳴りのような拍手が、ホールに響き渡った。その音に包まれながら、唯は、自分の選択は間違っていなかったのだと、強く、確信した。あの男のことは気になるが、今は、このセミナーを成功させることが、最優先だった。

 

司会者に促され、唯はゆっくりとステージの中央へと歩み出た。スポットライトの熱が、肌をじりじりと焼く。客席からは、無数の視線が、まるで獲物を品定めするかのように、唯の全身に突き刺さっていた。

 

今日の唯は、あの日と同じ、学校の制服姿だ。超ミニスカートは、歩くたびに太ももの付け根が露わになり、純白のショーツのラインが微かに浮かび上がる。白いブラウスは、胸元が強調されるデザインで、豊かな双丘がはち切れんばかりに盛り上がっていた。緊張で汗ばんだ肌に張り付いた生地は、その下のブラジャーのレース模様までを透かし、男たちの劣情を煽る。

 

「えっと…古手川唯です。彩南高校の二年生で、風紀委員をしています」

 

マイクを握る手が、微かに震える。声が、上ずった。客席から、ざわり、と期待に満ちたざわめきが起こる。司会者が手渡してきた質問用紙に目を落とし、唯は一つずつ、答えていく。

 

「年齢は、十六歳です。誕生日は…九月二十八日…」

 

質問は、ごく一般的なものから始まった。しかし、次第に、その内容は奇妙な方向へと傾いていく。

 

「スリーサイズは…B88、W59、H87…です。えっと、最近、測った時よりも、少し…大きくなったような…気がします…」

 

言い終えると、客席から、ごくり、と唾を飲む音が聞こえた。男たちの視線が、唯の胸元に集中する。ブラウスのボタンが、今にも弾け飛びそうに見えた。頬が、熱を持つ。

 

(なんで、こんなことまで…)

 

困惑が、胸中に広がる。しかし、司会者は、そんな唯の様子を気にするでもなく、にこやかに次の質問を促した。

 

「趣味は…読書、でしょうか。特技は…特にありません…」

 

「もっと笑顔で、唯ちゃん!」

 

司会者の声が、耳元で響く。唯は、無理に口角を上げた。その笑顔は、ひどく引き攣っていた。

 

「苦手なことは…水泳、です。誰か、指導してくださると…嬉しい、です…」

 

その言葉に、客席から、にやり、と下卑た笑いが漏れた。男たちの視線が、唯の濡れた秘裂を想像するように、股間に集中する。

 

「最近ハマっていることは…特に…」

 

(休日の過ごし方…誠二さんや、整体師の男の人に…呼び出されてるなんて…言えるわけないじゃない…)

 

内心で悪態をつきながら、唯は言葉を濁した。

 

「お風呂でのリラックス方法は…えっと、アロマを焚いたり…でしょうか…」

 

そして、最後の質問。

 

「自分の秘密…ですか。そうですね…最近、胸とお尻が、なんだか大きくなったような気がします…」

 

言い終えると、唯は顔から火が出るほど恥ずかしくなった。客席からは、再び、ざわり、と大きなざわめきが起こる。男たちの視線が、唯の膨らんだ胸と、制服のスカート越しでも分かるほど丸く突き出た尻に、ねっとりと絡みつく。

 

(これで、みんなの理解が深まるなら…)

 

唯は、ぎゅっと唇を噛み締めた。そして、最後に、今日ここに来た心意気を、力強く語り始めた。

 

「私は、このセミナーを通して、性被害に苦しむ人たちの力になりたい。そして、この社会から、ハレンチな行為をなくしたいと、心から願っています!」

 

言い終えると、ホールは割れんばかりの拍手に包まれた。唯は、自分の選択に、再び確信を得た。

 

拍手が鳴り止むと、司会者が再びマイクを握った。

 

「古手川さんには、本日、実際に被害に遭われた時と同じ、学校の制服を再現していただいております」

 

唯は、こくり、と頷いた。

 

「はい。このセミナーの趣旨を理解し、私自身も納得して、着用させていただいております」

 

客席から、再びざわめきが起こる。男たちの視線が、唯の制服姿に、ねっとりと絡みつく。その視線は、まるで唯の服を剥ぎ取ろうとしているかのようだった。

 

「では、皆様。実際の被害映像をご覧ください」

 

司会者の言葉と共に、ステージ後方の巨大スクリーンに、映像が映し出された。

 

(これは…!)

 

唯は息を呑んだ。そこに映っていたのは、紛れもない、自分自身だった。薄暗い体育館裏。男子生徒に羽交い締めにされ、必死に抵抗する自分の姿。スカートはめくれ上がり、純白のショーツが露わになっている。男たちの手が、乱暴に胸を揉みしだく。

 

『撮らないで……やめて!』

 

画面の中の自分が、悲鳴を上げている。その声は、唯の耳には、ひどく遠く、現実感のないものとして響いた。

 

(これが、みんなの為になるなら…)

 

唯は、ぎゅっと唇を噛み締めた。頬が、熱を持つ。あの時の屈辱と恐怖が、鮮やかに蘇る。しかし、今は、それを乗り越えなければならない。

 

「この映像は、私が初めて性被害に遭った時のものです。きっかけは、私が風紀委員として、彼らのハレンチな行為を注意したことでした。状況は…ご覧の通りです」

 

マイクを握り、唯は震える声で解説を始めた。客席の男たちは、皆、神妙な面持ちでスクリーンを見つめている。中には、眉をひそめ、慨嘆するような表情を浮かべている者もいた。

 

「その時、私は…本当に、怖くて…」

 

唯の言葉が途切れた瞬間、映像が切り替わった。

 

『やめ……あんっ!あ、あ、あ、あっ!ああっ!!』

 

画面の中の自分が、もはや言葉にならない悲鳴を上げている。男たちの腰が、激しく、そして執拗に、唯の秘裂を突き上げていた。

 

パンパンパンパンパン!!

 

肉と肉がぶつかり合う、生々しい音が、ホールに響き渡る。唯の腰が、快感に身悶え、大きく跳ね上がっていた。瞳は潤み、頬は紅潮し、口からは涎が垂れている。それは、どう見ても、嫌がっている顔ではなかった。むしろ、快感に溺れ、もっと、と強請っているような、淫らな雌の顔だった。

 

「この時、私は…何をされているのか、正直、よく分かりませんでした。ただ…体が、勝手に…」

 

唯は、必死に言葉を紡ぐ。しかし、その声は、画面から流れる自分の喘ぎ声にかき消されそうだった。男たちの視線が、唯の制服のスカートの奥に、ねっとりと絡みつく。まるで、今すぐにでも、その秘裂を暴こうとしているかのように。

 

スクリーンに映し出される、自分の淫らな姿。ホールに響き渡る、自分の甘い喘ぎ声。その異常な状況に、客席が、ざわ、と大きく揺れた。

 

「これ……本当にレイプか?」

「な、なんかすごい……気持ちよさそうっていうか」

 

ひそひそと交わされる、下品な囁き。それは、やがて、無視できないほどの大きなうねりとなって、ホール全体に広がっていく。一人の男が、気まずそうに手を挙げた。

 

「あ、あの…司会者さん。これって、本当に、レイプの映像なんですか…?」

 

その問いは、ナイフのように、唯の胸に突き刺さった。男の視線が、スクリーンと、ステージ上の唯とを、戸惑ったように行き来する。

 

(違う…!私は、嫌だった…!なのに、体が…!)

 

顔から、ぶわり、と血の気が引いていく。全身の毛穴という毛穴から、冷たい汗が噴き出すようだった。スポットライトの熱が、今は地獄の業火のように感じられる。短いスカートの下で、太ももがわなわなと震えた。

 

司会者が、慌てたようにマイクを握る。

 

「え〜、皆さん、落ち着いてください。レイプされる女性……にも、ミスはあります。気にしないでください」

 

その、あまりにも無神経なフォローに、ホールは一瞬、静まり返った。しかし、すぐに、客席の男たちは、我に返ったように、口々に反省の言葉を述べ始める。

 

「み、ミスか。レイ-プ被害者に対して私はなんてことを……」

「俺もだ。猛省しないと」

 

その言葉に、唯は、わずかに安堵した。そうだ。この人たちは、意識の高い、真面目な人たちなのだ。人工呼吸が、救命活動であるが故に、卑猥な意味を持たないように。この映像も、性犯罪への理解を深めるという、崇高な目的のために流されている。

 

(恥ずかしい…でも、これも、みんなの理解を深めるため…)

 

唯は、ぎゅっと唇を噛み締めた。頬は、まだ燃えるように熱い。しかし、その瞳には、再び、強い光が宿っていた。これは、試練なのだ。この羞恥を乗り越えてこそ、真の勝利があると、唯は信じていた。

 

客席のざわめきが収まらないうちに、司会者の声が再びホールに響き渡った。

 

「続いて、再び被害映像をご覧ください」

 

スクリーンが、再び光を放つ。そこに映し出されたのは、見覚えのある、無機質な部屋。そして、屈強な男に後ろから羽交い締めにされている、自分自身の姿だった。制服のブラウスは所々引き裂かれ、白い肌が痛々しく覗いている。

 

(あの男…!)

 

整体師の男だ。その事実に、唯の背筋を、冷たい汗が伝った。客席が、再び、どよめく。

 

「本日のセミナーでは、より皆様の理解を深めていただくために、実際の行為を、このステージ上で再現させていただきます」

 

司会者の言葉に、ホールは水を打ったように静まり返った。

 

「デモンストレーションにご協力いただくのは、もちろん、田中先生です」

 

整体師の男が、ゆっくりとステージに上がってくる。その顔には、先程と同じ、にこやかな笑みが浮かんでいた。

 

(これも、みんなの理解のため…)

 

唯は、自分に言い聞かせる。そうだ。これは、性被害の実態を、よりリアルに伝えるための、必要な演出なのだ。男が、唯の背後に立つ。その、むわりとした体温が、薄いブラウス越しに伝わってきた。

 

「いいですか、皆さん。これだけで、女性が快感を感じることは、決してありません」

 

司会者の声が、BGMのように響く。次の瞬間、太い腕が、唯の体を、背後から、がっしりと抱きしめた。

 

「ひゃっ…!」

 

思わず、短い悲鳴が漏れる。男の筋肉質な腕が、豊かな双丘を、その付け根から押し潰すように圧迫する。ブラジャーのワイヤーが、柔らかな肉に食い込んだ。

 

「このように、胸を揉んだだけで、気持ちよくなるわけがないのです」

 

司会者の言葉を合図に、男の大きな手のひらが、唯の胸を、ブラウスの上から、鷲掴みにした。

 

くにゅっ♡

 

「んんっ…!」

 

指が、容赦なく、柔らかな肉を捏ね回す。揉みしだかれるたびに、双丘が、ぐにゃり、と形を変えた。その直接的な刺激に、体の芯が、ずくり、と熱を持つ。意思とは無関係に、乳首が、きゅう、と硬く尖っていくのが、自分でも分かった。

 

「古手川さん。今、気持ちいいですか?」

 

司会者の問いに、唯は、必死に首を横に振った。

 

「では、聴衆に向かって、はっきりと宣言してください。『私は快楽を感じたりしません』と」

 

唯は、ごくり、と唾を飲み込んだ。震える唇を、ゆっくりと、開く。

 

「………………私は__________」

 

✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦✦

 

 

「私は、快楽を感じたりしません…!」

 

唯は、震える声で、しかし、はっきりと宣言した。その言葉に、客席から、まばらな拍手が起こる。司会者が、満足げに頷いた。

 

「素晴らしい!さすがは古手川さんです!」

 

その言葉を合図に、背後から、男の指が、唯の制服のスカートに伸びた。

 

(やだ…!)

 

内心で叫ぶ。しかし、体は、司会者との会話を続けるように、と命令されているかのように、微動だにしなかった。スカートが、ずるりと持ち上げられる。純白のショーツに包まれた、丸く形の良い尻が、男の目の前に晒された。

 

「古手川さん。実際に体を触られると、どう感じるものなのでしょうか?その感覚を、皆様にお伝えいただけますか?」

 

司会者の声が、耳元で響く。男の指が、ショーツのゴムに触れた。

 

「っ…その…最初は、ひゃっ…!驚き、と…困惑、が…」

 

唯は、必死に言葉を紡ぐ。男の指が、ショーツの布地を押し退け、柔らかな秘裂の入り口を、ぐりぐり、と弄び始めた。

 

ぬるっ…♡ ぐりぐり…♡

 

「んんっ…♡ ひゃあっ…♡」

 

声が、甘く、上ずった。体の芯が、じわり、と熱を持つ。

 

(だめ…!感じちゃ…だめ…!)

 

風紀委員としてのプライドが、警鐘を鳴らす。しかし、秘裂を直接刺激される快感は、抗いがたいほど強烈だった。

 

「なるほど。では、次に、挿入された時について、同じくご説明いただけますか?」

 

司会者の言葉に、唯は、はっと顔を上げた。男の腕が、唯の膝裏を抱え、体を、ふわり、と持ち上げる。

 

「え…?」

 

困惑する間もなく、体が宙に浮いた。男の股間に、唯の秘裂が、ぐい、と押し付けられる。熱く、硬いそれが、ショーツ越しに、秘裂の入り口を、ぐりぐり、と擦り付けた。

 

ぬるっ…♡ ぐりぐり…♡

 

「ひゃあっ♡♡」

 

「っ…あてがわれて…ぐちゅっ…!入れられ始めると…ずぶっ…!最初は、ひゃっ…!異物感、と…ぬぷっ…!少しの痛み、が…」

 

唯は、必死に言葉を絞り出す。男の肉棒が、ゆっくりと、しかし確実に、秘裂の奥へと侵入していく。

 

ぬぷっ…♡ ぐちゅっ…♡ ずぶっ…♡

 

「んんっ…♡♡」

 

短い悲鳴。内壁が、じわり、と押し広げられる感覚に、唯の腰が震える。

 

「そして…ずっぽんっ♡ 入れ終わると…んぎぃっ♡♡♡ 満たされるような…熱い、感覚が…」

 

男の肉棒が、完全に唯の秘裂を貫いた。体の奥まで、男の全てが突き刺さる。

 

「そして…動き始めると…ずちゅっ♡ ぬぷっ♡ 全身が痺れるような…快感が…」

 

男が、ゆっくりと、しかし深く、腰を動かし始める。そのたびに、全身が痺れるような快感に貫かれた。

 

「あ゛っ♡♡ ん、ぎぃっ♡♡♡ そこ、だめぇっ♡♡♡ もっと、もっとぉっ♡♡♡」

 

唯の言葉は、もはや、司会者への説明ではなく、純粋な快感の叫びへと変わっていた。男は、唯の膝裏を抱え込んだまま、激しく腰を突き上げる。

 

パンッパンッパンッパンッパンッ……!!♡♡♡

 

肉と肉がぶつかり合う、生々しい音が、ホールに響き渡る。唯の体は、快感に身悶え、大きく跳ね上がっていた。

 

「お゛ッお゛ッお゛ッお゛ッお゛ッお゛ぉ゛っっ!!♡♡♡ ンお゛ぉ゛お゛いぐっ♡♡♡ やめ゛ッッイグぅぅっ!!♡♡♡」

 

唯の絶叫が、もはや言葉にならない。思考が快感で焼き切れ、ただ、与えられる快楽の嵐に翻弄されるだけだった。男の腰が、大きく突き上げられる。

 

どぴゅっ♡びゅるるっ♡

 

「んぎぃいいいぃぃぃっっっ!!!!♡♡♡」

 

男の射精と共に、唯もまた、激しい絶頂の渦に飲み込まれていった。

 

絶頂の余韻が、まだ体の奥で、びりびりと痺れるように残っている。唯は、ぐったりと男の腕の中で脱力し、荒い息を繰り返していた。膝裏を抱えられたままの体は、ぴくりとも動かない。男の肉棒は、まだ、熱く膨れ上がったまま、唯の秘裂の奥深くに突き刺さっていた。どく、どく、と脈打つそれが、子宮の入り口を直接刺激する。

 

(もう…終わり…?)

 

一度抜き出されたチンポが、再び中に入ってくるのを感じる。

 

思考が、白い靄に包まれている。このまま、全てが終わってしまえばいい。そんな、投げやりな思いが、頭をよぎった。しかし。

 

(まだ…終わりじゃない…アレがまだ……)

 

心のどこかで、冷静な自分が、そう囁いていた。

 

その時、司会者の、やけに明るい声が、ホールに響き渡った。

 

「さて、皆様!本日のセミナーにご参加いただいた皆様に、ささやかながら、特典ゲームをご用意させていただきました!」

 

その「ゲーム」という言葉に、唯の意識が、ゆっくりと現実へと引き戻される。そうだ。このセミナーに参加する際、司会者から、この催しの内容を聞かされていたのだ。朦朧とする頭の中に、あの日の記憶が、断片的に蘇る。

 

『え…?私が、参加者全員と…ですか…?』

 

驚愕する唯に、司会者は、熱弁を振るった。

 

『考えてもみてください、古手川さん!性犯罪がなぜ起きるのか!それは、満たされない性欲があるからです!この会場にいる、意識の高い皆様の性欲を、あなたが満たしてあげる。これほど、社会貢献になることがあるでしょうか!?』

 

最初は、おかしいと思った。狂っている、と。しかし、その熱意に、いつしか、唯の心は、ぐらりと傾いていた。

 

(男性の性欲が解消されることで、性被害は減る…)

 

その大義名分は、風紀委員である唯にとって、抗いがたいほど魅力的だった。そして、参加者全員を満足させる、という言葉を聞いた時、不覚にも、体の奥が、ずくり、と熱くなったのを、覚えている。

 

「さて、皆様お待ちかね!クイズの時間です!」

 

司会者の声が、唯の回想を断ち切る。

 

「今、こうして、田中先生に抱えられている唯ちゃんですが…スカートに隠されていて、見えませんねえ?」

 

下卑た笑い声が、ホールに響く。

 

「唯ちゃんのおマンコとアナル、どっちにチンポが入っているでしょう〜か?正解者全員に、唯ちゃんへの“中出し券”をプレゼントです!」

 

その言葉を合図に、それまで神妙な面持ちで座っていた男たちが、一斉に、獣のような雄叫びを上げた。

 

「アナルだ!」

「いや、マンコに決まってる!」

「俺はアナルに一票!」

 

狂乱。熱狂。欲望の渦。その全てが、ステージ上の唯へと、容赦なく、叩きつけられた。

 

「さあ、それでは答え合わせと参りましょうか!」

 

司会者の男が、下卑た笑みを浮かべながらステージに上がってくる。そして、まだ整体師に膝裏を抱えられたままの唯のスカートに、無造作に手をかけた。ひらり、と短いスカートがめくり上げられる。

 

そこに現れた光景に、ホールは爆発的な歓声と、失望の呻きに包まれた。

 

「正解は……アナルでした〜〜〜!!!」

 

純白のショーツは、あらわになった尻の片側に追いやられ、その中心にある、固く閉ざされたはずの肉襞は、男の極太の肉棒によって、無残にこじ開けられていた。ぬらぬらと粘液に光るそれが、蠕動するように、唯の腸壁を締め付けている。

 

「ご覧ください、この見事な収縮!唯ちゃんの雑魚アナルに、田中先生のチンポが、ズッポリです!」

 

司会者の下品な解説に、正解した男たちが、拳を突き上げ、狂喜乱舞する。

 

「おっと、先生。そこまでです」

 

司会者は、整体師の男を押し退けると、自らのズボンのチャックを、じり、と下ろした。熱く膨れ上がったそれが、ぼろん、と姿を現す。

 

「司会者特権ってやつですよ。俺が一番、我慢してたんだからなァ!」

 

その言葉と共に、男は、まだ整体師の精液でぬるぬると濡れたままの唯のアナルに、自らの肉棒を、躊躇なく、一気に突き刺した。

 

ずっぽんっ♡

 

「んぎぃっ♡♡♡!」

 

短い悲鳴。先程とは違う、乾いた痛みが、体の芯を貫く。

 

「うおおおおおおっ!」

 

男は、獣のような雄叫びを上げると、唯の腰を掴み、猛烈な速さで腰を振り始めた。

 

パンッパンッパンッパンッパンッ……!!♡♡♡

 

「あ゛っ♡♡ ん、ぎぃっ♡♡♡ あっ、あっ、あっ♡♡♡」

 

数回突き上げただけで、男の腰が、大きく痙攣する。

 

「イクッ!イクッ!イクッ!ああああああああっ!」

 

どぴゅっ♡びゅるるっ♡

 

熱い精液が、腸の奥に、どろり、と注ぎ込まれた。

 

射精を終えた司会者が、満足げに肉棒を引き抜くと、唯の体は、ぐったりとステージ上に崩れ落ちた。アナルからは、二人の男の精液が、とろり、と溢れ出している。

 

「さあ、お待ちかね!参加者の皆様の番です!」

 

司会者の号令一下、男たちが、我先にとステージになだれ込んできた。

 

「クイズに正解した、幸運な皆さんは、こちらの下半身側へ!残念ながら外れてしまった皆さんは、あちらの頭側へ、一列にお並びくださーい!」

 

男たちは、ぎらつく目で唯の体を品定めしながら、二つの列を形成していく。下半身側に並んだ男たちは、誰もが、ズボンのチャックを下ろし、熱く膨れ上がった肉棒を、これみよがしに揺らしていた。

 

「ルールは一つ!レイプ中は、レイプ魔になりきること!それでは、スタート!」

 

最初に、下半身側の列の先頭にいた、痩せて神経質そうな男が、唯の足元に這い寄ってきた。その目は、粘着質で、ねっとりとした光を放っている。

 

「唯ちゃん…♡ いつも見てたよ…♡ 君が毎朝、どの電車に乗って、どの道を歩いてるか…全部、知ってるんだ…♡」

 

男は、ストーカーのように囁きながら、唯の足首を掴むと、乱暴に股を開かせた。そして、精液でぬるぬるになったアナルに、自らの肉棒を、ねじ込むように突き刺した。

 

ぬっぷぅ♡

 

「んんっ…!」

 

それと同時に、頭側の列の先頭にいた、小太りの男が、唯の髪を鷲掴みにし、無理やり顔を上げさせた。

 

「おら、口開けろや」

 

男は、自らの、悪臭を放つ肉棒を、唯の唇にぐりぐりと擦り付ける。抵抗する間もなく、顎を掴まれ、こじ開けられた口の中に、その熱い塊がねじ込まれた。

 

「んぐっ…!ごぼっ…!」

 

喉の奥まで突き刺さるそれに、唯の体がびくんと痙攣する。アナルからはストーカーの男が、口からは小太りの男が、同時に、容赦なく腰を突き上げ始めた。

 

ずちゅずちゅ♡ じゅぽじゅぽ♡

 

「はぁ…はぁ…♡ 唯ちゃんのケツマンコ、最高だぜ…♡」

「んぐっ…!こっちも、しゃぶりつけ…!おらっ!」

 

二方向からの、暴力的な快感。思考が、ぐちゃぐちゃにかき乱される。もはや、自分が何をされているのか、誰にされているのかさえ、分からなかった。

 

やがて、二人の男の腰が、同時に、大きく痙攣した。

 

「「イクッ!!」」

 

どぴゅっ♡ びゅるるっ♡

 

アナルと、喉の奥に、灼熱の精液が、同時に注ぎ込まれる。唯の体は、びくん、びくん、と痙攣し、なすすべもなく、それを受け入れた。

 

男たちが離れると、すぐに、次の二人が、その場所に陣取った。

 

「へっ、前の奴ら、ヘタクソだな。レイプってのはな、こうやるんだよ」

 

下半身側に立った、筋肉質な男が、せせら笑う。その男は、唯の足を持ち上げると、M字に大きく開かせ、その中心に、自らの極太をあてがった。

 

「女の一番弱いとこはな、子宮口なんだよ。ここを、こうやって、えぐるように突いてやんだよ!」

 

ずっぽんっ♡

 

男は、宣言通り、唯の子宮口を、えぐるように、執拗に突き上げ始めた。

 

「んぎぃっ♡♡♡!い、いやっ♡♡ そこ、だめぇっ♡♡♡」

 

それと同時に、頭側に立った、初老の男が、唯の頬を、優しく撫でた。

 

「ああ…お前は、本当に、あの子によく似ている…♡ パパの言うことを聞かずに、家を飛び出していった、馬鹿な娘に…♡」

 

男は、涙ながらに、そう呟くと、唯の口に、自らの肉棒を、そっと含ませた。

 

「パパの、言うこと、聞けなかった罰だ…♡ たっぷり、可愛がってやるからな…♡」

 

その後も、射精の宴は、延々と続いた。巨根を自慢する男。SMプレイと称して、唯の尻をベルトで叩く男。一人、また一人と、男たちの欲望が、唯の体に注ぎ込まれていく。アナルも、マンコも、口の中も、男たちの精液で、ぐちょぐちょに満たされていた。唯の意識は、とうに、快感と屈辱の彼方へと、飛び去っていた。

 

数時間が、経過した。

 

ステージの上には、まるで打ち捨てられた人形のように、唯が横たわっていた。制服は、もはや、ただの布切れだった。引き裂かれたブラウスからは、男たちの精液と涎にまみれた双丘が、無残に晒されている。スカートはたくし上げられ、アナルからもマンコからも、白濁した液体が、とろり、と溢れ出し、太ももを伝って、ステージ上に、汚らしい染みを作っていた。その虚ろな瞳は、天井のシミを、ただ、ぼんやりと見つめているだけだった。

 

男たちは、皆、満足げな表情で、それぞれの席に戻っていた。ズボンのチャックを上げながら、ひそひそと、囁き合っている。

 

「いやあ、最高だったな」

「ああ。唯ちゃんファンクラブ、入っててよかったぜ」

「会費は高かったが、これなら、安いもんだ」

 

その声は、唯の耳には、届いていなかった。

 

やがて、司会者が、再びステージに上がってきた。その顔には、やり遂げた男の、満足げな笑みが浮かんでいる。

 

「ですが、皆さん。くれぐれも、勘違いしてはいけません。彼女のように、たとえ、気持ちよくなってしまったとしても、同意がなければ、それは、犯罪に変わりはないのです。わかりましたね」

 

その、あまりにも白々しい言葉に、男たちは、間延びした声で、返事をした。

 

「はーい」

 

最後に、司会者は、ぐったりと横たわる唯の腕を掴み、無理やり、その体を立たせた。

 

「さあ、古手川さん。最後に、皆様に、ご挨拶を」

 

唯は、ふらつく足で、ステージの中央へと歩み出る。一歩、歩くたびに、マンコの奥から、男たちの精液が、じゅるり、と溢れ出した。スポットライトが、その体を、白々と照らし出す。

 

マイクを握る、そのか細い指。虚ろな瞳。そして、精液で、ぐちょぐちょに濡れた、その体。その姿は、もはや、風紀委員・古手川唯の、見る影もなかった。

 

「本日は…ありがとうございました…」

 

か細い声が、ホールに、虚しく響き渡った。その声には、何の感情も、込められていなかった。ただ、プログラムされた言葉を、口にしているだけだった。

 

その、あまりにも痛々しい姿に、しかし、客席の男たちは、惜しみない、割れんばかりの拍手を送った。それは、勇気ある少女への賞賛ではない。ただ、自らの欲望を、心ゆくまで満たしてくれた、一人の雌への、感謝の拍手だった。

 

ぺこり、と力なく頭を下げると、唯は、ふらつく足取りで、ステージの袖へと消えていく。一歩、また一歩と歩を進めるたびに、太ももの内側を、生温かい精液が、とろり、と伝い落ちる感覚がした。

 

スポットライトが消え、ホールが、再び、明るくなる。男たちの、満足げなざわめきだけが、後に残った。社会を良くするための、崇高なセミナー。その、おぞましい実態を知る者は、誰もいなかった。

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