クリームキスから始まる関係 ~甥っ子の同級生のボーイッシュ少女と過ごす夏休み~ 作:上上上上上上上
「右!右!」
「あっくそボール取られた!」
「おいこっちパス!」
郊外の住宅街の中の公園のベンチで、俺は6人の子どもたちが声を上げてサッカーごっこに興じている様子を眺めていた。
その中でも一際恵まれた体格と俊敏な動きで目立つ少年が、俺の姉ちゃんの小6の息子である
甥っ子とは言っても、俺は姉ちゃんと17も歳が離れている一方で翔斗とは10歳差。
つまり姉ちゃんよりこいつらの方がずっと歳が近い。
その為俺はこいつらから「たか
叔父である俺が言うのも癪だが、翔斗はクラスでは一番背が高く、運動神経が良くて、顔もまあそこそこ……ということで女子人気も高いらしい。
俺があの年頃だったときとは大違いだよチクショーめ。
それだけならまだしも、目上の俺に対してちょくちょく意味もなく逆らったり生意気な口を利いてくるあたり、決して自慢の甥というわけじゃないんだよな。
そんなガキでも身内には違いないから、姉ちゃんに子守を頼まれることがあれば、こうして公園について来たりもする。
まあそれだけでなくロリコンの俺にとっては、このグループにいつも紅一点混じってる少女を観察するという裏のお楽しみがあってこそでもあるんだけど。
体を動かすのが大好きで、3年生の頃からずっと翔斗とはクラスが同じな上に家が遠くないこともあってか、よくこの男子グループに混ざって外遊びしているあの少女。
あまりケアしてなさそうなパサついた真っ黒なショートヘアにキャップ帽を被って、暖かくなってきてからは大抵スポーツブランドのドライメッシュパーカやTシャツに、下はショートパンツやスパッツなどといった動きやすい服装のボーイッシュ少女、
キリッと凛々しい眉毛、軽く目尻が上がったアーモンド型の大きな目は長い睫毛でくっきり縁取られ、細くまっすぐな鼻筋に、けらけら笑う度にでっかく開く口といった顔立ちは、どことなく少女歌劇団の男役出身のタレントの誰だったかを連想させる。
遠目には美少年っぽく見えるかもしれないが、ちゃんと向き合ってみると女の子として見てもなかなかカワイイんじゃないかと思うのは、ロリコンの欲目かな?
最近まであの子の膨らみ始めおっぱいのノーブラ胸ポチを目に焼き付けて密かにシコネタにさせてもらってたんだが、ちょっと前からスポブラを着け始めたようだ。
胸ポチが見られなくなったのはちょっと寂しいことではあるが、小さいなりに胸の形が整って見えるようになって、これはこれで趣があって良い。
密着度が高いボトムスで形がよく分かる、小さいながらもぷりんっとしたお尻から腿にかけての撫で回したくなるような滑らかなライン、その下にあらわな引き締まったふくらはぎも魅惑的だ。
膝と肘のかさぶたや絆創膏も御愛嬌。
時にはTシャツの裾がひるがえって、日に焼けてない白くてすべすべなお腹がチラ見えするのもポイント高い。
そんな侑希の姿をこっそりスマホで撮ろうとしたことは何度かあるんだが、離れたところから動いてる被写体をきれいにズームアップで撮る技は俺にはなくて断念した。
その代わりいつもこうして適当にスマホ弄ってるフリしながら、こっそりボーイッシュ
そんな感じでぼ~っと子供たちを眺めてると……
俺の足元にボールがとんとんと転がってきて、翔斗が俺を呼んだ。
「お~い、ボールけって、たか兄ぃ!」
俺はよっこいしょと立ち上がって、翔斗ではなくとりあえず一番近くにいた侑希にボールを蹴る。
「ざっけんな、いっつもいっつも!おれにパスしろよ!」
翔斗め、勝手に言ってろ。
むしろお前こそこのメンツの中では自分が抜きん出てサッカー上手いのを鼻にかけて、どれだけの時間一人でボール回してるか自覚なさすぎだ。
友達も毎度々々よく付き合ってやってるよな……などと思ってると、ボールを足でトラップした侑希はドリブルし始めるのではなく、振り返って手を上げた。
「ちょっとターイム!のどかわいた!」
侑希はベンチに駆け寄ってくると、俺が座ってるすぐ脇にまとめて置いてある全員の荷物から自分の水筒を選り出した。
すると「おれもおれも~」とつられて寄って来るやつ、「おれトイレ!」と別の方に駆け出すやつ。サッカーは一旦休憩だ。
水筒の飲み口から直飲みする侑希の濡れて艶めく口元、これもなかなかそそるものがあって、ついチラチラ盗み見してしまう。
「侑希、さっき転んだときも膝擦り剥いてたんじゃないのか?」
少女の脚をねめ回す大義名分ここにあり、だ。
「ちょっとすっただけ。血もほとんど出てないよ、ほら。こんなんなめときゃ治るって」
自分からベンチに足を置いて膝をアピールしてくるおかげで、すべすべふくらはぎにほんのり静脈まで透けて眩しいったらありゃしない。
「……それともたか兄ぃがなめてくれる?」
「ははっ、普通に洗えよ。絆創膏あるから要るときは言って」
苦笑いして返してみせるけど、そんな事言われるといっそ侑希の膝と言わず腿からふくらはぎまで舐めたりしゃぶったりする感触を想像しちゃうじゃないか。
「あ、それでたか兄ぃ今日はおやつ何持ってきたの?」
足元のクーラーボックスを開陳する。
「え~っと、ちょい待ち……ほい、カスタードクリームドーナツ。アレルギー持ちのやつはいなかったよな?」
「うお~いただきま~す!」
「たか兄ぃこんなん作れるんだ!」
トイレから戻ってきたやつも含め、6人の子どもたちが次々とクーラーボックスに手を伸ばした。
主に洋食料理が趣味の俺にとってお菓子は得意分野じゃないが、こう眼の前で子どもたちが素直に喜んでくれるとやりがいを感じるね。
「これ私が好きなやつじゃん、たか兄ぃありがと~」
侑希はグラニュ糖をまぶしたクリームドーナツで手がベタつくのも構わず頬張りながら俺の隣りに座ると、俺の腕にしがみついて更に俺の顔をニコニコ覗き込んできた。
「あれっ、たか兄ぃあまくて良いにおいするよ」
「んー、ドーナツ作った時の匂いじゃないかな」
俺の胸元に顔を埋めるくらいの勢いで鼻先を寄せてくる侑希に平静を装ってそう答えるけど、内心ではうわっそれやめて!って感じ。
腕に伝わる小さな胸の感触とか、髪と汗と吐息の入り混じった香りとか、至近距離から発せられる鈴の転がるような声とか、諸々俺の胸と股間にめっちゃ刺さってヤバいことになっちゃうんだよ。
近頃こんな具合に妙に侑希の距離感が近くなってる感じがして、嬉しさを通り越してちょっと困りものだ。
「ちょ、侑希、触んな。服に油とか砂糖とか付く!」
「あっごめ~ん」
ぴょんとベンチから飛び退く侑希。
ふぅ、上手くごまかせたかな……
◇◆◇◆◇
それからひと月ほど経ってのことになる。
「急な話で悪いんだけど今度の日曜、大事な用事ができちゃってさ。あんた、翔斗の誕生日パーティの料理番と保護者役やってくんない?」
姉ちゃんからのこんな音声通話での頼みを二つ返事で引き受けたのは、別に俺がことさら甥っ子の翔斗の誕生日を祝ってやりたいからってわけじゃない。
先述の通り、俺にとっちゃあいつはコンプレックスを刺激されるタイプだし、生意気盛りだしな。
だが俺が大学卒業後は就職せず調理師専門学校に進みたいと言い出したとき、姉ちゃんが両親の説得に協力してくれたばかりか、学費まで援助してくれるって言ってくれたんだ。
その侠気に大いに感謝してる。出来る限りの恩返しはしなきゃな。
そしてそれ以上に、今年の誕パには侑希以外にも同級生の女子が3人もやって来るって聞いちゃあ、ロリコンの血が騒ぐ(主に海綿体方面でな!)のは仕方ないことだろ……勿論そんなことおくびにも出さないけど。
「からあげだよ、からあげー!おれもうからあげは、たか兄ぃのじゃねーと舌が受け付けねーんだよ~」
今度12歳の誕生日を迎える翔斗の声が姉ちゃんの声の後ろから聞こえる。
料理なんて普通に褒めてくれれば良いものを、わざわざ偉そうな言い方で……まあいいや。
スマホの通話を切ったらすぐさま姉ちゃんから電子マネーで、料理の材料費の送金通知が飛んできた。
例によって、そこそこ多めに見積もられた金額は御駄賃込みってことだな。
夏が近づくに連れて卒論の資料収集の忙しさが増してきたところだが、軽い気分転換に良さそうだ。
色んな意味で役得をありがとう、姉ちゃん!
私にとって第2作となるロリエロ小説、読んでくれてありがとうございます!
前作に引き続き、ねっとり甘口ガチエロ路線です。
リアルタイムで読んで気に入って頂けたなら、この夏休みを侑希たちと一緒に過ごしてやって下さい。
読んで一発でも抜けた報告など頂けたら、とても報われます。
全7話+αで、前作よりちょっと短く6万5千字程度を予定しています。
まずはプロローグから第1話全文まで公開です。
以降は各話適当な長さに分割して毎週火・金曜日の夜に更新予定。
現時点で既に一応本編最終回まで書き上がってる状態で、第2話以降は現在進行形で推敲・校正を進めています。
※本作はPixiv、ノクターンノベルズ、ハーメルン同時に投稿しています。