クリームキスから始まる関係 ~甥っ子の同級生のボーイッシュ少女と過ごす夏休み~ 作:上上上上上上上
「……ところであんた、侑希と何かあった?」
その夜、姉ちゃんに通話で今日の誕生日パーティの仕切りについて一通りの報告をして(もちろん侑希との秘め事については一言も触れるわけにはいかないけどな)、それについて礼を言われた後の言葉がこれだった。
そりゃ一瞬血の気が引いたさ。
侑希とあんな事してたのが、もしかしてどこからか漏れたんじゃないかって。
でも侑希ママとはそこそこ面識のある姉ちゃんの語気に、俺を責めるような感情は含まれてないように聞こえる。
考えてみれば姉ちゃんはその辺は割とストレートな人だからな、他意はなさそうだ。
なら俺は平静を装って答えるだけだ。
「ん~、何だろ?料理を手伝ってくれたから、お礼にちょびっと余ってたクリームを舐めさせてやった……くらいかな」
「いやさ~、侑希ママからね、侑希が料理を習いたいって言い出したって連絡が来たのよ。それもあんたにね」
「はぁ!?」
やっぱりあの事はバレてないようだ。
「そっか、あんたも聞いてないんだ。侑希、あんたが料理するとこ見てて面白そうだったから習いたいって言い出したんだって」
「じゃあ普通に料理教室とかに通えば良いんじゃねーの?もうすぐ夏休みだから、子供向けのがあると思うんだけど」
「うん、私もそう思ったんだけど、侑希が新しく道具とか買い揃える前にあんたのとこで何度かやってみて、ちゃんと続けられそうか確かめてみたいんだってさ」
侑希のやつ、何のつもりだ。俺に何をさせようとしてるんだろう。
「侑希ママもお礼は出すって言ってるし、軽いバイトと思ってやったげてくんない?」
俺はそろそろ腰を据えて卒論資料の収集に取りかからなきゃならない時期なんだが、この頼みを断ったら侑希がどう出るかさっぱり読めない。
そうでなくても姉ちゃん経由の頼み事は断りにくい気持ちがあるし、金も出るっていう。
まあ今までだって少々忙しいときでも趣味としての料理はちょいちょい続けていたし、そこに侑希が割り込んでくるだけだと思えば何とか……それに何と言っても去り際の侑希のあの一言がエコー付きで脳裏をよぎった。
『写真とらせてあげるって言ったのは、本気だからね』
……笑わば笑え。
俺はあの白いお腹を思い出して、自分の下半身の欲望に素直に従うことにした。
その3日後、例によってまたおやつを作った俺は公園で遊ぶ翔斗達に差し入れに行った。
いつものようにベンチで子どもたちを見守る俺……だが今日ばかりは、先日あんな事があったなんておくびにも出さず男子達に混ざってボールを追い回す侑希、その身体にいつにも増して〝女〟を感じてしまって目が離せない。
そんなふとした瞬間、侑希は俺の視線に気づいたのだろう。
立ち止まると流し目で俺と視線を絡め合わせると人差し指を立てて、これ見よがしに、ぺろっと舐めてみせた。
ぐはぁっ!!
あのクリームキスのヤバい快感がフラッシュバックして、一瞬にしてフル勃起……マズい、俺、完全に手のひらの上で踊らされてるよ。
その日は努めていつも通り何事もなかったかのように振る舞ってきたが、約束の料理教室の時はどんな顔して侑希に会えば良いんだろう。
◇◆◇◆◇
小学校が夏休みに入って早々、姉ちゃんと翔斗は単身赴任中の義兄さんのところへ3泊4日で遊びに行くことになっていた。
そういうときはいつも、合鍵を持っている俺は姉ちゃんちのキッチンを自由に使わせてもらえる約束だ。
早速その初日が俺と侑希の二人っきりの料理教室の日になった。
「それじゃ侑希をよろしくお願いしますね」
「たか兄ぃよろしく~!」
元気に手を挙げる侑希。
侑希ママは銀行の封筒に入った今日の『お稽古代』を俺に渡して軽く頭を下げると、侑希を残して自転車を漕いでパートに行ってしまった。
ドアを締めて俺と侑希は目を合わせる……数秒の気まずい沈黙。
その雰囲気を吹き飛ばすためにも、俺は一つ手を叩いてわざと陽気な大声を上げる。
「さっ、お料理に取り掛かるか!今からならゆっくりやってもお昼に間に合うぞ!」
今回のオファーを受けたは良いが、侑希がどれだけ本気で俺から料理を習いたいのか疑問があった。
というわけで料理経験が少ない侑希でも出来る簡単な料理、特に料理初心者には一番面白くない調理工程である〝後片付け〟がなるべく楽に済むようにと考えた今日の献立は、サンドイッチと野菜スープ。
侑希は案外真面目に料理に取り組んでくれた。
強いて言えば、初心者だから当然手付きに危なっかしいところが時々あるのだが、そこで手を貸そうとして触れてしまうことに、何度も俺の方が躊躇ってしまうのが問題といえば問題。
「たか兄ぃ、意識し過ぎ~。料理のときはフザケたら危ないの分かってるから、私もちゃんとマジメにやるよ」
とそんな俺をケラケラ笑い飛ばす侑希だが、その流し目がどうしても意味ありげに思えて、余計ドギマギしてしまう。
大体翔斗の誕パのとき、デコクッキーを作ってる真っ最中にあんな誘惑かましてきたのはお前なんだからな?
ともあれ初心者なりにまずまずのランチが出来たと言っていいだろう。
侑希ママに送るための写真を撮ったら実食だ。
ダイニングテーブルを挟んで向かい合って、俺達はおしゃべりしながら出来上がったランチを摂っていた。
「それで侑希、料理は面白かったのか?ちゃんとした料理教室に行ってやってけそう?」
「うん、楽しかった!でも料理がっていうより、多分たか兄ぃといっしょなら何やっても楽しいと思うんだけどな」
また俺の心をかき乱すようなことをさらっと言ってくれる。
「そうか……それは光栄だな、じゃなくて」
顔が熱くなってくるのを誤魔化そうって訳でもないが、改めて侑希に問い直した。
「ちゃんとした料理教室に通ってやってけそうかって聞いてるんだけど?」
「だーかーらー、私は料理教室じゃなくて、たか兄ぃに料理習いたいな~って言ってるの」
悪びれもせずスープを口に運ぶ侑希。
「それに私の写真とらせてあげるって言ってるでしょ。それがお礼じゃ、たか兄ぃうれしくない?」
ついに出た、その話が。
「ほらたか兄ぃ、こーゆー写真が欲しくないの?」
とニヤリとした侑希が前のめりになってTシャツの襟を引っ張ると、膨らみはじめのロリおっぱいの谷間がチラ見えする。
「ちょ、そーゆーのやめろ侑希、はしたない!」
俺が両手を前に出して制するポーズを見せると、侑希は今度は裾をたくし上げて、またあの白いお腹を見せてくる。
「こんなに良いもの見ないとソンだよ~♪」
「あ~~~っ、もう!分かった、分~かった!その話は後でちゃんとするから!今は飯にしよう、後片付けが済んでからな!!」
Tシャツをちらちらめくって見せつけてくる侑希……ダメだ、完全にペースを握られている。
ぐちゃぐちゃな気持ちのまま、俺は気まずいランチの続きに戻った。
もう味なんか分かんなくなっちゃったよ。
食事と後片付けを済ませ、俺達二人は改めてテーブルに着いて向かい合う。
「さて約束だからな、ちゃんと話させてもらおうか」
「あ、ちょっと待ってたか兄ぃ。私先にトイレ行くから」
……ふぅ。
侑希が俺にエッチな写真を撮らせようという真意を質さなきゃいけないんだけど、どう話せば良いものか未だに整理がつかないよ。
悪いやつじゃないことは分かってるが、そんなムシのいい話があるわけない。
どんな代償が待ってるんだろう。
しかし侑希のあのスキだらけの胸元や白いお腹、産毛にうっすら覆われたうなじに柔らかそうな二の腕、小さいなりにぷりっとまあるいお尻、きゅっと締まったすべすべの太もも……着衣とはいえすっかり俺の目に間近で焼き付いたそれらがロリコンの俺の判断を狂わせる。
ああ、俺ってバカ。
そんな具合に自分を責めていると、トイレから戻ってきた侑希がキッチンのドアから顔を覗かせた。
「じゃあたか兄ぃ、私からのお礼だよ♪」
と言ったかと思うと、ぴょんっとキッチンに跳び込んできたその姿……
はっ、裸 エ プ ロ ン !?!?!?
新サイバー犯罪条約に留保規定がなかったら、ロリエロ小説なんて世に出せなくなっちゃうんですよね…(悲
まあそれはともかく、昨夜ランキングでR18オリ/新作34位にいたのを見つけてしまいました。
ニッチなランキングですが皆様のおかげです、ありがとうございました。
今回の更新はエッチ控えめですが、これから段々エスカレートしていくのでよろしくお願いします。
あと「ここが抜けた」報告など頂けたらとても報われます。