さてさて、丹精込めて塗り込んだ化粧水に、身体はフワフワからモチモチとなり手触りの良い肉体へと変わり、いくら揉んでいても飽きぬ程の魅力を放つ。恍惚とした表情を浮かべるナギサ様は、しかし物欲しげな眼をこちらへと向ける。
下腹部より伝わる甘い疼きに、潤んだ瞳は儚くも美しく、直ぐにでもその疼きを解いてあげたくなってしまう。
だがまだ終わりではない。化粧水を塗り終えただけで仕上げの乳液が残っている。お手入れを頼まれた以上、完璧にこなして見せようと意気揚々と籠へ手を入れる。
それに戸惑いを見せるナギサ様。てっきりこのままこの疼きを癒して貰えるのだと思っていた所に、頬を一撫でし、籠の乳液を取り出して掌にタップリとクチュクチュと音を鳴らして馴染ませているではないか。
「あ、あの…せんせ…?」
「まだ仕上げが残っているからね」
二の句を継ごうとした所で、唇を塞がれ、舌をわざと鳴らして吸い付いてくる。淫猥な音が口蓋に響き、頭が惚けてくる。舌は器用に動き、ナギサ様の舌を扱く。口の端から降しきれぬ唾液が漏れ出し頬を照らす。
唇に意識が集中した頃、程良い温かみを帯びた乳液を、胸に塗られ、乳嘴を刺激する。
意識外からの一撃に身体は跳ね上がる。ヘイローは明滅しだし、口からは嬌声が漏れ、秘部からは蜜が溢れて止まらない。親指を巧みに使い、刺激をさらに加えていく。程良い大きさの胸は絶え間無く揉みしだかれ、化粧水によってモチモチとなった肌は、まるで離れるのが惜しいと言わんばかりに手に吸い付く。
相当な快楽を伴う衝撃だった様で、脚はピンと吊り、手は力無くシーツを掴み、少しばかり腰を上げて快楽を逃がそうとしている。
さりとて、それを黙って見ている先生ではない。乳液を足して、煮えたぎる子宮の熱を感じながら、下腹部へと塗り込んでいく。
「しぇんしぇ…まっ…て…んぁ……とまらな…」
言葉の端々に嬌声を響かせながら、幾度となく脳髄を焼く快楽に頭が混乱しているのだろう。湧き上がる欲求に自制を促しつつ、下腹部を塗り終わり、脚へと目標を変える。
足先から順に脹脛へ指を這わせる。太腿へ到達し、鼠蹊部をスリスリと指の腹で一際丁寧に刺激を加えていく。
声を我慢する為に、いつの間にか枕を抱き抱えて、くぐもった声を吸収させている。
可愛らしくもいじらしい姿に、この美しい女体を自身が独占している事実に、男冥利につくというもの。
さぁ、残るは背面のみ。あと少しだよと声をかけ、うつ伏せの体勢へと変え、首筋から肩甲骨をなぞる様に塗り、押し付けることによって強調された横乳を尻目に、腰まで余すことなく塗り込んでいく。可愛らしいお尻を両手で捉えて揉み込み、指が沈みコリを解し、手を離す。
これにて全身を塗り終えた事になる。
再度、仰向けの体勢に直し、改めて観察していく。瞳を潤わせ荒い息遣いに胸は呼吸の度に震え、乳嘴は息を吹きかけるだけで達してしまうほど敏感のようだ。下腹部は子宮の熱を伝え、秘部は蜜を迸らせ、今か今かと待ち侘びている。
「はぁ…はぁ…せんせ…んぅ…きて…」
腰紐を解き、バスローブを脱ぎ捨てる。
痛い程そそり勃つ肉楔に、物欲しげな瞳を向け、両手を先生へ広げて迎える準備は整っているようだ。体重をかけないよう膝を付きながら、腕の中に導かれ、抱擁を交わす。
「もっと…触れさせて…」
ギュッと首を抱き、体重をかけるよう催促する。
お望みとあらば仕方なし、膝に掛ける力を抜き、負担をかけぬようゆっくりと肌を逢わせていく。
暫し、お互いの首筋に顔を埋めて口付けを落とし、身体にかかる重みを堪能する。
下腹部に当たる肉楔はビクビクと震えて、獣性を剥き出しにしてる。
徐々に腰を深く落として秘部へと近づかさせる。
遂に秘部へと会合を果たし、ヌリュヌリュと擦り付け、その度に蜜が溢れだし、焦らさせる。
「いじ……わ…るしない…れぇ⁉︎」
ツプリと音を立てて、先を挿入れる。
「あぁ…んゃ…ぁ」
肉壁はともすれば火傷しそうな程煮えたぎり、肉楔を包み込み、漸く受け入れれた事に歓喜に打ち震える。
そうした後、包まれた肉楔は壁を押し除けて、奥へと侵入を開始する。入念に解された中はうねり、最奥部へと誘う。
さりとて、未だ半ばまでしか進んでおらず、ここまできても焦らすかのような動きに、最早平静を装う事など出来ずに淫靡な顔を先生へ晒す。
先生も限界は近いものの、大人としての矜持で持ち堪え、自身が丹精込めた女体を味わい、愛を注ぐ事に全力を尽くしていた。
スローペースを崩さず、漸く最奥部へと到達しそうな瞬間…
「━━━━━」
最奥部を突いたと同時に達した勢いで腰が跳ね上がり肉楔が思う以上に奥へと叩きつけられた。
ヘイローの明滅は激しくなり、下腹部はビクビクと痙攣し続ける。今までよりも深く、脳髄を溶かす甘い一撃に浸っていると、先生は強く抱き締めて…
「ナギサ…いく…よ!」
奥深くへと吐精した。
ドクドクと自信に注がれる感覚に、愛おしさを募らせ、力の入らない腕をなんとか先生の頬へと添え、微笑み掛ける。
何度でも伝えたい。
愛しき先生へと想いと言葉を紡ぐ。
「あいして……ます…せんせぇ……」
頬へ添えられた手を取り、手の甲へと口付けを落とす。
万の言葉よりも雄弁な返答に頬を染め、薄い毛布手繰り寄せ、翼で先生を包み込み、誰にも侵させぬ領域で
二人は静かに休む事にした。