仮面ライダーカブト〜2人の特殊な少女たち〜 作:ワーム大好きマン
カブト新作は素直に嬉しいです。自分的には女性に擬態したワーム(モブであれば尚良き)が何体出るかが気になってます
早朝の芝公園に銃声が鳴り響く。ひあらは二丁拳銃スタイルで構えるゼクトガンを撃ち込み、長い爪を振り下ろす4体のサナギ体を避けながら戦闘を繰り広げる。
回避する度にHカップの乳袋が激しく揺れ、捲れ上がったミニスカから純白のパンツが黒タイツ越しに現れる。人の肉体を軽々と裂く爪を避け続ける激しい戦闘で服のあちこちに汚れがつき、華奢な脚を包むタイツは解れている。にも関わらず、ひあらの身体に一切傷がついてないのは、彼女の高い戦闘スキルを証明する。
サナギ体相手に奮戦していたひあらだったが、黒き瞳がサナギ体の変化を捉えた。1体の周囲の空身が熱で歪み、緑色の甲殻が赤褐色に変わったかと思えば、中から裂ける様にヒビ割れて崩れていく。
「脱皮しやがった!」
ひあらの目の前でサナギ体と言う殻を突き破って、新たな姿を得たワームが現れる。
黒き身体にオレンジのラインが描かれ、たわわな巨乳があった胸部には髑髏マークが刻まれていた。体の節々には蜘蛛の脚を思わせる触手が生え、5つもの赤い瞳が光る頭部は8つの眼を持つ蜘蛛の様相を抱かせる。
「どうして3体とも似た見た目してるのかね!!」
蜘蛛を模したアラクネアワーム フラバスは鳴き声を上げ、黒とオレンジが左右で互い違いになった長き爪を鳴らしながら、ひあらに標的を定める。当のひあらは類似した成虫体が現れたのを愚痴りつつゼクトガンを向けたが、内心は生身で成虫体と相対する状況に冷や汗をかいていた。
ゼクトガンの引き金が引かれ、アラクネアワーム フラバスに銃弾が連続して命中するも、その身体に傷は一切ついてない。豆鉄砲ながらも銃弾を食らったアラクネアワーム フラバスは奇怪な鳴き声を上げ、ひあらに襲いかかるべく突進する。
アラクネアワームの突撃を目の当たりにしたひあらはゼクトガンを撃ち込むも、弾丸は黒き身体に弾かれて一切速度を落とさない。アラクネアワームの肉体が誇る身体能力を目にしたひあらが少しでも逃げ出そうとした瞬間、その横から破壊音が響く。
破壊音と共に崩れた灰色のコンクリート片が散らばり、その中に一体の成虫体が転げながら滑り込んでくる。白を主体に黒線が入り、蜘蛛を模した身体はフラバスと同種のアラクネアワーム ニグリティアだと示す。
ひあらとフラバスの間へコンクリートごと吹き飛ばされたニグリティアを追いかける様にして、銀色に輝くヒヒイロカネの甲冑が現れる。
「天華!身体は無事か!?」
「大丈夫。
赤が混じった銀色の甲冑はワームと同じサナギを思わせながらも、グロテスクな不快感ではなくカブトムシのヒーロー感を思わせる。
ワームに対抗するべくZECTが生み出したマスクドライダーカブト。朝焼けに照らし出されたその姿はワームを打ち破る人類の救世主だと知らしめる。
ひあらの問いかけにカブトへ変身した天華が答える。その声で連れ去った女が変身者だと知ったフラバスは、擬態していた女性の上半身を半透明で写し出す。金髪ツインテールを両脇に垂らし、水色のオーバーサイズTシャツが緑色に染め上がったFカップおっぱいの上に載っていた。
『ねえ、話が違うんだけど。倒すんじゃ無かったの〜?』
フラバスは擬態していたギャルの気怠げな口調で、ニグリティアへ語りかける。ニグリティアは起き上がりながら、白スウェットを緑色の巨乳に載せた金髪の女子大生 二神音夢の上半身を半透明で写し出す。
『煩い!こっちだって慌ててるんだ!でも、成虫体が2体になったんだ。クロックアップで仕留めるよ!』
『それもそっか〜』
服を載る程に丸々と膨らんだ胸を揺らす金髪のギャルに成り代わっていた2体のアラクネアワームは、怒りと勝機を人語でぶつけて陽炎の擬態を体内へ仕舞う。
サナギ体の不気味さを無くし、機能的な見た目になった足を後ろへ運び、腰を落として力を入れたかと思った瞬間、アラクネアワームの姿が一瞬にして消えた。
「クロックアップし───やあぁぁ!?」
徹夜の講習でそれがクロックアップだと気づいた天華だったが、対応する間もなくアラクネアワームの攻撃を食らう。ヒヒイロカネ製のマスクドアーマーがダメージを最小限へ抑えるも、タキオン粒子を纏って高速移動する2体の蜘蛛によって吹き飛ばされる。
「ねえ!あいつらが何処にいるか教えて!!」
「いや、キャストオフだ!!」
「キャスト·····オフ?────っ!?」
攻撃が一段落したタイミングで天華はクロックアップを視認するひあらに助けを求めたが、ひあらは見知らぬ単語で返した。初見の単語に疑問を浮かべる天華だったが、視界を覆う蒼きコンパウンドアイへ何かの手順が映し出された。
「角をこう?」
手順に沿ってカブトゼクターのゼクターホーンを動かすと全身へ紫電が走り、マスクドアーマーの一部が浮き上がる。アーマーの変化はマニュピレーターアームを起点にラングスリット、強化チェスト、頭部に及ぶ。
紫電を纏って佇むカブトを見てか、脱皮していなかった3体のサナギ体が鳴き声を上げて突進してくる。いつもの天華であれば避ける瞬間であったが、映し出された手順でサナギ体を打ち破る術を知った今の彼女は動じない。右手でゼクターホーンを掴み、半円を描いて反対側へ持っていった。
「キャストオフ!」
カブトゼクターが発する電子音声は変化の宣言でも、周囲への警告でもあった。浮き上がったマスクドアーマーは、2000ms/秒の速さで解放された。
パージされたマスクドアーマーが近距離で直撃したサナギ体は吹き飛ばされ、呆気なく緑色の爆発を起こして散った。
天高く立ち上がったビートルホーンと電子音声は脱皮の終了を告げる。
黒きサインスーツにマスクドフォームを思わせる銀色の装飾を所々に残しつつ、朝日で光り輝く紅きヒヒイロカネは新たなる力だと見せつける。変化を象徴するかの如く立ち上がったカブトホーンは、マスクドフォームという重厚な殻を捨てて、空へと飛び立てる成虫としてのカブトムシになったのだと知らしめる。
「え、は、えぇ!?姿が変わった?」
「ライダーフォームさ。マスクドライダー真の姿にして、成虫ワームに対抗する為の姿さ!それならクロックアップ出来るんだ!」
「クロックアップ出来る!?さっきの高速移動が出来るって言うの!?」
ライダーフォームの姿を見た天華は、マスクドフォームの面影すら残さない変貌ぶりに驚愕する。天華を落ち着かせるべくひあらが補足を入れるも、寧ろ混乱を煽る結果になった。
新たな姿に困惑していたのは2体のアラクネアワームも同じであり、クロックアップを解いて警戒心を強める。蛹を吹き飛ばして成虫になる様は
「また、消えた!············これはっ!?」
再びのクロックアップに警戒した天華だったが、先程と同じくコンパウンドアイにクロックアップの手順が映し出される。銀色に染まるライダーベルトの左右に付けられたスラップスイッチへ手を伸ばす。
「これを押して───クロックアップ!」
台形のスラップスイッチを軽くタッチした瞬間、周囲の時間が止まる。否、止まったかのように遅くなった。アラクネアワームが巻き上げた砂塵がゆっくり舞い落ち、青々とした植物の揺れがスローモーションになる。
時の流れに逆らって高速移動する際に生じる現象。ソレこそクロックアップへ入った証明。初体験の感覚に天華が感嘆に浸る暇はない。人間が到達出来ない筈の空間でアラクネアワームと天華は向き合う。
「この速度なら───イケる!」
先程まで視認出来ない速度で動いていた成虫体も、今や少し速いだけに感じられた天華は、2体のアラクネアワームとの戦いへ挑む。クロックアップを視認出来るひあらは、覚悟を決めて戦おうとする天華の姿に短時間での成長を感じ、思わず微笑む。
当たるまで認識出来なかった攻撃を難なく交わし、ライダーパームに包まれた拳の一打は蜘蛛を模したニグリティアの外装に打撃を与える。
背後からはフラバスが飛びながら襲いかかってくるが、左手に持つカブトクナイガンのイオン光弾が弾き返す。続けてニグリティアの腹部にもイオン光弾を近距離から撃ち込む。
イオン光弾の連撃で白煙が立ち昇る程に損傷を受けるニグリティアを見てか、立ち上がったフラバスは口から糸を放つ。粘性のある強靭な糸はカブトの左腕を縛りあげ、フラバスの方へ引き寄せる。
背後から思いもよらぬ妨害を食らったカブトは足裏のライダーストンパーに力を込めて踏ん張りながら、右手に持ち替えたカブトクナイガンのバヨネットアックスで糸を切ろうと藻掻く。
しかし、エネルギー電子の伝送で超高温になった斧刃でも糸は斬れず、終いには糸と絡まって動かなくなった。動けない隙を逃さずにフラバスは爪を振りかざし、爪の一打をクナイガンで防ぐべく勢い良く引っ張った瞬間、中央に設けられたフレームストッパーが外れ、新たな刃が姿を現した。
「!?ぬ、抜けた······」
予想外ながらフラバスの攻撃を防いだ小さき刃に天華は驚きの目線を向ける。それは忍者が使うクナイを思わせ、オレンジ色に輝く短き刀身 クナイカッターは太陽のような輝きを魅せつける。
秘められた第3形態 クナイモードへ変化したカブトクナイガン。カブトと同じく部品をパージが故の身軽さは、クロックアップ中のカブトに大きなアドバンテージを与える。
カブトはフラバスの攻勢を軽々交わし、クナイカッターで黄色と黒の体にダメージを与えていく。ニグリティアが死角から糸を放つも、刃先より放たれたイオンビームの刃が切り裂く。
身軽な武器を味方につけたカブトの攻勢に、クロックアップ同士での戦闘経験が無いアラクネアワーム達は徐々に押されていった。
戦局がカブトへ傾きつつある中、ダメージがより蓄積したフラバスがふらつく。サナギ体から成虫体へ脱皮した直後で、クロックアップに慣れきってなかったのも相まって、隙を作ってしまう。
その瞬間をカブトは見逃さず、刃に電撃を宿したカブトクナイガンをフラバスへと突き刺す。
“アバランチスラッシュ”と名付けられた一撃が放たれたタイミングで、クロックアップが解除される。刃に宿ったイオンビームがフラバスの体へと入り込み、内側から壊していく。間もなくしてイオンビームが全身へと生き渡り、限界を迎えたフラバスの体が緑色の爆発を起こす。
同胞の爆散を目の当たりにしたニグリティアは成虫と同等なカブトに怖気づいたのか、一歩、二歩と引き下がったかと思えば、再びクロックアップを発動して、姿を消した。
「逃げた!もう一度───」
「待って!クロックアップだけで追いかけるは無謀だ!こっちは別の方法で追いかけよう!」
「別の方法って──クロックアップ以外であのワームに追いつく手段なんて!」
「あるのさ」
ニグリティアに続いてクロックアップに入ろうとした天華をひあらが制する。クロックアップ以外で追いつく方法なんてあるかと言いかけた天華の元に1台のバイクを押しながら岬田月花が現れた。カブトと同じく紅に包まれたバイクを押す岬田は、最も力を込められる姿勢を作るべく腰を屈め、重力で垂れた乳房が揺れている。
「これがカブトエクステンダー。カブト専用のビークルさ」
「私専用の──ビークル?」
「君が運転免許を持っているのは調べ済みだ。これはクロックアップ下でも君と同じ速度で動ける。思う存分やってくれ」
天華は目の前に運ばれたバイクことカブトエクステンダーの説明を受け、これで追いかける決心をした。運転免許の保有を知られて、逃げ道が無くなっていたのもあるが、クロックアップだけよりも遥かに効率よく追いつけるとの判断もあった。
黒いソロシートを跨いで腰を降ろし、ハンドルのアクセルを握ると動力源のマイクロ波放電式イオンエンジンが動き出す。瞬く間に全開になったエンジンが吐き出すエネルギーは、インストルメントパネルのデジタルタコメーターに反映される。そのデータはハンドル越しにカブトのコンパウンドアイにも伝達され、天華の自信を強めた。
スタンドを足で蹴って外し、アクセルを全開まで握った瞬間、カブトエクステンダーが走り出す。カブトムシを模したバイクは、空を舞うかの如く軽快な走りを見せつける。
「初乗車で何処までイケるですかね?」
「それは本人にしか分からないさ。最も我々も支援すべきだが」
あっと言う間にその場を去ったカブトを眺めていたひあらと岬田は、天華の健闘を称えつつも自らも彼女を支援すべく動き出す。
カブトの鎧を纏い、カブトに跨る天華はアラクネアワームを追いかける。イオンエンジンが起こしたプラズマはイオン加速による高速走行を可能とし、逃げて行くニグリティアの姿を捉えるべくカブトエクステンダーを加速させてゆく。
『天華ちゃん。逃走中のワームはお台場方面に向かっている。最適解ルートを送ったから』
「分かりました。このバイクの乗り方も分かってきたので、いけます!」
指揮車に戻ったと思わしき岬田からの報告に、カブトエクステンダーの乗り方を分かってきた天華は自信を交えて返す。
アクセルを全開にして暫く駆け抜けたカブトのコンパウンドアイが、クロックアップを解いたニグニティアの姿を捉える。トラックの上から追いかけてきたカブトを発見したニグニティアは、手から射出した糸を横を走るカーキャリアに積まれた車に纏わせ、それを叩き落としてカブトを押し潰そうとする。
礫として空から落ちてくる無人の車だったが、カブトはカブトエクステンダーを軽く操作して難なく交わされる。ニグニティアはもう一度積まれていた車を落とすが、今度はカブトクナイガンのイオン光弾によって爆破された。
「クロックアップ!」
自動車の爆発が消えない内に、カブトはスラップスイッチをタッチしてクロックアップへ突入する。ソロシートを踏み台にして高く飛び上がり、トラックの屋根へ着地したカブトは、同じくクロックアップへ入ったニグニティアに攻勢を仕掛ける。
今までの人類に対する優位性を無くしたどころか、同等に立たされたニグニティアは次第に押されていく。逃げたにも関わらず追いつかれた焦りも混じり、攻撃の手は当たらず、防御は空振りとなって、カブトの拳がその体を痛みつける。
連続の打撃でニグニティアがふらついた。カブトはその一瞬を見逃さず、ニグニティアを掴んでトラックから飛び降りる。高架の道路も飛び越えて両者は工場の一角に落ちてゆく。
カブトは空中でニグニティアを掴む手を離し、体勢を整えて着地する。対して巻き込まれたニグニティアは空中で体勢を立て直せず、地面に大きなクレーターを作る。ニグニティアがカブトとは比較にならないダメージを負っているのは目に見てていたが、ニグニティアはふらつきながら立ち上がり始める。
「しぶとい奴だ!だったら、これ使うか!!」
高所から生身で叩き落としたにも関わらず、生きながらえているニグニティアに天華は人外っぷりを改めて思い知る。だが、それはカブトが秘めている最後の大技を使わせる動機となった。
ライダーベルトに張り付いたカブトゼクターのフルスロットを右から一つずつ押され、ゼクターホーンを元のあった位置へ動かす。それを合図にゼクター内に蓄積されたタキオン粒子が解放される。
ニグニティアは背を向けるカブトの姿に死に物狂いの一撃を浴びせるべく、長い爪を突きだして突進してくる。だが、それはカブトゼクターが天華の身体能力から導いた最適解の手順だった。
「ライダー·····キック!!」
戻されたゼクターホーンが再びライダーフォームの位置へ運ばれた時、カブトゼクターがワームに死を告げる電子音声を鳴らした。ゼクター内に貯められたエネルギーが紫電となって、ビートルホーンを経由して素早く右足へと伝わる。
左足を軸にカブトの身体が反時計回りで回転し、伸ばされた右足がニグニティアの身体に命中する。タキオン粒子由来にエネルギーを勢い良く叩き込まれたニグニティアは、耐え切れずに白黒の体を爆散させた。
身体能力があまり高くない天華を考慮して、最大限の威力を出せる蹴り方として選ばれた回し蹴りで放つスタイルは、彼女にとっての最適解にして、バレエの如き華麗さと秘めた勇ましさを見せつける。
カブトは爆発に背を向けて佇む。あの場にいた全てのワームを倒し終え、役目を終えたカブトゼクターが自らベルトから離れた。
カブトのスーツがハニカムとして解け、戦いを終えた天華は息を切らしながらも、一仕事終えた達成感に満ちていた。
「これで───私もワームを倒せるんだ·······」
眼前に飛来したカブトゼクターを眺めながら、天華は自らが得たワームを倒せる力に喜んでいた。人間に擬態かが分かるだけで、何も出来なかった自分が倒せる力を得た。それだけで誇らしかった。
しがない料理系インフルエンサーが世界を救うかもしれない存在になる。夢物語だと思える話だが、カブトならばそれを叶えるだろう自信が天華に宿った。
「ん?···········え?ひぁあ!?」
不意に上半身に肌寒さを感じた天華が目線を下げると、瞬時に顔を赤らめる。今の彼女はワンショルダーブラウスをブラジャーごと腰まで脱がされた状態で、右肩だけでなくHカップのおっぱいがどちらも丸出しになっていた。
腰から上を丸出しにした彼女の生肌を海風が刺激し、火照らせる。咄嗟に両手で大きな乳房を押し潰しながら隠した天華はワームの擬態と思わんばかりの痴女な姿に恥じらうと同時に、恥をかかせたワームに対して怨みを抱いた。
☆
一連の戦闘を終え、乱れた服を元に戻した天華は遅れて到着した岬田らが乗る指揮車に回収され、ZECT本社へと向かう。
2体もの成虫態を倒した天華はヒーロー的な扱いで迎え入れられるかと思っていたが、入って早々に連れて行かれたのは制服類を仕舞う部屋だった。そこで採寸として天華のボディサイズが計られ、計測と言う名目で細身ながら胸の出た身体を触られる続ける羽目になった。
想定外ながらも採寸を終えた天華は、新たな様相を纏って社長室へ赴いた。
ワンショルダーブラウスは同色のポロシャツへ、ジーンズはタイトスカートへ変わり、その上から黒いコートを背負っている。スカートになった事で華奢な生脚が姿を現し、白い乳袋が歩く度に上下へ揺れている。
「良いじゃん。良いじゃん。スーツでビッシって整ったね」
「採寸するならさっきやってください!恥ずかしい目に合い続きです·······」
三橋正蓮がスーツ姿の天華に褒め言葉を投げるも、昨夜からセクハラ続くの天華は不貞腐れた表情になる。
「不貞腐れた顔も可愛いわね。これからはマスクドライダー カブトとして宜しくね。
あ、料理系インフルエンサーの活動は継続していいから」
「言われずとも両立するつもりですから」
仲間として突き出された三橋の手を天華が握り返す。しがないインフルエンサーだった総部天華の、世界を変えるかもぢれない新たな生き方が始まろうとしていた。