緑谷のち〇こでっけぇぇえ!!! 作:ドスケベ世界平和ヴィラン
「うわぁぁ!?でっけぇぇえ!?!?」
「こら峰田くん!?プールサイドでは大声を出していけないぞ!!」
「「委員長の声の方がデカくね?」」
ヒーローインターンを終えて数日、年中忙しい雄英生である僕らにとって僅かな余暇がもたらされた。次のイベントは文化祭があるが、それまではまだ二ヶ月近くあり何かと忙しかった夏休みで作れなかった思い出を作ろうと上鳴くんが言い始めたのを発端にクラスの皆で遊びに来ていた。
「くっ……注意する際の声量にも気をつけなくてはならなかったか……!」
「あら、八百万グループの所有するスパリゾートを貸し切ってますので他のお客様はいらっしゃいませんよ?」
「しかし、雄英生としての自覚を持って普段から規律を守った態度を心がけねばならない!例えそれが第三者の目がない場所であろうとも!」
「それもそうですわね」
「あはは、まぁ今日くらいは緩くしてもいいんじゃないかな」
「むぅ……それもそうか。常に気を張っていては楽しむものも楽しめない、皆の気を害してしまったのならすまない!」
「真面目か」
平常運転の飯田くんにいつものようにツッコミを入れる瀬呂くん。クラスの皆とプールに行くという誠にガッポイ(学生っぽい)な状況に僕の頬も思わず緩む。以前学校のプールを借りる時はあくまで林間合宿に向けた体力訓練の一環として申請し、最後には個性を使って勝負をしかけて相澤先生に怒られてしまった。あの時とは変わって今回は遊び100%、ただ楽しむためだけにプールに来ていた。普段は多くの人で賑わっているであろうこのリゾート施設は、ウォータースライダーから流れるプール、波の出るものや他にも様々な物が揃っていた。フードコートからは美味しそうな食べ物の香りが漂ってきており、貸切にした僕らの為だけに営業してくれているのだろう。ほんの少し申し訳ない気持ちもするが、それらを全て楽しませてもらおうと心に決めた。
「まず何からやる!?」
「俺ウォータースライダー滑ってみてぇ!」
「私波の出るやつ!」
「それじゃあ皆行きたいとこバラバラに行って、お昼の時間になったらフードコート集合にしよっか」
「「さんせーい!」」
僕の号令に合わせて全員が飯田くんに怒られない程度の早歩きで四方八方へと散っていった。
「楽しそうやねデクくん」
「おちゃ……麗日さん。うん、皆で遊びに来れるのなんて初めてかもね」
「それで、どうかな?」
「うん、とっても似合ってるよ。明るい麗日さんにぴったりの水着で可愛いよ」
今回以前のプールと大きく違っている点がもう1つあった。それはクラスの全員が学校指定の水着ではなく好きな水着を着てきている点だ。峰田くんや上鳴くん対策なのか、ほぼ全員がラッシュガードを身につけ肌の露出を抑えてはいるもののその中には彼女らを象徴するような可愛い水着を身にまとっているようだ。初めはせっかくの水着姿を隠されたことにブーイングをしていた問題児二人組だったが、貸切にされたリゾート施設に思考を埋め尽くされ溜飲は下がったようだった。
そして僕の視線は目の前の麗日さんへと戻る。ラッシュガードのジッパーを下ろし胸元をはだけさせた彼女は、ピンク色のふりふりの着いた可愛らしいビキニを身にまとっていた。下着姿や裸は何度も見ているというのに、やはり水着というものは特別感がある。彼女の魅力を何倍にも引き出しているように感じられた。
「どんどん褒め上手になってくねデクくんは♡」
「そ、そうかな」
「はい、おしまいね」
「……?」
ぐいっとジッパーを上げて彼女は自分の水着を再度ラッシュガードの下へと隠してしまった。
「これ、私が提案したんやけど、峰田くんたちの対策っていうよりもデクくんへの対策なんよ?」
「?」
「だって私たち女子全員が水着でおっぱいとかお尻見せながら遊んでたらデクくんすぐ勃起してまうやろ?」
「……」
全くもって図星だったため僕は何も言うことが出来なかった。現に麗日さんのはだけた胸元を見ただけでむくむくとちんこが固くなりそうになってしまっている。女子の前でなら許されただろうが(?)クラスの男子がいる前で勃起してしまったらガードの薄い水着では簡単に僕のちんこは浮き上がってしまうだろう。
「どうせ夜になったらいっぱいするんやから、お昼くらいは皆とプール楽しも?」
「うん、お気遣いありがとうございます……」
「ええよええよ。ほらいこ!」
僕は彼女の手に引かれ流れるプールへとやってきた。二人とも備え付けてあった浮き輪に腰を下ろして、思いのほか早い流れに身を任せながらゆったりとした時間を過ごす。
「それにしてもデクくんと恋人になるなんて思わんかったな」
「それは僕の方だよ。うら……お茶子さんと恋人になれるなんて今でも夢みたいだ」
「あ、ちゃんと名前で呼んでくれるんやね」
「今なら他に誰も居ないしね」
「やっぱり好きな人に名前で呼んで貰えるってええなぁ」
「うん、同感」
「デクくんはええん?出久くんって呼んで欲しかったりしない?」
「お茶子さんに呼ばれるデクって名前はやっぱり特別感があるから、普通に名前で呼ばれるよりそっちの方が嬉しいかな」
「……もう」
手を繋ぎながらゆらゆらと流されていく僕ら。割と中心部分に設置されている流れるプールだが、周りには不自然なほど他のクラスメイトは見えない。
「皆どこいったんだろ」
「あーどこいったんやろねー」
驚くほど棒読みだった彼女に視線を向けるとぷいっとそっぽを向かれてしまった。これはあれだ。また彼女達の内でなにか決まり事を作ったのだろう。まぁおかげで彼女と二人きりでお喋りができるので問題は無いのだが、色々と気を使わせてしまっているようで申し訳ないな。
「そろそろ時間やな」
「時間?」
「皆デクくんに水着見てもらいたいからそれぞれ時間分けてシフト組んだんよ。他の娘たちは好きにしてええけどできるだけ二人に男子を近付けないように動くって制限付き。そんで彼女である私が一番最初と最後を任されたって感じ」
「そ、そうなんだ」
「次は三奈ちゃんの番やから、またねデクくん」
流れるプールから上がって別れを済ませるとふりふりと手を振って遠ざかっていく麗日さん。そろそろ彼女の姿が見えなくなるという時、不意に視界が真っ暗になる。一瞬驚いて肩を震わせたが目と背中に当たる柔らかい感覚に身を任せる。
「だーれだ♪」
「芦戸さんでしょ」
「ふふ、あったりー!」
声や背中にあたるおっぱいの大きさから彼女であることは分かったが、麗日さんに特大のネタバレを食らっていたので考える必要すらなかったかもしれない。目を覆っていた細い指にそっと手を当てやさしく引き剥がし後ろを振り返れば、ビキニ姿の芦戸さんが立っていた。
「ふふん、どーだ緑谷!私の水着は!」
「コスチュームと同じ柄なんだね、とってもよく似合ってるよ」
エメラルドグリーンと濃い紫の混ざった模様のビキニを身にまとった彼女は、おっぱいと健康的に引き締まったおなかとえっちな腰つきのコントラストをこれでもかと見せつけてきた。精一杯息子に流れ込む血流を抑えながら平静を装い彼女のことを褒める。コスチュームをそのまま切り取ったような水着は普段との布面積の比較から背徳感が凄いことになっていた。
「はいおわりー!」
「っ……」
「もう緑谷すぐ勃起しそうになるじゃん」
「ごめん……」
「はいはい、謝ってないで!ウォータースライダー乗ろ!」
「ちょ、走らないで芦戸さん!」
ぐいぐいと腕を引かれウォータースライダーへと歩みを進める。ほんのりと湿っている階段を一段一段踏みしめながら登っていく。これくらいの高さならば個性やサポートアイテムを使えばひとっ飛びだというのに、何故か今はそれが少し怖く感じる。
「おぉー結構高いね」
「あ、他のみんなが見えるよ」
「めっちゃ手振ってるwww」
「……なんかあそこにいる峰田くん達から怨念のようなものを感じるんだけど」
「ほんとだウケるwww」
けらけらと笑いながらみんなに手を振り返す芦戸さん。学生らしい楽しみを味わえていることに感動しつつも、気付けばスタート地点の頂上へと辿り着いていた。スタッフの女性の誘導に従って少し大きめの二人乗り浮き輪に腰を下ろす。
「それでは彼氏さんは彼女さんの腰に手を回してがっちり掴んであげてくださーい」
「はーい♪」
「ちょ、芦戸さん!?」
「いーじゃんいーじゃん、今くらい楽しも?」
訂正する間もなく注意事項を読み上げるスタッフさん。何度も話しているのか流れるように読み終えると、一応マニュアル通りに下に居るスタッフからのゴーサインを確認しゆっくりと浮き輪を押していく。
「それじゃあいってらっしゃーい!」
「いってきまーす!」
「い、いってきます!」
パイプのなかを水流に乗って勢いよく流れていく二人、所々小窓があるが薄暗い内部は素材のピンク色に染まっていた。
「キャー!はやーい!!」
「お、おぉーー!!」
「……えいっ♡」
「!?!?!?」
大声を上げる芦戸さんに倣って僕も声を上げ始めた矢先、腰に回されていた僕の手がぐいっと引かれ何か柔らかい物を鷲掴みにしていた。否、何かではなく紛れもなくそれはおっぱいだった。水着という薄い布越しに彼女の柔らかいおっぱいを揉んでいた。
「あ、芦戸さん!?」
「キャー!!」
「芦戸さん!?」
「んっ♡きゃ、キャーー!!」
手を引き抜こうにも腕をがっしりと脇で挟まれ許されない。更には自分の手に重ねられた彼女の手のひらが開閉し強制的におっぱいを揉まされていた。急いで彼女に声を掛けるも聞こえていないフリをしながら拘束され続けている。いくら外から見えないウォータースライダーの中だとしても彼女の行動はあまりにも大胆だったが、それでも男の本能には逆らえないのか嫌でも手のひらから伝わる温かさと柔らかさを楽しんでしまう。
「そろそろ終わりだから!」
「あっ♡もうちょっと♡」
「芦戸さんんんん!?」
出口が見えてきて徐々に明るくなっていくパイプ内、それでも一向に彼女は離してくれる気配を見せない。どれだけギリギリを攻めるつもり……いやこれは最後まで離すつもりは無いな。もはや半分諦めながら彼女の名前を呼び続け、眩しい光と僅かな浮遊感と共に僕らは水深が深めのプールに投げ出された。二人ともおっぱいに両手を当てていたため取っ手を掴んでいなかった僕らは浮力の強い浮き輪に置いていかれ離れ離れになってしまった。
「ぷはっ、あーたのしぃー!」
「げほっけほっ、はぁ……はぁ……」
落下の衝撃で開放された僕はようやく自由に身体を動かせるようになった。ほんの少し水を飲んでしまい僅かな塩素臭さを鼻に感じながら息を整える。幸か不幸かこの辛さが勃起しかけていた僕のちんこを落ち着かせてくれた。
「もう私の番終わりか、あ!うららかぁ!ウォータースライダーもっかいのろ!!」
「ええよ!いこ!」
ぴゅーっと再度階段を登り始めた彼女らの元気さに驚きながら僕はプールから上がった。
「大丈夫か緑谷」
「轟くん、うん大丈夫だよ」
差し伸べられた手を掴みながら一気に地上へと上がる。ゴツゴツとした男の手だったが、柔らかさで飽和していた僕の手のひらにとってはそれがオアシスのように感じた。
「どうかしたか?」
「いや、なんでもないよ」
まるで天皇陛下と握手する老人のようにありがたそうに握手する僕を不思議がった轟くんだったが、そういうもんかとあまり深く聞かないでくれて助かった。
「そうだ、この後向こうにある50mプールで競泳するんだが緑谷も来るか?」
「なら僕もーー」
「「「「待った!」」」」
「!?」
轟くんの誘いに乗ってそっちに行こうとした僕の肩に何人かの手がかかる。
「先にこっちにちょっと付き合って欲しいんだけど」
「ねね、お願い!」
「ごめんね緑谷ちゃん……私は止めたんだけど」
「あはは、うんいいよ」
「ほら私たちは轟さん行きますわよ!」
「おう、じゃあ緑谷来るまで待ってるから」
ぐいぐいと肩を押され八百万さんに連れていかれる轟くん。かなり強引に引き剥がされたがきっと彼のことだろう、この状況にまったく疑問など持っていない。恐らく仲が良いな程度にしか思っていないだろう。
「本当は一人ずつ行きたいけど、轟たち待ってるみたいだから三人で行こうか」
「さんせー!」
「ケロっ」
「「「せーのっ」」」
ばっと開かれるラッシュガード。耳郎さん、葉隠さん、梅雨ちゃんの三人の水着が目の前いっぱいに広がった。
耳郎さんのそれは他の女子に比べ控えめな胸元を覆う水着だが、首に付けられたチョーカーがアクセントになり全体的なバランスがかなり良い。首元の鎖骨に滲む汗が言いようもないエロスを醸し出し、スレンダーな彼女の魅力を引き出していた。
葉隠さんは個性も相まって水着との相性はそこまでかと思いきや、宙に浮かぶビキニというのもなかなか良いものであった。特に普段見えることの無い股間の割れ目や、お尻に食い込んだ水着のシワが内側から観察できる。見えないからこそのエロさがそこにはあった。
逆に二人に比べ梅雨ちゃんの水着は競泳水着のように全身を覆っており、露出面積はラッシュガードをしている時とほぼ変わっていない。だがしかし、ぴっちりと身体のラインを浮き上がらせるそのデザインは非常に扇情的だった。普段コスチュームも同じような感じなのにも関わらず、水着というだけで何故こんなにも違って見えるのだろうか。
「三人とも凄い似合ってるよ。それぞれの個性が出てて凄い良いと思う」
「「「ありがとっ♡」」」
「それじゃあ、四人で出来てそこそこ早く終わるアトラクションは……」
「ケロっ、あれなんてどうかしら」
「お、いいねいいね!」
梅雨ちゃんの指さす先には何やら見慣れない物が浮かんでいた。浅めのプールに円柱型の大きな浮き輪のようなものがぷかぷかと漂っている。付近に立っていた女性スタッフの元まで行き説明を受ける。どうやらこの中に入ってプールの反対側まで回して移動する遊びのようだ。
「何人ずつ入られますか?」
「「「全員で!」」」
「……はい?」
「「「全員で!♡」」」
「……かっしこまりましたぁー」
まさか男一人と女三人をこんな狭い空間に押し込むことになるとは思っていなかったスタッフさんは、全ての思考を放棄して職務を全うするだけの機会へと変貌してしまった。
「はやく入りなよ」
「はやくはやく!」
「ケロ」
「……」
どこかむわっとした空気が見えるほど湿度の高くなった浮き輪の中に僕は足を踏み入れる。ここで逃げ出すなんて選択肢は僕には残されていないということを、捕食者のような視線を向けてくる三人から察した。