そんな怪しいのぺっしなさい 作:ぬるぬる
なのは2次では避けて通れない胸糞話で今年の更新は終わりです。
くる年の初めは明るいエロからスタートさせれたらな思います。
それでは良いお年を。
フェイトはここ最近、それこそ生まれて初めてだと思う位に幸せな気分であった。
それは、なのはを筆頭とした友人達と笑い合い、桃子による慈愛溢れる温もりに触れる日々を送っていたからである。
幸せすぎてどうにかなってしまいそうだと怖いくらいなのに、現状の幸せな気分のまま大好きな母に会いに行くのである。
手には翠屋のとっておきなケーキを持って。
一体これ以上の至福があるだろうか。
これ以上無い幸福な気分のフェイト。
これ以上無い憂鬱な気分のアルフ。
そして、久々に淀みなく発動した転移式により、二人は帰省を果たすのであった。
温泉旅行を堪能し、あれから更に幾つかのジュエルシードを封印したフェイト達。
地球にやってきた当初には考えられない出来事の連続で、そして幸福な日々であった。
しかし、その一方で本当の母であるプレシアの事を強く思い出してしまう。
実際何度か母に会いにいこうかとも思った。
だが、訓練やジュエルシードを封印する手伝い以外では魔法の使用が制限されているのだ。
転移魔法や次元通信の発動がキャンセルされるのだ。
バルディッシュに何か変化が起きている訳でも無い。
一体何故なのかと疑問と不安に駆られることもあった。
だが、陰鬱な雰囲気を精神リンクで感じ取ったアルフや母パワーで察する桃子、そして魔法が使えず困っている様を見て安堵と仄暗い感情を混ぜたのなのはによって抱きしめられ、愛情と温もりを感じ、いつの間にか不安な気持ちを洗い流されているのである。
高町家の面々も加わり、日を追うごとに捜索範囲が広がるジュエルシード探索。
管理局は依然としてやってくる気配は無い。
未だに現場検証でもやっているのか、はたまた気付いてすらいないのか。
実際のところ居なくても封印作業自体は、順調である。
街中で魔法でドンパチやって次元震を起こした反応をキャッチし、黒い執務官が先行して転移してまですっ飛んで来る。という様な事態もなく、順調である。
なにせジュエルシードが発動しても、技巧派のAランクからゴリ押しのAAAランクオーバーまでが半ダースも居るのだ。
反応キャッチしてからの結界展開後即封印余裕です。と素で返せる程簡単なお仕事である。
もう捜索辞めて、発動待ちの方針で良くね?という雰囲気すら漂う。
そんな少しダレた雰囲気だがフェイトはある事で非常にもやもやしていた。
それは、アルフからのムラムラが伝わりまくりでフェイトは非常にもどかしいのである。
最近日を追うに従って、アルフのムラムラバロメーターは上昇していくのだ。
オナニー禁止令が桃子により出されているフェイト。
仕方がないのでそれを紛らわせる様に桃子にべったりくっ付いて、無意識の内に身体を擦り付けたり、翠屋でお手伝いをしながら料理やスイーツ作りを教わる。
オーブンは流石に桃子がやったが、焼き時間や甘さ等の好みはプレシアの事を一心に想いながら試行錯誤したものだった。
尚、プレシアに食べてもらう為に作ったという試作品を味見するなのはの表情は当に百面相といった表情であった。
フェイトの手作りを食べれる喜びと、その無償の愛がなのはだけではなくプレシアに向けられている事、最近サボり気味だったせいでフェイトの方が上手くなっているような気がするという危機感がごちゃ混ぜになっていた。
身も心も奪った、当に半身とも呼ぶべき相手に僅かでも嫉妬してしまった薄汚い自分に苛まれながら、それでも心はピュアだからセーフ、と自己弁護しながら苺の切り分けられたケーキを口に運ぶのであった。
当のフェイトはというとニコニコと何のマイナスの感情も無い、純朴な笑顔をなのはに向けるのであった。
その全幅の信頼が、なのはが頬張った、旬で甘いはずの苺をすっぱくさせた。
そして、甘酸っぱい空間を何度も形成した結果、母に食べて貰いたい一品が完成し今回の帰郷となるのであった。
手に持った箱こそ翠屋のロゴが入っているが、中身はフェイトの手作りのケーキである。
薄暗い城内を意気揚々と歩きながら夢想する。
一体帰って来たら何て声をかけて貰えるだろうか。
桃子みたいにぎゅっとしてくれるだろうか。
お土産を喜んでくれるだろうか。
そのお土産が私の手作りだと知ったらどんな顔をするだろうか。
おいしいって言ってくれるだろうか。
それとも自分で作れた事を褒めてくれるだろうか。
友達が出来た事も話したい。
ジュエルシードを集めてくれる友達の事を。
お世話になってるお家の事を。
空が青い事を。
ツンと辛いワサビをモリッと食べちゃった事を。
ソニックムーブより早い人達の事を。
いっぱい、いっぱいお話したい。
優しいお母さん、最近顔色が良くなかったお母さん。
私のお話で元気になったらいいな。
どうしてなんだろう。
どうして怒っているの。
どうして私をはたいたの。
どうして渡したケーキを叩きつけ踏みにじったの。
どうして桃子みたいにぎゅっとしてくれないの。
どうしてなのはみたいに全てを受け入れてくれないの。
どうしてそんなに冷たい感情を叩きつけるの。
どうして、どうして……。
バインドに両手を吊り上げられ、身動きも取れない中意識が思考の海へと沈む。
その中へ埋没していたため、フェイトは現実で起きた事が認識出来ていなかった。
いや、認めたくなかった。
何故なら、認めてしまうとフェイト自身には何も残らないと思ったからだった。
それはプレシアがフェイトを愛してもいなければ娘としても見ていないという事を。
この現実が指し示しているのだと認めたくなかった。
そしてそれを引き戻すかのようにプレシアが一閃。
魔力で構成された鞭がフェイトの白い柔肌を破る。
何のためらいもなく行なわれる行為は、フェイトが喜色満面でケーキを差し出し、ジュエルシードの共同探索の報告。
そして現在世話になっている者たちについてのお喋りが始まった瞬間から続いている。
臨界を突破したプレシアは、幸せそうに日々の生活を語るフェイトを自身の持つ杖状のデバイスで殴り倒す。
ふざけるなとばかりにケーキを叩きつけ、
気色悪いといった表情で踏みにじり、蹲るフェイトをバインドで吊し上げた。
疑問と振るわれた痛みに呆然とするフェイトの顔が、時が経つにつれ怯えと媚びる視線と言動が。
本当に気に入らなくて、なまじ外見が似ているだけに尚更嫌悪感が増す。
顔をあわせるだけで苛立たせる存在が、幸せそうに日常を語る。
奇しくもそれは、嘗てプレシア本人が未だ目覚めぬ子にしていた事を思い立たせ。
そこまでしてやれなかった後悔と、自身が苦悩してまで生かしていた存在が、のうのうとあの子が受けれない幸福を享受しているのが腹立たしく。
自身の蝕まれている身体も、ジュエルシードを集めるための手駒として生かしておくという判断も、全て忘れて憎たらしい人形を打った。
そうして気付けば握り締めていた手は白く強張り、扱い損ねた鞭が自身の肌を打ちミミズ腫れが出来ていた。
勿論打たれた方のフェイトは勿論唯では済まない惨状であったが、どうでも良かった。
もうこの怒りは治らない。
ジュエルシードが本当に譲渡される可能性も低く、その交渉役が懐柔されている始末。
戦力面でも、気晴らしにもならない、本当に不必要な目の前の人形。
唯で処分させてたまるものか。
散々に踊って、絶望を味合わせて消し去ってやる。
そして最後に笑うのは私だ。
そう決意したプレシアは、目の前で内出血し血だるまになった人形のバインドを解く。
無事な箇所なんて無いのに、未だに浅いながらも息があるニセモノ。
あの子は儚く死んでしまったというのにコレはしぶとく生き汚く存在している。
どうして生きて欲しかったあの子が居ない。
どうして消えて欲しいコイツが居る。
どうしてあの子は冷たく眠り。
どうしてコイツは暖かく笑う。
どうしてあの幸せだった日々が消えた。
どうしてあの子は目を覚ましてくれない。
どうして幸せだった日々が帰ってこない。
どうして、どうして……。
息が上がり、発作で吐血しそうになり、激痛と怒りで意識が飛びそうになる中意識が思考の海へと沈む。
そうする事で、自身もあの子の下へ旅立った方が幸せなのではないかと思う自分に喝を入れ。
思考する事で、この何の意味もない腐った昏い現実にしがみつき明るかった夢に手を伸ばす。
プレシアが意識を取り戻し、肉塊と言っても過言では無い程に痛め付けたフェイトに視線を向ける。
艶やかな金髪が血で汚れ、服の代わりに血化粧とミミズ腫れを纏った醜悪な人形に告げる。
「フェイト。あなたはジュエルシードが集まったらその協力者とやらに全て格納領域から出させなさい。そして魔導師達を始末しなさい」
その言葉を聞いているのかいないのか、微かに反応のあるフェイト。
「戦闘中封印が解けない容器は用意しておくからそれを使いなさい。良いわね、必ず全て出させるのよ。あなたは私が育ててきた子。必ずやり遂げてくれるわね」
「ごほっ、……はい、母さん」
「っっ!わかったらさっさと部屋に戻りなさい。揃ったら連絡は入れるわ」
目に入れるだけでも消し飛ばしたくなる衝動を抑え、母と呼ばれる嫌悪感を必死で圧し殺し研究室へと歩を進めるプレシア。
気配が完全に消えた頃、ようやく身を起こせるようになったフェイト。
「あはは、失敗しちゃった。あは、うふ、でも母さんが沢山私を見てくれた。触ってくれた。叱ってくれた。声をかけてくれた。母さんは不器用だからね。私はわかってるよ。そう、母さんの娘は私だけ。母さんをみれるのは私だけ。私だけが頼りなんだ。うふふ、あははは!」
虚ろな紅い瞳は何も映しておらず、母さんが触った指。と呟きながら爪が割れた指をねぶり、そして激痛が走る股に充てがう。
桃子に止められているけれど、母さんが触ってくれるのだ、それは正しい。
痛みが走るけれどほら、オマンコからも蜜が出てる。
なのはが言ってたもん。
これは気持ち良いと出てくるんだって。
だからこの身体を包む熱は気持ち良いんだ。
痛みが走るけれどこれは母さんの愛なんだ。
桃子とは違って冷たいけどこれも愛なんだ。
今まで抑制されていた行為を吹っ切る様に、両手で股を胸を弄り、痛みに涙しながら快感を得ようとする。
そうしてこの先程の行為で受けた思いを、受け入れられる様に想い指を動かす。
リンクからのパスから流れてくる感情の奔流に飲み込まれ、吐きそうになる衝動を抑え、ようやくアンロックされた扉を開けたアルフは。
鉄錆と小水の臭いに包まれ、ぐちょぐちょと水音を股から奏で口から壊れたレコードの様に母への愛を呟き続け、身体の至る所から液体を流し真っ赤に染まったフェイトであった。
「っ!ぅゎああっっ!フェイトッ、フェイトォッ!」
唯、叫びながら駆け寄る事しか出来ず。
鬼婆と呼ぶプレシアへの憎悪も、一緒に付いて行くと抗弁しなかった自身の後悔も押しやり、消えてしまいそうになっているフェイトを抱き締め、得意でない治癒魔法を全力で行使するだけであった。
「うふふ、アルフも母さんの触ってくれた処に触れたいんだね。アルフも母さんの愛に触れたいんだね。しょうがないなぁ、アルフは甘えんぼさんなんだから」
「フェイト、フェイトぉ……」
そうして致命傷になりかねない部分だけ力尽くで塞いだアルフは、魔力不足と酷使し過ぎた反動でブラックアウトし、そのまま気絶したのであった。
残ったのは虚ろな目で呻くような喘ぎをあげながらオナニーに没頭するフェイトと、意識が無くなってもフェイトを離さんと抱き締める涙の跡を作ったアルフだけだった。