そんな怪しいのぺっしなさい 作:ぬるぬる
リクエスト話はまだ練ってる所です。
そういえば各話のタイトルって変えた方が良いですかね?
変に捻るよりナンバリングの方がスッキリしてると思って現在のスタイルですが。
シチュエーションのカッコ書き位はあった方が良いのでしょうか?
感想稼ぎですみません。
緑髪を腰までさらりと流した美人。
それがクロノの母親であるリンディ・ハラオウンである。
クロノがまだ幼いころに夫に先立たれてから女手一つで育ててきた母であり、次元航行船の船長であり提督職に就いているというキャリアウーマンでもある。
柔和な微笑みと共になのはたちの前に姿を見せた彼女は、パッと見はとても一児の母には見えない若さである。
だが、彼女は大学生でも通じる美貌を持ちながらも魑魅魍魎の世間を渡り歩いてきた猛者でもある。
さりげなくクロノを回収して、勧められたソファに腰掛ける。
その姿はリラックスしているように見えて隙がない。
「ちょっと、母さ……提督。職務中ですし降ろしていただけませんか」
「あらあら、もう親離れしちゃって。悲しいわぁ」
そういいながらも脇にクロノを置く。
これで両者フリーハンドである。
「さて、申し遅れました。私は時空管理局から今回の事件について担当することになりましたリンディ・ハラオウンと申します。よろしくね」
にこりと笑顔をなのは達に向け、自己紹介をする。
リンディが身分を明かした事で隠さない方が良いだろうと考え、自分もと思ったがはたと気づく。
そういえば時空管理局の事について話していないのにイジられていた。
いったいどういう事かと思っていると。
「あら、わざわざアースラからトップが来てくれるなんて!ありがとうございます。私は高町なのはです。これからよろしくお願いしますね」
めちゃくちゃ猫を被ったなのはが恐縮ですといったポーズで挨拶を返す。
誰だこいつといった表情の地球組。
「ふふふ。良いのよ普通にしてもらって。この地球を救ってくれている小さな勇者さん」
うふふ。あはは。と冷たい空気が流れる。
「それじゃあ単刀直入に言うけど、残りのブツは海中にあるから精査して座標だけ送ってほしいの。後は襲撃犯をとっ捕まえにお早めにお引き取り下さい」
ニッコリと本題を切り出すなのは。
「な、一般人にこれ以上危険な目に合わせれるわけがないだろう!そっちこそ募集したジュエルシードを渡して欲しい。それはロストロギア……取り扱いが難しい危険な代物なんだ」
流石に場所だけ教えて帰れと言われて自制できるわけもなく。
クロノはなのはにジュエルシードの引き渡しを要求する。
だが、なのはとしても引くつもりはない。
というより引けない。
アリサやすずかのデバイスに変質させてしまっているし、なによりフェイトを釣り出すための餌なのだ。
そしてフェイトの背後に控えている鬼婆(アルフ談)ときっちりお話し(物理)をするつもりなのだ。
公僕はユーノの航行船の襲撃犯を追いかけていればよいのだ。
「はぁ?こっちは魔法技術が無い中必死に習得して安全に処理できてるの。今だって荒っぽい方法執ればすぐに残りの6つもまとめて回収できるのをそっちの面子も立つように到着までまってあげてるんだから」
バッサリとクロノを両断にかかるなのは。
「なんだと!慢心してロストロギアを扱って滅んだ次元世界がいくつあると思っているんだ。君は魔法初心者なのに、いや、だからこそなのかもしれないが簡単に考えすぎている」
「ふーん。それこそ杞憂なの。私はちゃんと制御出来るし封印する力も人も足りてるの」
「だからそれが思い上がりだと言っているんだ!」
「わからない人だなあ。こんなカチカチ頭のちびっこが執務官とか部下が大変ね」
「ち、ちびっことはなんだ!成長期だ。これからなんだ!」
当然そういわれたら危険性を説くしかなく、クロノは思わずヒートアップする。
そこを、
「はいはい。クロノ、その心配は当然だけれども少し落ち着きましょうね。なのはさんも、こうやってロストロギア対処に当たるプロがやってきたのだから安心して任せてほしいのだけれど」
リンディがとりなす形でなのはをなだめ、説得する。
クロノの発言でむっときたところで、理性的なリンディが提案するというコンビネーションである。
もっと弄ってやろうと思っていたなのはであるが、リンディの感情をむき出しにさせるのは中々骨が折れそうであるので矛を収める。
もっと余裕のある時にリンディとはじっくりねっとりとやりたいところである。
そんなわけでとりあえず話を進めた結果、場所を探るのは決定だが回収をどちらが受け持つかで揉める。
どちらも引くつもりはないため平行線で終わるかと思われたとき。
「それじゃあ一個発動させるからそれを封印で来たら全てお任せするの」
となのはが提案する。
「いやいや、思念で発動する高エネルギー体を気軽に発動させないでくれ。それに今までの話だと人を取り込んでまで発動するんだろう?取り込まれた人の安全性も確保できない中でそんなことは到底許可できない」
クロノは当然反論する。
当たり前であるが、未知な部分が多いからロストロギアなのである。
想定外の事態が引き起こされる可能性が想定される出来事なぞ到底許可できるわけがない。
「へぇ。制御出来ないんだ。まあビビッて言い訳を垂れ流す相手に無理な提案だったね。ごめんね、忘れてほしいの。」
それじゃあお引き取り下さいと言った構えを見せるなのは。
出動したからには報告書も上げねばならないクロノ。
そこで現地人に対処された上に追い返されて戻ってきました。
物品も無いです。
そんな報告を上げれるはずもなく。
悲しいかな仕事熱心なクロノは見え見えの挑発だと分かっていながらも相手の土俵に上がらざるを得ないのである。
「わかった、わかったからグイグイ背中を押して追い出すのはやめてくれ」
思ったよりレスポンスが悪くぷりぷりしながらクロノを追い出そうとするなのはを掴みながら答えるのであった。
後日。
海鳴海浜公園にやってきた時空管理局の面々。
武装隊の兄ちゃん姉ちゃん達もスタンバっている。
それを率いるのはクロノ。
事前に封印時の記録は提供されていたのでそれを踏まえての編成だ。
こちらは公的機関のためジュエルシードを提出させる事は出来るが、やはり現地人と諍いを起こしたり人ごと連れ出すというのは道理に反する。
だからこそこうして相手の案を飲まなければならない時もある。
それに、ここで組織的な取り組みを見てもらう事で、相手に納得して貰い、今後も良好な状態で事件の幕引きを図りたかった。
やはり悲しいかな組織の人間、有能なオブザーバーは抱えておきたかった。
これで、管理局に興味を持ってくれるならそれも良し。
入らなくてもしがらみのない外部の個人戦力は抱えておくに越した事はない。
少なくとも厄介事が起きた時に、敵に回らない確約だけでも結べるのとでは大分と違うからだ。
こうして殆どの武装隊を投入した、模擬戦と言う名の威嚇戦が幕を開けた。
「それで?今はどんな感じなの?」
「現在外郭のエネルギーを消費させて余力を削いでいる所です。離脱者も居らず順調よ」
アースラ内に招かれたなのは達。
会議室にて中継された映像を見ながらお茶をご馳走になっている。
「はいはーい。お茶持ってきましたよー」
陽気に登場してきたのはエィミィ・リミエッタ。
アースラのオペレーター兼クロノの補佐だという。
快活な印象のお姉さんキャラのエィミィと堅物ちびっこのクロノでは凸凹コンビすぎやしないかと思ったが、付き合いは長く良いコンビなのだそうだ。
評価する相手が母親のリンディなので話半分に留めておくが。
そうして半分惚気の様な息子自慢の様な二人のクロノ自慢もそこそこに配られたお茶で、なのははカルチャーショックを受ける。
緑茶が異世界にも有るんだ、なんて感心しているとリンディの横には何かの壺が。
金平糖みたいなお茶請けなのかと思っていると、白い粉をさらさら入れ始めたではないか。
「あ、あのう……。それは一体?」
「あら?これ?なのはちゃんも入れる?」
「何なのこれ?」
そうしてたっぷり4杯山盛りに投入し、ティースプーンでじゃりじゃり混ぜる音が聞こえる中なのはの前にやってきたものは砂糖であった。
あれ?
これコーヒーシュガーだよね?
え?
ドウイウコトナノ?
馬鹿なの?死ぬの?
あっ、制御ミスった。
全く理解できない状況にフリーズしていると、美由希が覗き込んで言った。
「あー、砂糖かー。確かに日本じゃ馴染みがないかもね?でもそこまでショック受けなくても」
「いや、えっ?緑茶に砂糖だよ?味覚ヤバいよ?!幾ら料理ができないからってそこまでなの?」
「何がそこまでなのかな、なのは?私だって味覚は正常よ。……料理に反映されないだけで……」
それだめじゃんと思えば良いのか、お姉ちゃん目付き怖っっ!と思えば良いのか。
ずずすいっと距離を詰めてくる美由紀から体を反らす。
じとっとした視線が痛い。
しばらく睨まれていたが、一旦保留にする様で元に戻った。
ホッとして元の姿勢に戻ったなのは。
「まあ、日本じゃメジャーじゃ無いだけで、中国や台湾では砂糖が入っている場合があるわ。もっとも、暖かいお茶ではあまり無いそうだけれど」
「うげ、想像できないよ〜」
美由紀の解説にも関わらずなのはは苦い顔である。
一応地球の何処かではあり得るのだとは知ったが、それでもなんだか複雑な気分である。
やっぱり緑茶はそのままが一番だよねと、満場一致で脳内会議にて判決が出た。
そんな、納得していないのが丸分かりの表情を見て、美由紀はニマニマとしている。
それが、更になのはの癪に障りプイと顔を逸らした。
その辺りの頑固さというか許容範囲の狭さが、高町家においてなのははまだまだ子供だなぁ、と思われている一面であったりする事をなのははまだ知らない。
そんな和やかな雰囲気が漂うアースラ内の一方、海上から公園沿岸に結界を張り、なのは謹製のジュエルシードと対峙している武装隊は……。
「おい、アースラ応答してくれ!この作戦は失敗だ!応答してくれ!」
全滅の危機に瀕していた。
実はサーチャーが欺瞞を受けている間に念話すら遮断され隔離されていたのだ。
これを解除するにはただ一つ。
なのはの意思を汲んだイソギンチャクの様な怪物を倒し、封印を施すのみ。
だが。
「ヒギィ‼︎前だけじゃなく後ろにもっ!あっ、あっ、だめっ、みんなが見てるのにイっちゃうぅっ!」
神経毒で身体も魔法も封じられ、目の焦点が合わずされるがままになっている女性。
大の字に全裸で縛られ海岸で遠距離でのサポートに徹していた仲間に見せつける様に両穴を犯され、歓喜の声を叫ぶ。
側では己の肉体を酷使し限界まで鍛え上げた男が悶えていた。
「くっ、この程度でやられるわけには……うっ!もう限界なはずなのにまだでやがる!どうなってるんだ!」
内側に無数の襞が見えるオナホール型触手が、男の意思に反して勃起した男根を呑みこんでいた。
うぞうぞと動かれるだけでも意識が飛びそうなのに、粘膜から媚薬が浸透しているのか身体が熱い。
それに追い打ちをかける様に上下に触手が動き、締め付け、吸い込んでいた。
人の身体では味わえ無い様な極上の悦楽を強制的に味合わされているのだった。
臍から侵入し、一体化した触手によって、魔力を引き換えに精液が生成され、玉袋どころかリンカーコアからも絞られている。
既に放精した液には血が混じり、ヤバイとは思っても媚薬のせいで痛みを感じない。
そうしてどんどん自分の中で何かが失われていく。
その10分後、男はただのザーメン生成器となった。
攻撃魔法を吸収し魔力液に変換され、男の口から栄養剤と共に給餌されリンカーコアを回し、精嚢で無理やり作らされる。
男の精嚢が用を成さなくなればイソギンチャクが代用器官と交換し、無理やりでも生存させる。
その気になれば自力で精液を生み出せるジュエルシード生物が、なぜその様な迂遠な方法を採るのだろうか。
答えはエクスタシーで発生する見えないエネルギーを吸収しているからだ。
それはなのはにも送られ、成長させるための糧となっているのだ。
そんな事情は当人たちには知りようもなく、その側では。
「もっと、もっとちょうだい!中をザーメンで満たして、おっぱいびゅるびゅる出したいのぉ!」
「気持ち良すぎるぅ!だめ、また出ますっ!」
20代の女と15歳程の少年が繋がりあい、ひたすら性交を行っていた。
いや、四肢を縛られ、媚薬で狂わされ、身体を壊され。
女の腹は妊娠したかのように膨らみ、ピストンの度に絶頂し全身が跳ねるが、それでも精液を溢さず搾り取り。
男の棒は肥大化させられ、止まることのない強制射精による絶頂地獄で脳を焼き切られ。
2人の耳に入った触手から絶頂エネルギーを吸われ、何時までも満足せずにまお互いを求め合う、永遠に性交するオブジェとなっていた。
厳しい訓練や任務に耐えていた武装隊だが、強制的に与えられる絶頂と脳を焼き切る性交の快楽。
これによって狂わされ、集団戦闘の継続は不可能となっていた。
そして獅子奮迅の活躍で触手を減らし、本体に攻撃を貫通させていたクロノも、隊員を庇ったせいで捕らえられ、なのはの意思通りに手を加えられるのであった。
その頃、アースラ内では……。
「ちっ!酢豚にパイナップルは無いわー。異世界だわー」
「うるさい、バカなのは!何でも異世界の所為にするんじゃ無いわよ!というか何でピーマンもパイナップルもだめなくせに酢豚頼んだのよ!バカじゃないの?!」
「えー、アリサちゃん。タレにかかった豚肉の為に酢豚が有るんだよ。他のはダシだよ」
「れっきとした具よ!このバカちん!」
「ちょっと、締まってる。極まってる、関節外れるぅ!」
「うるさい、すずか、やっちゃいなさい!」
「うん、ほーらなのはちゃん。にがーいのたっぷり口に入れてあげるからね〜。ちゃんとよく噛んで見せてから飲み込むんだよ。でないと……」
血だるまになるまでお仕置きしちゃうぞ♡
そう言って、にっこりと微笑むすずかに戦慄するアリサとなのは。
全ての苦いモノを処理する頃には、えぐっ、えぐっ……っと涙目で打ちひしがれ、まるで暴行を受けたかの様な怯え様である。
その後、更に口の中が甘くなるまでパイナップルも詰め込まれる事になる。
その時にもすずかは、ぼそりと呟く。
あ、そういえばパイナップルって肉を柔らかくするんだってね。
なのはちゃんの血袋も柔らかくなるかな?
と首筋に舌を舐めながら尋ねる。
一方で、すずかにお腹をさすられ、ブンブンと首を振るなのはが居たのだが、概ね平和だった。
特にユーノは、
「そうなんですね。あの無人世界にはまだそんな場所があったんですね!」
「ええ、昨日公開情報になっているから、この件が片付けた頃には発掘調査許可も降りる筈よ」
「わあ、楽しみだなぁ……」
「うふふ、嬉しそうねユーノ君」
「はい!やっぱり男は、男は冒険したいものですから!」
リンディと楽しく談笑し、久々の安寧の時を得ていた。
腹も満たされ、そろそろ会議室に戻ろうかという頃。
漸く落ち着きを取り戻した面々。
と、お茶が無いことに気づいたなのは。
「あ、お茶いれてきますね」
と、そそくさと急須を持って消えていった。
それを笑顔で見送るリンディ。
食堂のおばちゃんと仲良く談笑して、ああ、と恵心されながら砂糖を探すおばちゃんと会話するなのはの声が、和やかな談笑するクルー達の声に混ざる。
そんなリラックスした空気の中、武装隊は全滅しているという事を知る者はアースラクルーには居なかった。
その後再び戦闘光景を観戦する。
その辺りで美由紀はお暇となる。
なのは達は初めからお泊まりセット持参だったのだが、美由紀は何の用意もしておらず、また、なのはとの間で適当に付き合ったら帰ってくるとのやりとりが交わされていた為だった。
そして暫く経った頃、リンディは強烈な眠気に襲われる。
息子が頑張っているのを重たくなる瞼を持ち上げ、懸命に注視しようとするのだが、どんどん眠くなる。
そしてついに机に突っ伏してしまう。
最後に目に映ったのは申し訳無さそうなユーノの顔と。
計画通りといった、イイ笑顔をしているなのはであった。
一方その頃、夕食から戻ってきて交代要員から監視を引き継いだエィミィ。
そういえばサーチャー展開しっぱなしでそろそろ耐久性が心配だなと思い。
新たなサーチャーを結界内に潜り込ませた。
と、変な光景が見えた。
なんと、別地点のサーチャーであるのに同じ映像が流れているのだ。
一瞬理解できなかったが、ハッと思い直ぐさま艦長であるリンディに通信を入れる。
「艦長!サーチャーがおかしいんです」
「何ですって?私はなのはさん達の対応中だから悪いけれどこちらに来てくれるかしら?」
「了解ですっ」
何かが起きている。
長い航行生活で磨かれた第六感が告げている。
艦内を走りながらそう思った。
そして会議室に飛び込んだ瞬間、首に違和感を感じ、そして意識を失った。
近づいてくる地面を見ながらエィミィは、クロノの安全を祈った。