「日本に戻るぞ」
「これからは日本の学生だね〜」
マジかよと貴方は思う。生まれは日本なれども、育ちは殆ど海外だ。母国語よりも海外の言葉の方が言い回しや、その土地独自の単語等も覚えている。このまま海外で暮らしていくのだと既に考えていたから。いきなり日本に帰ると言われても困惑するしかない。
「〇〇県の△△市。□□高校にしようと思っているが、どうだ?」
「家からも近いし、悪くないと思うわよ〜」
高校生はまだまだ親の庇護の下に生活をする。1人で海外生活は現実的でないのは分かっているが。もう少し相談はして欲しかったなとぼやく。
まあ、日本に悪い記憶がある訳でもない。仕方なしと切り替えていくのが賢明か。
「明後日には出発するぞ」
「急でごめんね〜」
本当に急だな!?聞き分けの良い息子でなかったらグレてたぞ!本当に!
渋々日本へと持って行く物を荷造りし始める。クソ〜、これから彼女でも探そうと思ったのに、ツイてないな…。
「──という訳で、今日からお前達の同級生になる生徒だ。仲良くしてやれよー」
『はーい』
トントン拍子に進み。今は新たな学校へと来た転校生だ。
海外住みだったという情報から、結構興味ありげに見られているのが分かる。質問でも日本語は話せないのかと聞かれたり、海外のスターと知り合い?とかも聞かれたな。
一時的だが人気者になれたようで悪い気はしない。何時までチヤホヤされるかは知らんが。
「転校生ー!カラオケ行こうぜ、カラオケ!」
「ネイティブの歌聴かせてくれよな!」
他国語がペラペラな日本人。日本語自体も
有名所の洋楽を歌えば良いし、下手したら普通のカラオケより楽かもしれない。取り敢えず、ウケも悪くなさそうだし、新しい環境でも何とかやってけそうだ。
…と、思っていたのだが。
『今月に入り、またもや不祥事です。〇〇議員はいきなり激昂すると、近くの通行人へと─』
「」
「やだ…またぁ?最近多いわね〜」
精神暴走事件。都内では今、そう呼ばれる事件が多発している。突然人が変わったように暴れ出し、手が付けられなくなる状態。容疑者は全員、何故こんな事をしたのか分からないと供述する共通点から巷ではこう呼ばれているとか。
──ペルソナじゃねーか!?こちとら海外にずっと居たから気づかなかったぞ!?え、じゃあ今何処…?
「どうしたのー!」
「母さん、ビールくれないか?」
「夕食まで待ってください」
「あちゃー…」
呼び止める母を無視して、充電しているスマホがある自室へと急ぐ。始まる前でも後で違いがある。今は何処の時系列だ。そもそも本当にペルソナ世界なのかと貴方は検索を始めた。
マジか…。
桐条財閥。久慈川りせ。八十稲羽。月光館学園。思い付いた単語は軒並みヒットする。喫茶ルブランも四軒茶屋という場所にあるし。武見内科医院もあるし。これでペルソナ世界じゃないのは有り得ない。しかもだ。
【元金メダリスト鴨志田卓!体罰!?性的暴行!?被害学生の悲痛な叫びに迫る!】
暦は5月。中途半端な時期に日本に来たが。嫌な予感は的中し、既に怪盗団は結成されてる時期だ。既に物語は始まっていた。
…どうしろと言うのだ。ペルソナだと知ったのは今。海外でペルソナに目覚めた事件等経験してない。準備期間も無し。ペルソナ無い。何か用意した物も無い。
他人より他国語は話せるが、それが何の役に立つのか。
となるとだ。
明日の授業は何だったかなー…。
打つ手無し。逆に中途半端に介入すると、悪い意味で影響を与えそうだ。力無き者は舞台には上がらない。ペルソナユーザーとして導き出した答えがこれだった。
「ご飯出来たわよ〜」
「お、りせちーって復活してたんだ。録画しとこう」
2度目の生ではあるが、両親には人並みの想いはある。下手して世界滅亡の確率を上げるくらいなら。大人しく今まで通り、一般人Aとして生活しよう。それが貴方の出した答えだった。
…と、思っていたのだが。
……メメントスかな?
放課後。帰宅途中の駅を見ると、凄い歪んでいる場所が見える。通行人は何も反応せず、スマホばかり見ているから見えているのは自分だけか。
駅。あの歪みとなるとメメントスが想起される。東京ではない此処だが、大衆のパレスと言われるくらいだし、他の都市に入り口があってもおかしくはないのか?
関わらない事を決めたのに、真っ先に異常に出会うとは思わなかったな。
恐らくだがこの世界をペルソナだと
さて。貴方がペルソナユーザーなのは語った。物語に関与する気は無いが。こうして舞台の異世界へと行けそうになると、ファン心として生のメメントスが見たいというミーハーな気持ちが出てくる。
…ちょっとくらいなら大丈夫だろ。
時間も放課後。暇はあるしとノコノコ貴方は歪みの入り口へと、周りの目を気にしてから侵入したのだった。
エンカウント早いっ!
メメントス入れた→シャドウとこんにちは。全力疾走で逃げているが、このままだと追いつかれそうです。
地理に詳しくないので、行き止まりに着くのも早く。貴方はいきなり絶対絶命のピンチへと追い込まれます。
──ペルソナァ!
何か出た。シャドウにボコられていると、何処からか声が聞こえる。仮面が出て来てバリッと外すと、体の奥底から溢れ出る力を感じる。
『我は汝。汝は我。我が名はファウスト…契約の力を、今此処に…』
使える属性は呪怨か…。主人公と被ってない?力があるだけ有難いが。こうもスムーズに異世界に関われると、今までよく大丈夫だったなと思う。
『………』
覚醒した力でシャドウを薙ぎ倒し、入り口付近まで戻る。
覚醒疲れか、かなり体が重い。さっさと出ないと覚醒したとは言え危険だ。またなとペルソナに別れを告げたが、戦闘時は喋りまくるのに今は無口なものだ。すぅ…と消えたペルソナと怪盗服に少し驚きつつ、貴方はメメントスから出て行く。
…でも遠いんだよなぁ。
力も得ちゃったし改めてどうするかと思ったが。シンプルに舞台の距離が遠すぎるのだ。新幹線でも掛かるし。物語的に様子観察にはほぼ毎日行きたいが物理的にキツイ。
平日は学校。休日に行くとしても時間とお金が一気に溶けていく。
今は5月だし、斑目か。仮に仲間として合流するにしても、どう理由を付けるのが良いかと問題は別にも出る。
…無理!やっぱ任せる!
何を考えても物理的距離の問題が邪魔をする。これはもう無理だな。力はあるけど任せたと丸投げして、貴方は少し遅くなった帰路へと戻る。でもペルソナは使いたいしメメントスには行こう。
そんなこんなで約一ヶ月後。力に目覚めど、昼間は学生。放課後はメメントスでシャドウしばきの生活を送りました。
ペルソナ使うと気持ち良いんだよね。ストレス発散も兼ねて戦うのは結構楽しい。
この一ヶ月の間に無事に斑目時間は幕を閉じたようで、今では号泣会見の斑目動画がバズっている。ターゲットがターゲットの為に、家の学校でも怪盗団の話題が出るのだから、かなりメジャーになってきたな。
そう言えば、貯めたお金で東京に行ってみた。ファンとしてはルブランのカレー食いたかったし、双葉が覚醒した後だと、探知系のペルソナだからバレる可能性も考慮して早めに。
わざわざカレーを食いにと惣次郎さんには驚かれたが。悪い気はしなかったのか、ケーキをオマケでくれた。ジョーカーとモルガナは出掛けていたのか、会えはしなかったが。これは幸運なのか不運なのか。
今は6月。地元の高校には慣れてきた感じはある。転校生人気は衰えて来たが、友人は何人か出来たし問題無し。
空いた時間はメメントスに潜っていて、レベルも少しは上がっている筈。ゲームじゃないから、レベル確認が出来ないのは難点。
それにしても生は違うなぁ…。
5月頃に行った第1回遠征。ルブランに行った後、洸星高校ってどんなのかなと、一ファンとしては気になり予定変更。
外観自体は普通だったが、其処から出て来た東郷一二三を見掛けたのでかなりラッキーだった。
チラリとしか見えなかったが、かなりの美人さん。選択次第では彼女を恋人に出来るジョーカーが羨ましい事この上ない。
そう言えば、東郷さんってデザインが仲間用だったけ?
何処で聞いた話かはとうに忘れたが。確かそんな話があったような。デザインと東郷一二三というキャラは別だが、あのビジュアルで怪盗をやっていた未来も有り得たのか。
東郷さんの怪盗服…どんなのだろ?
シャドウとの戦いに慣れ、メメントスの中にも慣れて来ると。こうして余計な事を考える余裕も出て来る。やっぱりフォックスと同じ和風要素がある服だろうか。それとも洋と混ぜる感じ?
何てことない事を貴方は考えていたのだが…。
『シャドウを倒せ』
急に声が聞こえるようになった。これは覚醒時の感覚に近い。十中八九ファウストが語り掛けているが、何故と問い掛けても答えは返らない。
仕方なし。半身の要望に応えるべく、休みは終わりにしてシャドウを探しに行く。
『トドメは刺さず、暫し待たれよ』
後一撃で倒せそうという所で、ファウストからストップが入る。何をするつもりなのか。倒れたシャドウ悪魔に近付くと、ファウストはブツブツと呟き始めた。
『契約を此処に…今から汝の名は─』
名は、の後は聞き取れなかったが、倒れたシャドウを中心に光が放たれる。眩い光に目を腕で隠して、光が収まるのを待った。
「…コードネームはコマンダーです。これから宜しくお願いします」
扇のようなハーフマスクは着けているが。その容姿は正しく東郷一二三。何で此処に居るのだ。その格好は何だと頭に疑問が湧いてくる。開いた口が塞がらないまま、ぽかんとして居る貴方の傍に、東郷一二三ではなくコードネームコマンダーは近寄り。
「あの、貴方のコードネームは…?」
普通に仲間感を出しながら合流してきた。え…これって何ですか?ファウストは何も答えてくれませんでした。
この日から、貴方の仲間に新たな仲間として東郷一二三が加わりました。
「ん…じゅるる…ぐぽぽ…♡」
仲間としてコマンダーが加わり早1週間。あの後調べた限り、現実の東郷一二三は確かに居たままだ。
しかし貴方がメメントスに行くと、東郷一二三の容姿、体型をした怪盗のコマンダーが仲間に加わる。出る直前には消えて、メメントスに入るといつの間にか居る。そんな存在がコマンダーだ。
「私はコマンダー。貴方を助ける者です」
ファウストの力で生まれた存在。それは分かるが、君は現実の東郷一二三とどういう関係か。何故自分に手を貸してくれるのかと聞いても。貴方の為に生まれた存在として、力を貸すのは当然と、会話が出来そうで返答はそれしか返さない。
「今日はどうしましょうか?」
都合の悪い事には返答しないゲームのキャラみたいだなと思ったが。元はゲームのキャラだった。いやでも、此処は現実だし、前に出てたテレビでは普通に喋ってたし…。
色々考察した結果。認知存在的なものかと納得する事にした。
「ペルソナ!」
認知存在なのに、何でペルソナ使えるのとは思うが。シャドウとペルソナは似たようなものと聞いた事もあるし。ファウストがあの時に、何かをしてシャドウをペルソナへと変換したのだろう。
ある程度自立行動はするし、命令にも従う。何より普通に戦力になる。ファウストの特殊な力で、仲間を作りづらい今の状況では、確かにコマンダーの存在は助かる。
『可能だ』
コマンダーのような存在は他にも作れるのか。多分答えないだろうと思ったのに、これには端的に返答をする。
何がセーフでアウトなんだ?戦力が増やせるのは良いけどさ。疑問への答えも少しは解答して欲しい。
「プレイヤー、次は何方へ?」
コードネーム。今までは1人だったので気にしなかった。
けれど認知存在とは言え、受け答えをする相手には名前があって良いだろうと、パッと思い付いた名前をコードネームとした。
プレイヤー。元ゲームのプレイヤーだったから。かなり安直ではあるが、変に凝ったのも考えつかない。暫定だが多分このままプレイヤーと名乗るだろう。
「んんっ♡…プレイヤー、もうしたいんですか?」
さて。この認知存在は貴方に好意的である。イケるかなと、貴方からお尻を触るセクハラをしても。嫌がるどころか、探索中は駄目ですよと優しく返されるだけ。
堪らずその後襲い掛かっても、コマンダーは抵抗せず、貴方を受け入れたのだ。
「…オチンチン♡今日も私がお掃除します♡」
先程から考え事をしている間も、座った貴方は露出した肉棒をコマンダーへと奉仕させていた。
現実の彼女がどうかは知らないが、巧みに舌を使い。深くまで咥え込み、わざと音を立てて興奮を煽ってくれる。
こんないやらしい女だとは幻滅だと、バックからお尻を叩きピストンをした時は、ごめんなさい、ごめんなさいと喘ぎ。強く締め付けて来て気持ち良かった。
「じゅるる!じゅぽ、じゅぽ…!じゅるる…!」
あー、出そうと貴方が呟くと。コマンダーは激しい吸い付き、奥まで咥えては先端までと、素早く頭を動かす。
「んぼっ!?んごっ!?おごっ!?♡♡」
途中から貴方は頭を掴み、物のように一二三を扱い始めた。貴方からの横暴な行動に、彼女は怒るどころか喜びつつ、上目遣いに貴方を見上げた。
「──んぶっ!??♡♡♡」
ビュルルル!ビュル!ビュルルル!
頭を掴んだまま、根元まで咥えさせてから射精。ドプドプと溢れ出す精が心地良い。何回もコマンダーの口は使っているが、全然飽きる感じがしない。
「あっ♡あっ♡は、はい…!プレイヤーの♡プレイヤーのオチンチンしか私は知りません♡♡」
椅子に手を付かせながら、現実からの持ち込み品で。東郷一二三のグラビア写真を椅子の上に置く。
本人ではないが、ほぼ本人の体をバックから犯しつつ。
征服欲を満たす為だけにこうした。認知存在の彼女も、全く本人の記憶が無いわけではない。これを撮った時の事を思い出しつつ、きゅうきゅうと締め付けてくるのだから堪らない。
「プ、プレイヤーのが…私が見た中で一番大きいです…♡──ああっ!!♡♡」
種付けをするように深く深く奥まで挿し込んでから、大量に放出する。洪水のように出た白濁液は、オマンコから引き抜くと、地面へとボタボタと落ちて行く。
「す…直ぐにご奉仕しますね…♡」
ガクガクと膝を震わせ、地面へとへたり込んだコマンダーの前に、貴方はまだまだ元気な白濁液付きの肉棒を晒した。
目の奥にハートを出しつつ、欲望に忠実なその瞳は、逸らさず貴方の肉棒を凝視し。パクリと咥え込んでからは、離さないと言わんばかりに貪欲に吸い付き、音を立てた。
「じゅるる!じゅぱ…♡プレイヤー…また私のを使いますか…?♡」
──ドチュン!!
「おうっ!??♡♡♡ふっと…♡熱っ…♡♡」
バチュン!バチュン!バチュン!パンパンパンパン!!!
「──おっ!?♡♡深くっ♡♡深くまできてますっ!♡♡♡」
「おっ!!♡おお〜〜〜〜っ゙!!??♡♡♡♡」
ビュルルルル!ドビュルルル!!
最近の貴方のメメントス比重は、コマンダーとのプレイ>メメントス内の探索である。
今日も白い精液溜まりを地面に作る程、コマンダーを犯し抜き。何度目かのお掃除フェラをさせてから貴方はメメントス内から出て行った。
明日になれば認知存在だからか元通りに戻る。その仕様が更に欲望を発展させやすいのかもしれないが。
コマンダー以外にも仲間は作りたい。となるとまた東京に行き、コープ相手を探した方が良いのか。多分だがあの日、自分が東郷一二三を
学校生活中も、次は誰を仲間にするかを考える。戦力としても多ければ多い程良い。まあそれは副次的な効果だが。
「出席取るぞー」
今日は放課後に誘われてるしメメントスには行けないな。
メメントスは上手く行けば今年が終わる頃には消える存在。魅力的な部分は多々あるが、それに呑まれるとこれからの人生に陰りが出る。
欲望はある。しかし律しきれない程ではない。現実の交友関係も忘れず─
「今日はまた転校生を紹介する。…入って良いぞ」
「鈴井志帆です。中途半端な時期ですが、これから宜しくお願いします」
……マジ?
認知存在ってエロに使えるよなと思ったので書いたやつ。ペルソナ5Xのキャラ出したかったけど、まだ本編追いついてないし、情報足りないので原作方面から考えました。
ファウスト
呪怨属性と精神系のデバフを得意とするペルソナ。属性がアルセーヌと被っている。弱点は破魔属性。耐性は呪怨。シャドウ悪魔と契約し、怪ドル的な存在を生み出す特殊な能力を持つ。形は違えど、他のシャドウ悪魔を扱うのでワイルド的な素養は貴方にはある。
認知存在だから、認知さえすれば過去作のキャラも出せるのは便利。
コマンダー
認知存在東郷一二三にシャドウを変換したペルソナを繋ぎ合わせて作られた存在。生みの親的な感情をファウストには抱き、その半身足る貴方に心から従うようになっている。
ペルソナは考えたけど、このままぼかして各々のイメージに合わせるのもアリかなと思い、書きませんでした。
怪盗服デザインは適当。皆さんが思い描く服装を着させてあげてください。
主人公が通っているのは鈴井志帆が転校する先と設定。杏殿コープ後半で出た気もするので、コープは其処まではもう終わっている事にします。時系列は7月の時に来た予定なので、多分設定的には大丈夫な筈。