※この作品はR-18です。

怪ドルって何ですか?   作:ニンカタ

8 / 15
続き。今日はフルール回。




第8話

 

 「うっほっほー!これはこれは、ご注目ありがとうございまーす!」

 『うわ…』

 「僕、完二♡女の子ばっかりなんていやーん!…さっさと出てけゴラァ!!」

 「せ、戦闘開始だよ!皆準備!」

 

 前に認知存在雪子と戦った時は、コマンダー、チアと仲間の数が少なかった。しかし今は、3人の仲間が新たにメンバーとして加わったのだ。

 夏季休暇にも入り、体力にも時間にも余裕が出来たのならば、こうして見付けたダンジョンに潜る事もし始める。

 

 「下品な女ばかりねぇ…」

 「其処の坊や以外には帰って貰わなくっちゃ」

 「…何か既視感を感じるんだけど」

 「プレイヤー君には手を出させないよ」

 

 そうして新たに発見したダンジョン。其処はかつて巽完二のシャドウが存在した銭湯。発見直後から背筋には冷たいものを感じてはいたが、ゲーム的な知識から次の腕試し場としては最適だろうと自分に言い聞かせる。

 

 「ん?どうしたの、急に抱き着いて来て」

 「…私達では分かりませんが、プレイヤーには何らかのダメージがあるのかもしれません」

 「さっきから変な声聞こえるしね…」

 

 oh…YESやカモーン…と言った艶めかしい声がダンジョン内では常に聞こえる。そのどれもが元は男の声だと分かる野太いもの。女性陣は早々に慣れたのか気にはしてないが、男性である貴方には身の危険を感じるボイス。

 途中、何度も半裸の男シャドウとも交戦し、その度に近くの仲間に癒しを求めたのは仕方ないと言える。

 

 「ふふ、ちょっと可愛いかも。何時もは男らしいのにね」

 「あー!私もしたいです、マーチお姉様!」

 「私も私もー!」

 

 動物園の人気動物の様に変わる変わるハグをされ、精神エネルギーを補充しながら攻略を進めた。幸い実力帯は此処のシャドウにも引けは取らなかったのか、戦闘で苦戦する事は無かった。戦闘では。

 

 「あーんもう、ちょこまか鬱陶しい…!」

 「ハイ!」

 「させません!」

 

 ボス戦は3対6。内2人はサポート役なので実質的には3対4か。ゲームでの知識を思い返し、だいだら.で購入してあった状態異常耐性のアクセサリーをフルールに渡す。そのお陰か貴方か女性陣、何方に状態異常を付与された時にフルールが適宜回復をしてくれる。

 今は補助魔法を掛けようとした取り巻きを、コマンダーが邪魔した所だ。

 

 「良い加減…倒れなよ!!」

 「サポート入ります!」

 「チッ…!」

 

 取り巻きの内一体が倒され、均衡が此方に傾いのに苛立ったのか完二シャドウが範囲の広い攻撃を繰り出す。流石に直撃すると不味いが、青いシールドが貴方達の前に現れ、ダメージを軽減してくれた。

 

 ──後一体、全員で攻めるぞ!

 『了解!』

 

 残りの取り巻きを相手していたフルールとコマンダーが合流する。そうして4人掛かりで隙を作る事にも成功すると、畳み掛ける様に一斉攻撃を仕掛けた。

 

 「いくぅぅぅ……!!」

 「完二…あんた…」

 「見なかった事にしてあげようよ…」

 

 総攻撃が決め手となり、完二のシャドウは元の姿に戻った。倒れる間際に聞こえた、絶命の断末魔は部屋の中に響き、誰もが聞いた事だろう。

 

 「…いやー、強敵でしたね!お兄さん、お姉様達!」

 「…うん、そうだったね」

 「…ですが勝てました。前回より成長出来たようです」

 

 何とも言えない顔で完二シャドウの一部始終を見ていたチア。チアの元になった久慈川りせの認知存在は、ごく最近のもの。だから話だけではあるが、こういう風だったとは知っているだろう。まあ、実際に見ると違うが。

 逆にフルールの元になった認知存在は、その時までの記憶しかない。この事を経験した訳では無いが、何故か既視感は覚えていた。

 

 「大変だったんですね…フルール先輩…」

 「…うん、多分そうだったと思う」

 

 終わってみれば戦闘自体は快勝。けれどその場に居た全員が、素直にその事実を喜べない。そんな戦闘であった。

 元から仲は良かったが、この一件を気により一層チアとフルールの距離が近付いた。そんな気がする。

 

 尚、勿論ではあるが完二シャドウは仲間に入れなかった。

 彼本人がそうではないとは知っているが、歪まされたシャドウが強く出ている彼を、貴方は戦力目的だとしても側には置きたく無かったからだ。

 これには仲間全員も強く賛同し、完二のシャドウは見送られ消えて行った。

 

 ──貴方達のレベルが上がった!

 

 

 

 

 

 

 

 「女将…()()()()がいらっしゃいました…」

 「…そう。分かった。じゃあ後は任せるね」

 「…いってらっしゃいませ」

 

 仲居役であるコマンダーから報告を受けて、女将役であるフルールは眉を顰める演技を行った。

 今回のМVPは適切なタイミングで状態異常回復をしたフルールである。そのご褒美として、フルールは今プレイの台本に沿って演技をしている。

 

 「あの方って誰なんですか?」

 「うちの旅館に多額の寄付をしてくれた人」

 「じゃあ良い人なんですね!」

 「…そうだったら良かったんですがね」

 

 仲居役のパペット、チア、コマンダーが話をしている。

 この旅館は前まで経営破綻寸前であった。

 お金は無いが借金だけは数え切れない程にある。そんな状態では新たに人も雇えず、設備も整えられず、衰退していくのは当然と言えた。

 そんな時に現れたのが貴方である。ある条件の代わりに、多額の寄付をしてくれた。その資金を元手に、この旅館は商売としてやっていけるまでに復活した。

 しかしその対価は…こんな感じのストーリーである。

 

 「旦那様、足を運んでくださり有難う御座います。どうか今宵もごゆるりと…」

 

 フルール改め雪子は戸の前に座っていた。そして一度深呼吸をしてから意識を切り替えると、中に居た貴方へと挨拶を行う。頭を下げたまま、声を掛けられるのを待った。上下関係は貴方が上で雪子が下。常に気を遣うのは此方の役目だ。

 

 「失礼致します」

 

 近くに来いと言われ、中に入ってから戸を閉める。そうして彼の近くにまで歩み寄ると、肩を抱かれながら腰を下ろした。

 

 「はい、旦那様のご助力の賜物です」

 

 瓶を手に持ち、お酌をしながら相槌を打つ。機嫌を悪くしない様に謙り過ぎもせず、程々に褒めながら会釈。今では慣れたものだと内心では自嘲する。

 

 「んっ…それで、どうなさったのですか?」

 

 話を聞く最中に、こうして手を伸ばされるのも慣れた。

 盃を置くと、肩を抱いたまま胸へと手が這わされる。着物の隙間から直に触れて、突起部分をコリコリと指の腹で弄る。

 時折漏れ出る声も楽しみの1つだ。だから無理に我慢してもいけない。そういうのが好きな時もあるが、大体は声を聞きたいのだ。

 

 「ささ、冷める前にお一つ如何でしょう」

 

 話に一段落がつくと雪子の方から並べられた料理に箸を伸ばす。彼は自分で食べる事をしない。その役目は雪子が担うからだ。

 豪勢な料理が机一面に並ぶ。その中から、先ずはメインのお刺身を取ると、丁寧に口元まで運んだ。

 

 「お口に合いましたら何よりです。お次は此方がお勧めで御座います」

 

 運び、口を動かしてから感想が出るまで待つ。その後は様子を伺いながら箸を伸ばす。盃の中身が減れば、都度継ぎ足すのも忘れない。

 

 「はい、少々お待ちを…あむ、……あー…」

 

 コンコンと指で机を叩いたら、それは合図だ。雪子は箸の先を口の中に含み、何回か噛んでから口を開ける。

 首元に腕を回しながら、唇を合わせると…

 

 「んちゅ…ちゅ…ちゅる……如何でしょうか…?」

 

 親鳥が雛に餌をあげるように、目の前の男にも口移しで料理を渡す。腰を抱きながら、満足そうにしているのだから、聞かずとも分かるが、この問い掛けも重要だ。

 

 「あんっ…まだお食事中ですので…」

 

 腰に回されていた手がスーッと下に降りていく。ムニムニと男のせいか肉付きの良くなり始めたお尻を揉まれる。

 もう片方の手は、雪子の大事な場所へと伸びたのだから、これは不味いと喘ぎながらも言葉を発する。

 

 「申し訳ありません…ではお次は─」

 

 この段階では断られるのも慣れたものか。手を離すと仕方ないと呟いた。ポーズだけとは分かるが、意見をした為謝罪を行う。しなければ機嫌を損ねるのだから当然に。

 その後も、時折危ない場所にまで手を伸ばされながら、何とか食事を終える。相手も本気ではなかったのだろう。少し言葉を告げれば、手は引いてくれた。

 

 「今日も1日お疲れ様でした」

 

 食事が終われば同伴して脱衣場へと入る。着物を脱ぎ、タオル1枚だけを巻くと腕を抱きながら浴場へ。湯をかけ、頭を洗い、背中を流しと此処でも殆どは雪子に任される。

 

 「…ええ、今日もご立派です」

 

 雪子の手に反応したのか、ビンビンに勃っている肉棒も泡の付いた手で触る。ゴシゴシと洗ってはいるが、傍目にはそちらの奉仕をしている様にしか見えないだろう。

 今日もいっぱい溜め込んできたのか、玉袋はパンパンに膨らんでいる。気持ち良さそうな声を耳から聞きながら、洗体を続ける。

 

 「どうですか…?んっ…」

 

 締めに入ると、雪子はその身を隠す最後の1枚を脱ぎ捨てる。そして自身の体全体にボディソープを泡立て、マットの上に横たわる貴方に覆い被さった。

 

 「んっ…!」

 

 体全体を使い、上半身、腕と足と順番に体を擦り付ける。

 体が反応しているのか、立った先端が擦れる度に声が上がった。それすらも楽しいのか、ニヤニヤと笑う顔が目には入る。

 

 「流します」

 

 存分に楽しませた後は、湯で洗い流して泡と滑りを取る。

 洗い流して時に、勃起して張り詰めたモノはそのままだったから、雪子は次の命令を悟った。

 

 「いただきます…あむっ…ちゅる…れろ…」

 

 その予想は的中し、少しムラムラしたから抜いて欲しいと強請られた。断る選択肢は無い。一度肉棒に礼をしてから、口を開いて先端を咥え入れた。

 ちゅうちゅうと少し吸った後は、口を離してレロレロと舌で亀頭を舐め回す。出来るだけ上目遣いで見上げながら、今度は竿を根元から上に舐め上げる。

 

 「おいひいでふ…だんなはまのをくらはい…♡」

 

 口と舌で奉仕はする。けれども言葉での奉仕も行う。

 こうした方が射精に達するのが早いと知るのは、経験の賜物か。ビクビクと反応し始めた肉棒から、もうすぐで来ると直感した。

 

 「んっ!…んっ…ちゅる…♡」

 

 ビュルルと口の中に発射される。喉の奥にこびり付く様な粘度。浴場を汚す訳には行かない。何回かに分けてドロリとした液体を飲み込んでいく。

 

 「あー…」

 

 全部飲み干しましたと口を大きく開け、満足するまで開いておく。偶に2回目だとそのまま入れられる事もあるが、今日は閉じていいと許しが出たのでそれに従った。

 

 「んっ…あっ!…ああっ…!」

 (下にも指が…!)

 

 湯船に浸かる時は互いに何も着けていない。ルール上当たり前の事ではある。胸に抱かれ、伸ばされた手は胸部と、隠すものが無い秘部へ。一番長い中指は、かき回す様に中で動いている。

 首筋を舐められ、胸を揉まれて、秘所を解される。この後の為にか、熱が入った愛撫は続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 「ひぃっ♡ひぃっ♡♡ゆ、許してください♡其処はっ♡♡」

 

 貸切の露天風呂に入っている間に準備は整えられていた。

 2つ枕がある大きな布団。近くには沢山のアダルトグッズも置かれており、此処だけを見るとそう言った施設の一部だ。

 其れ等を遺憾無く使い、今雪子は虐め抜かれている。乳首にはローターが2つ取り付けられ、後ろから突かれながらランダムにボタンを押される。

 洗浄は済んでいるとはいえ、お尻の穴に親指を入れられながら責められもした。

 

 「ゴム♡ゴムを着けてっ♡♡──んおっ!?♡♡」

 

 貴方の困った点は今日もだ。始めは素直にゴムを装着するのだが、回数が進むに連れると面倒になるのか着けなくなる。お互いに出来てしまえば困る筈なのだが、そんな事よりもと快楽を優先して生でハメ続ける。

 

 「じゅるる♡じゅるっ♡♡んじゅるる…♡♡」

 

 立っている男の前に蹲踞の姿勢でしゃがみ、股からは白濁の液を垂らして奉仕をする。太く、カリが良い所を擦るこの肉棒を入れられると頭が蕩けてくる。

 どうせ言っても無理かと途中からゴムを着けるのを進言しなくなるのも何時もの事。卑猥な水音を立てながら、雪子は奉仕を続けた。

 

 「いくっ♡♡生のせーえき来ていくっ♡♡〜〜〜〜っ♡♡♡♡」

 

 頭を押さえつけられて、ガツンガツンと腰を奥まで突き立てられる。奥に亀頭が到達すると、脳が揺れる程に衝撃と快楽が雪子を襲う。

 

 (あー…♡♡出てるぅぅ…♡♡)

 

 種付けされた瞬間は意識が飛んでいる気がする。気付いたら中にはドロリとした熱い液体を感じるし、それが少し嬉しくも思うのだから重症だ。

 

 「で、出来たらどうするんですか…♡♡」

 

 今度は種付けプレスの状態で腰を振られる。その最中朦朧とする意識から言葉を紡ぎ出した。聞いた所でどうするという話だが、そろそろ危なそうだしと気になったのだ。

 

 「そ、そんな軽い♡んあっ!?♡♡♡」

 

 そん時は産んでもらおうかなと特に考えもしなかったであろう間で返される。幾ら何でも軽すぎると続けて何か言おうとしたが、ドチュン!と奥まで届く強いピストンを受けるとそれも吹き飛んでしまう。

 

 「──ああああっ!!♡♡♡♡♡」

 

 部屋の外にも聞こえそうな声を上げながら、雪子は全身を震わせてイッた。無意識にだろうが、両足と手は彼をホールドする様に回されており、本能的に貴方を求めたのが分かる。

 

 「はぁっ…♡はあっ…♡」

 (お、終わり…?)

 

 最後の一滴まで種付けをすると、そのまま横に寝転がり寝息を立てる。様子を伺っても、起きる気配は無い事から、今日のお勤めは終わったのだと安堵した。

 

 「…絶対に当たった…♡」

 (どうしよう…一応産ませるとは言ってたけど…)

 

 最後のセックス。その時に注がれた液は今までの感覚とは少し違った。女の勘としか言えないが、ほぼ確信が雪子の中にはあった。

 

 (パパはこの人かぁ…)

 

 隣で眠る相手に何時かは孕まされると覚悟はしていた。しかしいざその時になると、想像していた感情とは別のものを感じ始めた。

 

 「…産まれる子には罪は無いしね」

 

 最悪養育費だけでも。そんな事を考えながら、疲れた体で寝返りを打ち、注がれたお腹の辺りをゆっくりと撫で続けた。それは雪子が寝息を立て始めるまで続いた。

 

 

 

 

 

 「凄い良かった。またやろうね」

 

 今回の台本は殆どフルールが考えた代物。何か自分の台詞におっさん臭い言い回しが多かった気がするが、趣味なのだろうか。後は会話のシーンにも親父ギャグ入れてとか言われたし。まあ本人がそれで満足ならば良いのだが。

 それはそれとして、プレイ自体は気持ち良かったです。男臭いダンジョンでの記憶も、気分の良いものに切り替わりました。




名前考えた時は知らなかったけど、フルーレって居たんだね。かなり被ってない?完全一致じゃないからセーフか?今更変えるのも面倒なんで変えませんが。もう少し早く知っときゃ良かったね。
仲間集まってきたからダンジョン攻略したよ回。その後はフルール(雪子)とプレイ。地の文ならコードネームに拘る必要ないかと今回からは名前表記。その方がイメージしやすそうだし。

アンケートどうもでした。過半数が良いよなんで出したい時は出す方向性でいきます。けど出そうかなって思ってた多祢村先輩の認知存在は9月に更新あるからその後の方が良いかなって取り敢えずは書きませんでした。
それとパペットにお兄さん呼びさせてるのは最初にお兄さんって呼ばせたからという安直な理由です。仲間達はお姉様の方がイメージに合ったのでそのままにしました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。