3Pとか近親警報です! あ、ftnr警報もです!
ここが現実ではないことを渚は薄々とは知っていた。夕飯に出される予定だったシチューはキッチンに置き去りにされ、ナイター中継を映していたテレビの画面には砂嵐が流れている。しんと静まりかえった家の中に時折響くのはベッドの軋む音だ。二階から響くその音にしばし耳を澄ましてから渚は暗いキッチンを後にした。
両親もクラスメイトも教師も知らない道行く人も、渚にとっては性感を高めるためにあるただの人形に過ぎなかった。だが実際に彼らは生きていなかったのではないだろうか。
ぼんやりとした目で周囲を見回してから渚は力なくうなだれた。水輝と莢花が交わる様を見ているだけでどうしようもなく欲情してしまう。こんな風に冷めた気分でいても身体だけはしっかりと反応し、今でもまだ股間のペニスは勃起し続けている。焦れたものを堪えながら渚は静かに階段を上がった。
飽きもせずに交わり続けている二人は、渚が水を飲みに部屋を出たことにすら気付いていないらしい。いつの間にか莢花の手足を拘束していたコードは解け、ベッドに散らかっている。めくれていたセーターやシャツは水輝が乱暴に裂いてしまっていて、今は莢花の身体に布の切れ端が多少残っている程度だ。スカートには精液や愛液などの体液があちこちにこびりつき、蛍光灯を照り返して鈍く光っている。すっかり快楽の虜に堕ちてしまったのか、莢花は自分から足を開き、夢中で腰を持ち上げては水輝にねだる。その度に水輝は嘲笑いながら莢花を犯す。その繰り返しだ。
渚は疲れた顔で部屋の隅に膝を抱えて座り込んだ。莢花の片足を手で持ち上げた水輝が腰を打ち付ける速度を上げる。水輝が腰を突き出すたびに莢花は高い声を上げては腰をくねらせる。最初はされるがままに犯されていただけだったのに、もうすっかり馴れてしまったのか水輝の動きに合わせているようだ。渚はそんな二人を見つめながらのろのろと制服のスカートをめくり上げた。
「何だ。自慰でもするのか?」
不意にベッドから声が飛んでくる。渚はぎくりと肩を竦めて慌てて顔を上げた。いつの間にこちらを見ていたのか、にやにやと人の悪い笑いを浮かべて水輝が渚を見つめている。渚は視線を感じて焦ってスカートを戻そうとした。だがそこで水輝が待ったをかける。
「別に隠さなくてもいいだろ。……砂夜。お口に美味しいのを咥えてみようか」
優しい声音で水輝が語りかけると、莢花はまるで童女のような笑みを浮かべてこくんと頷いた。
ベッドに上がるように言われ、渚はふらついた足取りで二人に近づいた。交わる二人を見ているとどうしようもなく身体が疼いてくる。
「そこに座って、スカートをめくって足をひらけ」
水輝の指示通りに渚はスカートをめくり上げて足を開いた。膝を軽く折り曲げて開いた渚の両足の間に莢花が顔を寄せる。水輝に背後から犯されつつ、莢花は大胆に渚のペニスを口に咥えた。ねっとりとした舌の動きを感じ取り、渚はびくんと身を竦めた。熱心にフェラチオを始めた莢花を犯しながら、水輝が優しい笑みを浮かべて囁く。
「ずうっとこうしていような」
渚に対するのとはまるで正反対に水輝が愛おしそうに莢花の頭を撫でる。それを見た渚は寂しい気分になった。なのに気持ちとは裏腹に身体は快楽に敏感に反応する。掠れた声を漏らして腰をひくつかせた渚を上目遣いに見つめ、莢花が音を立ててペニスをしゃぶる。
「……全部おれが食えば済むんだよ。簡単な話だ」
ごく小さな呟きを聞きつけて渚は驚きに顔を上げた。水輝が俯いて莢花の頭を撫でながらぶつぶつと口の中で呟き続けているのだ。
夜叉も木も全部食えばいいんだ。何度もそう呟いては水輝が楽しそうに笑う。その笑い声が酷く不気味に思え、渚は莢花に舐られていることも忘れて水輝を呼んだ。するとゆらりと顔を上げた水輝が不機嫌な面持ちで渚を睨む。
「何だよ」
「あの」
そこで渚は言葉に詰まってしまった。その間にも莢花は執拗にペニスを舐めている。そんな莢花を優しく撫でながら水輝は歌を口ずさんだ。幼い頃に三人でよく歌った歌だ。
「そうそう。上手いぞ、砂夜。歯を立てないように気をつけろよ」
まるで子供に言い聞かせるようなゆっくりとした口調で水輝が莢花に声をかける。莢花は口いっぱいに渚のペニスを頬張ったままで頷いた。莢花が動いた拍子にペニスの先端に何かが強く擦れる。喉で擦られたのだと気付く事も出来ないまま、渚は切ない声を漏らして力なく首を振った。
アイスキャンデーでも舐めるように莢花が表面に舌を這わせ、唾液の音を立ててペニスをしゃぶる。渚の漏らした透明な滴を美味そうに吸っては飲み下す。あんなに嫌がっていた莢花が自分のペニスを熱心にしゃぶっている様を見つめ、渚は熱い息を吐いた。さっきまで考えていたことがすっかり頭から抜け落ちてしまう。
このままずっとこうしていられたらいいのに。そんな渚の思いに気付いたように水輝がせせら笑って渚の顎をつかむ。俯いて莢花を熱っぽい目で見ていた渚は急に唇を塞がれて目を見張った。身を乗り出した水輝が渚の唇を荒っぽく吸い、舌を口の中で踊らせる。頭の芯が溶けてしまいそうな快感に呻きながら渚は射精した。
点けっぱなしにされたテレビには鮮やかな色合いの画面が表示され、ゲーム独特の音楽が繰り返し流れている。やけに耳について離れないその音楽を聴きながら渚は疲れ果ててベッドに沈んだ。少し遅れて莢花が意味をなさない声を漏らしてベッドに突っ伏す。一体どれくらいの時間を交わり合っていたのだろう。気が付くと窓の外は明るくなっていた。
よほど満足したのか水輝はベッドの縁に腰掛けて美味そうに煙草を吸い始めた。これまで莢花の前では決して吸おうとしていなかったのに。そんなことを思いながら渚はぼんやりと水輝を見つめた。
特にどこがとはっきり判る訳ではない。だが水輝は変わってしまったのだと渚は感じていた。灰皿がないな、とぼやいて水輝が宙に手を差し伸べる。するとどこからともなく水輝の手の上には硝子製の小さな灰皿が現れた。
もう驚く気にもならなかった。渚は力の入らない手を何とか持ち上げて水輝のシャツの裾をつかんだ。のんびりと振り返った水輝が困ったような笑みを浮かべて渚の頭を軽く撫でる。その手で水輝は渚の傍に横たわる莢花の頭も撫でた。
「たっぷり仕込んでやったんだ。しっかり働いてもらうぞ」
「何を、すればいいの」
ぐったりとベッドに横になったまま、渚は弱々しい声で訊いた。水輝が楽しそうに笑って背を向ける。水輝はおもむろに立ち上がると点いたままになっていた部屋の電気を消した。窓から射し込む光に照らされた水輝の背に影が落ちる。
前のエピソードの続きのエロです。
渚視点で続きます。
エピタイは作者のもの!w