TSしてるので男女ではありますが、TS警報です!
一服盛ったんだよーん、と気楽に言った順が忙しなく身体を上下に揺する。組み敷かれる格好になった優一郎は困ったように笑った。
「別にそんなことしなくても、お相手ならしましたのに。んっ」
ペニスを柔らかな膣壁に擦られる感触に優一郎は微かに声を漏らした。スカートをめくり上げた順が優一郎の上で足を開き、膝を曲げてペニスを咥え込んでいる股間を露にする。
「だあってえ、こないだ振られたし……見て見て。クリちゃん、ぱんぱん」
上気した順が甘えた声で言って赤く熟れた自分のクリトリスを指で弾く。枕に寄りかかる格好で少しだけ上体を起こしている優一郎は順の股間を見つめて微かに笑った。
「この間は、多輝のことで必死でしたから」
「今だって多輝ちゃんで頭いっぱいの癖に……あっ、中でぴくっとしたっ」
嬉しそうに言って順が立てていた膝をベッドにつく。優一郎の身体の脇に手をついて順は腰を上下に動かし始めた。少し狭さの残る膣口がペニスに吸い付いてくる。身動きできないまま、優一郎はペニスを咥え込まれる快感に身を委ねた。
「さすがに、茜さんですねっ! んくっ!」
「あっ! いっちゃう!? ねえ、いっちゃう!?」
悦びに顔を緩めた順が甘えた声で訊ねる。そうしつつ順が腰の動きを速くする。膣奥までペニスを咥えこまれた優一郎は軽く眉を寄せて何とか衝動を流した。
「違う! 茜さん、すいませんっ! 斎姫っ!」
鋭い声を放った優一郎に応えて斎姫がその場に現れる。ほへ、と声を漏らした順が困ったような顔をして頭をかく。
「んもー……」
渋々と言った態で順が優一郎の上から退く。その寸前に順に掠めるように唇を奪われると、優一郎は身動きできるようになった。
「駄目だ! この身体は渡さない!」
真剣な顔で優一郎は声を張った。すると斎姫が血相を変えて言う。
「優くんっ! どうしたの?」
二人の乗るベットに駆け寄った斎姫を見つめ、優一郎は自分の身体を両腕に抱きしめた。
「斎姫っ! これを、閉じ込めてくれっ! 元の場所に、二度と出られないようにっ!」
優一郎は鋭い声を放って自分の中に急に現れたものを斎姫に移した。驚きの顔をした斎姫の身体が次の瞬間、ぐらりと傾ぐ。おっと、と順が斎姫を片腕に抱きとめる。幾ら斎姫の容量が大きいと言っても、急に入ったことで多少の負荷がかかったらしい。
「わかった。優くん。元の場所へ……」
順に支えられた斎姫が必死の面持ちをし、目を閉じる。やがて斎姫はほっと息をついて目を開いた。
「優くん、これでいい?」
少し寂しげな表情で斎姫が言う。無理はしないようにね、と小声で言った順が軽々と斎姫を抱き上げてベッドに静かに下ろす。
「ああ、斎姫ありがとう! よくやってくれた」
優一郎は満面の笑みを浮かべて斎姫に頷いた。出来ればこの場で小躍りでもしたい気分だ。そんな優一郎を横目に見ていた順がやれやれと呟いてスカートのポケットから歪んだ煙草の箱を引っ張り出す。笑顔の優一郎に両手を取られた斎姫が戸惑ったような顔をする。
「多輝を殺しても構わないって、言ったんだ。別に関係無いって」
斎姫の両手を握って優一郎は遠い目をして呟いた。そんな優一郎を斎姫が気遣うように見る。順が煙草に火を点けて静かに息を吸う。だがそんな彼らの様子はこの時の優一郎の目には入っていなかった。
「これで、ひとつ不安材料が減った。斎姫、ほんとうに良くやってくれた」
そう言って優一郎は斎姫に口づけた。元の場所に斎姫を送り返してからふと順に目をやる。順は不満そうな顔をして煙草をくゆらせている。
「茜さん、申し訳ありませんでした。ちょっと突発事態が発生して」
優一郎は詫びて頭を下げた。すると順がゆらりと優一郎を振り返る。いつの間にか順はベッドの縁に腰掛けて足を組んでいる。
「んにゃ。別にいいよん。その気、失せたし」
あっさりと言って順が立ち上がる。その場で屈伸運動をしてから順は振り返った。女性の姿を取った順は優一郎の目から見てもとても美しい。だがその美しさは切りつけるような鋭さも持っていて、不思議な印象がある。
「本当に申し訳ありませんでした」
消沈した面持ちになって優一郎は詫びた。すると順が軽く笑って肩を竦める。
「別にいいってば。そんじゃ、オレ行くわ」
片手を上げて順が踵を返す。優一郎は慌てて伏せていた顔を上げた。
「茜さん、それでは、また」
「ばいばーい」
そう返事した順が部屋のドアの向こうに姿を消す。それを見送ってから優一郎はベッドに座り直した。もしかして順は酷く怒ってしまったのだろうか。急に態度を翻した順のことを思い起こして優一郎は眉を寄せた。だがもし怒らせてしまったとしても冷却期間を置くしかないだろう。何しろ優一郎にとって先の事態の対処は何よりも優先すべきことだったのだ。
急に現れた佑の魂のことを思い出す。
「水輝さんは、目を覚まさないのか」
佑の魂からは記憶は断片的にしか読めなかった。だが水輝がずっとあれから目を覚ましていないことははっきりと判った。その記憶は哀しみのイメージと共に優一郎に伝わってきた。
「あの水輝さんは大丈夫だろうけど、もしかということもあるし」
目を覚ます前に念のため多輝を天に預かってもらわないと。そう呟いて優一郎は自分の考えに頷いた。胸に手をあてがって息を整える。息を殺して優一郎は胸に手を突き入れた。柔らかな光を帯びた優一郎の身体がゆっくりと変化する。やがて優一郎の身体は女性のものへと変化した。
優一郎は多輝第一なので!w