TSとかBL風味とか警報!
(身体は男女なんですけども!)
変なの。心の中で呟いてから順はそだねー、と間延びした返事をした。
「時代が動く時は必ずって言っていいほど大きく事が動いてさあ。色んなモンが犠牲になるしさあ」
そう言いながら順は少し俯いて煙を吐き出した。唇に煙草を戻して目を上げると立城と視線が合う。
「変化があまりにも早ければ犠牲は増します。彼女が居る状態で数百年かけても急だと感じる変化が、これから数十年で一気に起ることになったんです」
「なに? もしかして気に入らない?」
さりげなく立城から視線を逸らして順は笑い混じりに言った。実際、事の変化は急すぎた。世界のあちこちを魔が食い荒らしているのが現状だ。順はざっとその辺りの経緯を立城に話して聞かせた。ついでに吉良瀬財閥の首脳陣が木村側に極秘裏に会談を申し込んできたことも付け足す。
「いいえ。もう、言っても仕方の無い事です」
しかし、僕が居なくても上手くまわっているようでよかった。安心したような顔で立城が言う。そりゃあね、と苦笑して順は肩を竦めた。
「アンタがいなくなってから、そりゃもうみんな大変だったろうけどさ。やっぱ生きてるヤツは強いからねぇ。どーにかなってるよ」
あはは、と気楽に笑って順は首を傾げてみせた。伸びた煙草の灰を暖炉に落とした立城がつられたように苦笑する。
「茜ちゃん。あなたにもいろいろご迷惑おかけしました」
にっこりと立城が笑う。それを見た順の胸の鼓動が少し速くなる。だが順は知らん顔をして喉の奥でけっ、と言った。
「ま、立ち直ってくれたようでなにより。でもアンタってやっぱ煙草似合わないねぇ。鼻から煙吐かないでよ。やったらコロす」
ずらずらと言ってから順は煙草の先で立城を示した。細く煙を吐き出した立城が人好きのする笑みを浮かべて首を傾げ、煙草を暖炉に放り捨てる。
「それでは、そろそろ本題に入ります?」
あかねちゃん。妙に力を入れてそう言った立城を順は嫌な顔で睨んだ。
「本題ってナニ? オレはただ、落ち込んでるアンタを指差して笑ってやろうと思って来ただけだし」
口早に言って順は煙草を唇に戻した。横を向いて煙草をふかす順を見つめて立城が微笑みを浮かべる。
「だから、ほら。男と女がふたりきりとなれば、やることはひとつでしょう?」
「オレは男だからご心配なく。コレはちょっとした女装だし」
肩を竦めて言ってから順は立ち上がった。暖炉に近づいて煙草を放り込む。暖炉の炎に飲まれた煙草があっという間に見えなくなる。
「そう、思いますか?」
にっこりと笑って立城が指を鳴らす。なによ、と顔をしかめた順は次の瞬間、小さな声を漏らしてスカートの上から下腹部を押さえた。
「う、あっ、あっ」
腹が熱い。急にこみ上げてきたものに耐え切れず、順はその場に力なく膝をついた。腹で熱くなったものが膣壁をゆっくりと伝って落ちてくる。
「本当に茜ちゃんってば、照れ屋さんなんだから」
立城が軽々と順を両腕に抱き上げる。ちょっと待ってと喚いた順を抱えて立城が部屋の奥に向かう。ベッドに下ろされた順は慌てて逃げようとした。だが身を屈めた拍子に熱いものが膣口を伝ってクリトリスに触れる。順はびくん、と身体を震わせて声にならない声を上げた。
強い快感を覚えた順はベッドに頭を乗せて呻いた。
「ちょっ……とぉ。なにしたのさ」
「たいしたことはしていませんよ」
そう告げた立城が腕を取って順を抱く。唇を奪われた順は目を見張って息を飲んだ。心地のいい快感が次々にこみ上げてきて身体に力が入らなくなる。唇を割り開かれ、口の中を愛撫され始めた順は夢中で口づけに応えた。
「んっ、んくっ! んんうっ!」
唇を塞がれ、乳房を服越しに揉まれた順は立城の口の中で喘いだ。ゆっくりと二人の身体が傾き、順は立城に押し倒される格好になった。腹の奥で熱くなったものが膣壁を舐めながらゆっくりと膣口に向かって伝い落ちる。
「せっかく、美人なんだから、まず言葉遣いを改めましょう。この姿の時は、オレはやめて、あたし。僕のことはアンタじゃなくて、たっくんってちゃんと呼んでください」
「なっ、何でオレがそんな……ちょっ!? や! そんな強く握らないでってば!」
すすり泣くような声を漏らして順は乳房をつかんでいる立城の手を懸命に押し退けようとした。
「オレ、じゃないでしょう? あたしって言いなさい」
「ざけんな、てめえ! ……やぁ! そこ、ダメだってば!」
思わず素で返してから順は甘い声を上げて首を横に振った。立城が強く乳房を握りながら、指先を立てて服越しに乳首を擦っているのだ。
「てめえ、じゃなくて、たっくん、でしょう?」
爪先でかりかりと乳首をかきながら立城が笑う。切羽詰った順は涙を浮かべて嫌がるように首を振った。快楽を感じた身体が自然と反応し、腰がひくつく。
「だ、からあ! こないだの、あれはじょーだんで……あ、マジでヤバい……あ、ダメ、アソコになんか、熱いの、出てきてっ」
昂奮に少し口を開けた膣口からとろりと熱いものが零れ落ちる。肌を伝うその感触に順は仰け反った。
「まずは練習。たっくん、あたしを抱いてください。って言ってみて」
順の耳元に唇を寄せた立城がにっこりと笑う。順は昂奮に焦れた身体を持て余して力なく首を振った。
「なんで、俺がそんな真似……ヤダってば! 気持ちいいよおっ!」
泣きじゃくりながら順はとうとう快感に負けて声を上げた。
「ほら、言わないと……」
それまで乳首を擦っていた立城の指の動きが緩慢になる。膣口を舐めていた熱いものが急に力を無くしたように動きを止める。順は昂奮に熱を帯びた身体を嫌がるように捩った。
結局、やるのかよ!w
というか、順の方が欲求不満なんですけどねー。