※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 二部 光の公女   作:伊駒辰葉

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作者に判ればいいんだよ、的なエピタイです……(汗)
エロシーンありです! のーま……あ、3人だけど1人観戦ですかね?


エロってからのビンタ 1

 佑は苛々しながらとりあえず知っているだけの状況を語り続けた。テーブルについた水輝が頷くだけの合鎚を打ち、その隣に腰掛ける奈月がいそいそと茶の準備を整えていく。

 

 周囲にはこすもすが咲き乱れ、空は青い。どこからともなく光は溢れていて、ここが現実の世界ではないとは到底信じられない光景だ。奈月が淹れてくれた茶をありがたく啜りながら佑は何となく周囲を見回した。

 

「まあ、大体は判った。要するにみんながばらばらに好き勝手に行動した結果がこれ、と」

 

 のんびりと茶を啜って水輝が言う。

 

「それは、そうなんだけど……」

 

 しょんぼりとした顔で佑は呟くように答えた。確かに佑はこれまで動く前に誰かに相談はしなかった。佑は消沈した面持ちでティカップを静かにソーサーに戻した。すると奈月が手を伸ばして佑のカップに紅茶のお代わりを注ぐ。

 

「別に責めてる訳じゃない。今回の件は大元はおれの責任だろうしな」

 

 少し低い声で言ってから水輝が唇に煙草を挟む。

 

「ちがいますっ! すべての責任は、わたしにあります」

 

 奈月が懸命な面持ちをして訴える。腰を浮かせた奈月の肩を水輝が片手で軽く押して座らせる。

 

「その、何でもかんでも背負うのをやめろ。奈月にも確かに責任の一端はあるとは思うが、全てがお前のせいという訳じゃないだろう」

 

 渋い顔をして水輝がそう告げる。それを見て佑は不思議な気分になった。これまで水輝がこんな風に奈月に言い返すようなことはなかったのではないか。優一郎から転写された記憶にもそんな光景はない。

 

「そうですね……。透さんにも言われたのに、またわたし……」

 

 哀しそうな顔をして奈月が俯きかける。すると水輝は手を伸ばして軽く奈月の頭を叩いた。驚いたように顔を上げた奈月の頭を数回撫で、水輝が手を下ろす。

 

「反省は金……だっけか? まあ、とにかくだ。奈月がそうまでしておれに見て欲しいという気持ちは十二分に伝わって来たから落ち込むな」

 

 すらすらと告げて水輝がお茶のお代わりを奈月に要求する。すると奈月は少し拗ねたように唇を尖らせた。

 

「水輝さんっ……!」

 

 照れくさそうに頬を染める奈月と水輝とをまじまじと見つめて佑は少しだけ眉を寄せた。

 

「自意識過剰というか、何と言うか、見て欲しいなら素直に言え。まあ、言われなくても見たい時には見てるんだがな」

 

 やけに今の水輝は饒舌に思える。普段から女性に甘い言葉は散々吐いているような記憶はあるが、ここまでだったろうか。それに奈月の反応も前とは少し違うような気がする。

 

「仲がよろしいことで」

 

 佑はむくれてそう吐き捨てた。すると水輝が不思議そうな顔をして佑を見る。

 

「仲が良いんだから仕方ないだろう。おれが構わないからってそう拗ねるな」

 

 そう言って今度は佑の頭を水輝が撫ぜる。丸いテーブルに水輝を挟んで佑と奈月が座っているのだ。左の手で頭を撫でられた佑の頬はじわじわと赤くなった。

 

「でもっ、奈月さんが一番なんでしょっ?」

 

 あくまでも強い口調で佑は言った。すると水輝が肩を竦めて苦笑する。眉を寄せた佑の頭の後ろに素早く手を回した水輝が唇を寄せる。急に口づけられた佑は驚きに目を見張った。身を少し乗り出した水輝が佑の唇を割り開いて舌を滑らせる。

 

「んっ! くぅうんっ!」

 

 佑は我慢していた情欲を堪えきれなくなり、もじもじと腿をすり合わせた。身体の奥が熱くなり、とろりとしたものが膣口から零れてくる。しばし佑の口の中を舐め回してから水輝が顔を上げる。

 

「何だ。欲しいなら欲しいって最初から言えよ」

 

 唇だけを触れさせたままで水輝が言う。その直後、佑は強く腕を引かれて水輝の膝に抱え上げられた。腿を開いて水輝の足を跨ぎ、向かい合う格好で座らされた佑は慌てて振り返った。

 

「あ、あの! でも、奈月さんがっ!」

 

 見ると奈月は頬を赤く染めつつも水輝と佑の方を見ている。以前だったら考えられない奈月の反応に佑は戸惑いを覚えた。前だったらきっと、奈月は席を外そうとしたのではないだろうか。

 

「よそ見するなよ」

 

 笑いながら言って水輝が佑の頭に手を伸ばす。正面を向かされた佑は後頭部を強く押されて水輝に唇を奪われた。水輝が佑の唇を割り開いてわざと唾液の音を立てて舌を躍らせる。

 

「んくっ、ああんっ!」

「しっかり奈月に見てもらえ。……奈月もちゃんと見てるんだぞ。おれが他の女を抱くところ、見たことないだろう」

 

 微かに笑って水輝が佑の耳朶をくすぐり、指先をうなじに滑らせる。ブラウスのボタンが手早く外され、あっという間に佑の胸は剥き出しにされた。

 

「あんっ! 水輝さんの、えっちっ!」

 

 鼻にかかる甘えた声で佑は文句を言った。当り前だろと笑った水輝が佑の乳首を口に含む。舌で乳首を転がされると佑の背中にぞくぞくとした快感が走る。片方の乳首を口で、もう片方の乳首を手で弄る水輝の頭を佑は夢中で抱えた。

 

「あっ、んっ! みずきさぁんっ!」

 

 佑の目に涙がじわりと浮かぶ。すると水輝がふと顔を上げて佑の目尻を指で拭った。続いて顔や胸元のあちこちに音を立てて口づけられる。ついばむようなキスの雨に佑は甘えた声を漏らして身体を震わせた。




暑いからかエピタイが酷い……。
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