エロシーンですけども!
「んふっ!」
逃れることも出来ず、立城は流し込まれたそれを飲み込んだ。葵が温かいものを吐き出しながら舌を伸ばし、立城の舌を絡め取る。喉の奥に落ちたものが身体の中で熱を持ち、力が満たされていくのが判る。立城は無意識のうちに葵の吐き出すものを喉を鳴らして飲み下していった。
「葵……」
やがて唇が離れ、立城はうっとりとした面持ちで呼びかけた。葵も熱に浮かされたような顔で立城を見つめている。
「立城、凄く綺麗になってく。いつも綺麗だけど、おれから吸うたびにどんどん綺麗になってく」
とても嬉しそうに呟いて葵が再び立城に唇を寄せる。されるがままに口づけを受けた立城は葵にすがりついた。
「葵……ああんっ!」
「ここ、気持ちいい?」
シャツ越しに立城の胸を指先で撫でた葵が囁く。立城は胸を焦らすように愛撫する葵の手をつかみ、自分の股間に寄せた。ズボン越しにペニスに触れた葵が嬉しそうに笑う。
「欲しいんでしょ」
笑い混じりに訊ねた立城に頷き、葵は両腕を伸ばした。軽々と立城を抱えてベッドに乗る。さっきまで順と交わっていたベッドに今度は立城は自分から横たわった。葵が慌ただしく立城の服を解き始める。
「さっきの奴、ずるい。いっぱい立城にしてもらってた」
不満そうに呟きながら葵が唇を尖らせる。
「するだけの関係がいいなら、そうするけど」
にっこりと笑った立城を見つめて葵が首を横に振る。やだ、と小声で呟いてから葵は立城の胸に顔を伏せ、舌と唇で愛撫を始めた。優しい触感に目を細め、立城はそっと葵の頭を両手に包んだ。
「いい子だね。葵は」
そう囁きながら立城は笑みを浮かべた。開いたシャツの間に唇を這わせながら葵が頭を位置を徐々にずらす。剥き出しにされたペニスに優しく口づけされた立城はぴくりと身を震わせた。すっかり勃起しきったペニスに舌を這わせながら葵が上目遣いに立城を見つめる。
「んっ……どうしたの? 葵?」
「ここ、入れていい?」
小声で訊ねながら葵が指先で立城のペニスの先端を弄る。小さく割れた先端部分を弄られた立城は苦笑を浮かべた。葵はいいことを思いついたとでも言わんばかりに目を輝かせている。
「んっ、いいよ」
一体、何をするつもりだろう。初めてのことに多少、緊張しつつ立城は頷いた。ぱっと明るい顔をした葵が胸を押さえて唇を引き結ぶ。眉を寄せて少し考えるような顔をしてから、葵は両手に立城のペニスを支えた。窄めた唇の先端が静かにペニスの先に触れる。隙間が出来ないよう、少しずつ唇を滑らせてペニスの先端を口に咥え込んだ葵が上目遣いで立城に目で問い掛ける。立城が頷くと、葵は目を伏せてペニスを両手にゆっくりとさすり始めた。
突き抜けるような快感が腰から頭に駆け上る。立城は目を見張ってシーツをつかんだ。温かいものがじりじりとペニスの先端から体内に入ってくる。
「あああぁっ!」
堪らず声を上げた立城を上目遣いに見つめて葵が嬉しそうに目で笑う。葵は指先でゆっくりと立城のペニスの裏側を撫でた。勃起しきったペニスの裏に走る精管を指で刺激しながら舌で膨れた亀頭部分を舐める。葵の吐き出すものに犯されながら立城は恍惚の表情で仰け反った。
「んふっ! 葵っ! あおいぃっ!」
射精衝動とは違う、深い快楽が立て続けに襲ってくる。立城は反射的に腰を何度もひくつかせた。するとむぅ、と喉の奥で呻いて葵が眉を寄せる。ベッドに腰を押さえつけられた立城は涙の滲んだ目で葵を見つめた。
何かが身体の中に溶け込んでくる。立城はあられのない声を上げながらその感覚に身を任せた。無意識に器が解けて葵の吐き出すものを端から受け入れていく。葵は立城の中に温かいものを注ぎながらゆっくりと頭を揺すり始めた。舌と唇でペニスを強く擦りながら片手で陰嚢を愛撫する。
「すごいっ! あっ! あああんっ!」
初めて与えられた快感に立城は素直に声を上げた。これまで感じてきたどんな快楽とも違う、頭の芯が痺れてしまうような感覚に立城は夢中になった。葵は立城が感じているのが嬉しいのか、ペニスを咥えたまま何度も頷く。
唾液の音を立てながら葵がペニスをしゃぶる。舌で男茎を強く擦られた立城は自分から足を開いて全身を緊張させた。温かい何かを介して葵と繋がっているのが判る。
「あ、おい……ああんっ!」
ちゅるん、と音を立てて何かが一気にペニスから入ってくる。立城は深い絶頂感に晒されて全身をひくつかせた。顔を上げた葵の口許から紫色をしたものが零れている。葵は指でそれを口に戻して身体を伸ばした。唇を塞がれた立城の口の中にまた温かいものが流れてくる。立城はそれを夢中で飲み込んだ。
「んくっ! んんふっ! んんあううふんっ!」
「立城、気持ちいい? 凄く綺麗になってる」
嬉しそうに笑って葵がいそいそと服を脱ぎ始める。立城は全身で息をしながらぼんやりとした顔で葵を見つめた。頷いた立城に笑みかけて葵が脱いだ服をベッドの下に放る。
「あの光ってた珠、立城に入れた」
射精出来ずに勃起しきったままの立城のペニスを手で撫でながら葵が言う。立城は何度か瞬きをしてのろのろと身を起こした。
「光ってた……珠?」
「ん。美味かったんだけど、食っても光ってたから、困ってた」
難しい顔をして言いながら葵が自分の胸を手で押さえてみせる。立城は力なくベッドに座って自分の股間を見下ろした。
「葵、ありがとう。これからもそれは僕が引き受けるから」
「うん。でも、あのままの形じゃ、立城は食えないから」
素直に頷きながら葵がしきりに立城のペニスを撫でる。物欲しそうな顔をする葵に苦笑して立城は首を傾げた。
「こんどは、僕がお返しする番だね。葵、うつぶせになって」
うん、と嬉しそうに言って葵がベッドに横たわる。立城は上体を伏せ、膝を立てた葵の足元に回った。立城に触りながら昂奮していたのだろう。葵のペニスはかたくそそり立ち、肛門はひくついている。
「いくよ」
膝で立って立城はペニスを一気に葵の肛門に突き入れた。目を見張った葵が身体を震わせて激しい声を上げる。
「くあっ! んんぅっ! 立城っ!」
立城は葵の腰をつかんでペニスを根元までしっかりと腸内に埋めた。軽く腰を揺すって腸壁を抉ると、それだけで葵が嬌声を上げて射精してしまう。立城は薄く笑って片腕に葵の腰を抱え、もう片方の手で精液を垂らす葵のペニスを握った。
「もっと、出るでしょう?」
くすくすと笑いながら立城は容赦なく葵のペニスを扱き始めた。喉の奥で悲鳴を上げた葵が腰をひくつかせて立て続けに射精する。手の中で脈動する葵のペニスを擦りながら立城は腰を前後に揺すり始めた。
「んっ! 立城……たつきぃっ! いい、いいよぉっ!」
甘い声で鳴きながら葵がぎこちなく腰を揺さぶり始める。狭い腸壁をペニスで抉りながら立城は指先で葵のペニスを弄り回した。まだ精液を垂れ流していたペニスの先端を捏ねられた葵が甘えた声を上げて身体を揺する。
「んっ! また、出るっ! 出ちゃうっ! たつきぃっ! あああん、うふうっ!」
そう叫んだ葵のペニスが手の中でびくんと脈打つ。立城は嗤いを浮かべて射精する葵のペニスを弄った。先端を弄っていた立城の指を跳ねる勢いで熱いものが迸る。葵のペニスを嬲りながら、立城は腰の動きを少しずつ速くした。絶頂に達して脈打つ腸内を抽迭しながら静かに身を伏せる。葵の背に圧し掛かりながら立城は強く腰を揺すった。
「くあっ! んんふっ! あはっ! うふぅううんっ!」
立城に強く突かれながら葵がシーツをつかみ寄せる。狭い肛門と腸壁にペニスを擦りつけていた立城は目を細めてこみ上げてきた衝動に身を任せた。一際強く突き入れた立城のペニスから精液が迸る。
「んああああああっ! たつきっ! たつきぃっ!」
全身を緊張させて声を放った葵がまた射精する。その直後、葵の身体からふっと力が抜け、シーツに沈んだ。快楽の果てに失神した葵の肛門からペニスが音を立てて抜ける。立城は意識をなくした葵の頭を優しく撫でた。
ふと、周囲を見回す。暖炉の火に照らされた薄暗い書斎はいつの間にか元の姿に戻っていた。壊れて積み重なっていた本棚は元の位置に戻り、破れた本も元通りの形になって本棚に納まっている。壊れた壁もまるで何事もなかったかのように元に戻っている。立城は薄い笑みを浮かべて自分の胸に手をあてがった。
今回の話もエロシーンはあるのですが、BLもそこそこ多いですね。
まあ、仕様だと思ってもらえれば。