百合警報! GL警報です!
気がついたら強い快楽が下腹部を満たしていた。何がどうなっているのかを理解する前に祐は感じるままに声を上げて背を反らした。すると両側から誰かが祐を倒れないようにしっかりと支える。
祐は驚きに目を見張って周囲を見回した。見慣れた部屋の様子が見える。祐の身体を左右から支えていたのは道代と波絵だった。
「おっ、今度こそ意識もどったかなぁ」
嬉しそうに言いながら波絵が両腕に支えた祐の身体を上下に揺する。馴染みのある膣を擦られる感触に祐はあられのない声を上げた。視線を落とすとベッドに渚が横たわっているのが見える。
「んふっ! 渚、さんっ? ああっ!」
膣壁を擦っているのは確かに渚のペニスで、なのに渚はまるで眠るように横たわっているだけだ。祐を揺すってペニスを膣に出し入れさせているのは道代と波絵の二人なのだ。
「まだ続けるの?」
道代がそう言いつつも波絵の手の動きに合わせて祐を上下に揺さぶる。二人の動きは容赦がなく、祐の膣には渚の屹立したペニスが速い動きで出入りしていた。膣壁がぴったりとペニスにまとわりつき、身体を下ろされるたびに膣の奥をペニスの先端が強く突く。言いようのない強い快感に翻弄されつつも祐の耳はきっちりと二人の会話を聞き取っていた。
「うん。もちょっとデータ取りたい。半龍神とも言える存在だからこういうデータ貴重だしぃ」
明るく言いながら波絵が祐の片方の腿を持ち上げる。祐はつられたように視線を落として納得した。祐の股間からは細長いコードが延びている。クリトリスを装着するべき部分に接続された端子から、リアルタイムでデータが取られているらしい。見るとベッドの傍には大きな端末が一台置かれていた。
「祐さん、自分で動ける?」
道代が祐を揺すりつつそう訊ねる。祐が頷くと二人はそっと手を離した。渚の上に騎乗位の形で下ろされた祐は渚の脇に手をついて自分の身体を支え、そっと身を伏せた。唇を合わせると渚の唇の温もりが伝わってくる。
渚はあの時、確かに自分の声に応えてくれた。意識はここにはないかも知れないが、死んでしまっている訳ではない。そう思いながら祐はゆっくりと自分で腰を揺すり始めた。
「あっ、んっ! 渚さんっ!」
「影響力大きいねえ。意識失ってたコたち、軒並み目覚ましてるし」
甘い声を上げる祐のいるベッドの周辺には何体ものヒューマノイドが並べられている。波絵が言う通り、意識をなくして横たえられていたヒューマノイドたちは次々と目覚めていった。それまで死んだように倒れていたヒューマノイドが一人、また一人と自慰を始める。その様を感心したように見回してから波絵が祐と渚に目を戻す。だが祐は夢中で渚と交わっていた。
びくん、と膣の中で渚のペニスが震える。その直後、祐の膣内に熱いものが飛び込んできた。
「あふぁっ、あああんっ! 渚さんっ! ああああんっ!」
渚の迸りを感じて祐は快楽に顔を緩めた。無意識のうちに股間を渚の下腹に擦りつける。膣奥に渚のペニスの吐き出す蜜を感じながら祐は腰をくねらせた。
「六回目?」
「ううん七回。だけど、ぜぇんぜん萎える気配無いねぇ」
並んでモニターを眺めながら道代と波絵が言う。祐は絶頂感が落ち着くのを待ってからそちらを向いた。ベッド脇に設えられた端末の傍には大きなディスプレイが置かれていて、その前に道代と波絵が腰掛けている。
「祐ちゃん、もう大丈夫だよね? あのコたちに順番譲ってもらっていい? おなかの精液タンクも一杯だしぃ」
そう言って波絵が横たわるヒューマノイドたちを指差してみせる。
「あっ、うふんっ! 渚様っ!」
「ここっ! 突いてぇっ! 渚さまっ!」
口々に言いながら自慰をする彼女たちを見つめてから祐はのろのろと腰を上げた。まだ逃したくないという風に、膣壁はぴったりと渚のペニスに張り付いている。名残惜しいものを感じつつも祐は渚のペニスを抜いた。
順番に一人ずつ渚の身体の上に抱き上げられる。道代と波絵が二人がかりでヒューマノイドたちを次々に渚と交わらせる様を祐はぼんやりと見守った。
「祐さん。ご無事で戻られて良かったです」
一人、また一人とヒューマノイドが正常に機能するようになった後、道代が改めて祐に声をかける。動ける者が増えると作業もスムーズに進むようになる。無事に元通りに動けるようになった者たちが波絵の指示で次々に渚の上にヒューマノイドを運ぶ。
「でも、渚さんは……」
小声で言って祐はベッドに横たわった渚を見た。渚は何人ものヒューマノイドの膣内に射精しているのに、一向に目覚める気配がないのだ。流れ作業で代わる代わるにヒューマノイドたちが渚の腰に跨る。淫らに喘ぐヒューマノイドとは対照的に渚は本当に眠っているかのように身動きしない。
「渚さまが目覚められないのは青龍王との因縁によるもの。私達、渚さまに仕えるモノは、変わらず仕えれば良いと思うの。違うかしら」
道代がそう告げてにっこりと笑う。デートなの、と嬉しそうにしていた渚のことを思い出して祐は自然と俯いた。
「あたし解らない……。水輝さんが何を考えてらっしゃるのか。渚さんの事をどう思ってらっしゃるのか……」
そこまで言ってから祐は唇を噛んだ。あの時の水輝からは確かに殺気を感じた。水輝は本気で祐を消そうとしていたのだ。踏みつけにされた時のことを思い出して祐は身震いした。
だが自分のことはいい。そもそも水輝に見放された時に渚に拾われなければ祐の命そのものは尽きていたのだ。だが水輝は何故、渚に手をかけようとしたのだろう。祐が覚えている限りでは、水輝は渚を好いていた筈だ。
「何人たりとも流れる水を掴むことは出来ない」
ふと、静かな声音で道代が告げる。祐ははっとして顔を上げた。穏やかな微笑みを浮かべた道代が頷いてみせる。
「文さんってご存知? 淫魔の王に仕えてる子なのだけど」
そう問われて祐は首を傾げた。聞き覚えがないことを伝えると道代がおうように頷いてちらりとベッドの方を見る。どうやら作業は終了したようだ。最後の一人が名残惜しそうな顔をして渚の上から退く。傍にいた波絵が丁寧に渚の股間を拭うのを見やってから祐は道代に目を戻した。
「その人の事は知らないわ。だけど、その言葉は解る。そうね。そうなんだわ」
水輝の特性は流れゆく水だ。どこかに留まればそれは水輝でなくなってしまう。誰にも捕まえられないからこそ水輝なのだろう。そう考えて祐は納得した。
「さすがにあなたも巫女ね」
感心したように言って道代が頷く。そんな道代に少し離れた場所から波絵が呼びかける。どうやらデータ収集は終わったらしい。分析を手伝えと言われた道代が苦笑しつつ波絵の許に歩んでいく。その後ろ姿を祐はしばしの間、静かに見守っていた。
これでも渚は意識がないのです。現実では!