※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 二部 光の公女   作:伊駒辰葉

78 / 124
エロシーンみたいなものです。
機械なので苦手な方は避けてください。


通信機器代わりにするのはお約束です! 2

『彼女達は木村の内部事情に詳しいし、まあ、いろいろあったらしいから精力的に動いてくれてるよ』

 

 耳許に嗤う気配を感じ取って透は少し顔をしかめた。前は素直で可愛い弟に過ぎなかった優一郎は、近頃は遠慮することをやめたのか感情をストレートに伝えてくることも多くなった。

 

「オヤジは漬け物石みたいなもんだったからなあ。その重しが無くなって内紛起こしてるバカとかどうするんだよ?」

 

 いつもへらへらと笑っているだけが取り柄に見える順のことを思い出しながら透は渋い顔で告げた。集まった老人たちは要の話に夢中になっていて、透が喋っていることには気付いていないらしい。話題は結婚式の段取りから要の幼い頃の思い出話に移り変わっている。

 

『木村総研って会社を知ってる?』

 

 ふと、質問されて透はああ、と頷いた。少し前に報道番組などで大々的に取り上げられていた会社だからよく覚えている。

 

『そう。木村グループを取り仕切っていた企業なんだけど、脱税とか虚偽申告とかがばれて大変な事になって、今は実質解体されてしまった。実はそれを仕組んだのが保美さんと果穂さんなんだ』

 

 笑い混じりの説明を聞いて透は少し目を見張った。なるほど、と何となく呟いてちらりと視線を動かす。老人たちはやはりこちらの会話に気付いた様子はない。あの聡い泰蔵も楽しそうに要の話に混ざっている。

 

「あの、その……、ぬぐっていいですか?」

 

 ふと、小声で鈴がぼそぼそと言う。見ると鈴の股間からは透明な人工愛液が垂れそうになっていた。どうやら鈴はマスターである優一郎の声を拾っていることで欲情しているようだ。

 

『ね……透さん、拭いてあげてくれませんか?』

 

 鈴は膝を曲げて足を開き、横たわった姿勢で物問いたげに透を見つめている。透は眉を寄せてため息を吐いた。

 

「仕方ねーなあ」

 

 透は腰を上げて鈴に近づくと、取り出したハンカチで丁寧に鈴の股間を拭った。垂れそうになっていた愛液を拭うと鈴が唇を噛みしめて切なそうに顔を歪める。

 

「んくっ」

 

 微かな声を漏らして鈴が身じろぎする。透は鈴の股間に顔を寄せ、傷つけないように優しく陰部を拭った。だがどれだけ拭っても後から後から透明な液体が漏れてきてきりがない。

 

「優一郎、分泌止められねーの?」

 

 触れれば触れるほど感じてしまうらしく、鈴は困惑の面持ちで目を閉じ、何かを堪えるように唇を噛んだままだ。透はいったんハンカチを鈴から離し、改めて濡れた股間を覗き込んだ。鈴の女性器の見た目は人とほぼ変わりなく、クリトリスの部位に小型カメラなどが仕込まれていることなどは言われなければ気付かない。

 

『内部のバルブを閉める必要がありますけど』

 

 優一郎が言うのを聞いて透は困った顔になった。内部ということはここで鈴の腹を開くか、または膣内に指を入れて膣壁越しにバルブを操作するかのどちらかということだろう。

 

「開けますから、バルブを閉めていただけますか?」

 

 泣きそうな顔をして鈴が小声で言う。透が頷くと鈴はいそいそとスカートをたくし上げ、下腹部に触れた。クリトリスを押し込むとかちりという小さな音がして恥骨の部分に小さな窓が開く。早速、と透が鈴の下腹部に触れようとした時、不意に声がかかった。

 

「透殿。やはり式は和洋折衷、お色直しは五度ということで結論が出そうじゃが……」

 

 嬉しそうに言った泰蔵の声に透はぎくりとして身を竦めた。その拍子に透は指を鈴の下腹部に開いた小窓の中に突っ込んでしまった。

 

「ああ、どーせ結婚式なんて男は添え物だからな。それで要が良いというなら構わねーよ」

 

 何事もない素振りで言いつつ、透は懸命に指を小窓から引き抜こうとした。だがどうやら内部の部品の間に指を噛まれているらしく、引っ張っても抜くことが出来ない。しかもどうやら変なところに触れてしまったようで、鈴が悲鳴のような声を上げて股間から大量の愛液を噴く。

 

「ひあっ! んっ! そこはっ!」

 

 スカートを両手に握りしめて鈴が腰をがくがくと揺する。透はそんな鈴の反応に焦って必死で手を引っ張った。だが引こうとすればするほど、指は更に強く部品の間に噛まれてしまう。

 

「ほほぉぉぉお」

 

 泰蔵をはじめとする老人たちが一斉に感心したような声を上げ、各自が納得したように何度も頷く。すっかり注目を浴びてしまったことを意識しつつ、透は空いた手で鈴の下腹部を押さえ、機体内部に食い込んだ手を引いた。だが鈴は愛らしい声で喘ぐばかりでどうしても指が抜けない。

 

「いてっ! あっ……」

 

 噛まれた痛さに顔をしかめ、ついつい力任せに指を引くと鈴の機体内で嫌な金属音が鳴る。透が焦って開いた小窓を覗き込むより先に、鈴は人工愛液の飛沫を散らして腰をくねらせた。

 

「きゃふっ! あああんっ!」

 

 悲鳴を上げて背を反らした鈴は次の瞬間、ぴたりと動かなくなった。おおー、と歓声を漏らして老人たちが拍手する。どうやら彼らから見ると透が指で愛撫して鈴を失神させたように見えたらしい。部品に噛まれて赤くなった指を背の後ろに隠し、透は曖昧に笑ってみせた。




鈴がすきほーだいされてますw
元々は泰蔵のところにいたので仕方ないのかもです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。