近親、ftnr警報です!
「何か勘違いしてないか?」
どうやらさっきの渚の失言に対して怒る気はないらしい。水輝は淡々と先の質問に答えた。
「誰が好きって言ったよ?」
「え、だって」
渚は心底驚いて思わず言葉を返した。すると水輝がこれだから、とため息を吐いて肩を竦める。
「だって水輝はいつも莢花と……一緒にいるでしょう? 守っているんじゃないの? 変な人が近づかないように」
幼い頃から見てきたことを思い出しながら渚は弱々しい声で告げた。スカートを握りしめて立つ渚を水輝が面白いものでも見つけたという顔で見る。
「だから好きだって? それは幾らなんでも短絡的過ぎるだろ。もしかして」
そこで言葉を切り、水輝は笑った。
「まさかと思うが、おれがお前を好きだなんて思ってないよな?」
渚ははっとしてうつむけていた顔を上げた。水輝は楽しそうに声を殺して笑っている。その様を見た渚は呆然と目を見張った。
どんなに酷い扱いをされても気持ちいいと思えた。冷たい言葉で罵られる度に快感が募った。恥ずかしい格好をさせられても、恥部を覗き込まれても、とても幸せだと思えた。どんな男に抱かれても、最後には必ず水輝が抱いてくれると知っていたから快楽に溺れることが出来た。
渚は心の底でずっと思っていたのだ。水輝は少しは自分を好いてくれている。そうでなければこうもたびたび抱いてくれるはずがない。だが奇妙な話だ。もしも好いているなら他の男に抱かせたりするだろうか。
考えを巡らせるうちに渚の顔は青ざめた。そんな渚の思惟を読んだように水輝が喉の奥で嗤う。
「食ってるんだよ、おれは。お前を通して人の生気を」
水輝の言う意味は理解出来なかった。だが何故か渚は心の奥底で納得した。水輝は自分を好きで抱いていたのではなく、別の何かを得るために抱いていたに過ぎないのだ。
水輝は唇に煙草を挟み直し、うっとりとした顔つきでどこか遠くを見つめた。制服に包まれた胸に手をあてがい、深く息を吐く。見惚れるほどに綺麗な表情の筈なのに、何故か水輝の顔を見た渚の背に冷たい汗が伝った。
何かが壊れているような気がする。楽しそうに嗤い始めた水輝を見つめたまま、渚は震えた。水輝はひとしきり笑ってから深く息を吐き、美味そうに煙草をくゆらせ始めた。
「これでもお前たちには感謝してるんだぜ? ちゃあんと糧になってくれてるんだから」
渚は目を見張って息を飲んだ。急に身体が重くなった気がする。そういえば前に食事をとったのはいつだろう。快楽に溺れる余り、ろくに食事すらとっていなかったことに気付いた渚は蒼白になった。
ふらりと揺らいだ渚の身体を水輝が片手で受け止める。軽々と肩をつかんだ水輝の手を反射的に見下ろしたところで渚は硬直した。そこにあったのは異様なくらいに細い肩だった。渚は自分でも気がつかないうちに痩せ細っていたのだ。
不意に水輝が力を込めて渚の肩を引く。渚は小さな悲鳴を上げて水輝の方に身体を傾けた。素早く渚の顎をつかんだ水輝が顔を寄せる。触れそうなほどに渚に顔を近づけ、水輝は嘲笑を浮かべた。
「莢花を抱きたいだろ? いつもいやらしい目で見てたもんな」
「そんなこと」
至近距離で見つめられるだけで身体が疼く。すっかり快楽に馴れてしまった身体は渚が思うよりずっと過敏に水輝を感じ取り、反応を始めてしまっている。渚はそんな自分自身の身体を情けなく感じながら目を逸らした。
「抱きたいよな?」
間近で囁く水輝の息遣いに下腹部がじんと疼く。渚はその感覚に耐えられず、甘えた声を漏らして水輝にすがりついた。水輝がくすくすと笑いながら吸い殻を空き缶に落とし、渚の股間に手を這わす。スカート越しに陰部を弄られ、渚は自然と腰をくねらせた。
「スカート、汚れるから」
口ではそう言いながら、渚は股間を弄る水輝の手にそっと手を添えた。今さら、と嗤って水輝がスカート越しにクリトリスを捏ねる。的確に性感を引き出され、渚は切ない声を上げた。
何がどうなっているのか判らない。気が付くと渚はこれまで感じたことのない不思議な快楽を覚えていた。いつものように陰部はしとどに濡れ、膣内の柔肉は刺激を求めてひくついている。だが渚が感じているのはそれだけではなかった。
「どうだ? 気持ちいいか?」
人の悪い笑みを浮かべて水輝が手を動かす。快感が強すぎて立っていられなくなった渚は、足を開いて床に腰を下ろしていた。濡れたショーツはよじれて尻の間に食い込んでいる。その小さなショーツの前布から何かがはみ出しているのだ。それを水輝はしきりにスカート越しに擦っている。生まれて初めての感覚に渚は首を逸らして何度も喘いだ。駄目、止めてと甘えた声で言いながら渚は腰をぎこちなく跳ね上げた。その度に水輝が嗤いながらスカート越しにそれを強く握る。
スカート越しに水輝が玩んでいるのは渚のペニスだった。巧みに手の力を加減しながら水輝は執拗にペニスを擦る。根元から先端までまんべんなく弄られ、渚は泣きじゃくりながら水輝に果てさせてくれるよう懇願した。だが水輝は焦らすばかりで果てさせてくれようとしない。
「莢花を抱きたいだろ?」
優しい声音で水輝が囁く。焦れったさに耐えきれなくなっていた渚は言葉もなく何度も頷いた。そうだよな、と嗤って水輝がゆっくりと渚のペニスを弄る。その手つきに堪らなくなって渚ははしたない声を上げて腰を跳ね上げた。すると水輝が苦笑して手の力を緩める。
水輝は莢花を躾けたいようです。