近親、ftnr注意です!
「おいおい。おれの手の中に出してどうするんだよ」
「でも、でも!」
滾った何かが身体の底から溢れ出してしまいそうな妙な感覚に翻弄され、渚は何度も腰を跳ね上げた。なのに水輝は何故かスカートから手を離してしまう。切ないものに駆られ、渚は自分でスカート越しにペニスを握ろうとした。だがその手を水輝があっさり捕らえてしまう。
「出したいだろ。焦れきってたまらないよな」
意地悪く言いながら水輝が渚の顔を覗き込む。渚は達することが出来ないもどかしさにしきりに腿を擦り合わせた。だがペニスの先にはスカートが軽く触れるだけで余計に焦れるだけだ。
「おねがい! いかせて!」
泣きながら頼む渚を嗤いながら水輝が首を横に振る。片手でしっかりと渚の両手を拘束し、水輝はおもむろにスカートをめくり上げた。熱くそそり立ったペニスにひんやりとした外気を感じ、渚は思わず身震いした。
まるでそこだけが別の生き物のようだ。水輝のものと形も色も大差ないその器官は何故か渚の目には酷く不気味に見えた。ショーツを押し退けて腹部に触れるほどにそそり立ったペニスの先端からは透明な露が漏れている。
「なぎは栓をされるのが好きなんだろ?」
企みのこもった嗤いを浮かべ、水輝がゆっくりと手を伸ばす。何をされるのかを本能的に理解した渚は掠れた悲鳴を上げて身を捩った。だが痩せ細り、体力のなくなった渚の身体は軽々と水輝に押さえつけられてびくとも動かない。
水輝の細く綺麗な指が熱く滾ったペニスの先端に軽く触れる。その瞬間、渚はだらしなく口を開けて腰をひくつかせた。声にならない喘ぎが喉の奥から漏れる。水輝の指の先から何かがペニスの中に入ってきたのだ。
水輝は楽しそうに笑いながら歌っていた。マザーグースの歌を歌いながら水輝が軽く指先を揺する。渚は途切れがちな声を漏らして弱々しく首を振った。ペニスにちくりとした痛みが何度も走る。だがその痛みは渚にとって快楽にしかならなかった。なのにどうしても絶頂に達することが出来ないのだ。
「出来た。ほら、なにぼんやりしてるんだよ。帰るぞ」
渚から離れ、水輝が冷ややかに言う。渚は涙に濡れた頬を拭いながら鼻を啜った。よろけながら立ち上がろうとする渚を水輝が仕方なさそうに支える。渚はそんな水輝の腕を頼りに何とか立ち上がった。
おれは用事があるから。そう言って去ってしまった水輝の背を見送ってから渚は帰途についた。いつの間にか授業は終わってしまったらしい。ぼんやりとした目で渚は窓の外を見た。
茜色に染まった空をしばし見つめ、渚はため息を吐いて歩き出した。どういう方法でかは判らないが、水輝は本当にペニスに栓をしてしまったらしい。スカートの中でペニスはまだそそり立っている。いっそのこと自分で扱いてしまおうかと考えてから渚は首を横に振った。水輝から絶対に自分でするなと強く言い含められたのだ。
校舎を出て自転車置き場に向かう。鞄を自転車の籠に放り込んで鍵を外したところで渚は泣きそうに顔を歪めた。とても自転車に乗って帰れる状態ではない。きっとサドルを跨いだだけで性感を覚えて余計に焦れてしまうだろう。
渚は仕方なく自転車を押して歩き始めた。少し腰を屈めて歩くこの格好は逆に良かったかも知れない。スカートがペニスの先に触れることが少ないからだ。たまに吹く風にびくりとしつつ、渚は慎重に歩を進めた。きっと水輝はどこかで渚の様子を見ているのだろう。時折、思い出したようにペニスが内側から刺激される。その度に渚は官能の声を殺すのが精一杯だった。
水輝が人とは違う特殊な力を持っていることには薄々気付いていた。初めて水輝に抱かれた時のことを思い出して渚は小さなため息を吐いた。甘い言葉を囁きながら、水輝は執拗に渚の身体を弄り、そして膣内にそっと指を挿しこんだ。その時に指ではない何かが体内に入ったことを渚は感じた。柔らかで、それでいて活発に動く何かの正体は渚には判らなかった。だがその直後から渚はそれまで感じたことのない快楽を覚えるようになったのだ。
気付くと渚の身体は性的な刺激に敏感に反応するようになっていた。実際に触れられる刺激だけではなく、水輝の発する言葉の一つ一つに身体が反応する。考えを巡らせていた渚は自分でも気付かないうちに足を止めていた。道路を行く車が渚に風を吹き付けていく。スカートの裏地がペニスの先端を掠めたことで渚ははっと我に返った。いつの間にか周囲は薄暗くなっている。渚は震える足に何とか力を入れ、またゆっくりと歩き出した。
道端に据えられた外灯が明るくなる頃、ようやく渚は自宅に着いた。交通量の少ない住宅街は静まりかえっている。ガレージの隅にいつものように自転車を置き、玄関に回ったところで渚は息を飲んだ。
「あれ。随分遅かったな」
庭先に立っていた水輝が笑いながらそんなことを言う。その隣には珍しく莢花がいない。水輝は驚きに立ちすくむ渚に近付き、小さな門を開けた。ぎくしゃくとした動きで門をくぐる渚の背を水輝が押す。
「今日の晩飯はシチューだってさ」
当たり前の顔で言って水輝が玄関のドアを開けてくれる。渚は唇を引き結んで無言で頷いた。後からドアをくぐった水輝が莢花を呼びながら元気よく家に入っていく。すると間延びした莢花の返事が二階から響いてきた。
「こら、先に攻略するなよ!」
笑いながら言って水輝が階段を駆け上る。聞き慣れた水輝の足音をしばし聞いてから渚はゆっくりと家に上がった。
真っ先に台所に向かう。何事かを誰かに訊かれた気がするが、渚はろくな返事もせずに冷蔵庫を開けた。冷えた麦茶をコップに注ぎ分け、渇ききった喉を潤す。
エピタイ通りです。
百合はまだですw