※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 二部 光の公女   作:伊駒辰葉

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エロシーンです(薄め?)
近親、ふたなり警報です!
あ、若干だけ百合風味です。


渚の夢うつつ 4

 そう、この家には自分たちの他には誰もいないのだ。例えコンロにかかった鍋から美味しそうなシチューの匂いがしていても、リビングからテレビのナイター中継の音がしていても、両親はいない。学校の生徒たちも、道ですれ違う人も、車を運転する人も、教壇に立つ人も、今の渚にとってはただの人形と変わらなかった。他のどんなモノも性感を刺激するためのただの道具にしか思えない。

 

 心配そうな顔をする母親を無視して渚は自室に向かった。莢花の部屋からは賑やかな声と独特の音が聞こえてくる。きっと水輝と二人でゲームに興じているのだろう。横目でちらりと莢花の部屋を見てから渚は自分の部屋に入った。

 

 鞄を置き、着替えようとしたところで渚はふと手を止めた。そっとスカートをめくり上げてみる。渚はうっとりとした目で自分の股間を見下ろした。ペニスはまだしっかりとそそり立ち、先端から透明な露を漏らしている。渚はくすりと笑ってショーツを脱いだ。もう一度、スカートをめくってみる。

 

 犯さなきゃ。そう呟いて渚は軽く腰を揺すった。血管が浮き出すほどに勃起したペニスが渚の動きに合わせて前後に振れる。渚は何度か腰を揺さぶってからそっとスカートを戻した。

 

 ゆらゆらと頼りなく揺れる足取りで渚は莢花の部屋に向かった。ドアの向こうからは楽しそうな二人の声が聞こえてくる。いつもならそこで引き返す渚も今日はためらいなくドアをノックした。すると向こうから莢花が元気に返事する。

 

「私も入っていい?」

 

 そう言いながら渚は静かにドアを開けた。六畳ほどの広さの洋間の真ん中には莢花と水輝が並んで座っている。まるで恋人同士のように寄り添う二人の手にはお揃いのコントローラーが握られていた。真っ先に振り返った莢花が少し眉を寄せて渚を見る。渚はにっこりと笑って静かに二人に近づいた。

 

「あれ? 姉貴? 珍しいな」

 

 ゲームが一段落ついたのか、遅れて振り返った水輝が微笑みを浮かべて空々しく言う。ほら、と肘でつつかれた莢花が慌てたようにテレビに向き直る。どうやら二人はパズルゲームをしていたらしい。テレビ画面と二人を見比べてから渚は黙って莢花の隣に腰を下ろした。

 

「そうだよね。お姉ちゃん、いつも一人で部屋にいること多いし」

 

 コントローラーを忙しく指で操りながら莢花が唇を尖らせる。渚はそうかしら、と笑って莢花の様子をうかがった。少し癖のある髪は両脇で結わえられていて、莢花が動く度に元気に揺れている。淡いブルーのセーターは確か水輝がプレゼントしたものではなかっただろうか。まだ成長途中の莢花の胸はそれほど張り出しておらず、胸元もすっきりとしている。ぺたんと床に放り出された足は柔らかそうだ。濡れた目でまじまじと莢花を観察してから渚は何気なく水輝に目を移した。

 

 莢花が夢中でゲームをしているからか、水輝が口許に薄い笑いを浮かべて渚を横目に見る。声を出さず、唇の動きだけで水輝は早くしろと渚を急かした。それと同時に渚はペニスに軽い刺激を覚え、思わず吐息を漏らした。

 

「……お姉ちゃん?」

 

 さすがに渚の様子が変だと気付いたのか、莢花が訝りの声を上げて渚を見る。渚は俯いて肩を震わせ、何とか性感を逃してからゆるゆると顔を上げた。

 

「なあに?」

 

 早く莢花に触りたい。服を脱がして全身を舐め回してみたい。いつも元気で、明るくて、性感とはまるで無縁の顔をして過ごしている莢花は一体どんな反応をするのだろう。

 

 怪訝そうな顔をした莢花が首を傾げながら視線を落とす。そこで莢花は目を見張って手にしていたコントローラーを落とした。板張りの床に乾いた音を立ててコントローラーが転がる。莢花は真っ直ぐに渚の股間を見つめていた。膝を折り、足を開いて座っている渚のペニスはしっかりとスカートを押し上げているのだ。

 

「なに、それ」

 

 強ばった顔をして莢花が言う。渚はくすりと笑いを零して莢花の手を取った。慌てたように振り解こうとした莢花の手を強引に股間に寄せる。

 

「やだ!」

 

 嫌悪の表情を浮かべて莢花が渚の手を振り払う。だが渚はしつこく莢花の手をつかみ、股間に寄せた。スカート越しにペニスを触らせながらじりじりと身を寄せる。

 

「止めてよ! 気持ち悪い!」

 

 心底嫌なのだろう。莢花はそう吐き捨てて渚の肩を押した。だがその拍子に莢花の身体は水輝の方に傾く。

 

「おっと」

 

 両腕にしっかりと抱きとめられた莢花が慌てたように水輝にすがりつく。

 

「お兄ちゃん! お姉ちゃん、気持ち悪いよ!」

 

 罵声を浴びせられた渚はだが、言いようのない快感を覚えて身震いした。莢花は水輝に抱きとめられていることですっかり安心したのか、嫌悪の表情をして渚を足で牽制する。水輝はそんな莢花の頭をしばらくの間はよしよしと撫でていた。

 

「そんなに気持ち悪いか?」

「だって、変だよ、お姉ちゃん! なにか……生えてて」

 

 まるで汚いものでも見るような目で莢花が渚の股間を見る。だが恐らく莢花は気付いていないのだろう。水輝は莢花をいつの間にかしっかりと両腕に拘束してしまっている。向かい合わせで抱き合う二人に渚はじりじりと近づいた。




水輝が愉快になってますね!w
莢花というのは渚と水輝が姉弟だった頃の末娘です。
2人の妹ですね。
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