※この作品はR-18です。

ギルティサークルでなら、ギルティなNTRしても問題ない   作:黒海苔編集規制緩和大臣

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NTRとは(哲学)
原作では沢屋と寝てる星見楓を略奪するからNTRの気もするし、まだ星見に触れてすらいないこの世界線の沢屋の前で見せつけエッチするのはBSSな気もする……

皆さんはどう思いますか?
とりあえず本作では原作という運命からのNTRということでNTRということにしたいと考えています(謎理論)




カラオケボックスで……

 

 

 

 

 新歓二次会から数日後の日曜日。

 

 俺は二次会の時のことを直接謝罪するために楓と会うことにした。

 

 正直、二次会の時は興奮し過ぎていた。

 

 楓のおっぱいは柔らかかったし、楓の喘ぎ声はとても可愛かった。

 

 何より、腕の中でイッてビクンッと身体を震わせる楓を見ていると、もっとイカせたくなるなる気持ちが無限に湧いてきてしまった。

 

 そのせいで、つい楓の身体の限界を超える快楽を刻んでしまい……彼女を失神させてしまった。

 

 可愛かったなあ……あの夜の楓は。

 

 ちなみに興奮してイカせまくっていたら、いつの間にか俺と彼女は下の名前で呼び合う親密な雰囲気の仲になっていた。

 

 これも全て、一瞬精神世界的な所に現れたチャラ男が、「タイミングいいから、今すぐ下の名前での呼び捨てに切り替えろ」とアドバイスしてくれたおかげだ。

 

 本当にありがとう、チャラ男。

 

 よって、これから彼女のことは楓と呼ぶことにする。

 

「星見さんっ!……と、世都!?」

 

 待ち合わせ場所に行くと、沢屋も一緒にいた。

 

 沢屋は俺の顔を見て酷く落ち込んでいた。

 

 どうやら、沢屋は二人きりで楓とデートできると勘違いしていたらしい。

 

 残念だったな沢屋。

 

 今日楓が俺たちを誘ったのは、おそらくデートではなく()()()()()を俺たちに頼むためだぞ。

 

 あと沢屋といえば、実は二次会の時にこっそりドアの隙間から俺が楓をイカせている一部始終を覗いていたらしい。

 

 楓をイカせることに夢中になっていたから、全然気づかなかった。

 

 そして、俺に楓がイカされているのを見て鬱勃起させながら、秦美和子に散々弄ばれていたとか。

 

 脳破壊神ジジイがとても喜びながら教えてくれた。

 

 沢屋のおかげで大好きなNTRシチュエーションを生で観戦することができたらしい。

 

 おかげでその日のジジイは……それはもう、凄まじく興奮していた。

 

『グッドテイストNTRじゃああああああああ!』

 

 ジジイ絶頂。

 その後興奮状態が夜明けまで続き、二次会から家に帰ってもジジイの汚い喘ぎ声のせいでまったく眠れなかった。

 

 

 

 

 楓が水族館に行きたいと言い出して、何故か俺、楓、沢屋の三人で水族館を見て回ることになった。

 

 回っている途中、俺が彼女のことを"楓"と名前で呼び捨てにするたびに、沢屋がなんか悲しそうな顔をしていたのが印象的だった。

 

 それから原作の展開通りに楓の家に誘われた。

 

「お願い!! 私の復讐を手伝って」

 

 家の中に案内され、楓から彼女の姉を探すのを手伝ってほしいと頼まれた。

 

 行方不明になった彼女の姉、千鶴のこと。

 

 失踪した姉を探していて、姉の手がかりが俺たちの入ったヤリサーにあること。

 

 姉が何らかの陰謀に巻き込まれ、借金を背負わされていた上に、失踪直前にヤリサーのメンバーの誰かに無理矢理犯されていた可能性があることなどを楓は語った。

 

 さらに、

 

「どうしても、見つけたいの……だから、協力してくれるなら……」

 

 パラリと楓が服を脱ぎ捨てる。

 

 露になった肢体はいつ見てもとても魅力的だ。

 

 下着姿の彼女の姿を見て、沢屋がごくりと唾を飲み込む。

 

「私を……好きにしていいから……」

 

 そのまま彼女は、俺たちに己の身体を差し出そうとした。

 

 彼女は覚悟を決めていた。

 

 もう一度、行方不明になっている姉に会うために。

 

 姉の手がかりを探す頼れる協力者を得るために。

 

 信頼できる協力者は多い方がいい。

 

 だからこそ、自らの身体を犠牲にしてでも……大切に守り抜いてきた処女を捧げてでも、信頼できそうな俺たちに協力者になって貰おうしていた。

 

 すると、沢屋が童貞卒業のチャンス! とでも考えたのだろう。

 

 下着姿の楓に向かって手を伸ばそうとする。

 

「服、着ろよ。楓」

 

 勿論、楓の"初めて"が沢屋に奪われるかもしれないイベントは全力で阻止する。

 

 楓と沢屋の間に割り込んで、説得&説教タイムに移る。

 

 楓の身体を自由に堪能していいのは俺だけだ。楓の処女を奪うのも絶対に俺だ。そして、楓の初めてを貰うのは、まず先に心を堕としきってからだと決めている。

 

 これから何度か起きるエロイベントを沢屋の代わりに消化し、楓をさらにエロく育て上げ、絆と好感度を上げていき、最後には楓の方から俺に"初めて"を捧げたい、と絶対に心の底から言わせてやるつもりだ。

 

 だからこそ、こんな半端なタイミングで悲壮な覚悟で身体を差し出されてもヤる気にはなれない。

 

『うむ。よくわかっておるな。NTRとは……即ち心の所作!!』

 

 背後のジジイが突然、ネテロ会長みたいなことを言い出した。

 

 ジジイの見た目のせいで、一瞬本物の会長が言ったのかと錯覚した。

 

『よいか……脅迫レイプや催眠NTRがジャンクフードレベルのNTRじゃ。また、心理描写がろくにない、勢い任せの快楽堕ちNTRがチェーン店レベルのNTRじゃ。そして、身も心も丁寧に堕としきった濃厚完堕ちNTRこそ、星三つミシュ◯ン級NTRじゃ!! どのNTRもみんな違ってみんな良いNTRじゃが、やはり心の揺れ動きを……』

 

 まあ、あのネテロ会長がこんな訳のわからん頭が痛くなる話を力説するはずがない。

 

 とりあえず、ジジイがミ◯ュラン三つ星を求めていることだけはかろうじてわかった。

 

「別にそんなことしなくても、俺は全力で協力するぜ!」

 

 ジジイに◯シュラン三つ星級のNTRを提供するため、まずは精神世界的な所でチャラ男に助けを求める。

 

 すると、精神世界的な所に現れたゴーストライターチャラ男が、"気丈に振る舞っているが、心の中では助けを求めている女"によく効くキザなセリフを考えてくれた。

 

 俺は声優になった気分で、そのセリフに心を入れて楓に聞かせる。

 

 勿論声優の訓練なんてしたことないから、気持ちがこもっているだけの棒読みだ。

 

「楓が困っているんだ。それだけで、協力する理由は充分だろ!」

 

 流石はチャラ男印のセリフだ。

 

 楓の心にも響いたようで、俺の棒読みのセリフを聞いた楓がポロポロと涙を零しながら、嬉しそうに笑った。

 

 とりあえず、涙を拭いて貰うためにハンカチを渡しておく。

 

「ありがとう……リンくん」

 

「あと、そんな簡単に男に身体を差し出すな。自分の身体は、もっと大事にしないとダメだぞ!」

 

「うん……そうするね」

 

 楓は涙を拭きながら何度も頷く。

 

 まったく……楓にはもっと自分の身を大切にして貰わないと困る。

 

 その身体も、心も……いつか必ず俺が奪うものだからな。絶対に他の野朗に触れさせるな。

 

「それと……すまなかった。二次会の時、ヤっているフリをするためとはいえ、興奮しすぎてヤり過ぎてしまった。楓のこと……あんなに激しく……本当にすまない!」

 

 その後、俺の方も、二次会のことを全力の土下座で深く謝罪した。

 

「だからどうか……せめてもの罪滅ぼしに千鶴さんの捜索を手伝わせてくれ!」

 

「興奮……したんだ……わかったわ。二次会のことは許してあげるから、姉さんを探すのをどうか手伝って」

 

 土下座が効いたのか、無事に許しを得ることができた。

 

 こうして、俺は二次会の件の贖罪のため。

 楓の姉、千鶴さんの手がかりを探す協力者になった。

 

「で、沢屋はどうする?」

 

 一応、一緒に来ていた沢屋にも聞いておいた。

 

 勿論、「協力する代わりに童貞卒業させてください!」なんて言わないように、殺気も一緒に飛ばしておく。

 

「お、俺も協力します! 星見さんにっ!」

 

 原作通り、沢屋も同じく千鶴さんを探す協力者になった。ただし、沢屋にエロラッキーイベントは一つも訪れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 ♡♡♡♡♡

 

 沢屋が千鶴さんの手がかりを得た。

 

 ヤリサーメンバーの一人、川谷が千鶴さんと昔付き合っていたかもしれない、という話だった。

 

 ちなみに川谷は、俺がサークルに入る時に受付で俺が洗脳した黒髪マッシュだ。今も洗脳状態は継続しているから俺の意のままに動かせる。

 

 手がかりを得てから三日後。

 

 定例の飲み会でさっそく楓が川谷へと近づいた。

 

 そして二次会。

 場所はカラオケ。

 

 楓は川谷と二人きりでカラオケの個室に入った。

 

 個室で誘惑して、出来る限り川谷から情報を引き出すためらしい。

 

 ほぼ確実に襲われるだろうから辞めた方がいいと忠告はしたが、覚悟ガンギマリの楓は作戦を強行した。

 

 一応、入る前に本当にヤバい状況になったら助けてほしい、と楓からは頼まれている。

 

 まあ間違いなく、川谷は部屋で楓を襲おうとするだろう。原作でも我慢出来ずに襲ってたし。

 

 それに、今回起きる出来事を上手く利用できれば、楓の好感度を一気に上げるチャンスではある。

 

①川谷が楓を襲おうとする。

②楓が俺と沢屋に助けを求める。

③助けに行こうとした沢屋が、秦美和子の色仕掛けにのこのこと引っかかって出遅れる。

④沢屋より先に俺が助けることで、楓の好感度がアップする……というわけだ。

 

 準備も抜かりない。

 洗脳済みの川谷には、保険にいくつか指示してある。

 

 もし楓を襲うなら、押し倒す時以外、俺の楓に触れるの禁止……とか。

 

 もし楓を襲うなら、俺の楓が助けを呼べるよう、絶対に隙を作ること……などだ。

 

 無論、川谷が楓を襲わなければ何の意味もない洗脳だが……

 

 ピロンっとスマホの通知が鳴る。

 

 楓から助けを求めるメッセージが届いた。

 

 川谷の野朗、やはり襲いやがった。

 

 即座に俺は行動に移る。

 

「ちょっと、トイレへ」

 

 割り振られていた二次会のグループ部屋を抜け出し、即座に楓の部屋へと直行する。勿論、どの部屋に彼女が川谷と入ったかは予め確認済みだ。

 

 通知からおよそ五秒。

 俺は楓がいる部屋のドアを蹴り開けた。

 

「な、お前は一年の!?」

 

 俺の姿を見て驚く川谷。

 

 野郎は楓に覆い被さり、彼女の首筋へと荒い息で顔を近づけていた。

 

 洗脳のおかげで触れてこそいないが、襲った時点でギルティだ。

 

 とりあえず、俺は川谷を楓から引き剥がし、ヒョロイ身体を床へと投げ飛ばす。

 

「いてぇ! おい、何すん……」

 

 そして立ちあがろうとした川谷に無言で腹パンをぶち込む。筋肉が唸る。渾身の右ストレートが川谷の腹に直撃した。

 

「うぐぇっ!」

 

 川谷KO。

 そのまま嘔吐物をぶち撒けて、川谷は膝から崩れ落ちた。

 

「待って、リンくん」

 

 その後タイミングよく、楓が止めに入る。

 

 そのまま、楓が川谷と交渉を開始した。

 

 俺も交渉を援護するために、拳を握ってもう一度殴る素振りを見せる。

 

 すると、ビビった川谷はようやく千鶴さんのことを全部白状した。

 

 これで一件落着だ。

 

 川谷は酔っている状態で腹パンされたせいか、腹を抑えてトイレに駆け込んでいった。そして、夜が明けるまでトイレから帰って来ることはなかった。

 

 まあ洗脳済みの川谷は、これからも色々と俺の役に立って貰う予定の駒だ。今日の所はこれぐらいで許してやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 ♡♡♡♡♡

 

 川谷のゲロの臭いが充満した部屋から楓を連れ出し、フロントで新しい部屋を借りた。

 

 汚れた部屋の掃除代は川谷の利用料金に加算させておいた。

 

 沢屋?

 あいつはまだ秦美和子の色仕掛けに引っかかっているのだろう。いつまで経っても助けに来ないし、連絡一つ寄越さない。

 

 こうして、俺は楓とカラオケの別個室で二人きりになった。

 

「大丈夫か?」

 

 俺が尋ねると、楓は無言で俺にギュっと抱きついてきた。

 

 目尻には涙を浮かべている。

 

 ……本当はとても怖かったのだろう。

 

 男に無理やり押し倒され、何もできず、ただ為す術もなく初めてを奪われかけた——それが、どれほど彼女の心を深く抉ったのか。

 

「よく、頑張ったな」

 

 俺は、彼女の背に優しく手を回して抱きしめた。

 

 楓が落ち着くまで、暫くの間こうしていてやろう。

 

「なあ、楓……やっぱりもう、こんな危険な綱渡りを続けるのは辞めにしないか?」

 

 俺の言葉に、楓は少しだけ顔を上げた。けれど、その目は揺れていた。

 

「このままだと、いずれ確実に性欲の獣共に食われるぞ」

 

 忠告のつもりだった。

 

 実際、原作で彼女は最悪な男の毒牙にかかかり、辛い思いをすることになる。

 

 それでも。

 

「……姉さんを探すためには、こうするしかないの」

 

 楓は唇を噛み、かすかに首を横に振った。

 

 彼女の覚悟はもう決まっていた。

 

 恐怖を無理矢理押し殺すことができるほどに、彼女の姉への想いは強かった。

 

 見ていて、とても痛々しかった。

 

「わかった。でも、無理だけはするなよ」

 

 俺は静かに言って、もう一度、彼女の背を優しく撫でる。

 

「うん……」

 

 暫くして、楓が俺の胸板へとしなだれてくる。

 

「ねえ、リンくん……今だけ…もう少しだけ……こうさせて……」

 

 頼るように、縋るように吐き出されたその声は、まるで消えてしまいそうなほどにか細かった。

 

 胸の奥に、鈍く沁みる。

 

 強がって、無理して、張り詰めていた心が、ようやくほんの少しだけ緩んだのだろう。

 

「ああ、いいよ」

 

 俺は短く答えて、静かに彼女の背を抱きしめ直した。

 

 楓の震えが、呼吸が、少しずつ整っていくのを感じながら、俺はただ黙って彼女の身体を抱擁し続けた。

 

 ……本当に困った女だ。

 

 俺が守ってやるしかないな。

 

 それから数分後。

 

「……ありがとう、リンくん」

 

 楓が、ふいに小首を傾げながら見上げてきた。

 

 ようやく、心も落ち着いて、元気も取り戻せたみたいだ。

 

 顔にも笑みが戻っていて、もう俺が落ち着かせなくても大丈夫そうだ。

 

 俺は彼女の背中に回していた手を外そうとした。

 

 その時だった。

 

「……ん♡」

 

 ふいに、楓が俺の太腿をスリスリと摩り始めた。

 

「ねえ、リンくん♡」

 

 元気を取り戻した楓が、艶のある声で言う。

 

 そのまま彼女はスルリと服を抜ぎ、あっという間にブラのホックまで外してしまった。

 

「助けてもらったお礼……させて♡」

 

 まさかのご褒美タイムが始まった。

 

 

 




次回、美和子の色仕掛けに引っかかって出遅れた沢屋が目にしたのは……
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