※この作品はR-18です。

残骸スクピディア   作:ジャンボ田西

3 / 3
今回は以下のようなジャンルを含みます。

・膨腹 ・腹パン ・尊厳破壊 ・スカトロ(主に小便) ・臭い責め ・快楽堕ち

・バッドエンド


後編

 

戦場へ出る為に、ランプシーを便所の壁へ埋めてから数日が経過した。

軽く目的を果たして国に帰り、拠点を防衛し終えて彼女のところにタバンパニは帰って来た。捕虜が逃げ出さないように迷路のような構造をしている通路を進み、そして彼女を閉じ込めた部屋の扉をゆっくりと開く。

 

「うわぁ……、酷い臭いだ。定期的に清掃をするよう頼んだはずだが、手を抜いたな」

 

その瞬間から生臭く噎(む)せ返るような悪臭が漂い、彼の鼻孔を刺激してくる。

定期的な清掃を要求していたはずだが、それにしてはあまりにも酷い臭いが籠り切っていた。排泄物の臭いや姿はしないことから考えられるに、その最低限度の事までしかしていないのだろう。それだけこの空間には生臭く不快な臭気が充満している。

彼は顔を顰めて鼻の穴を塞ぎ部屋の中へと入って行く。

 

「……おいおい。これまた派手にヤり散らかしていきやがったな、アイツら」

 

胴体が壁に固定されているランプシーの傍に立ち男は呟いた。そこで目にしたのは変わり果てた彼女の姿だった。

丸々とした臀部は赤く腫れあがり、所々に内出血の痕も見られることから頻繁に暴力を受けていたことが推察できる。その痕跡の形状は多種多様であり、素手で叩いただけでなく様々な道具を用いて激しい暴行と凌辱の限りを尽くしていたのだろう。

更に目を惹くのは膣口と尻穴であり、どちらともがぽっかりと開いたままヒクヒクと痙攣を繰り返している。奥までが丸見えになるほど拡げられ、筋力が緩んでしまっているそれらは尋常では無い大きさのものを捩(ね)じ込まれたことが容易に想像できるほどの有り様である。

 

(道具を使った可能性もあるだろうけど、まぁどうせボゾルグあたりが無茶なことしたんだろうな)

 

その光景から『巨砦』が彼女を使用していたのではと推測し、あの男だけは使えないようにしておくべきだったとタバンパニは後悔する。彼からしてもボゾルグという男は出来る限り関わりたくない相手であり、特にこういった性処理道具を使わせることは避けたい人間だった。

実際、ランプシーを公衆肉便器としてこの空間に閉じ込めた時から今日に至るまで、ボゾルグは食事や睡眠の時間を除いたほぼ全ての時間をここで費やし、その間は誰も彼女の下半身を使う事が許されなかった。

自分勝手で独占欲が高く周囲に気を配ろうとする考えすら及ばない人間性、あの男の行動原理は全て自身の欲求を満たすこと以外に無いと言っても過言では無い。あの男がここにいると予め知っていれば、もう少し対策を考えてから準備や行動をしていただろう。

 

「はぁ。……ったく仕方無い」

 

溜め息を一つ吐き、タバンパニは膝を曲げて彼女の秘部へ手を這わせる。膣肉の柔らかさと滑り気は依然と大差無いが、見てわかる程に拡張されてしまった筋肉は緩みきり締め付けもへったくれも無い。このままでは使用勝手が悪い為、メンテナンスを行う必要がある。

膣口と肛門の感触を指の腹で確かめながら彼は呪文を唱える。

 

「…、……。…………、………。……、…。……、………。………………、…………。……、…。………………、…………。……………、…」

 

すると彼の指へ向かって少しずつ膣壁や腸壁が引き寄せられていく。まるで彼の指を中心とした重力が生じているかのように、少しずつ少しずつ独りでに動いて行く。

見るも無残な状態まで酷使され開ききったランプシーの恥孔は、魔法を使用してから数秒の内に男の指へぴったりと密着し、処女喪失直後と変わらないほどの力で締め付けている。が、これはあくまでも魔法によって女性器や腸壁の筋肉を寄せ集めて強引に閉じさせただけであり、解除すればまた先程と同じように開いていってしまう。

そこでタバンパニは念のために用意しておいた注射器へ薬品を入れ、彼女の秘部へと注入する。それは筋肉を緊張させる効力を持ち、暫くは今の締め付けが強い状態を維持できるだろう。薬の効果が切れた頃には今の状態を身体が覚え、勝手に戻ろうとはしないはずである。

 

「……? あぁ、一応そこも確認しておこう」

 

一先ずはこれで充分と引き抜こうとした彼の左手指先に何か柔らかいものが触れた。最初は何か分からなかった彼だが、その感触が伝わる位置からすぐに彼女の子宮口であると理解した。

数日間も不特定多数の男から慰み物にされていた事から妊娠の可能性も考えられたタバンパニは、念には念を入れてその中も確認する。自身の指をより奥まで秘部へと捩じ込み、己の内側に感じる力への意識を強める。

 

「~~っっ、~~~っっ」

 

すると子宮口はより強く彼の指へと吸い付いて行き、やがて段々とその内側へ呑み込んでいく。

その感触によって先程まで静かだったランプシーが壁越しに声を漏らすが、彼女の言葉が彼の耳に届く事は無い。悶絶し喘ぐ彼女をそのままに、男は子宮内へと招待された指で温かな空間を掻き回す。

魔法の効力によって引き寄せられる子宮は触れられるだけでも意識を掻き乱す程の快感を与えてくるのに、自身の膣圧で四方から男の指へ抑えつけられてその快感は数倍にも跳ね上がった。もう枯れ果てたはずの蜜壺が湿度を取り戻し、彼が指を動かす度にグチュグチュと卑猥な音を奏でて分泌液を滴らせる。

 

「……よし。まぁこれで大丈夫だろう」

 

内部を擦り回した後に男は魔法の効力を弱めて肉孔から指を引き抜いた。

着床していたとしても、あれだけ掻き回してやればその受精卵は使い物にならなくなっている。卵管に残っていた場合は後々で薬を服用させれば産まれてくる心配は無い。

そう判断して彼は彼女のメンテナンスを終えると、壁の穴から気を失っているランプシーを解放して肩に担ぐ。

 

   ◆◇◆◇◆◇

 

「………………、ここは……」

 

地獄のような肉便器生活がいつの間にか終わりを告げ、意識を取り戻したランプシーはまたしても黴(かび)臭い部屋で目を覚ます。

例のごとく一糸まとわぬ姿で、両手は後頭部あたりに組んだ状態で拘束されている。どうやら改めて装着された首輪と手枷を短い鎖で繋ぎ直しており、腕を下ろそうにもそれを許してはくれない。そして両足首も器具でしっかりと固定され、逃げ出すことは疎か一歩たりとも歩くことさえ出来ない。それに、どうにも腹部が重たい。

 

「っっ!」

 

その時、自身の腹部が異様に膨らんでいるのが目についた。まるで妊婦かのように膨張したボテ腹は、しかし生命の宿りは感じ取れない。何かしらの液体が詰め込まれているのだろう。それと同時に自身の足下――ちょうど股間の下に、自身の愛用する細剣が乱雑にも放置されていることにも気が付いた。反射的に手に取ろうとする彼女だが、今置かれている状態ではどう足掻こうとも取り戻すことなど出来やしない。

これからどのような辱めを受けるのか何となく想像がついたところで、どこからか声が聞こえてきた。それは、憎きルデサス国の指揮官が一人――タバンパニの声であった。

 

「漸くお目覚めかな、ランプシー・ゼストス。今からお前にはちょっとした余興の手伝いをして貰う」

 

「余興? 趣味の悪い児戯の間違いだろうに、いつまで善悪の分別もつかない糞餓鬼でいるつもりなんだ? この国の輩は何故どいつもこいつも発想がお子ちゃま時代から進歩していないのか、理解に苦しむ」

 

「………………やれ」

 

これまでの恨みを発散させる意図も込めて、彼女は挑発じみた罵声を飛ばす。便所での調教は心を折りかけてしまう程に熾烈(しれつ)ではあったが、それ以上に彼らへの憎しみも募っていた。せめてその感情を吐き出さなければ、彼らに心から屈してしまうような気がしたのだ。

そんな彼女の言葉を受け、タバンパニは冷ややかな声で短く命ずる。その瞬間、

 

「――お゛ごぉ゛ぉ゛っっっっっっっっ!?」

 

誰もいないはずの前方から凄まじい衝撃を腹部に受け、醜く膨らまされている腹が大きく凹まされた。

どうにか意識は保っていられたが、激痛で膝が震えて立つことさえ危うい状態になる。

 

「反抗的な姿勢を見せる度にそれを喰らわせる。身の振り方には気を付けることだよ」

 

「はぁぁ……はぁぁ……はぁぁ……」

 

「では改めて、余興の内容を説明する」

 

前傾姿勢になり、肩を大きく上下させながら呼吸を整える彼女に男は話を続けた。

彼が伝えた余興の内容は、とても単純な話だった。

「スクワット運動を100回こなす事」それだけ。背筋を伸ばした状態で膝を直角まで曲げ、その姿勢を三つ数えるまで維持した後に腰を上げて直立する。ここまでで1回と見做し、どれか一つでも条件と外れればカウントはされずに先程の罰を受けることとなる。

 

「元アッテリサ国最強の女兵様なら、この程度の訓練くらい朝飯前だろう」

 

(どこまでも……人を虚仮(こけ)にして、救いようのない奴らだ……)

 

確かにランプシーが戦線に立っていた頃は人一人分程度の重りをつけた状態で、今提示された回数の数倍をストレッチ代わりにやり遂げていた。そうでも出来なければ、最強などと謳われる領域には至れない。

がしかし、今の彼女は違う。碌(ろく)に鍛練など続けられる環境でもなければ、寧ろ薬等によって身体中の筋肉が全て衰えた状態。下手をすれば並みの兵士どころか、一般的な男性市民にさえ筋力で敗けているかもしれない。

 

「あ、当たり前……だっ!」

 

しかし「無理だ」と口にするのは彼女の沽券(こけん),プライドに関わる。たとえ空虚な強がりだとしても、敵の前で弱みを見せられるはずもない。

彼女のその言葉を聞き、口角の上がった声で男は答えた。

 

「宜しい、ならばゲーム開始だ。精々観客(オーディエンス)を沸かせてくれよ」

 

その声と共に開始音が鳴り響き、カウントが始まった。

 

「ふっ、ぅぅっ……」

 

弱り切った足腰に鞭を打ち、彼女は膝をゆっくりと曲げた。やはり腹部の重量が大きな障害となり、余分な体力まで消耗させられてしまう。しかし、この程度はまだ苦にならない。

 

(あの頃を、思い出せっ……!)

 

どれだけ身体を弄られようとも現役時代の過酷なトレーニングと比べれば、こんな余興はストレッチにすら及ばない。幼少の頃より自ら飛び込み、耐え抜いてきた訓練のことを思い出せば成し遂げられない道理は無い。

 

(あんな奴らの、思い通りに……など……っ。なって、堪る……ものかぁっ!)

 

彼女は敵の想定を何となく察していた。

彼らはランプシーがスクワットの姿勢を崩し、罰を与えて腹部へ衝撃を与える。そしてそれに耐えきれなくなって股下の細剣に目掛け、彼女の腹を膨張させている何(・)か(・)が噴出するのを心待ちにしているのだろう。その中身も凡そは男達の子種汁なのだろうと予想がつく。

自分をここまで貶め、辱めている下衆共への怒りを糧に彼女は力強く腰を上げる。

続く二回目、三回目、四回目……、体力はまだまだ余裕しか無い。

 

十回目……、二十回目……、三十回目……、疲労は蓄積しているがまだ耐えられる。

しっかりと深くまで腰を下ろし、タバンパニの声が三つ数えきるまで姿勢を保ち、それから腰を上げる。

 

(それにしても、何もしてこないのが……少し妙ね)

 

ここまで妨害をせず、三つ数えるテンポもほぼほぼ一定のまま。故意に彼女が不利になるような手段を一つとして取ろうとしていない。

あくまでも正々堂々としたルールを徹底しているのか、それとも彼女には何もしなくても勝手に失敗するとほくそ笑んでいるのか。――あるいは別の意図があるのか。

 

「ふっ、ぅぅぅっ……っっ」

 

嫌な予感はするものの、途中で止めるわけにもいかない。

三十一回目もやり遂げ、三十二回……、三十三回……、一つずつ着実に回数を重ねていく。しかし回数を重ねる毎に少しずつ両脚の筋肉が悲鳴をあげ始め、段々と疲労を隠すのも難しくなってくる。

 

(こんなにも……私の、身体は……貧弱になっていたのね……)

 

外見以上に変わってしまった己が肉体に、流石の彼女も驚きや落胆を抱かずにはいられない。今はまだ過去の経験や習慣で補える程度だが、まだ折り返し地点にすら到達していない現状で全身から発汗が止まらず、立っているだけでも多少の倦怠感を覚える程に疲弊している。

 

(でも……っ、それでも! こんな、ところで……っっ。イーアコス様の……為に、も……っ)

 

――自分を信じて待ってくれる人がいる。――

敬愛する人の顔を思い浮かべるだけで、身体の奥底から力が湧いてくる。心が研ぎ澄まされていく。

――やれる。絶対にやり遂げられる。――

折れそうになる度に自身を叱咤し、ランプシーは腰を下ろしてはゆっくりと上げる。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、……ふっっぅぅぅぅぅ……」

 

四十回、五十回……。気が付けばちょうど半分に差し掛かり、そして超えていく。

六十回、七十回、七十五回……。気力のみで身体を動かし続け、滝のような汗を流しながらも膝を曲げる。

鉛のように重たい身体は、まるで自分のものとは思えない。膝は遂に笑い出し、少しでも動かそうとすれば今にも崩れてしまいそうなほど。しかし足腰ばかりに意識を向けていると括約筋が緩み、内容物が漏れ出しそうになってしまう。

 

(っっ、それだけは……絶対に……)

 

今、彼女の股下にはイーアコスから授かった命よりも大切な細剣が置かれている。そんな状況下でもしも腹の中にあるものを噴出してしまったら、どうなってしまうのか。考えただけでも怖気が走る。

 

「はぁぁっっ、はぁぁっっ、……っっ、がっ……あぁぁぁぁぁっっ!」

 

雄叫びを上げ、八十回目を超えようとした。その時だった。

しっかりと上げたはずの腰が不意に落ち、排泄する時のような姿勢を取ってしまう。

 

(しま――)

 

すぐに態勢を整えようとするランプシーだったが、しかし時既に遅し。

再びタバンパニの声が聞こえたかと思えば腹部に強烈な打撃を受けた。

 

「――お゛っ゛、ごぉ゛ぉぉ゛ぉ゛ぉぉぉおおっっ」

 

その直前に肛門や膣口へ力を籠め、どうにか膨腹させている物を噴き出してしまう事態だけは免れる。が、それでもこの衝撃は耐え難いものだった。見えざる一撃によって液状の物体が出口を求めて体内で暴れ回り、下からだけではなく上からも飛び出してしまいそうになる。

 

「さぁ、立て。最初からとは言わん、途中から再開だ」

 

その言葉と共に彼女の身体は不可視の力によって強制的に立ち上がらされ、スクワットの再開を促された。

しかし肉体は疲労と先刻の一撃で限界の瀬戸際。立っているだけでもフラフラとして、とても直立の姿勢すら保てそうにも無い。これまでの疲労が爆発したのだから致し方の無いことだ。

 

「ま……待てっ、少し……休け――」

 

流石のランプシーも身体を休める時間が欲しいと、思わず抗議の声を上げた――その瞬間。

再び容赦の無い一撃が彼女の胴を貫いた。

 

「――お゛ぉ゛ぉぉ゛っ゛ぉ゛ぉぉぉぉぉっっっっ!?」

 

「何を寝ぼけた事をぬかしている。訓練では『待て』と言った奴にわざわざ休憩時間を与えていたのか? それは随分と生温いトレーニングをしていたようだな」

 

「はぁっっ、はぁっっ、はぁっっ、はぁっっ……」

 

「もう一度だけ言うぞ。早く立って途中から再開しろ、今すぐに」

 

男の声はより冷ややかに言い放つ。まるで思い遣りの欠片も感じられない物言いだったが、それが彼女の心に火を点けた。

確かに彼女の精神はここ数日で兵士とは思えない程に弱まっていた。それはまるで、訓練を受け始めた幼き日と同じくらいにまで。あの頃は自分で決めた事とは言え、逃げ出そうかと思った事は何度でもあった。しかしそれを踏み止まり、血反吐を吐きながら耐え抜いて強靭な肉体と精神を築き上げてきた。

ならば今はそれをなぞるだけ。過去に出来た事が、今の自分自身に出来ない道理などあるだろうか。

 

「はぁっっ、はぁっっ……っ。あ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁっっっっ!!」

 

再び雄叫びをあげ、腰を深く落とす。しっかりと膝が直角になっていることを確認してから三つ数え、奥歯が砕けそうな力で噛み締めながら真っ直ぐ立ち上がる。

姿勢を崩そうと、尻餅をつこうと、その度に腹部へ一撃受けようとも。痛みを耐えて一回をやり直す。

これを繰り返せば残りの凡そ二十回程度、やり遂げられないはずがない。

 

「――お゛ごぉぉ゛ぉ゛ぉぉ゛ぉ゛ぉぉっっっっ!?」

 

「さぁもう一回、早く立て」

 

一度立っては殴られ、もう一度立ち上がっても殴られ。

しかし一つ一つ丁寧に熟して着実にゴールへ近づいて行く。

八十二回、八十二回、八十三回、八十三回……。あとはもう気力だけとの勝負だった。

 

「――ぅ゛ぐうぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅぅ゛ぅ゛ぅぅぅっっっっ」

 

失敗する度に受ける打撃をひたすらに耐え、何度殴られても漏らさないようにだけ力を籠める。

八十九回、八十九回、九十回……。遂に残り十回に到達した。

 

「はぁっっはぁっっはぁっっはぁっっ」

 

ゲーム中、最初のペナルティを受けてから数十発。

一回につき一発だったものが、失敗の回数を重ねる度に二発、三発と増えていき、蓄積する激痛と疲労はもう抗い難い領域に達している。これ以上の打撃を受ければいつ決壊しても不思議ではない。

 

(あと……十回……、これから……失敗……しなければ……いけるっ……)

「はぁっ、はぁっ、ふっ……うぅぅぅぅっっ!」

 

捨て身の作戦から思考を切り替え、震えの止まらない膝に鞭を打つ。

何度も打撃を受け続けた腹部は内出血で赤黒く変色し、それ相応の痛覚が彼女の精神を深く蝕んでいる。過酷な環境に身を置きすぎた所為か発熱も訴え始め、本当の意味で身体が限界を迎えている。

最早、一度としてペナルティを耐え抜くだけの余力も残されてはいないのだ。

 

「ふぎゅっ、ぅぅうぅぅぅぅぅぅっっっっ」

 

九十一回目、無事にやり遂げる。残すは九回。

ゆっくりと腰を深く落としていく。脂汗を滲(にじ)ませつつ、三つ数えられる。

 

「あっ、がぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ……」

 

腰を上げる。上げる。――上がらない。

直角に曲げたまま身体は言う事を聞かず、まるで石にでもされたかのようにぴくりとも動かない。動かせない。

 

「……随分頑張るね。三つ以上頑張るのは別にいいけど、辛くないのかい?」

 

(まさか、アイツの……!?)

 

敵の妨害か、とランプシーは真っ先に疑う。敵ならば最終盤の今になって妨害をしてきても何ら不思議は無い。

だがしかし実際はそうではなかった。彼女が思っているよりも、彼女の身体はもう限界を超えていたのだ。そしてその力がたった今、尽きてしまっただけだった。

自重に耐える膝の震えは激しさを増し、そしてプツンと糸が切れたように下へ下へと腰が落ちていく。

 

(駄目、駄目、駄目ぇぇぇぇぇっっ)

 

言う事を聞かなくなった身体は、もうどうしようもなかった。

か弱い少女のような悲鳴を心の中で叫び、やがて大きく股を開いた状態で腰を下ろしきってしまう。しかしせめてもの抵抗として、彼女は残った力を全て濁流を堰(せ)き止めている筋肉へ集中させた。――その瞬間、

 

「――お゛」

 

受け慣れたはずの一撃はその威力を増し、思い切り腹部に減り込んだ。

真っ直ぐに身体を突き抜ける衝撃が腹の中身を押し出し、そして止められない奔流と化して決壊する。

最初は少量の雫のみ。しかしそれを起点に、排泄孔と膣口は内側から勢いよく抉じ開けられていった。

 

「~~~~~~~~~~~~っっっっ!?!?」

 

直後、二つの穴からドロドロとした物体が膣襞と腸壁を擦り上げながら体外へと放出されていく。

それは今までの痛覚と疲労を一気に書き換えてしまうほどの快感。自身が利く門から噴射している物で大切な武器を穢してしまっていることさえも忘れ、迸る肉悦に仰け反りながら絶頂してしまう。

 

(止まっ、止まらないぃぃぃっっっ!?)

 

腹部へ押し留められていたものが全て吐き出され、彼女は天を仰ぎ見るが快感が終わらない。膣も肛門も裏返ってしまいそうな勢いで粘液を排泄し、美しく輝いていた細剣はそれらによって濁り穢されていく。

 

「ぉ゛……ぉ゛ぉ…………、っ」

 

暫くして汚液噴射の勢いが弱まり、やがて止まる。

ランプシーの腹部を醜く膨らませていた物体は全て放出され、体形はある程度戻っていた。しかし打撃によって内容物を押し出された膣口と菊門はぽっかりと開ききり、僅かに残る汚液の雫を滴らせている。

 

「ぁ……あ……、あぁ………………」

 

だらしなく口を広げ、眼をチカチカとさせながら彼女は動けないままでいた。

予想だにしない快楽で身を包まれ、その余韻が未だ尾を引いている。それ故か尿道も緩み、穢しきった愛武器へ追い打ちが如くチョロチョロと黄金の液体をひっかけた。

自分のしでかした事に震えが止まらない一方で、そんな人として終わっている痴態を晒している事実に身体が熱く火照っている。怒り,憎しみ,悲しみ,絶望……。様々な負の感情が渦巻く中でも抗い様の無い悦楽が一際強く心中を染め上げている。

こんな状態にまで落ちぶれてしまった以上、もう兵士としてアッテリサ国に帰ることは出来ない。その現実が身軽となったはずの身体に重く圧し掛かった。

 

「………………っ、何……これ……」

 

まだ呼吸が乱れた状態ながらも上体を起こし、変わり果てたであろう細剣に視線を向け彼女は固まる。

大部分は白濁色で特有の粘性を見て取れることから男性の精液だと判別できた。しかし、それに混じって同程度の物体は深い緑色の液体。雄汁とは違う、特有の粘性と異臭。彼女の記憶にはそのような物は見たことも聞いたことも無かった。

 

「それは、このルデサス国の一部地方に生息する蟲の血液だ。よく媚薬の材料にもされていてな、原液だとそこまでではないがある程度の催淫効果を有している。だが今回はあくまでも流し込んだ精液が流れ出やすくする目的で使用した。もしも途中で詰まったりしては面白くないからな」

 

それならば水でも同じだろうに、わざわざそれを使用したのは恐らく彼女を徹底的に苦しめるため。他の生物の血液を体内に注入されていたと知って、寒気のしない者はいないだろう。それも、今回は自身の大切としている物に目掛けて噴射させるという状況下。彼女への精神的屈辱は計り知れない。

 

(あぁ……イーアコス様。何とお詫びすれば良いのか)

 

彼女にしてみればそれは敬愛する人の分身と言っても差し支えない、まさしく宝物。それをこんな形で穢してしまったのだから、尚のことショックは大きかった。合わせる顔が無いとはこのことを言うのだろう。

 

「さて、それでは次の余興に移ろうか」

 

身体も精神も矜持も容赦なく挫かれ、大切にしていた物さえ守り切れなかった。

息が乱れたまま呆けていた彼女に向けられた言葉は、更なる絶望を意味していた。タバンパニの企画した悪趣味な公開凌辱はまだ終わらない。

 

「準備しろ」

 

彼が指示を出すと複数の男達が現れ、床上に撒き散らされた汚液とそれに穢された細剣を片付けていく。そしてランプシーの拘束を解くと、あっという間に清掃を終わらせて撤収して行った。

すると部屋の扉が開き、そんな男達と入れ替わるようにして一人の大柄な男が入って来る。身長は比較的に長身なランプシーよりも更に高く、呪文に頼りきって華奢な者が多いルデサス国の人間にしてはかなり筋肉がついている。

 

「次の余興は決闘だ。ルールは単純明快に"武器無しで戦う"、ただそれだけ。反則行為は魔法の使用のみで、それ以外の行為は何をしても許される。相手が気絶、あるいは死亡するまで続行し、制限時間もギブアップも無し」

 

「はぁ……はぁぁ……はぁぁ……」

 

とてもルデサス国の者が考えつくようなものとは思えないほどに肉体的な決闘内容。これまで相手を悪趣味だと思った事は数えきれないが、ここまで野蛮だとは流石の彼女も予想だにしなかった。

 

「かのアッテリサ国最強と謳われたランプシー・ゼストスならば一対一で敗けるはずは無いだろう? それも訓練された兵士相手ではなく、魔法の才に恵まれなかった憐れな破落戸(ゴロツキ)なぞに殴り合いで勝てないわけがない。今なら棄権を認めてやっても良いが、どうする?」

 

「……もしも棄権を選択したら、どうなる」

 

「その時は……まぁ、便所行きになるだろう。それしか価値が無いんだからな」

 

「っ」

 

相手の吐き捨てた台詞に彼女が僅かに反応する。男の言葉が彼女の沈みかけていた心に火を灯し、今しがた消滅したはずのプライドが再燃し始めた。

これまでの人生をアッテリサ国の為に捧げ、その身を酷使してきた彼女にとってしてみれば戦う以外の価値こそ己には無い。戦って相手を打ち負かすこと以外に存在意義は無く、タバンパニはそれを真っ向から否定してきた。

 

「……いつでもかかって来なさい」

 

ならば、相手の思惑を正面からへし折りたくなるというもの。

肉体改造の影響や蓄積した疲労感など、不安要素は少なくないが――否。不安要素があるからこそ正々堂々と勝負に乗り、そして文句を言わせない圧倒的勝利を掴み取る。

先程までの痴態は全て忘れ、今この時だけは戦士としての血に身を任せた。どれだけ肉体が衰えようとも磨き上げた技術だけは健在であり、それを駆使して一般人相手になど敗けられるはずがない。

それが最後に残った彼女の精神的支柱であり、恐らく相手はそれを折ることが目的なのだろう。

 

(もう、相手の思う壺になんてなるものか……!)

 

相手の思惑を見透かして、その上で彼女は相手の挑発に乗った。

あらゆる罠の可能性を考慮し、ルールさえ破られることも想定して相手を待ち構える。どんな行動も想定していれば回避可能であり、カウンターの一撃で勝負を終わらせる。下手に自分から仕掛けに行くよりもその方が確実だろう。

指針を立てて直立不動のまま、ランプシーは男の出方を窺う。

 

「ちっ、オラァッッ」

 

見に徹して動こうとしない彼女にしびれを切らし、大男は拳を振り上げて突進してきた。

存外に動きは速いが大振り過ぎて狙いも意図も読みやすい素人らしい動作。

視線や拳の位置から自身の顔面を捉えんとしているその攻撃を、ランプシーはギリギリまで引き付けてから躱す。

 

「ふっ」

 

「グオァアッッッ」

 

相手の拳が頭上を通り過ぎ、眼前に広がる筋肉質な胴体へ彼女は鋭い突きを一発入れる。胸と腹の間にある窪みを正確に捉えたその一撃は、薬で増加させられた体重を乗せた今の彼女だからこそ出せる威力を持っていた。

急所を襲った衝撃に大男は呻き声をあげてよろめくが、まだ意識はある。

 

「なっ、ウグオォォォ」

 

それを見かねた彼女はすかさず二撃目、三撃目を叩き込んだ。衰えたスピードをも補って余りある重量感で放たれる彼女の拳は相手の意識を刈り取れる威力を有していた。

だがそれでも相手は頑丈な身体に見合う屈強な精神力で持ち堪え、ゼロ距離の位置にいるランプシーへ膝蹴りを放つ。

 

「ゲホォッッ! く、くそぉ……」

 

ほぼ脚を上げるだけで成り立つ攻撃。最早躱し様の無い結末。

しかしそれを予測していたかのように彼女は既に男の背後へと回り込み、がら空きの背中へ更なる一撃をお見舞いした。否、背を向けている相手に喰らわせる攻撃が一発程度で済ませるはずもない。

二発、四発、八発……叩き込めるだけ、凄まじい勢いで猛攻を浴びせ続ける。「流石にオーバーキルなのでは」などと考えることすら無く、確実に相手の命を仕留めるつもりなのだ。

 

「ウグアァァッッ!」

 

だがまだ相手は気絶すらしない。筋肉の層が厚いのか、それとも痛みに鈍い体質なのか。

大男は振り返って我武者羅に両腕を振り回して暴れ始めた。狙いを澄ませた攻撃では動きを読まれると考えたのだろうか、思考を放棄した行動へ打って出る。

確かに狙いが読めない分先んじた行動は出来ないが、それでも彼女からすれば見て回避すれば良いだけのこと。

 

(右、右、左……)

 

いつでも攻撃を仕掛けられる距離感を維持しつつ大振りな攻撃の数々を躱して反撃の隙を待ち続ける。

横薙ぎの一撃は姿勢を低くしながらやり過ごし、振り下ろされる一撃は巨体の外側へと移動して軌道から離れた。

それを何度か繰り返したところで彼女のはパターンを覚え始める。相手の癖とも言えるそれは、思考を放棄した後でも顕著に表れてくるもの。

 

(っ、ここ……!)

 

暴れ狂う巨大な腕が通り過ぎ、一瞬相手の胴体が再びがら空きになった。

その瞬間を見逃さなかったランプシーは全力を自身の右手に籠め、先程の猛攻により青痣ができている急所目掛けて思い切り振り抜く。

 

「!? ――しまっ」

 

しかし遂に身体へかけられていた負荷が限界を超え、攻撃態勢に移ったところで膝から崩れてしまう。

彼女の強靭な精神力を以てしても支えられない程に、彼女の身体は追い詰められていたのだ。寧ろ強靭過ぎる精神力が故に、肉体の鳴らし続けていた警告を妨げ致命的な事態を引き起こしてしまった。

これはマズイと感じ取った時にはもう遅く、すぐ回避しようにも隙が生じてしまう。そしてそれは相手も見逃すはずが無かった。

やり過ごしたはずの右腕が再び振り抜かれ、咄嗟に防御した両腕をへし折りながら彼女の身体を吹き飛ばす。

 

「あぐっ、がはぁぁっっ」

 

数回地面をバウンドしては転がり、やがて止まる。

たった一度の過ちによって優勢だったはずの決闘は形勢を逆転し、ただの一撃によって打ち込んだ数十発の攻撃は無意味と化してしまった。

全身を強打した彼女は起き上がろうとしても全身に力が入らず、まともに攻撃を喰らった両腕は微塵も動かせない。

 

「流石に危なかったぜ、流石はアッテリサ国最強の女兵様だな。そんな状態に変えられといて、やっと俺と対等レベルなのかよ」

 

全力を籠めて打ち込んだ一撃によって大男の左腕は酷い内出血を起こし、上手く力が入らないのかプラプラと垂れ下がっている。もしもあの一撃を確実に急所へ打ち込めていればランプシーは勝利を掴めていただろう。

ゆっくりと歩み寄る敵の気配を感じ取りながらも、彼女は地面に倒れ伏したまま微動だにしない。

 

「おい、まだ気絶してんじゃあねぇだろうな。気ぃ失ったら余興が終わっちまうだろうが……よぉっっ!」

 

「いぎいぃぃぃっっっ」

 

苛立ちを露わにした男は彼女を睨みつけながら思い切り左腕を踏みつけた。骨折している箇所を足で踏み潰され、あまりの激痛にに彼女の顔が歪む。

 

「もうちょっと楽しませてくれよ。なぁ」

 

そう言うと大男は口角を吊り上げて不気味に笑うと、彼女の腹部を蹴り上げて仰向けの状態に寝かせる。

蓄積した疲労によるものか受けたダメージの所為かぐったりと横たわったまま、それでもランプシーはキッと相手を睨みつけて口を開いた。

 

「もう勝負は付いたようなものなのに、どこまでも他人を嬲るのが好きな輩だな。どいつもこいつも、この国の奴らは性根が腐っている」

 

「おいおい、あまり反抗的な態度を見せるなよ。もっと甚振(いたぶ)りたくなっちまうだろうが」

 

決闘に敗れたことを自認しながらも強気な姿勢だけは崩そうとしないランプシーを見下ろしながら、大男は自身の陰部を露出させて地面に膝を突く。まだ彼女に体力が残っていて身体を動かすことが出来たなら、蹴りの一発でも喰らわせられる距離に相手がいるというのにそれは叶わない。

そうして大男は彼女の両脚を持ち上げると、真上から男根で秘部を貫いた。

 

「ぃぐうぅぅぅぅっ」

 

巨漢が全体重をかけてイチモツを挿入し一気に子宮口を圧し潰す。ここ数日で快楽に慣らされた彼女の身体は、苦痛を覚えるよりも先に肉悦で蕩けて全身が打ち震えてしまう。体格が恵まれているだけで訓練を受けた兵士でもない一般市民に組み敷かれるという屈辱さえ、被虐的な興奮を促進させる要因になっていた。

 

「ハハハハッ、挿入(い)れただけで軽く絶頂しちまってるじゃねぇか。マン肉がきつく締め付けてきやがるぞ」

 

「はぁっ、あっっ……だ、まれ……っっ」

 

「強がっている態度すら滑稽でしかないな。ほら、こういうのがイイんだろ?」

 

「んおっっ、おおぉぉぉぉっっ」

 

仰向けに大股を開かせている彼女から男の体が離れていき、それと同時に反り返った肉杭がカリ首で膣襞の一つ一つを巻き込みながらゆっくりと引き抜かれていく。その刺激だけで脳は痺れ、身体の奥から熱と疼きが湧き上がる。

もう幾度となく感じさせられ、絶頂させられた行為も体重をかけられるだけで感覚が大きく違っていた。

 

「フンッッ」

 

「お゛お゛ぉぉっっ゛っ゛っっっ」

 

全体の八割ほどまで抜き出された肉棒を再び勢いよく突き入れられ亀頭と子宮が熱い接吻を交わす。

身体の芯ごと押し出されそうな衝撃でくぐもった呻き声を漏らしながらも、心身共に支配する悦楽で彼女の蜜壺はその湿度を高めている。

憎む相手を睨みつける瞳にさえ色気は帯びていき、もはや睨んでいるというよりも更なる快楽を強請っているようにさえ大男の視界には映っていた。

 

「クハハ、一度抜き差しをしただけでもう雌の顔つきじゃねぇか。随分と可愛いなぁ」

 

「だ、……れが――んあぁっっっ! めす、だと…………ひぅっ」

 

「お前以外に誰がいるってんだ馬鹿が。こんなクソ弱ぇ雌穴晒しといて、よぉっっ」

 

「んひぃぃいぃぃっっっっ!?」

 

膣壁を擦りながら真上へと引き抜き、そして奥まで落ちてくる。全身を圧し潰されてしまいそうな圧迫感で息苦しく感じる一方で、やはり力強く責め立てられる征服感による快感の方が勝っていた。

それから男がイチモツを出し入れするペースを段々と速め、より短いスパンで膣襞が抉られ掻き回される。

次から次へと分泌される雌汁が肉棒によって割れ目から掻き出され、尻肉を伝って滴り落ちる。それは地面に濃い染みを作り上げては少しずつ面積を広げていく。

 

(くそっ、くそぉっっ! こんなものでぇっっ……気持ちよく、なんてぇっっ。身体が疼いて、抑えられないぃっっ)

 

一突き毎に力強さと激しさを増していく抽挿で彼女の視界はチカチカと明滅を繰り返し、意識が何度も飛びそうになってしまう。しかしその度に子宮を圧し潰される衝撃によって強制的に現世へ繋ぎ止められる。

 

「おぐっ゛っ、お゛ごぉっっ゛、おほお゛ぉ゛ぉ゛ぉっっ」

 

「だらしねぇ喘ぎ声漏らして、だらしねぇ乳揺らして、雌以外になんて呼べっていうんだ」

 

「ら、まれぇっっ……ん゛お゛ぉぉ゛っっっっ」

 

大男はイチモツの抜き差しを繰り返しながら彼女を罵倒し、激しく波打つ胸に目を付けた。

彼の腰振りに伴って乱れ暴れる乳肉を掴み上げ、その先端突起を力一杯に指で挟み込む。

痛覚はとうに置き去られ、甘い痺れが脳を焼き身を焦がす。ギリギリと捩じ切らんとばかりに摘ままれる桃色の豆粒は、捥げてしまいそうな程なのに気持ち良い。

 

「おらぁっ、まずは一発目だ。しっかりとマン肉締め付けて受け止めやがれぇっ」

 

彼女の両胸をハンドル替わりに握り締めたまま、大男は一層腰の動きを速める。ドクドクと脈打つ肉棒が僅かに膨張していき、決壊の時が近いと彼女へ教えているようだ。

それに対しされるがままのランプシーは嬌声をあげながらその時を待つしかなかった。

 

「くっ、るおぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!」

 

「ひぐうぅぅ~~~~~~~~っっ!!」

 

大男は彼女へ身体を密着させ、男根を最奥まで捩じ込んだ状態で精を解き放つ。鈴口から勢いよく吐き出される白濁液が瞬く間に子宮内を満たし、入りきらない分が膣壁との間を縫って溢れ出す。

体内を埋め尽くすような熱に焼かれ、ランプシーの身体は男に抑えつけられながらもビクンビクンと痙攣を繰り返す。絶頂の波が引くことは無く、どうしようもない火照りが強くなる。

 

「中々に具合の良い雌穴だったぜ。……じゃあ次は、こっちだな」

 

男は彼女の性器に満足すると腰を引いて男根を抜き、抱え込んでいた脚を自由にさせる。天井を向いていた秘部が横向きに寝かせられ、弛んだ膣口からゴポゴポと大量の精液が零れ出した。

そうして彼は彼女の頭部へと回り込み、両頬をがっしりと掴み上げる。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…、待――」

 

それだけで何をされるのか瞬間的に理解したランプシーは掠れた声で制止させようと言葉を紡ぐ。が、その途中で遮られ巨大な肉棒を勢いよく口腔へと突き入れられた。

一瞬にして口の中を埋め尽くす肉の塊と雄の臭い。精液を纏った肉棒から熱く噎せ返るような臭気が口を通して鼻まで漂うも、不快感を覚えることは既に無く逆に正体不明の高揚感に包まれた。

その肉棒に纏わりついているものは精液だけにあらず、彼女自身の愛液もしっかりと付着しており発情しきった雌の卑猥な香りまでもが口中に広がり、思考が振り乱される。雄と雌――両方の淫靡なフレグランスによって脳は麻痺し、朱く染まった頬が恍惚に満ちていく。

 

(どうして、こんな……わたしは、もう……)

 

気道を塞がれた息苦しさに彼女は涙を目尻から溢す。

しかし苦しくはあるが嫌悪は無い。男が腰を突き込む度に不潔な玉袋が鼻先へぶつかり、より濃厚な異性のフェロモンに意識があてられる。そしてそれと同時に湧き上がる逃れられない性的興奮。

 

「ウオオォッ、喉マンコも気持ちいいなぁ。舌が唾液をチンポに塗りたくって、生温かい感触が包み込んできやがる。」

 

「ぐぷっ、じゅぶぶっ、じゅるっ、じゅぞぞぞっ」

(あぁ……美味しい……。こんなのが……美味しいわけ、ないのに……)

 

度重なる凌辱の末か、少しずつ精神が浸食され始めるランプシー。せめて意思だけは戦士の誇りを忘れまいと奮い立っていたものだが、もう内側までも下劣な責めに屈しようとしていた。

ルデサス国の男達に反抗していた彼女は過去の姿。ほんの僅か前に見せていた毅然とした態度から一転、命令もされていないというのに自らグロテスクな肉の杭へ舌を這わせては品性の欠片も無い音を立てて啜りだす。

 

「おいおい、随分と積極的になったじゃねぇか。そんなにチンポ汁が飲みてぇっていうのか、オイっ」

 

「じゅるるるるるっっ、じゅずずっっ、じゅぶじゅっぷぐぢゅるるるっっっっ」

(そんなわけないっっ、……そんなはずが無いんだぁっっ!)

 

頬を窄めて力強くイチモツに吸い付きながらも、彼女は僅かな矜持を胸に秘めて首を横に振る。数年間歩んだ兵士としての魂が限界に達していた身と心を追い越し、尊厳を守る為の行動を選択させた。

そんな彼女を見た男は溜め息を吐き目を細める。

 

「やっと素直になったかと思えば……手のかかる雌穴だな。もういい加減にへし折ってやろうか、その根性をよぉ」

 

そう言って大男はズルンと男根を彼女の口から引き抜くと、彼女の顔面目掛けて勢いよく腰を下ろした。体重を乗せて腰かけたまま、男は彼女の肥大しきった乳房を鷲掴んで揉みしだく。

 

「ん゛ん゛ん~~~゛~゛~~~っっっっっ!?」

 

彼の肛門が鼻に、そして睾丸が唇に乗せられて凄まじい屈辱が彼女に襲い掛かる。

 

「素直に『おチンポ汁を飲ませて下さい』って言えるまでこのままだからな。下らん見栄を張る事しか能の無い雌は黙って俺の尻の臭いでも嗅いでいろ」

 

「んむぅぅ~~っ、んぅうぅぅぅ~~~~っっ!?」

 

咄嗟に声を上げようと開いた口に男の睾丸がすっぽりと埋まり、鼻孔以外の呼吸穴を塞がれてしまう彼女。そうなると必然的に男の肛門と密着している鼻から空気を吸わざるを得ず、凝縮された排泄物の臭いが肺の内側から汚染していく。

目を大きく見開いて藻掻く彼女だが男の尻を退かせるはずもなく、動けば動くだけ身体は空気を欲して悪臭を体内に取り込んでしまう。

 

「それにしても何だこの馬鹿デカい乳はよぉ。ムチャクチャ柔っこくて気持ちいい、こうやって握りつぶしてやりたくなっちまうな」

 

大きな掌で垂れる乳果実を掴み上げ、まるで粘土遊びをしているかのように捏ねて責める。時に捻り、時に絞り、時に押し潰し、男は遊び感覚で彼女の過敏な器官に凌辱の限りを尽くしていく。

 

「~~~~っっ、~~~~っっっっ!」

 

「クハハっ。しかも荒い鼻息がケツ穴に当たっていい感じだな。良い椅子をみつけたもんだ」

 

ランプシーの乳肉を我が物が如く自身の陰茎を扱く道具にし、彼女の鼻先へと尻穴をグリグリと押し付ける。

筋肉質な重量感が顔面に押し付けられ、より密着する男の肛門から伝わる排泄物の刺激臭に彼女の嗅覚が麻痺し始める。

 

(臭い、臭いぃっっ)

 

そう思いながらも空気を吸い込む度に突き抜ける悪臭で興奮し、全身がビクビク震えて秘部から愛液が滴る。本人が自覚しない内に――否、自覚したくない事実としてどうしようもない変態性が頭角を現していた。

 

「おいおいおい、オレの汚ぇケツ嗅ぎながら興奮してんのバレバレだぞお前。ホンモノの変態野郎だな」

 

(違うっっ、私はそんな変態では――)

 

「素直にならねぇ罰として嫌がることをしてんのに、何を悦んでやがるんだクソマゾがよぉ。じゃあこういうのも嬉しいんだろうなぁ」

 

そう言うと男はブルルっと震えたかと思えば、半勃ちの陰茎からジョロジョロと液体を放つ。薄い黄金色のそれは彼女の首元に谷間から腹部,股間を濡らして悪臭を漂わせている。便女調教の時に幾度と浴びたそれも、今となっては当初のような不快感を覚えることがもう無い。

寧ろ身体を穢されている事実に興奮が隠せず、倒錯した雌の悦びで全身が疼き始める。

 

「クソ変態野郎のお前にはご褒美だったろう? ほら、こいつもくれてやるぜ」

 

「――っっ~~~~!?」

 

小便を引っ掛けられて湧き上がる被虐的な高揚感をどうにか抑えようとしていたランプシーの嗅覚へ、唐突に強烈な悪臭が品の無い音と共に襲い掛かった。

鼻孔へ直接行われた放屁。どこまでも屈辱的な行為に覚えるべき怒りや悔しさは露ほども無く、それどころか更なる屈伏感を覚えさせられた彼女は腰を浮かせてガクガクと震えながら絶頂した。

 

「ヒャハハハハ! 屁ぇ嗅ぎながらガッツリ絶頂(イ)ってんじゃねぇかよ、もう終わってんだよお前はなぁ」

 

(そんな……。わたしは…………もう……)

 

目を逸らしたくなるような自身の堕落ぶりに、ランプシーは遂に認めざるを得なくなっていた。

国の為、イーアコス王女の為、戦場で輝かしい功績を収めていた彼女の現在は、人間として最低限の尊厳すら破壊され尽くした肉玩具そのもの。どれだけ低俗な恥辱を与えられようと心身ともに欲情し、浅ましい快楽に流されてしまう。

このような状態にまで堕ちた彼女が、どうして故郷に――イーアコスの前に戻り帰れると言うのだろうか。

――帰れるはずが無い。――

 

「うおっ、何だ!?」

 

それならば抵抗するだけ無駄というもの。与えられる甘美な刺激に歯向かおうとせず、心から受け入れてしまった方がずっと気持ち良い。ずっと心地よい。もう人間ではないのだから。

遂に魂までもを打ち砕かれたランプシーは咥えた玉袋へ舌を這わせながら力強く啜り、鼻から息を深く吸い込んだ。酷い臭いが肺一杯に充満して体温が急激に上昇していく。

 

「やっと素直になったじゃねぇか。……よっと」

 

「っ、ぶはぁあっっっっ」

 

彼女が折れたことを察した大男はほくそ笑み、彼女の顔面から腰を上げた。

圧迫されていた鼻と口が解放され、大きな吐息を漏らすランプシー。その表情は恍惚としており、色気に満ちた瞳で男の顔を見つめいている。「もっとして」と言わんばかりの卑しい顔つきに男は胸が高鳴り、そして欲望が爆発した。

大男は彼女の身体を背面に抱え上げると一思いに陰茎で秘部を貫いた。

 

「んほぉぉっっ!?」

 

「クハハッ、トロットロに濡れてやがるぜ。ションベンかけられて屁を嗅いで絶頂した変態マンコは一味違うぜ」

 

自慢の筋肉で彼女の身体を持ち上げたまま、ズコズコと乱暴に膣襞をイチモツで擦り上げる。

自らの変態性を認めた彼女の蜜壺は積極的に男の肉棒へと絡みつき、それぞれが自我を有しているかのように精を搾り取ろうとうねっている。淫靡に蠢く肉の襞は分泌され続けている愛液で円滑な動きを可能とし、発情して上昇している体温に包まれれば蕩けそうな程に気持ちが良い。

そしてそれは彼女自身にとっても同じことが言えた。一つ一つが独立しているかのように動く襞が全て敏感な刺激を脳に送り込み、太く逞しい陰茎の感触を鮮明に感じ取っている。ゴツゴツとした形状に、燃えてしまいそうな熱、巡り流れる脈拍に加えて「孕ませよう」という意思まで、全てが結合部から直接的な刺激として伝わっていた。

 

「おほっっ、んおぉっっっ、きもちいぃぃっっ、ひゅごいのぉっっ……お゛ぉ゛っっ」

 

「ハハッ! そうだろうそうだろう、やっぱり雌は素直なのが一番だぜ。ほら、もっと喘ぎやがれ」

 

敵国の一般人相手に完全なる屈伏を認め、彼女は艶めいた声色で嬌声をあげる。

子宮口を亀頭で抉じ開けられてしまいそうなくらいに強力な突き込みで膣奥を抉られ、そして膣壁を掻き回される度に高粘度な分泌液が肉棒へと纏わりついて鈍い光を反射させていた。それと同時に奏でる卑猥な水音が空間に響き渡り、姿の見えない観客たちの鼓膜を震わせる。

 

「おぐっっ、……おぐまでっ、とどいてるぅぅっっ! ずんずんってぇ、おっきいチンポがっ……いちばんおくまでぇぇっっ! ぃひいぃっっ、こんなの……こわれちゃうぅっっっ」

 

そそり勃った陰茎へ真上から身体は落ち、そして持ち上げられ、まるで男のイチモツで身体を支えられているかのよう。

小粋なテクニックを必要としない、純粋な女性器への責め。逞しい男根の凹凸が鋭敏になっていく膣肉を削り、悦びに震える子宮を真上へと押し上げる。そのまま臓器が口から飛び出てしまいそうな圧迫感で呼吸も僅かに浅くなる。

 

「お゛ごぉっっ、お゛っ゛っっっ、お゛ぉ゛っっ゛っ゛っ!」

 

「獣みてぇな喘ぎ声だしやがって可愛げの無ぇヤツだなぁ。ほら、こうやって馬鹿でけぇ乳を無茶苦茶にされるのも気持ちいいんだろっ」

 

「ひぎいぃぃっっ、おっぱいらめぇっっ゛っ゛! ちぎれるぅうぅぅっっっっ」

 

男は両手の位置を移動させて暴れ回る彼女の爆乳を握り締めると、揉みしだきながら力の限りに引っ張り上げる。筋繊維を全て断ち切らんとするかのような手つきによって激痛を覚える一方、そんな扱いをされる事でもまたランプシーは更なる肉悦で結合部を湿らせるのだった。

太い指で挟まれる両胸の先端突起がグニグニと形を変え、圧し潰されては引っ張られ、もう何をどうされても快楽の燃料と化してしまう。

 

「そぉら、そろそろ一発目膣内射精(なかだし)してやるぞ! そのクソザコ雌穴でしっかり受け止めやがれぇっっ」

 

「あぐぅっっ、んぎっぃいぃぃぃっっ! いぐっ、いぐうぅっっ!」

 

我が物顔で彼女の乳房を好き放題にしつつ、男は抽挿のペースを速めていく。

滾る肉棒の脈拍が加速し、熱い欲望の塊が細い管を通って出撃耐性を整えている。

 

「らしてぇぇっっ、なかにっっ……いっぱいぃぃっっっっ!」

 

すっかりと快楽の虜となったランプシーが甘ったるくも艶めかしい声色でそれを強請(ねだ)る。

彼女のそんな姿に男は益々精力が高まっていくのを感じた。もう決壊の時は遠くない。

 

「うおぉぉぉぉぉっ……」

 

彼女の身体を激しく上下させ、熱の籠る肉棒を柔肉で扱き上げる。腰と尻がぶつかる度に溢れ出る愛液が我慢汁と混じり合って弾け、地面へと垂れ落ちていく。

段々と膨らんでいくイチモツが爆発しそうな程に子種汁を溜め込み、そして臨界点の間際で最奥に叩き付けた瞬間。相手を孕ませんとする白濁液が噴火の如き勢いで流れ出した。

 

「ぃっぐうぅぅぅ~~~~~っっっっっっ!!」

 

火傷をしてしまいそうな程の熱を帯びた濁流が一瞬にして蜜壺を埋め尽くし、そして小さな入口を抉じ開けるかのように子宮の中へと流れ込んできた。

もう何度も味わってきたはずの快感は一味も二味も異なり、確かな充足感や幸福感で包み込まれると共に強烈な刺激が一直線に脳へと迸る。これほどまでの悦楽を過去にする一瞬。

 

(これ、もう……戻れない……)

 

その瞬間にランプシーは改めて実感した。

もう自分自身が変わり果ててしまったことを。もう兵士としての輝かしい自分はいなくなってしまったことを。

戦う事だけが絶対的な存在価値だった自分自身は抹消され、その代わりとして快楽に支配される事だけが新たなる存在価値となった自分自身に生まれ変わる。

 

「こひゅー……、こひゅー……、こひゅー……」

 

ポタポタと雄汁を秘部から溢しながら気絶したように浅い呼吸を繰り返す彼女の表情は、僅かに絶望の色を滲ませつつも深い悦びに満ちているようだ。

激しい絶頂の余韻に浸っていたランプシーだったが、その休息は程無くして打ち止められる。

 

「こりゃあいい……、まだまだ犯り足りねぇぜ」

 

射精したばかりの大男はそう言って、彼女からイチモツを引き抜くとその四肢を乱雑に地面へ放り捨てる。

そうして、脱力しぐったりとしたまま動けない彼女の背中に圧し掛かり、熟しきった雌穴へ再び肉棒を挿入した。

愛液と精液が零れ出ている彼女の秘部は一切の抵抗も無く男のイチモツを受け入れる。物理的な意味でも勿論のこと、今となっては精神的にも彼女はその肉竿を迎え入れていた。

 

「んあぁぁあぁぁっっ、いっきに……おくまでぇっっ。はぁっ、あぁぁっっっ」

(このゾクゾクする感じ……もう癖になってる。こんなに気持ちいいこと、止められるわけがないっ)

 

ただただ挿入されただけ。それだけで抗い難い快楽に組み敷かれ、依存してしまう程の肉悦が駆け巡る。

うつ伏せに寝かせられている為か地面と肉棒の板挟みになっている膣襞が圧迫され、より強烈な刺激となって彼女に襲い掛かっていた。

 

「っおぉぉぉっっ、んぎぃっ、ひぐっ、ぃぐぅっっ。おマンコぉっっ、ゴリゴリけずれてぇぇっ……おっきぃチンポに、ぃひいぃっっ! ひろげられてるぅっっ。んお゛ぉ゛ぉぉっっっ、お゛おぉ゛ぉ゛ぉ゛っっっっっ」

 

反り返った陰茎が前へ後ろへと動く度に、その凹凸が角度を変えながら膣壁を擦り上げて肉襞を抉り掻いていく。

男根が奥へと進めば尻肉を平たく潰されながら亀頭で子宮口を圧迫され、外へと引き抜かれれば密着する大陰唇を伸ばされながらカリ首で肉襞を掻き上げられる。

異なる二種類の快感が彼女を虜にしていくが、特に前者が彼女の好みだった。体重の乗った力強い突き込みで敏感な部分を責め立てられるのも良いが、それ以上に背面から男の体温を感じながら全身を圧迫される服従感が彼女の秘めていた被虐的趣向に突き刺さったのだ。

自分自身をありのままに曝け出してみて、初めて理解した己の欲望。戦場で輝かしい栄光を築き上げていた頃には知る筈も無かった本当の姿。

 

「っっぃぅぅぅぅうぅぅ!?」

 

男の全力ピストンを堪能していたランプシーは突如として息苦しさを覚える。大男の太い左腕で首を絞めながら抱え上げられて、えび反りのような姿勢を取らされたのだ。

 

「お前みたいな変態クソマゾ雌穴は普通のセックスじゃあ生温いだろう? こうやって首を絞められながらの方が気持ち良いはずだぜ」

 

「かふっ、ひゅーっ、ひゅーっ」

 

「ほらほら、マジで締まりが良くなってきてるぜ。オラッ、もっとチンポを締め付けろ」

 

男も本気ではないだろうが、それでもキリキリと気道を抑えつけられ取り込める空気の量が制限される。本来ならば生命の危機を感じ取った身体が防衛本能としてそうさせていると言えるのだろうが、今の彼女では男の言う通りに性的興奮からそうしている可能性も否定できない。

 

「息ができなくて苦しいだろ? もっと馬鹿みてぇに口開いて空気吸わなきゃ死んじまうぜ?」

 

「ひゅーっ、ひゅーっ、……んぁ――んぶっ!?」

 

酸欠の所為で少しずつ意識が朦朧とし始めたランプシー。もう殆ど正常な思考力を削ぎ落された男に言われるまま、従順に大きく口を開いた。

するとその瞬間に男の唇が重ねられ、ぶ厚い舌を捩じ込まれる。

 

「ぢゅっ、じゅちゅっ、んむぅぅぅっっっ」

 

空気を求めた彼女の舌が唾液と共に力強く吸い出され、彼女の酸欠状態は更に深刻化した。取り込むべき空気は男に横取りされて、僅かな隙間から出入りするごく少ない空気をどうにか貪る。

 

「ぢゅる……、んぐっ、ぐじゅっ……、じゅずっっ…………」

 

懸命に足りない空気を吸い込もうと足掻く彼女。生に縋る本能がどうにか延命しようと彼女を動かし、窒息死から免れんとする。

しかしそれで意識を保つには無理があり、白目をむいた彼女の視界が段々と暗く沈みかけていった。次第に力を失い緩む口の端から涎が静かに垂れ、抵抗していた舌も動きが鈍くなっていく。

 

「――っ、いぎいぃぃぃっっっっ!?」

 

完全に意識を手放しかけていた間際。

塞がれていた唇と圧迫された気道が解放され、その代わりに今度は両胸を抱え上げられて乳頭を引っ張られた。甘くも鋭い衝撃が一瞬にして彼女の意識を覚醒させ、残っていた僅かな空気を吐き出しながら絶頂する。

 

「死にかけて意識の飛びかけた状態は締まりが良いけどな、気ぃ失われたら逆に緩くなっちまうんだよ。だから意識を飛ばしかけたらこのデカ乳をこうやって責め上げて、っと」

 

「くひいぃぃっっ! ひぐっっ、いぐぅぅぅっっっっ!」

 

窒息という責め苦から解放されたのも束の間。次はそのたわわに実った乳果実を搾り上げられ、敏感な先端突起を二本の指で圧し潰されてしまう。

男の手によって大きく膨らんだ乳肉がひしゃげては戻り、引き伸ばされては戻り、鷲掴みにされたまま力の限りに引っ張り上げられる。とても愛撫とは呼べない雑な扱いを受ける乳房だが、それが寧ろ大きな快楽として彼女の心を蕩けさせている。

 

「いつかこのデカ乳からミルクを噴射させてやりてぇよなぁ。今以上にパンパンに張ってるだろうから、揉みごたえも抜群だろうしよぉ」

 

「あぎっ、いっ……ひぃいぃぃ~~っっ」

 

力を加えれば容易く形を歪に変化させ、ずっしりとした重量感や弾力を男の掌は感じ取る。そしてそれを楽しむように、男は彼女の乳肉を両手で掬い、思い切り握り締める。

遠慮や容赦などを一切感じさせない、一方的で独り善がりな行為。

本来は苦痛しか感じられないはずの責め苦すら快感のみが全身へ広がり、被虐的な悦楽を覚えて意識が冴える。呼吸を絶たれて暗がりはじめていたはずの視界が鮮烈に映り、男の手指が蠢く度に痺れるような感覚が身体を覚醒させていた。

 

「しっかり意識を取り戻したら、また絞めるっ」

 

「ぃがぁっっ、あっっ……あぅ……っっ」

 

そうして左手が乳肉から離れたかと思えば、再び逞しい腕が彼女の首元に巻き付いた。右手は相変わらず重力に垂れる乳肉をしっかりと掴んだまま、彼女のか細い気道が少しずつ塞がれていく。

呼吸を遮る圧迫感に藻掻き、抗おうと口をパクパクさせる姿は魚のよう。陸揚げされた魚のように全身をバタつかせ、本能的に男の拘束から逃れようとするランプシー。

 

「あぁ~~、首絞めレイプ堪らねぇ。マン肉がビクビク震えてチンポにぴったり引っ付いてきやがる。こんな状態でデカ乳を締め上げてやれば……」

 

「かはっっ、~~~~~~~っっっっ!」

 

「ヒャハハッ。痛くて苦しいのが気持ちよくて訳わかんなくなるだろっ」

 

首を絞められながら右胸を根元から引き千切らんばかりの力で締め上げられる。大切な靭帯が幾つか切られてしまっているような感覚と激痛を味わわされ、それが息苦しさを上回るほどの快感を引き出してくれる。自らの肉体を嬲られる事によって得られる快楽は他の如何なる感覚よりも鮮烈に、そして強烈に彼女の脳を刺激した。

 

「~~っっ、~~~っっ、~~~~~~っっっっ!!」

 

中身を搾り出そうとしているかのように男の手は乳肉を握り締めたまま先端の方へ移動していき、やがて乳頭近くへ差し掛かると掌で乳輪を覆い隠して力を籠める。既に勃起した乳首が圧し潰され、柔らかな肉の鞠に太い五指が沈みこむ。

乳房を乱暴に扱われる度に小さな絶頂を繰り返す彼女の姿を見て、男は呆れながら言った。

 

「そんなにこのデカ乳を苛められるのが好きなのかよ。だったら首絞めてるよりこっちの方がいいかも、なぁっ」

 

そうして首元へ巻き付けた左腕と、乳肉を揉みしだく右手をパッと放して反り返らせた彼女の上体を元に戻す。

重力によって再び地面の上に寝かせられる、その瞬間。彼女の両胸が左右それぞれに引っ張り出され、身体のラインから外へと横方向に乳房が垂れた。

 

「んひぃいぃぃぃぃぃっっっっ!!」

 

それだけかと思った矢先、真横に寝そべる乳房の先端部分が男の両手と地面によってそれぞれ挟み込まれる。

大男の体重の大半を支える二つの掌が鋭敏な性感帯を真上から圧し潰し、じわじわと沁み込むような快感が神経を伝って脳に直撃してきた。

 

「んおぉっっ、おごっっ、いぐぅっっ、いぎぐる゛っぢゃう゛ぅ゛ぅっっっっ!」

 

「いいぞ、もっと狂えっ。もっと絶頂(イ)けっ! そうでなくちゃあ、お前に価値なんか無ぇんだからなっ」

 

彼女の両胸を土台にしたまま、男が腰の突き込みをより一層激しくする。

バチュンバチュンと淫らな水音を奏でてぶつかる肉と肉が衝撃で波打ち、イチモツによって掻き出された本気汁が泡立てられて白濁し、次から次へと溢れ出しては滴り落ちる。

男の力強いピストンにランプシーの身体が揺らされ、固定された先端を支点に乳肉が前後へ弾む。

 

「オラオラッ、もっと声出して喘ぎやがれっ。もっと俺を愉しませろっっ」

 

「あぐっ、んほおぉぉっっっ、お゛っ゛っ、お゛お゛ぉ゛ぉぉぉ゛っ゛っっっ!」

 

獣のような喘鳴を喉が枯れそうになるほど響かせ、男の言う通りに彼女は声をあげた。最早、まともな言葉を紡ぐことすら難しく、意味を持たない雄叫びばかりが口から溢れ出す。

出鱈目(デタラメ)なペースでイチモツが蜜壺を出入りし、滅茶苦茶に搔き回される快感が何度何度も彼女を連続で絶頂に導く。

 

「ぉ゛あ゛ぁっっ゛っ、ひぐっ、い゛ぐうぅ゛ぅ゛っ゛っっぅ! お゛ごぉっ゛っっっ、ん゛おぉ゛ぉ゛っっっ」

(絶頂し(イッ)てる、ずっと絶頂し(イキ)まくってるぅっ。戻れなくなるぅ)

 

感度が上昇し過ぎているのか、壊れてしまった彼女の身体は痙攣が治まらなくなり秘部から噴き出す潮の量はまさしく小さな滝のよう。溢れ出す液体は潮だけに留まらず、弛緩した尿道から黄金色の小水までチョロチョロと地面に染みを作る。

小刻みに震え続ける彼女の肉体は戻ることが出来ない程に深い領域まで、快楽の深淵に引きずり込まれていた。

 

「ビクビクしっぱなしの痙攣マンコ、最高に気持ち良すぎるぜ。ほら、ご褒美のザーメンだ! 全部その雌穴でしっかりと飲み干しやがれっ」

 

「おぐっ、お゛お゛ぉっ゛っ゛っ、お゛お゛ぉぉ゛ぉ゛っっっっ」

(っ、さようなら……イーアコス様っ。私は、……もう――)

 

ラストスパートをかける男の抽挿がペースを上げ、擦り上げる範囲をGスポットから子宮口までの範囲に限定する。それにより引き抜く感触よりも突き入れる感触が比重を高め、更にランプシーの性的興奮が昂っていった。

また、より前傾姿勢を取った男の体重が両手の下敷きとなっている乳頭部に圧し掛かり、更に強力な刺激となって凄まじい快感が駆け巡る。

 

「ん゛お゛ぉ゛ぉっっ、お゛っ゛っ――ん゛むぅうぅぅっっ!?」

 

そうして男が射精するのをただ待ちわびていた彼女の顎が持ち上げられ、男と強引な口付けを交わす。男の左手が左胸から離れて頬を掴み、逃がさないようにがっしりと固定させていた。

最初は突然の事に驚いた彼女だったが、すぐさまその表情を蕩けさせて自ら男の口内へ舌を捧げる。

 

「んふっ、じゅりゅりゅりゅっっ、ぢゅぷっぢゅずずっ、んぐうぅぅっっ」

 

接吻や性行為というよりも捕食に近い荒々しさと野生らしさを感じる大男の唇と舌技は、彼女が求めている通りの被虐的快感を十分過ぎる程に植え付けていく。

大きく開いた唇が彼女の口元を殆ど覆い隠し、口腔内へ自身の唾液を擦りこみながら差し出された彼女の舌を力強く吸い上げる。時折に互いの舌を絡ませ、涎を流し込むと相手の唾液を嚥下する。

その行為は男自身にも大きな興奮を覚えさせ、陰茎が脈打つペースを急激に速めていく。

 

「んぐっっ、んぅうぅぅぅ~~~~っっっっ!!」

 

段々と男の腰を打ち込むスピードが限界まで速まり、動かす範囲が子宮口付近へ集束していった――直後。彼女の尻肉へ腰を密着させて最奥に勢いよく解き放つ。

ドクドクと塊のような粘液が子宮口を抉じ開け、一発目の精液と混じり合いながら入りきらない分だけ逆流して割れ目の外へと溢れ出す。ぴっちりとイチモツを咥え込む秘部の僅かな隙間から透明な液体と白濁色の粘液が混合し、ゆっくりと垂れ落ちていった。

 

「んぅぅ……、っぷぁぁあっっっっっ! はぁっ……、はぁっ……ぁ――」

 

一際強力な絶頂の波による快楽の余韻に浸るランプシーの唇が解放され、彼女は大きく口を開いて呼吸を整える。

と、その時のことだった。彼女の視界は何の前触れも無く一瞬にして漆黒へと染め上げられていく。そしてそれに連れられるように意識も急速に沈んでいき、自身に何が起こったのかさえ理解する間も無く沈んでいく。

恐らくは疲労の蓄積がいよいよもって肉体の限界を迎え、強制的にシャットダウンしているのだろう。

刺激的な快楽と鉛のような虚無感に包まれながら、程なくして彼女の意識は完全に閉ざされた。

 

   ◆◇◆◇◆◇

 

ランプシー・ゼストスがルデサス国の指揮官――タバンパニの策略により囚われてから幾ばくかの月日が流れた。

彼女が監禁,残虐な凌辱を受けている間にアッテリサ国とルデサス国の戦争は、後者の勝利という形で幕を閉じた。「アッテリサ国最強の女兵」と呼び声高いランプシーが敵国に囚われる、という事態は想定以上に士気の低下に繋がってしまった事が大きな要因の一つである。彼女一人の戦闘能力が問題というよりも、彼女の雄姿に感銘を受けて希望を見出していた者の数があまりにも多すぎたのだ。

こうして次第に戦力を減衰させていってしまったアッテリサ国は降伏を認め、ルデサス国がそれを承認する形で国家間の流血は止められた。

 

激しい雨が降りしきる日のこと、一台の馬車がルデサス国の辺境にある路地を走る。そこは魔法技術によって栄えたこの国の闇――著しい国力の成長の代償として存在する貧しい地区であり、特にアッテリサ国との境に位置しているため戦争による被害も凄惨な場所だった。

住宅と思わしき瓦礫の山が幾つも点在し、凡そ人の住めるようには見えないその場所で馬車は止まる。

 

「本当にこんな場所でよろしかったのですか、タバンパニ様? そ(・)れ(・)を棄(す)てるだけならば、他にも……」

 

「いや、ここでいい」

 

手綱を握る兵士の問いかけを遮り、タバンパニは静かに答えて馬車から降りる。

雨に打たれるその肩には人が担がれ、力なく四肢を垂れ下げている。一糸まとわぬその姿は紛れもランプシー・ゼストスそのものであった。

ピクリとも動かない彼女の肉体だが僅かに呼吸音が聞こえ、死んではいないことが確認できる。しかし意識は戻っておらず、その身体に刻まれた幾多の傷痕や注射痕が彼女の受けた仕打ちの凄惨さを物語っていた。

 

「しかし……思っていたよりも楽しめなかったな」

 

そう言いながら彼はランプシーの身体を荒れた地面へと放り捨てる。

 

「……だがまぁ、コイツのお陰で興味深い研究内容も決まった。主に軍力の成長を期待した此度の戦争だったが、思わぬ方向性で副産物が得られたものだな」

 

か細い吐息の音だけが鳴る残骸と化した彼女へ呟くように、彼は言葉を紡ぐ。しかしその言葉が彼女の耳へ届くことは無く、彼自身もまた彼女へ聞かせようとは微塵も思っていない。

 

「……、では戻ろうか。戦後の片づけがまだまだ残っている」

 

完全に興味の対象から外れたランプシーに背を向けて、タバンパニは馬車を操縦する部下へ声をかけた。もう彼女の方へ一瞥(いちべつ)することすら無く、彼は真っ直ぐと馬車に乗り込む。

そうして彼を乗せた馬車が来た道を走り去って行き、ただ独り放置されたランプシーからぐんぐんと遠ざかって行った。

 

「……………………」

 

焦点の合わない視線を宙へと向けたまま意識の戻らないランプシー。

――彼女の最期は誰も知らない。

 

~fin~




「キャラクターの大切にしている信条やアイデンティティを踏み躙られる」展開は、性的なジャンルにおいての『尊厳破壊』に含まれるのでしょうか? その辺りの解釈は難しそうですね。
(ちなみに、最初の構想では余興の一環として主人公が王女を自らの手で殺める鬱展開にしていましたが過程で躓いたので断念しました。残念です)
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