アラミクリヤ城塞学校の校庭。半年前の放課後。
俺、稲城魁星は運動用のジャージを身にまとい、訓練用に縦に置かれた丸太に木剣を打ち付けていた。
横なぎ、袈裟切り、突き、唐竹割り……。
それらを組み合わせた連撃や、木の盾を使った体当たりも混ぜる。
木でできた剣で打ち付けているにも関わらず、丸太には深い傷が刻まれていく。
俺は魔獣に殺されたくなかった。だから、こうやって自主訓練にも身が入る。
そうやって訓練に励んでいる時だった。
『生徒の呼び出しを行います。稲城魁星君、ただちに3-Hの教室に来なさい。繰り返す……』
校内放送のアナウンスに、俺は名指しで呼び出しを受けた。
呼び出される事にまったく心当たりがない。
不審に思いつつも、木剣と木の盾を置いて指定された教室へと向かった。
「よく来たな。もう少し遅れていたら別の生徒に頼むところだった」
3-Hの教室にたどり着くと、生徒指導の先生が出迎えてくれた。
教室の机と椅子はいくつか壁際に残されているのを除いて撤去されており、代わりに部屋の中央には青いマットのようなものが敷かれていた。
三人が寝転がれるくらい大きなマットだった。
教室の中には先生の他に、あともう一人いた。
目を引く金髪の長い髪。アーモンドの形をした目の中に輝く、藍色の瞳。整った顔立ち。大きな胸と尻。
思わず食い入るように見てしまうくらい、綺麗で煽情的な女の子だった。
彼女は薄い生地の体操服と、布面積の小さいブルマを着ていた。
俺がじっと女の子を見つめているのに気付いたのか、先生が彼女を紹介してくれた。
「彼女は月島新奈。彼女のギフトは、他のギフテッドの能力を増大させるという、とても稀有な物だ。……稲城魁星、月島新奈を今この場で犯せ」
「え?何言ってるんですか?」
俺は何を言われているかがわからず、思わず先生に聞き返した。
月島新奈は、体を震わせながら下を向いて俯いている。
「実験だ。彼女のギフト『聖娼』がどの程度の効果を持つのか、その詳細が知りたい。早くレイプしろ」
「いや、でも……」
俺は突然の出来事に頭が混乱していた。
今この場で女の子をレイプしろ?何もかもがおかしかった。
そんな俺の様子に、先生は少しあきれた様子で言葉を発した。
「なんだ、成績優秀で訓練にも真面目に取り組んでいるから、せっかく褒賞としてこの実験に参加させてやったのに。もう良い、お前は帰っていい。別の生徒を呼ぶことにする」
「待ってください!先生!」
月島新奈さんという女の子が、先生の言葉を制止する。
そして、俺のもとに走ってくると、俺の右手を両手で掴んで引き上げた。
月島さんの手は震えていた。
「君、あたしの事気遣ってくれたんだよね?あたし、レイプされるなら優しそうな君がいい!お願い、私を今この場でレイプして!」
そう訴えると、彼女は媚びを含んだ上目遣いで俺を見ながら、両手で俺の右手を自分の胸に押し当てた。
彼女はブラをしていなかった。
勃起した乳首の感触が、手を通じて伝わる。
瞬間、自分の中で理性の糸が切れた音が聞こえた。
「うおぉぉ!」
「きゃぅ!」
俺は月島さんをタックルするように青いマットに押し倒した。
彼女の大きな胸を鷲掴みにし、太ももを愛撫する。
そして、彼女の首元に嚙みつきながら、体操服を引きちぎった。
「いやぁ!もっと優しくしてぇ!お願い!」
うるさい。彼女の頬に張り手をする。
おとなしくなった彼女が履いているブルマの側面を力任せに引き千切る。
彼女の綺麗な割れ目が露わになった。
俺はジャージをずり下げ、勃起した自身の分身を彼女の割れ目に突き立てた。
何か塞いでいる物を貫く感覚があったのと同時に、割れ目から血が噴き出した。
「ああああぁぁ!」
「はぁっ!はぁっ!ふんっ!」
泣き叫ぶ月島さんに構わず、俺はピストン行動を繰り返す。
両手で左右の乳房を鷲掴みにし、その弾力を楽しむ。
やがて、股間に何かがせり上がってくる感覚がして、俺はその感覚に任せるまま一際強く自分を彼女の奥に突き立てた。
「うおぉぉ!」
「いやぁ!」
ビュルビュルと体液があふれる感覚がして、絶頂感に浸る。
彼女を見ると嗚咽を漏らしながら泣いていた。
その姿に嗜虐心が刺激されて、再び分身が大きくなるのを確認する。
「うぅ。ひっぐ。……え、また大きく」
「うああぁぁ!」
再び雄たけびを上げながらピストン行動を開始する。
そうやって俺は、彼女の身体を何回も蹂躙した。
行為が終わった後の月島さんは、ひどい有様だった。
虚ろな目で天井を見上げ、全身を脱力させている。
やがて、自分の頭が冷静になってくると、自分のしでかした事が鮮明になってくる。
俺は無抵抗に震える女の子に、自分の欲望を身勝手にぶつけたのだ。
俺はふらふらと立ち上がりながら、襲ってくる自己嫌悪にただ耐えていた。
「稲城……魁星様……。今回はあたしの身体を使ってくださり、……ありがとうございました」
彼女は涙を流しながらマットに膝をつき、俺の萎んだ分身の前に自分の顔を近づける。
「あたしの口で、お掃除をさせていただきます」
月島さんは俺の物を口に含み、その舌で俺の物についた体液を舐めとっていく。
綺麗な女の子が俺の物を口に含み、涙目で奉仕している。
その事実に、俺の分身が再び屹立するのを感じる。
俺は彼女の頭を掴み、喉の奥へ自らの物を突き立てた。
「ふごっ!えぐっ!」
彼女の呻き声にも構わず、自らの欲望のままに彼女の頭を性玩具がわりに腰を振っていく。
さっきまで感じていた自己嫌悪など吹き飛び、俺は再び彼女の身体を蹂躙した。
その後、校庭に戻った俺は先生の立ち合いのもと、木剣で丸太を振り抜いた。
丸太は真っ二つに切り裂かれた。
その日の夜。両親から男子寮に電話がかかって来た。
電話を取り次いでくれた寮生に礼を言い、受話器を取る。
「魁星、そっちでうまくやってるの?ちゃんとご飯食べてる?」
「なんだ、母さんか。わざわざ電話してこなくていいのに」
母さんからだった。
「なんだとは何よ。せっかく心配して電話してあげたのに」
「ごめんごめん。ちゃんと真面目に勉強してるし、ご飯も食べてるよ」
母さんは俺の近況について矢継ぎ早に質問してくる。
俺はそれを内心疎ましく感じながらも、一方で嬉しい気持ちを抱えて律儀に答えていった。
「友達とゲームばかりやってるんじゃないわよ。あ、そうそう。今父さんに代わるからね」
「……父さんだ。久しぶりに話したな」
「……うん」
父さんは今、連邦首都安鎮で警察官をしている。
父さんは昔から、曲がった事が大嫌いな頑固者だった。
……例えば、無抵抗の女の子をレイプした男を赦さないだろう。
「いいか、絶対に曲がった事をするんじゃないぞ。それは必ずお前自身に還ってくるからな」
「わかったよ。ちゃんとやるってば。……もう切るよ」
こちらが話し終わったタイミングで、一方的に電話を切った。
電話台のあるラウンジの窓から見える、三日月を眺めた。
「……」
父さん、母さん、ごめんなさい。
俺は恐怖で震える女の子をレイプしました。
「あー!あぁーー!」
「ニイナちゃん、セックスのし過ぎで頭が駄目になっちゃったかぁ?」
今日の放課後も北極星小隊の五人で、無抵抗なニイナを集団レイプしている。
俺は涙を流しながら喘ぐ彼女の腰を強く掴み、一心不乱に腰を振っていた。
やがて、俺は限界が来て発射した。
「はぁ、はぁ」
「あぅ、うぅ……」
行為後、俺は場所を別の仲間に譲る。
入れ替わった男子は、俺の体液があふれてるのにも構わずに、ニイナの割れ目に自分の分身を突っ込んだ。
「あぁーーー!」
「ニイナは本当に淫乱だな。そうだ、俺にいい考えがあるんだ」
武藤剛毅はそう言うと、ジャージのポケットから、黒い油性ペンを取り出した。
そして、行為の最中のニイナの太ももを押さえつけて、そのペンで『正』の字を書き始めた。
「ニイナが何回俺たちとセックスしたか、書いておいてやろうぜ。これで他の生徒にもニイナの破廉恥が知れ渡るぞ」
「お、いいなそれ。ナイスアイディア!」
「俺は構わん。そういう趣味なら好きにしろ」
「やだぁ!そんなの止めて!」
武藤の発案に他の仲間が同意し、隊長である氷室総太も許可を出す。
俺は、何も言えなかった。
素手のケンカでは絶対に敵わないであろう、武藤が怖かったのだ。
俺は、どこまで行っても臆病者だった。
ニイナの事をできるだけサポートすると、約束したのに。
『正』の字を何個も刻まれた太ももを晒す、彼女に対する中傷はよりひどいものになった。
怖がりな俺は行動を起こせず、それを黙って見ていることしかできなかった。