※この作品はR-18です。

異世界に行って直ぐに帰って来た話   作:ニンカタ

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続き。


第3話

 

 今日は振替休日。休みの日に呼び出された代わりにのんびりと過ごせる日。タイマーは設定せずにぐうぐうと眠る

 早く起きた方が休みの時間は増えるが、睡眠と疲れを取ることを選ぶ。明日は仕事だから出来る限り寝ておきたいんだよね。

 

 『今大丈夫ですか?』

 

 遅めに起きて遅めの朝ご飯。知り合いと圧倒的にそれよりも多い彼女からのメッセージに目を通す。返事を求めたメッセージではない。今から〇〇の授業です。終わった。休み時間に入る。友達と話をした等。何故か業務連絡の様に自身の状況送る。

 

 『利生斗さんには、少しでも多く私の事を知って欲しいんです』

 

 前に聞いた時はこんなメッセージを返された。まるで束縛男になったみたいだと思う時はあるが。本人がしたいのなら好きにさせておく事にした。

 昼頃だったか。返事を求める文が届く。特に予定は無い。

 少し遣り取りをすると今日は家に寄りたいと提案され、承諾の返事を返した。

 

 『近くに行ったら連絡します!』

 

 反応速度。文面からも分かる喜び具合。今更だが何で此処まで好かれているのか。偶に不思議に思う時がある。理由は恩人だからというのは分かる。それでもこんなにも感謝されるのが当然なのか。他のケースは知らないし、調べようが無いから判断が付かない。

 

 『もう直ぐ着きます』

 

 手元ではソシャゲをしつつアニメを見る。時間が少ないから録っても多くは見れないんだよな。ぶっちゃけ異世界の存在を知ってからは純粋に異世界モノが見れなくなった。

 特に主人公が可哀想系は特に。テンプレと言えばそれまでだが、身近で悲劇にあった人物を知ると陳腐だとは言えない。裏切られてハーレム作るとか多いが、こういう事例もあったのかなと思うと楽しめなかった。

 なので見るのは現代舞台とかSFモノだ。前はそんなに見てなかったが見始めると悪くない。

 変な生き物が突然にとかあるが。ドラゴンの卵とか売ってるのかな?異世界って。

 

 「そろそろ準備するか」

 

 メッセージを確認したらアニメの再生は止める。テレビ自体は点けておくが適当な番組に。ピロンと鳴ったスマホを見れば直ぐ其処まで結華は来てる様子。

 ガチャリと玄関まで行くとドアを大きく開く。外に出て空を見ながらドリンクでも飲み少し時間を潰した。途中何かが横を通り、触れた気がした後ドリンクを飲み干すと部屋の中へと戻って行った。

 

 「はぁ…すぅ…」

 

 玄関には彼女の靴。リビングまで行くといきなり抱き着かれる。暫し無言で結華に抱き着かれる時間。

 慣れてくるとこんなにもスムーズになるのだと貴方は思う。

 

 「…よし。それじゃあご飯作りますね!」

 「よろしく頼むよ」

 「任せてください!」

 

 結華が頻繁に訪れるようになると。もう少し爛れた関係になるのかの思ったがそうではなかった。

 家にある女性用のエプロン。それを着けると台所まで。

 冷蔵庫の中身は既に伝えてある。途中店にも寄ったのかバッグから食材を取り出す。

 

 「多目に作っておくので温めて食べてくださいね」

 

 ジャガイモ。人参。玉ねぎ。余った肉と野菜から今日はカレーとなった。自分の味覚に合わせて辛さも調節してくれる。母親以来だな。カレー作ってもらうのは。

 

 「残った野菜はサラダにします。嫌いな物は無かったですよね?」

 「特には無いよ」

 

 手際良く具材を切り。野菜を皿に盛り付けていく。ラップをして冷蔵庫の中に入れると、後でドレッシングをかけて食べてくれればと言われる。

 

 ──ガッ!

 「痛ったぁ…!」

 「ご、ごめん変な事言った」

 「い、いえ!そんな事は…痛っう…」

 

 椅子に座りながら結華の料理姿を見る。他にも家事はしてくれようとする。流石に外に洗濯物は干せないがその手前まではやろうとする。前々から思っていたが、もし奥さんとかいればこんな感じなのかなと考えてはいた。

 すると突然持っていた鍋を足に落とし、結華は蹲った。幸い中身は無い空鍋。食器の整理をしようとして、誤り落としてしまった。

 原因はボソリと呟いていた貴方の台詞。それはしっかりと結華の耳に入り、動揺から手の力が抜けてしまう。

 

 (利生斗さんも意識してくれてるんだ…)

 

 体の関係。其処から熱に浮かされお互いに好意を伝えた、伝えられた事はある。でも素面でとなるとその経験は無い。

 急いで救急箱を取りに行く利生斗。そんな彼を待つ結華の心中には、痛みとは別の高鳴りが響いた。

 

 「怪我したし今日は辞めとこうか…?」

 「だ、大丈夫です!…寧ろ今日は特にしたいというか…」

 

 足を少しの傷は消毒し、腫れには保冷剤を包んだ布を当てる。家事が終われば少しではあるが貴方と結華は交わる。

 少しショーツをズラして立ちバック。貴方への肉棒に奉仕等。その日の気分に寄って変わるが、共通するのは体を動かし温める行為。

 怪我したばかりだし良くないのではと貴方は思うが。結華は顔を赤く染め、目を逸らしながらも貴方とはしたい様子。

 

 「そ、それにあっちでは怪我しても関係なくしましたから!これくらいなんてこと無いですよ!」

 「…そうなんだ」

 (あ、ミスった…何言ってんだ私…!!)

 

 怪我をしてもこのくらいなら大丈夫。それを伝えたいが為に余計な事まで言ってしまう。異世界では客を取れない方が死活問題。特に常連客の誘いは断れない。一度でも此方の都合で断ると、別の娼婦へと流れる可能性があるからだ。

 

 (利生斗さんにはこういう話はしないって決めたのに…!)

 

 怪我が目立たない。移すものでもないなら痩せ我慢で仕事はした。確かにその時に比べればこの痛みはどうという事はない。しかし今はこの人にだけは言いたくなかった話を、慌てていたからとは言え話してしまった。

 

 「……」

 (うぅ…利生斗さん黙ってる。どうしよう…!)

 

 明らかに結華の話しを聞いてからの沈黙。先程とは違う形で焦る結華。こんな時に出てくるのは娼婦経験からの誤魔化し言葉。しかしビジネス的な客には躊躇無く使えるが、唯一嫌われたくない人にだけは絶対に使いたくない言葉ばかりが頭に浮かぶ。

 

 (前の時間に戻りたい…)

 「結華」

 「は、はい!何でしょうか!?」

 

 俯き、気持ちが落ち込んでいる状態。この雰囲気では絶対に今日は出来ない。それにもしかしたら、暫く来ないで欲しいと言われるかも…。ブルーな気持ちはどんどんと最悪な未来を予想していく。

 

 「え…え?」

 「大丈夫だから、そんな辛そうな顔をしない」

 

 足に押し付けていた氷タオルを貴方から結華に移す。自身で冷やす足へと氷タオルを当てる。そんな中両手が空いた貴方は結華を抱き寄せる。背中をポンポンと叩き、優しい口調で言われた言葉を理解すると、

 

 「り、利生斗ざぁん…!!」

 「泣かない泣かない。…この後する?」

 「したいですぅ…!!」

 (利生斗さんすきぃ…!!)

 

 貴方に優しく抱き締められながら結華はこう思った。

 帰る予定が無かったら明日まで一緒に居たかった。そしていっぱいしたかったと。後出来るなら3日くらいは利生斗さんと一緒に居たくなった。お世話して沢山したかったと。

 

 

 

 

 「──んむっ、れるれろ、じゅるる!ぐぽっ!ぐぽっ!」

 「くあ…!」

 

 自室のベッドに貴方は仰向けになる。ズボンは脱がされ股間からはイチモツがそびえ立つ。

 何時もより素早く其処に顔を近付けると、結華は口の中へとぱくりと咥え込んだ。動かすのは上半身。怪我した足には響かない。

 頭を前後に動かしながら、舌で肉竿、付け根、亀頭を舐め回していく。時折聞こえる貴方の声が、結華の下腹部を濡らす要因になった。

 

 「出るっ…!」

 ──ビュルル!

 「んっ!んくっ…!ごくっ…!」

 「んっ!んっ!じゅるる!ぐぽっ!れるれろ!」

 

 貴方が腰を浮かせて結華の口奥へと射精。その白濁液を残さず飲み込むと、体をブルリと震わせた後、直ぐに上下運動を再開。

 イッたばかりで敏感な魔羅。貴方は男ながらに情けない声を上げてしまい、それは結華の興奮を更に煽った。

 

 「ふぅ…!ふぅ…!」

 (おしゃぶりしながら、利生斗さんにも弄られてる…♡)

 「ぢゅる!ぢゅるる!」

 (んっ!そこっ…!)

 

 口に貴方のモノを含みながらも、何とか体勢を変える。直ぐ目の前に結華の女陰が見えた貴方は、お返しとばかりに指で中を開くと、その中へと顔を埋めた。

 貴方の吐息が伝わる。太い舌で中を蹂躙されて結華はビクンと体を跳ねさせた。奉仕しなければと思うのに、この感覚を堪能する為に動きが止まりそうだ。

 

 (イッ──!?)

 ──ぷしゃああ!

 「…凄い出たな」

 「ご、ごめんなひゃい…」

 

 今度は先に貴方にイカされ。顔に大量の潮を吹いてしまった。羞恥心から顔が真っ赤に染まる。ふと出た貴方の言葉も、責めるつもりが無いとは分かるが、つい謝ってしまう。

 

 「…ぢゅる!ぢゅるる!」

 「イ、イッた!イッたばかりなので…!くぅっ…!?」

 

 浮いた腰を引き寄せられる。また口が自身の女陰に当たった感触がする。今度は奥深くまで舌を入れられ、縦横無尽に暴れ回る。もう奉仕どころではない。口での愛撫に体を跳ねさせ、声を上げて。結華は貴方の思うがままに愛でられた。

 

 「んっ、んっ!…重くないですか?」

 

 とろとろに結華の中が準備完了になる。今日は駅弁体位での交わりだ。足を持ち、対面状態で肉棒が挿入されている。

 首に回した両手でバランスを取り、全体重は貴方任せだ。

 

 「…そうですか。良かった…んっ」

 

 立った状態で下から突き上げられる。軽いくらいだと言われたが、それが痩せ我慢なのは経験から分かる。けれどその痩せ我慢が嬉しかった。結華は座っての駅弁が好きと言うと、それに合わせて貴方はベッドに腰掛ける。

 

 「あっ…!!」

 

 さっきの突き上げよりも強い。腰が入ったピストンが何度も中を刺激していく。ぎゅうっと強く貴方を抱き寄せ、胸と胸板が密着する。

 

 「んん〜〜〜っ!!?」

 ──ビュルルル!!

 

 少しのピストンの後。ゴム越しに感じる射精を受けて結華は何度目かの絶頂に達する。射精を終えるとそのまま貴方は後ろに倒れ込む。

 

 「気持ち良かったです…利生斗さん…」

 

 繋がったまま貴方の上に乗る結華。色々とトラブルがあったが、今までの中でもかなりの快感だった。それに幸福感もだ。

 

 「…〜♪」

 

 貴方の上で結華は背中を撫でられる。優しくゆっくり、上から下に。抱き締められながそうされるととても幸せだ。

 改めて貴方への想いを再確認し、結華は頭をグリグリと胸板に押し付けた。

 

 「…あ、利生斗さん」

 「ん?」

 「治癒魔法は試しましたか?」

 「治癒魔法ってあるのか?」

 

 ピロートークの最中。乗っかった状態で結華はある事を思い出した。

 最近。貴方は魔法の勉強はしていない。光魔法が使えると他の魔法もこの調子。そんな意気込みで挑戦したが全滅したからだ。攻撃魔法から防御系の魔法。各属性試しはしたがまるで手応えがない。

 成功した光魔法ならばと光の盾、刃を出す魔法もからっきし。少しの火や風ならば簡単に出せる結華と違い、貴方には光を点ける魔法しか扱えなかったのだ。

 

 (そのせいかしょんぼりしてた利生斗さん。可愛かったなー……また見たいかも)

 

 それで一応は先達魔法使いとして結華を頼る。結華が魔法を使う時のコツ。気を付けている事を参考にして、結華と同じくらいに使えるようにならないかと試行錯誤した。

 が。まるで駄目。結華式魔法術を試してもまるで進歩は無い。精々光魔法が少し明るくなった気がするくらいだ。

 これは才能無いのかなと。貴方は半ば諦めて魔法を試す事はしなくなった。

 

 「これです、これ。他の属性とも系統は違うらしいんです。どうせならこれも試しませんか?」

 「光とか水じゃないのか?」

 「どれとも違うとは聞きました。強いて言えば治癒属性なんですかね?」

 

 近くにあった魔法教本を手に取り。結華を前にして彼女の背中から覗き込む。ページを捲り見せるのは結華。貴方は結華を後ろから抱きながら、その中身を見ていく。

 

 「イメージはその傷を消すような感じ…だったかな?」

 「消す…消す…」

 「丁度良く傷があるので、此処に手を」

 

 使えるかどうかは分からない。けど勧められたのだし、貴方は伝えられたイメージを作り、耳元で聞こえる詠唱を口に出していく。

 

 「お、光ってる」

 「え、嘘っ」

 「…結華?」

 「ご、ごめんなさい!つい…」

 

 半分は本当にオススメから提案した。もう半分は失敗したら落ち込んだ利生斗さんを慰められるなという打算である。

 なのでまさか出来るとはと結華も驚いた様子。

 

 「消えてる…凄い」

 

 ピカピカと光った掌。それを結華の足の甲へと伸ばす。

 すると赤くなり線になっていた傷は消えて行き。元の白く綺麗な肌へと戻っていた。回復というよりは、まるで怪我自体が剥がれていく感じだ。

 

 「触っても痛くない。ありがとうございます!利生斗さん!」

 「治癒魔法か…」

 

 全く使えないなら諦めた。しかしこうして1つは使えるのだと分かると、現金なもので他の魔法は何かと本を見たくなる。腫れていた足の甲も今は元に戻り、動かしても痛くないようだ。

 

 「また怪我したら利生斗さんにお願いします!」

 「そもそも怪我を…」

 

 その後。治してくれたお礼です!と称して利生斗を押し倒した結華。騎乗位で2回程搾り取ると、帰りの時間が近付いたので渋々帰宅。入り方と似たような出方をし、残された貴方は結華の作ったカレーとサラダを夕飯に食べた。

 

 (うーん、こんな事ならもっと買うべきだったか。いや、買ってもらうべきだったか)

 

 魔法教本をパラパラと見たが、治癒魔法はそんなに書かれていない。汎用性のある魔法。それが主に書かれた教本なのだ。確か属性毎に専門の教本はあったから、欲張って治癒魔法専門のを買ってもらうべきだった。

 とは言え結果論。水魔法が使えたら水専門の書を求めていただろう。あの時じゃ判断は出来ないし、そもそも他人のお金だし。仕方ないと割り切るか。

 

 『おやすみです。利生斗さん』

 『おやすみ。結華』

 

 寝る前に届いたメッセージに返事を返す。睡眠時間を増やす魔法は無いだろうか。そんな詮無き事を考えながら布団を被る。

 




下の名前で呼んでほしいとの要望から下で呼ぶようになったとか。主人公は回復魔法にだけ適性付けました。光魔法はオマケ。結華は基本才能無いけど主人公関連だと覚える可能性がある。その最たる例がインビジブル魔法でした。
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