機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 裏側 作:ボルメテウスさん
この世界、この世界に来てから、俺の人生はかなり経った。
当初は、この世界には戸惑いがあったが、偶然が重なったおかげで生き残る事は出来た。
そんな時にある奴と出会いこの世界で生き延びた。
『商人』
奴が教えてくれた事で幾つか生き残る事が出来た。
その商人から言われた言葉だ
「元娼婦だけど気さくでいい奴だから君が買ってくれないか?」
と話を持ちかけて来た。
断る理由も無く買ってみた。
その時に出会った彼女が、マチュに似ていた。
ラフタの家を訪れた時、そのドアを開けた瞬間から既に気配が違った。
廊下を抜けリビングへと進むとそこには眩しいばかりの笑顔で俺を迎えるラフタがいた。
露出度の高いワンピースから覗く白い肌、ツインテールに纏められた金色の髪が揺れている。
その姿を見るだけで胸が高鳴るのを感じた。
「いらっしゃいランガさん!待ってたよ」
そう言って抱きついて来る彼女を抱き留めつつ室内を見渡す。清潔感のある部屋だが家具類は少なく生活感があまり無い。まるでホテルの一室みたいだと思った。
「随分と広い部屋だな」
素直な感想を述べるとラフタは得意げに胸を張った。
「そうでしょ?ここ最近お客さんも多くて収入も安定してるから思い切って引っ越ししたんだー」
その言葉を聞きながらソファーに腰掛ける。対面に座った彼女もまた同じように足を組み替える仕草を見せる。その動き一つとっても妙に色っぽくて目が離せない。
「それで今日はどうしたんですか?」
訊ねられて初めて来訪目的を思い出す。そうだ本来の用件を伝えなければならなかったのだ。
「実はな……」
そこで一旦言葉を区切り周囲に視線を巡らせる。どうも落ち着かない。普段ならこんな事はない筈なのに何故だろうと考えてみてようやく気付いた。
そうだここは彼女のプライベート空間なのだ。つまりこの家全体が彼女の支配圏であり俺という他者が入り込んでいる状態な訳でそれはつまり……。
そこまで思考を巡らせた時点で俺は諦めた様に溜息を吐いた。恐らく今夜も泊まる事になるだろう。そしてそれはきっと甘美な一夜となるに違いないという確信があったからだ。
浴室に入ると既に湯船にお湯が溜まっており浴槽の縁には花弁らしき物が浮かんでいた。
「お待たせ~」
後方から聞こえる声に振り返ればバスタオルを巻いただけの姿で立つラフタがいた。肩にかかるほどの長さの金髪が水滴で濡れていて妙に艶めかしい。
「早く入ろ?」
催促されて服を脱ぎ洗面所の棚に畳んで置く。それを見守っていたラフタが不意に近づいて来て耳元で囁いた。
「背中流すよ?」
その言葉に抗う術など持ち合わせていない俺は大人しく従う事にする。
椅子に腰掛けた俺の後ろに立つラフタが泡立てたタオルを使い丁寧に洗ってくれる。首筋から肩へ腕へと移動していく手付きは非常に優しく心地好い。
暫くすると身体全体を包むような温もりを感じ始めそれが石鹸の香りだと分かる頃にはすっかりリラックスしていた。
そんな俺の様子を察したのか彼女が小さく笑みを零す気配がした後背中に柔らかいものが押し付けられる感覚があった。
それが何か考えるまでもない。
「どうした?遠慮しなくていいぜ」
揶揄う様な口調に苛立ちを覚えつつも振り返れば案の定勝ち誇った笑みを浮かべる彼女と目が合った。
「へっへーん♪こういう時のランガって可愛いよねぇ」
そう言って頬にキスを落とされる。完全に遊ばれているなと思ったものの悪い気はしなかった。
風呂から上がると既に夕食の準備がされていた。テーブルの上には二人分の皿が並べられている。
メニューはシンプルにサラダとスープそれからメインディッシュとして鶏肉の煮込み料理だ。
どれも美味しそうではあるのだが肝心なものが足りない気がするのは俺だけなのか?
そう思っていると察したのか彼女が口を開いた。
「デザートはまだあるよ!」
悪戯っぽく笑う彼女を見て察する。そうかそういう事か。
納得した途端に期待で喉が渇いてくるのを感じた。そして同時に下半身の方にも血液が集まっていくのを感じる。
食後はリビングでくつろぐ事にした。ソファに座りテレビを眺めながら雑談したりする。
そして。
「きゃっ・・・?!♡」
俺は己の脚の上に座り込む彼女を抱き寄せ、手首を掴み、そのままベッドへ押し倒す。あまりにも突然な出来事で驚いたラフタは、思わず小さな可愛らしい悲鳴を上げた。
ラフタの悲鳴はすぐに甘い吐息へと変わった。彼女の身体がシーツの上で波打ち、薄い衣が肌に貼りつく。露わになった鎖骨から胸元へと視線を滑らせれば、控えめな谷間が呼吸に合わせて上下していた。
「ランガさん……どうしたの?」
問いかけには答えず、代わりに彼女の頬に触れれば微かに湿り気を帯びている。緊張と興奮が混ざったそれが指先に伝わってくる。
マチュとは違う金の髪と翠の瞳。それでもどこか似ている部分を探す自分がいた。胸の内側が締め付けられるような痛みが走るがそれを振り払うように顔を近づける。
唇が触れるか触れないかギリギリの距離で止まり一瞬躊躇う。だが迷いはすぐに消え去り啄むようなキスを何度も繰り返すうちにどちらからともなく深く求め合っていた。
舌先で歯列をなぞり口内の熱さを堪能すれば唾液が溢れ出し唇の端から零れる。それを親指で拭う仕草すら今の自分たちにとっては刺激となり更なる欲求へと導く。
「ん……っ」
漏れた喘ぎを合図にして衣服を捲り上げる。ブラジャーに覆われた乳房が揺れるのを見てゴクリと喉が鳴った。片手で片方を揉みしだくように掴めば柔らかな弾力が指先に伝わってくる。
「あっ……そこっ」
敏感な反応を見せてくれる彼女はやはりプロなのだと思う。けれど今は客相手としてではなくただ一人の女性として接しているという意識もあるせいかより興奮してしまう自分がいた。
首筋から肩口へと舌を這わせれば汗ばんだ肌の塩気を感じた。同時に香水とは異なる甘酸っぱい体臭も嗅ぎ取りますます昂っていく。
右手で乳房を弄び左手で太腿を撫で上げればピクッと震える反応が返ってきた。そのまま下腹部へと進みショーツの縁に指を掛ければ既に湿っているのが分かった。
「濡れてる」
耳元で囁けば「うん」と恥ずかしそうに肯く姿に愛おしさを覚える。こんな風に素直な一面を見せるところもまたマチュを彷彿とさせる部分かもしれなかった。
ショーツの中へと侵入させた指先は滑らかな陰毛を通り過ぎ割れ目をなぞっていく。ぬるりとした液体が指先に絡みつき更なる潤いを与えてくれる。
「ここ……気持ちいい?」
爪の先で軽く引っ掻くように刺激すれば一層大きな反応が返ってくる。「いいっ……そこダメぇ」懇願するような声音には逆効果で逆に責めたくなる気持ちが芽生えてしまった。
「ダメじゃないだろ?」
グイッと押し込むように挿入すればきゅっと締め付けてくる感触があった。ゆっくり抜き差ししながら親指で陰核を探り当てればすぐに固く勃起しているのが分かった。
「そこ弱いからぁ……あっ」
「じゃあもっと強くした方がいいのかな?」
指を増やして更に激しく抽送すれば結合部から漏れる音量が増していく。クチュクチュという水音に混じって荒くなった呼吸音も聞こえ始める。
もう片方の手で胸元を愛撫しながら時折乳首を摘まんで捻る動作を加えればラフタの腰が浮き上がりシーツを蹴る音が聞こえてきた。
「イキそうなの?いいよ好きな時にイッて」
囁きかける言葉にも応じられない程乱れた姿はとても美しいと感じた。そして遂に限界を迎えたらしく全身が大きく痙攣する。
「ああぁっ!だめっイクぅぅう!!」
絶頂を迎えた瞬間に膣内が強く収縮し指を飲み込むような動きを見せる。それと同時に溢れ出した蜜液がベッドカバーを濡らす様子まで克明に映し出された。
ぐったりとした様子で横たわる彼女を見下ろしながら思うのはやはり複雑な心境だった。この快楽を得るために自分は一体何を求めているんだろうか。マチュへの想いを清算するために他人を利用するなんて卑劣極まりないことではないかという罪悪感が募ってくるのだ。
だけど彼女は優しく微笑んで言った。
「大丈夫だよランガさん。わたしはあなたの傷跡を埋めるためにここにいるんじゃないの。あなたと共に新しい人生を歩んで行きたいだけなんだよ」
その言葉に救われる思いを抱きつつ再び重なり合っていく私たちの影は長い時間をかけて溶け合うように絡み合っていったのだ。そして夜明けとともに新しい一日が始まった時には既に心は軽くなりつつあったのである。
「ねぇランガさん」
翌朝目覚めると隣で眠っていたはずのラフタがいなくなっていたことに気付き慌てて飛び起きるとキッチンの方から声が聞こえてきたのでそちらへ向かうことにした。
そこにはエプロン姿で朝食の準備をしている後ろ姿があり思わず見惚れてしまうほどだった。背中のラインから続く曲線美がなんとも言えない魅力を放っているように感じてしまう。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
振り返った彼女が笑顔で迎えてくれたことで安心感が広がっていくのが分かる。ああやっぱりこの人を選んで正解だったんだなと思わせてくれる瞬間でもあったのだと思う。
「おはようございます」
返事を返すと同時に彼女の方へ歩み寄り背後から抱きしめるように腕を回せば一瞬ビクッと震えたあとすぐに落ち着きを取り戻したようだった。
「驚かせてしまいましたか?」
「いいえ……ちょっとびっくりしただけですよ」
照れ隠しのような笑みを見せる彼女を愛おしく感じつつ改めて感謝の言葉を述べておくことにした。これから先もずっと一緒にいられるように祈りながら。
それからしばらくして完成した料理を前に二人並んで食卓につくと自然と笑みがこぼれ落ちたのだった。
ラフタは優しく微笑みながら言った。
「これからもよろしくお願いしますね」
その言葉に救われる思いを抱きつつ再び重なり合っていく私たちの影は長い時間をかけて溶け合うように絡み合っていったのだ。そして夜明けとともに新しい一日が始まった時には既に心は軽くなりつつあったのである。
この世界に来てからというもの色々な出来事があったけれどこの人と出会えたことで全てが報われたように思えた。これから先もずっと一緒にいられるように祈りながら私は今日も新たな一歩を踏み出していくのだった。