機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 裏側 作:ボルメテウスさん
ベッドサイドの灯りがマチュのパイロットスーツを琥珀色に照らし出していた。赤と白のラインが彼女の肢体をくっきりと浮かび上がらせている。黒いニット帽の鍔が影を落とす横顔は、まるで戦場で敵機を見据えるような鋭さと、今は別人のような艶やかさを併せ持っていた。
「ランガ……今日のこのスーツ、すごく窮屈なんだよね」
ベッドに腰掛けたマチュがそう呟きながら、俺に背を向ける。首元までしっかりと閉じたファスナーが彼女の白いうなじを圧迫していた。そのファスナーが微かに上下するたびに、息苦しそうな吐息が漏れる。
「脱がないのか?」
俺が問いかけると、マチュはこちらを向かないままニヤリと笑った。
「だって……ランガ、こういうの好きなんでしょ?」
彼女の声には期待が滲んでいた。この子の嗜好はわかっている。俺が少し攻めすぎる方が悦ぶタイプだということを。俺はゆっくりと背後に回り込み、マチュの背中にぴったりと張り付いた。
「確かに……全身のラインが出るのはいいな」
わざと耳元で囁きながら、左手で彼女の首筋を撫でる。ニット帽の鍔を指先でそっとずらし、露出したうなじに唇を押し当てた。マチュの身体が小さく震える。
「んっ……」
抵抗しようとする気配もない。むしろ身体をこちらに預けてくる。パイロットスーツの生地越しでも彼女の鼓動が伝わってくる。その柔らかな首筋に歯を立てるように甘く噛みついた。
「ひゃっ……ランガ?」
驚いた声を無視して右手を伸ばし、彼女のファスナーに触れた。金具が冷たく硬い。ゆっくりと下へ向かって引っ張ると、途端にマチュが息を呑んだ。
ジーッ……
「あっ……」
ファスナーが鎖骨の辺りまで降りると、白い肌が覗く。汗ばんだ胸元がスーツの隙間から零れ落ちそうになっている。マチュの背中が弓なりにしなった。
「ちょっと待って……いきなりすぎるって」
制止する声とは裏腹に、マチュの指が俺の腕を握りしめている。それを許可と受け取ってさらにファスナーを引き下げた。スーツの隙間からぷっくりと膨らんだ蕾が顔を出す。
「ううっ!」
ファスナーを一旦止めたところで、俺は意地悪く尋ねる。
「これでいいのか?」
「だ……だめ……まだ……」
「ふーん」
躊躇うことなく再びファスナーを引っ張り上げた。ギュッと締め付ける音と共にマチュの背中が反り返る。
「ぐぅっ!」
詰まったような声。彼女の目尻に涙が溜まっていた。でもそれは苦痛ではなく、快感のあまりの衝撃だろう。その証拠に下半身が微妙に前後に揺れている。
「もう……ランガ……それやめて……」
弱々しい訴えは無視した。むしろ楽しさを覚えてしまっていた。彼女のファスナーを自在に操ることが支配感を与えてくる。ファスナーを素早く引き下ろし、再び上げる動作を繰り返した。
「あっ!」
「うっ!」
「ぐっ!」
悲鳴とも嬌声ともつかない音色が部屋に響く。汗で濡れた背中を舌でなぞるとマチュの全身が大きく震えた。
「ひゃん……!?」
ファスナーを最大限に下げてから、今度は首の付け根まで一気に引き上げる。ギュギュッと締まる音と共にマチュが背中を丸めた。
「くぅぅっ!!」
スーツの布地が彼女の肌に食い込む感触が伝わる。それでも止めなかった。ファスナーの上げ下げをリズミカルに繰り返すうちに、マチュの呼吸が荒くなった。
「いやぁ……もう……ほんとに……やめ……て…」
途切れ途切れの懇願。しかし腰を浮かせて快感を得ようとしている動きが如実に伝わってくる。
「本当に?」
ファスナーを半分だけ上げた状態で俺が問いかけると、マチュが必死に首を横に振った。
「だって……だって……これ……すごい……なんか……いつもと違って……」
涙目で訴える彼女の顔を見ているうちに理性が飛びそうになる。この支配したい欲求と征服感こそが、今の自分を突き動かしていた。
「じゃあもっとあげようか」
そう言うと同時にファスナーを一気に最上まで引き上げた。金属的な擦れる音と共にマチュの身体が固まった。
「ぐぅぅっ!!」
悲鳴に近い声。喉仏の辺りまでスーツの素材が締め上げる。その刹那──マチュの身体が大きく痙攣し、ベッドシーツに水滴が落ちるのが見えた。
「……ッ!?」
驚いて離れた俺の目に映ったのは、顔を真っ赤にしながら俯くマチュの姿だった。ニット帽の鍔が微かに震えている。
「……もう……いじわる……」
小さな呟き。
「ごめん……」
謝罪の言葉を口にしかけたが、マチュが突然俺の顔を両手で掴んで引き寄せた。唇が重なる。熱い舌が入り込んでくる。
「……違うの」
彼女が囁いた。「ランガに……縛られるの……好きかも……」
その言葉に思考が停止した。マチュは自分の欲望を正直に打ち明けてくれる時がある。それがまた俺を狂わせるのだ。
「……そうか」
返事をするとマチュが微笑んだ。いつもの挑戦的な笑みとは違う、どこか寂しげで切ない表情だった。
「今日はね……」
ベッドに横たわりながら彼女が囁く。
「この服でランガに……縛られたかったの」
スーツのファスナー部分には彼女の涙の跡が残っていた。黒いニット帽は相変わらず被ったままだ。
「いつもと違う気持ちよさだった」
そう呟いたマチュの頬が桜色に染まっている。
俺は無言で彼女を抱きしめた。スーツ越しの体温は少し硬質だけれど、その下には確かな温もりがある。
「また今度……してくれる?」
期待を込めた瞳で問いかけるマチュに、俺は深く頷いた。この子の歪んだ嗜好は愛おしい。何度でも応えてやろうと思う。スーツのファスナーを操る指先に力を入れながら、改めて決意した。明日からはまた別の方法で彼女を翻弄しようと。