機動戦士Gundam GQuuuuuux 逆転した世界 裏側 作:ボルメテウスさん
ルナマリアとの恋人関係となってから、数年。
長い戦争が終わり、平和へと一歩進んでいた。
そうして、平和が訪れると次に意識するのは将来。
「アンタ……そろそろ落ち着いたら?」
ある日の昼食後。リビングのソファーに並んで腰掛けていた時、唐突にルナマリアがそう口にした。
「落ち着く……とは?」
言葉の意味がすぐには理解できず、首を傾げる。
「ほら……だから……えっと……アタシとの子どもとか……?」
顔を赤らめて俯きながら続ける彼女の様子にようやく合点が行った。
ルナマリアの頬は羞恥に染まり、視線を彷徨わせている。彼女の髪を飾る赤いアホ毛も心なしか垂れ下がっているように見える。
「そうだな。いつかは欲しいと思っていたが」
正直な感想を口にすると彼女はぱっと顔を上げた。その表情は期待と不安が入り混じったものだった。
「じゃあ!」
勢いよく立ち上がったルナマリアがテーブルの上に置かれていた書類を手に取る。
そこに書かれている文字列を目で追いながら彼女は言葉を続ける。
「これが産児制限法の申請書で……こっちは出生予定届……あと医療機関への提出書類一式はここに入ってて……」
早口で説明していく彼女を呆然と見つめるしかなかった。
「……ランガ?」
怪訝そうに眉根を寄せたルナマリアが顔を覗き込んでくる。
「いや、随分用意周到だと思ってな」
苦笑すると彼女も照れたように笑みを浮かべた。
「だって……アンタに『嫌』って言われたらどうしようって思ったんだもん」
その言葉に胸が熱くなるのを感じた。
目の前のルナマリアの身体は小柄だが女性らしい曲線を持っている。特に豊かな双丘は視界に入るだけでドキリとさせられるほどだ。
彼女が纏う改造軍服――ピンクのプリーツ付ミニスカートと黒のニーソックスに包まれた太腿の絶対領域も目を引く。
(この子が自分の妻になり母になるのか)
そう考えると感慨深いものがあった。
「アタシね……あなたとの子どもが欲しいの」
彼女の言葉が耳に届くと同時に身体が動いていた。
気付いた時には既に彼女の身体を抱き締めていたのだ。
「ランガ……?」
戸惑ったように名を呼ばれても離す気にはなれない。むしろ腕の中に彼女の体温を感じていると安堵すら覚えるほどだ。
「ルナマリア……君が望んでくれるなら俺も嬉しいよ」
耳元で囁くように告げれば腕の中の身体が僅かに震えた。
「本当?」
確認するように問われ頷けば彼女もそっと背中に手を回してきた。
「じゃあ……さっそく赤ちゃん作ろっか?」
悪戯っぽく笑う彼女に自然と笑みがこぼれる。
「もちろんだ」
彼女の頬に軽くキスを落とすとそのままベッドへと向かった。
部屋の照明を暗くするとルナマリアがそっと俺の服を脱がせ始めた。シャツのボタンをひとつずつ外していく細い指先は少し震えていた。
「……震えてるぞ」
茶化すように言うと彼女はむっとした表情を見せた。
「しょうがないでしょ……初めてなんだし」
そう言って再び手を動かし始める彼女。その仕草が可愛くてつい笑ってしまうと睨まれてしまった。
「何笑ってんのよ」
「いや……君も緊張してるんだなと思っただけさ」
宥めるように額に口づけると彼女は困ったような表情を浮かべた。
「当たり前でしょ……」
照れ臭そうに呟く彼女の姿を見ていると堪らなく愛おしい気持ちになる。
ベッドに横たわる俺の上に跨がった彼女がゆっくりと腰を下ろしてきた。まずは慣らすために浅い位置で挿入する。
「大丈夫か?」
心配になって問いかければ彼女は小さく首肯した。
「うん……ちょっと圧迫感があるけど……」
そう答える彼女の表情は苦しげではなかった。むしろどこか恍惚としたものに見えるくらいだ。
ゆっくりと抽挿を開始すると彼女の口から甘い吐息が漏れた。
「あっ……ランガっ……」
俺の名前を呼ぶ声に応えるようにキスをする。
唇を重ねながら舌を絡ませると彼女の口からは唾液が零れ落ちた。それを舐め取るように口づけを深めると彼女も舌を伸ばして応えてくれる。
互いの粘膜を擦り合わせるようにして求め合う口づけに酔いしれていった。
「あっ!んっ……んぅ……っ」
口づけを交わしながらも腰の動きは止めない。徐々に深く沈めるように突き上げていけばそれに合わせて彼女の背中が反った。
「んぁっ……深いぃ……っ」
切なげな声を上げるルナマリアに更なる快感を与えようと彼女の身体を持ち上げて膝の上に乗せる形に変える。所謂騎乗位という体勢だ。そして下から突き上げると彼女は身体を仰け反らせた。
「ああっ!これっ……すごっ……いぃ……っ」
彼女の絶頂が近いことを察して速度を速めると彼女も自ら腰を振ってくれた。
「ああっ……イクっ……もうイッちゃうぅ……っ」
絶頂を迎えた彼女が痙攣しながら俺の身体にもたれかかってくる。そんな彼女を抱き留めながら抽挿を続けた。
「ひっ……あぁっ!ランガぁ……っ!」
俺の名前を叫びながら悶える彼女。その様子があまりにも淫靡で興奮しないわけがなかった。
「ルナマリア……もう少しだけ付き合ってくれ」
耳元で囁けば彼女は快楽に蕩けた顔で頷いた。
「うん……アタシの中にいっぱい出してぇ……っ」
そんな彼女の言葉に誘われるように腰を打ちつけるスピードを上げていく。
「んぉ゛ぉおおォオ~~ッ❤❤❤」
獣じみた声と共に激しく身体を震わせるルナマリア。その反応に思わず射精してしまいそうになったが何とか堪えた。
「ルナマリア……出るぞ」
限界まで耐えてから告げると彼女は首肯した。
「うんっ!ちょうだいっ!アタシのおまんこにたくさん精子出してぇっ❤」
懇願するような言葉に応えるように腰を叩きつけた瞬間、熱い精液が吐き出される感覚があった。
「あぁああアッ❤出てるぅううっ❤あなたぁ……❤好きっ❤大好きぃいいっ❤❤❤」
俺の背中に爪を立てながら何度も身体を痙攣させる彼女を強く抱き締めると彼女もまた強く抱き返してきた。
「ランガ……愛してる……」
耳元で囁かれた言葉に胸が熱くなる。
「俺もだ」
そう返すと彼女は幸せそうな笑みを見せてくれた。
翌朝目覚めたときには彼女は既に起きていたようでキッチンから美味しそうな香りが漂ってきていた。彼女の纏うピンクのエプロンが可愛らしい。
「おはよう」
声をかけると振り返った彼女が微笑む。
「おはよう」
その笑顔はとても幸せそうで見ているこちらまで温かい気持ちになるほどだ。
朝食を食べ終わると早速手続きの準備を始める事にした。
二人揃って必要な書類にサインをしていき、全て書き終える頃には夕方になっていた。
「これで完了ね」
手続きを終え一息ついているとルナマリアが近づいてきた。
「どうした?」
問いかけると彼女は恥ずかしそうに頬を染めて口を開いた。
「あのね……昨日の続き……しよ?」
その言葉の意味するところを察して息を呑む。しかしそれも一瞬の事で次には笑みを浮かべていた。
「いいぞ」
返事を聞いて嬉しそうに笑みを浮かべたルナマリア。そのまま俺の上に跨がると腰を動かし始めた。
彼女の動きに合わせて彼女の秘処からは愛液が溢れ出てくる。それが潤滑油となり滑らかな動きを生み出していた。
「あっ……あんっ……気持ちいいっ❤」
蕩けた表情で喘ぐ彼女の姿に興奮を覚える。
「あっ❤あぁんっ❤もっと突いてぇ……っ❤」
求めるように腰を揺らす彼女に応えるように激しく突き上げる。子宮口を突く度に彼女は甘い声で鳴いた。やがて絶頂を迎えそうなのか内壁が強く締め付けてくる。その刺激に堪らず射精してしまった。
「んぁああぁあアッ❤❤❤」
絶叫と共に背中を大きく仰け反らせるルナマリア。その拍子に抜けてしまったペニスからは大量の白濁が噴出しており彼女の腹部を汚していった。その光景はとても淫猥でありながら美しいとさえ感じてしまうほどだった。
ルナマリアの身体を清め、一晩休んだ翌朝。
彼女は普段よりも早起きだった。
「おはよう。よく眠れた?」
穏やかな笑顔で訊ねてくる彼女に微笑み返しながら頷いた。
「ああ。君はどうだ?」
問い返すと彼女は少し考えてから答える。
「ん〜、ちょっとだけ眠れなかったかも」
少し照れくさそうに笑いながら言う彼女を見て思わず笑みがこぼれる。
(やはり緊張してるんだな)
彼女の不安を解消すべくベッドの上で手を繋いで暫く過ごすことにした。
「ねぇ……」
ふいに声をかけられそちらを見ると潤んだ瞳でこちらを見つめていた。
「どうかしたのか?」
優しく促すように問えば彼女は躊躇いがちに口を開いた。
「あのね……アタシ……」
何かを言い淀んでいる様子だったので続きを待っていると彼女は意を決したように言葉を紡ぎ出した。
「アタシ……赤ちゃん産みたいの」
それは予想外の言葉だった。だが同時に納得もできた。以前からその兆候はあったがここ最近は特にその欲求が強くなっていたのだろう。ならば拒む理由はないと思ったので素直に受け入れる事にした。
「もちろん構わない」
即答すると彼女は花が咲いたように破顔した。
「ありがとう……大好き」
感極まったような声音で感謝を述べてくるルナマリアに微笑み返してやる。
そして自然な流れでキスを交わした後、お互いに抱き合って朝の時間を過ごした。
朝食を摂り終えると早速手続きに取り掛かる。と言っても書類にサインする程度なので時間はかからないだろう。
全て書き終える頃には午前中の早い時間になっていた。
「終わったぞ」
報告すると彼女もペンを置いてこちらを見てくる。そして照れたように微笑んでいたのでつられて笑みを返すとそっと抱き寄せられた。
「ありがとう……あなたがいてくれて良かった」
囁きかけるように言われた言葉に胸が熱くなる感覚が広がった。きっと彼女も不安で一杯なのだろうと思うと不憫でならない。
「これからもずっと一緒だから安心しろ」
しっかりと目を合わせて伝えると嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
夕食の席で今後の生活について話し合いをする事にした。子育ての事を含め色々と決めなければならないことが山積みであるためだ。
そんな折、ルナマリアが突然何かを思い出したように声を上げた。
「あっ!忘れてた」
彼女の手元には何か紙切れがありどうやら買い物リストのようだった。内容を確認しようと覗き込んだ瞬間だった。
「あっ!ダメ!」
慌てた様子でそれを隠してしまう彼女に戸惑いを覚える。
「何か買いたい物でもあるのか?」
不思議に思いつつ訊ねると彼女は頬を赤く染めながら頷いた。
「うん……でもあなたには見せられないの」
困惑する俺を他所に彼女は立ち上がると玄関へ向かう。追いかけようか迷っているうちに扉が閉まる音が聞こえてきたので諦めることにした。
しばらくして帰宅した彼女は紙袋を携えておりその中身は赤子用品だった。哺乳瓶などの道具だけでなくおむつの類まで揃えてあるようだ。どうやら早速購入してきたらしい。
「お帰り。随分買い込んできたな」
苦笑しつつ出迎えの言葉をかけると彼女もまた照れ臭そうに笑みを見せた。
「だって……必要でしょう?」
確かに必要ではあるものの些か気が早過ぎではないだろうかと思わなくもないのだが当の本人は満足気な様子であった。
その日以降彼女の胎に宿った生命は順調に成長していったようで妊娠三ヶ月頃になると僅かに腹が膨らみ始めたのが確認できるようになった。そして四ヶ月目には明らかにお腹が大きくなっていくのが分かるほどになっていた。
当然ながら体型の変化に伴い服装も変えなくてはならなくなったので新しいワンピースを作りに行った際は随分と時間が掛かったものである。それでも無事完成した衣類を見た彼女の笑顔はとても眩しかった。
そんなある日の夜。ベッドの上で俺たちは会話している途中だったのだが突然ルナマリアが身体を起こしてこちらを見てきた。
「どうかしたのか?」
尋ねると彼女は頬を朱に染めながら口を開いた。
「あのね……アタシ……」
そこまで言って一旦区切り再び口を開く。
「今日……危険日なの……」
恥じらいながらそう告げた彼女の目は真剣そのもので冗談ではないようだと察した俺は了承することにした。彼女自身も妊娠したいと思っている以上拒む理由も無いしなにより愛する人の願いなら叶えてやりたいという気持ちの方が強かったのだ。
こうして俺ら夫婦による新たな命を授かるための共同作業が始まった。
その晩はお互いの愛を確かめ合う濃厚な夜を過ごすこととなる。幾度となく繰り返した行為によって生まれるであろう奇跡に向けて歩み出した大切な第一歩であった。