とあるセフレたちの週末 〜繋がりっぱなし交尾で貪りあう二泊三日間〜 作:若菜はかり
俺は枕元の避妊具を手に取ると、穿いていたチノパンを下着ごとずり下ろした。
その拍子に、逸物の先端がトランクスに引っかかり、引き絞ったバネ細工のように勢いよく跳ね上がる。下腹部にベチンッと音を立ててぶつかったそれは、軽くしなった後、重力に抗うように斜め上を向いて屹立した。
その音に瞼を開いた真衣が、俺の股間を見てあっと息を呑む。
嫌がりながらも、あっさりと達してしまった美しい教え子。その不埒な姿にあてられ、雄の象徴たる肉茎は醜悪なまでに膨張していた。ゴツゴツとした浅黒い竿肌も獣欲に脈打ち、挿入のときを待ちわびて先走りを鈴口からトロリと溢れさせていたのだ。
「何、それ……?」
LLサイズのコンドームですらややきつく、黒いゴムの色が薄れるほどに張りつめる。
そんな異様な剛直を目の当たりにして、真衣は愕然とした表情を浮かべた。
「何って……経験あるんだし、見たことくらいはあるだろ? 勃起した男のペニス」
「そりゃあるけど……でも……」
「うん? ……ああ、そういうことか」
どうしてこんな反応(の演技)をするのか。最初は不思議だったが、やがて気がついた。
俺はわざとらしく得意気な表情をつくって、真衣を見下ろす。
「さてはお前の彼氏クン、粗チンだな?」
「……っ」
「ははっ。言葉に詰まるあたり、図星ってところか」
「ち、違っ……!」
これが芝居上の演出なのか、それとも実際に元カレが短小だったのか。
確かめる術はなかったが、俺はあえて後者だと思い込むことにした。
その方が演じやすかったのもあるし、何より俺自身がより興奮できる。
「なら今回はいい経験になるな。普段味わえないサイズを入れてもらえるんだから」
「あっ、いや……!」
そう言いながら、愛液と潮でぐっしょり濡れたショーツを脱がせる。真衣は抵抗するふりをしつつも、さりげなく尻を持ち上げてくれたから、案外とやりやすかった。
「これだけ濡れてれば、いくら粗チンばっかり相手にしてる芦原でも俺のモノを咥え込めるだろう。ま、最初はなるべく優しくしてやるから、安心しろよ?」
「くっ、この……っ」
余裕綽々の俺に対し、真衣は忌々しそうな目を向けてくる。
だが、まもなく目を瞬かせると、きゅっと唇を噛んだ。それから慎重に言葉を選ぶように、一つの頼みごとを口にする。
「……あの。手、ほどいてもらえませんか?」
唐突な敬語に、俺は目を細めた。
その真意を測りかねていると、彼女はしおらしげな表情を浮かべて続けた。
「さっきから手首に食い込んで痛いんです。だから、コレ外してもらえませんか?」
「駄目だ。今外したら、抵抗して暴れるだろ?」
当然の返答。それでも真衣は、わかっていたように首を横に振る。
「しませんよ、絶対に。だって、もう諦めてますから」
「どういうことだ?」
俺が意外に思っていると、彼女はなんと自ら股を開いた。正常位での挿入を受け入れるように膝を外に向け、まるでひっくり返ったカエルのようなポーズをとる。めくれ上がった短めのスカートの下に、しとどに濡れた女性器がくぱりと口を開くのが見えた。
「ほら、この通りです。どうせ抵抗しても敵わないんですから、せめて早く終わらせてください。一回すれば、満足してくれるんですよね?」
「ほう、随分と物わかりが良いじゃないか」
あれほど嫌がっていたのに、あまりにもあっさりとした心変わり。
きっと何かあるはずだ。抜け目なくこちらを見やる視線に、密かな確信を持つ。
だが、俺はあえてそれに乗ってみることにした。
「わかった。くれぐれも馬鹿な真似はするんじゃないぞ」
「ええ、もちろんです」
その返事を聞き、俺は彼女の手を縛るネクタイをほどきにかかった。
緩めにしておいたつもりだったが、嫌がって暴れたせいでだいぶきつくなっている。慎重に緩めていくと、手首には薄っすらと赤い跡が残っていた。
「ありがとうございます」
「おう。……って、ぐぅっ!?」
それは、手枷を外した直後のことだった。
真衣の両脚が突如として折りたたまれ、そこから一気に膝を伸ばして両足蹴りを打ってくる。腹筋に直撃したそれはさほどの威力はなかったものの、不意を突かれて俺は咄嗟に後ろへ飛び退いた。
その隙にベッドから転がり降りた彼女は、部屋の出口に向かって一目散に駆け出す。
「おいこら、待てっ!」
出し抜けの反撃に一瞬頭に血が上り、大きな声が出た。
それに驚いたのだろうか。反射的に振り返った真衣は、その拍子に足をもつれさせた。
「きゃっ……!?」
ドアまであともう少しのところで彼女はスッ転ぶ。その背中に追いつくと、俺は乱暴にスカートをめくりあげて、安産型の腰をがっちりと掴んだ。
「ったく、馬鹿な真似はすんなって言っておいたはずだがな?」
「いやっ……離して……っ!」
むちりとした桃尻が、手の中で嫌がるように悶える。その中心――二枚の肉厚な陰唇が綻び、テラリと蜜にぬるむ膣穴に、俺は己の先端を押しつけた。
「ひっ……」
触れた肉襞は、灼けるように熱かった。きっと真衣の方も、俺の男根に同じような感想を持ったはずだ。
そのまま愛液を馴染ませるように入口付近をかき混ぜれば、彼女は早くも甘い吐息を漏らし始める。俺はその様子に口元を歪めると、叩きつけるように腰を前へと突き出した。
「あぁっ……くっ、はあぁ……おっき……っ」
尻肉がパンッと音を立てて波打ち、根元まで一気に男性器が突き刺さる。ひどく狭まった膣洞を力任せに貫き通せば、ぷりぷりと粒だった柔肉が竿肌を逆撫で、得も言われぬ快感が背筋を走った。
一方の真衣の肉壺も、これを待ちかねていたのだと言わんばかりに陰茎をきゅうっと抱きしめてくれた。そして、見るも淫らにかくかくと柳腰を躍らせる。
「んっ……あっ……はぁ、はぁ……」
おそらくは演技のことが一瞬だけ頭から消えてしまったのだろう。唇を噛む気配とともに動きはすぐ止まったが、そんな素の姿を垣間見せた真衣が可愛らしい。視線を移せば、靴下越しの彼女の爪先は何かを堪えるように丸まり、びくびくと震えていた。
「あぁ、これが芦原の中なんだな。窮屈なのにトロトロにほぐれてて、その上勝手にグネグネ動くから、動かさなくても最高に気持ちいいぜ」
「うる、さい……早く抜いて……私の身体は、あんたのためのものじゃないんだから……」
「おお、愛する彼氏クンのために健気だねぇ。けど、俺のだってなかなか捨てたもんじゃないだろ? 経験豊富な女の子でも、結構喜んでくれるんだけどなぁ」
「こ、この……少しくらいあそこが大きいからって、調子に乗んな……」
肩越しに睨んでくるも、そんな真衣の口角はプルプルと震えていた。
――『経験豊富な女の子でも喜ぶ』って、あんたの経験は私しかいないじゃん。
そう暗に馬鹿にしている顔つきだ。
俺はイラっときて、もう一度腰を打ち付けた。
スパンッといい音が鳴り、彼女の口から濁った喘ぎ声が溢れ出す。
「おぉっ、ぐっ!? ……はぁ、あぁ……最低。力で女の子を従わせようなんて……」
「本当はもっと優しくしてやるつもりだったが、嘘ついて逃げようとしたからな。文句言うくらいだったら、甘い考えで行動した自分自身を恨め」
俺は酷薄に吐き捨てると、続けて腰を振り出した。宣言通り、独りよがりな腰遣い。
それでも一度達した女体は素直だ。乱雑なピストンにも面白いほど鋭敏に反応し、抜き差しのたびに全身を波立たせる。声は抑えていたが、それもほんのしばらくのことだった。
「ああっ……ぐぅっ……はあ……あぁん……っ」
肉のあわいからカリ首が見えそうになるほどに腰を引き、そこから一息に肉棒を沈める。尻肉がひずむほどに下半身をぶつけ、最奥を穿つ。そこからさらに亀頭を押し込むように腰のスナップを利かせれば、押し出されるように艶めいた声が漏れた。
バックからの眺めも最高だった。顔は見えないが、はだけて覗く白い肩といい、丸まってしわくちゃになったスカートといい、本当に女子高生を犯しているようで興奮した。俺にこんな趣味はなかったはずだが、すっかり役に入り込んでしまっている証拠だろうか?
「くっ、はぁ……このマン肉、たまらねえな。まるでイソギンチャクみたいに絡みついて、俺のペニス離してくれねえんだけど。ほら、自分でもわかるだろ? こうやって抜こうとしたら、どこまでも吸い付いてきて……」
「はぁ……ううっ……」
「こうして奥まで突っ込めば」
「あぁんっ! 奥、いや……っ」
「な? ぎゅっぎゅって嬉しそうに締めつけてくるんだ」
「あぁ……いや……やめて……あっ」
興が乗って、いちいち説明しながら腰を遣ってやると、真衣の膣内は感極まったようにヒクヒクと打ち震えた。
自分の身体が一体どんな風に男を悦ばせているのか、それを理解したのだろう。あるいは胎内に咥え込んだモノの動きに集中させられ、より一層感度を高めたのかもしれない。
俺は抽挿を一旦緩め、前屈みになると真衣の耳元で囁いた。
「おら、気持ちいいだろ、俺のモノは。反応を見る限り、気に入ってくれたと思うんだが。芦原の口から感想を直接聞かせてくれないか?」
「……はっ。乱暴に犯されて、気に入るわけなんてないでしょ。その自信過剰も含めて、気持ち悪くて反吐が出そう。わかったらさっさと抜いて、こんな粗末なモノ……っ」
「ふん、そうか。そりゃあ残念」
もはや虚勢としか言いようがなかったが、俺は取り合わなかった。
ただ追及する代わり、彼女の最奥を肉先で抉った。
じっくりと念入りに、子宮口に沿って小さな円を描くように腰を遣う。
「あぁ、そんなっ……奥、グリグリしちゃ……だめぇ……っ」
掠れた喘ぎとともに、真衣の腰が逃げるようにくねる。
だが、その仕草はどう見ても男を誘う雌犬の求愛にしか見えない。
あやうく理性のタガが外れそうになる。そんな中で、俺は彼女にもう一度だけ尋ねた。
「彼氏クンの短小ペニスは、こんな深いところまで届くか?」
「……っ、それは……」
「うん? まあ、答えなくてもわかるぜ。芦原の奥、経験があるってわりには初心な感じがするからな。感じ方といい、締めつけ具合といい、あんまり使い込まれてない印象だ。こんなにいい身体してるのに、何とももったいないねえ話だよ」
「……ハルキ君のこと、いちいち馬鹿にしないで」
女体の味をしみじみと語ってみせる俺に、真衣は明確な怒気を滲ませる。
「大体、さっきから何が言いたいの? 私たちは真剣に愛し合ってるんだから、奥に届くとか届かないとか、そんなの関係――」
「まだわかんねえか? だから甘ちゃんな彼氏の代わりに、俺が教えてやるって言ってんだ。本物の大人のセックスってやつを、な」
そこまで言うと俺は上体を起こし、くびれた腰を掴み直した。
真衣にも俺の次の行動がわかったのだろう。もはや逃げられぬと悟り、尻だけ突き上げたうつ伏せの状態で、何とか受け身の体勢を取ろうとする。
そんな彼女に俺はもう手加減しなかった。
「あぁっ、だめっ……あっ、あっ、やっ、あぁ……っ!」
満身の力を込め、最初からフルスロットルで腰を振り出す。汗でしっとり濡れた尻肉と下半身が激しくぶつかり合い、パンッ、パンッと高い音が小気味よく鳴り響いた。
「オラッ、本当は大きいペニスが好きなんだよな? 否定できるもんならしてみろよ!」
教え子を犯す家庭教師という役回りを都合よく解釈し、俺はひたすら自分勝手に腰を動かした。リアリティの追及といえば一応言い訳は立つが、実際はただ真衣の肉感に我を忘れただけに過ぎない。
幾重にも折り重なった膣襞の摩擦感。
肉竿に吸い付き、精を媚びる蜜壺のうねり。
それらすべてが雄の本能を強烈に刺激し、生殖行為にひた走らせる。
「あぁっ、くぅんっ……やっ、このちんぽ、強いっ……あんっ!」
削岩機のような勢いに押され、真衣はもうまともに答えることもできない。
その代わりに、下の口は雄弁だった。肉棒を抱きすくめる柔襞はわなわなと震えだし、絶頂が間近に迫ったことを知らせてくる。こんな力任せな抱き方でも従順に感じてくれる彼女に、俺は深い愛着を感じずにはいられなかった。
ただ、限界が近いのは俺も同じだ。衝動任せの激しい抽挿は、その分だけ己の忍耐を急速に擦り減らしていく。あとはすべて時間の問題で、このまま二人そろって最後の時を迎える――そのはずだった。
だが。
「……ハル、キ君……犯されちゃって、ごめんな……さい…………でも、気持ちだけは……この気持ちだけは絶対守るから…………だから、許して……っ」
硬い床に這いつくばった真衣が、途切れ途切れに絞り出した悲愴な呻き。
それは快楽に陥落寸前となりながらも、なお恋人に許しを乞う迫真の演技だった。
だからこそ、俺はそれが気に入らない。
「あんっ、はあっ、あぁっ……イ、ク……イク、イクッ…………へ?」
ジュプリという音とともに、陰茎が抜けた。達する寸前まで責め立てられた膣穴は、ぽっかりと口を開けたままヒクヒクと痙攣する。
一体何が起きたのか、真衣は理解できないようだった。
そんな彼女の注意を惹くように、俺は尻の谷間に肉竿を擦りつけた。
「健気だねぇ。そんなに愛されて、彼氏クンも幸せ者だ。……でもお前、自分が今どうしてこんな目に遭ってるのか、都合よく忘れてるだろ?」
見下ろした視線の先で、息を切らした真衣がおずおずと振り返る。
だが、何度も唇を噛みしめるだけで、質問の答えは返ってこない。
「なるほど、わかってはいるが言いたくねえって顔だ。まあ、別にいいぜ。もう一度じっくりと考えてみろ。ただし、それが言えるまでイクのはお預けだけどな」
「くっ……もったいぶらずにはっきりと言いなさいよ。私があんたに謝れってことでしょ? でも、残念。そんなの死んでもお断りだから」
「ははっ、強情だねえ。それがいつまで続くのか、お手並み拝見といこう、かっ!」
予想通りの生意気ぶりに唇を歪ませつつ、俺は再び真衣の秘所を貫く。
途端に弓なりになった背中は、引きつけを起こしたように激しく打ち震えた。
「ひぃ、ぐぅ……っ!? あぁ、そんな……いきなり一番奥まで……っ」
ぴったりと下半身同士をくっつけたまま、膣奥を掻き回すように腰を揺らす。それからおもむろに腰を引くと、俺は身体ごとぶつけるようなピストンを再開した。
「あっ、ひぃっ……あっ、はあぁ……っ!」
バチュンッ、バチュンッ、バチュンッ。
汗ばんだ肌と肌とが鳴らす、けたたましい衝突音。
そこに切羽詰まった嬌声が重なり、卑猥な音色となって狭い天井に響いた。
大きく波打つ桃割れも、たちまち朱に染まっていった。その煽情的な色合いを視界と手のひらに収めながら、俺はさらに猛然と腰を振るい続ける。
「いやっ……だめっ、激し……こんなにされたら、おまんこ壊れちゃうぅ……あぁっ!」
暴力的なまでの律動に晒され、真衣が漏らす喘ぎは半ば悲鳴にも聞こえた。そこに不随意的な筋肉の痙攣まで合わさり、彼女は段々と姿勢を保てなくなっていく。
後背位は自然と寝バックへと移行した。俺は閉じた脚の付け根から肉棒をねじ入れるように、ぐっぐっと腰を押し込んだ。太ももの圧迫感が加わり、危うく暴発してしまいそうになる。こんな体位は俺も初めてだが、やみつきになりそうな快感だ。
そしてそれは、真衣も同じだったらしい。
「……ひぃっ!? う、嘘、おちんぽまたおっきくなった……? やだ、こんなのやだっ……これ以上、こいつのなんかで感じたくないのに……っ」
イヤイヤと首を振る彼女は、最後の意地を示すようにフローリングに爪を突き立てる。
だが、その言葉こそ強がりゆえの嘘だった。実際には御馳走を前にしたときの涎のように、粘っこい本気汁をトロトロと溢れさせていたのだ。それはたちまち白く泡立ち、俺たちの間で途切れない糸を何本も引く。
「はあ、あぁ……イキ、そう……イク、イック、イクぅ……っ」
一度勢いがついた燃えさしは瞬く間に燃え上がり、真衣は再び昇りつめようとする。
だが、その予兆を感じ取った俺は、またすんでのところで肉茎を引き抜いた。
「はっ、んっ……んんんぅ~……っ」
あとほんの少し。届きそうで届かないもどかしさに、真衣は虚しく空腰を振る。
その尻肌を肉竿でビタンと打つと、彼女はもじもじと太ももを擦り合わせた。まるで男の熱を恋しがるように、控えめながらも尻まで突き上げてみせる。
俺はそのはしたない姿に愉悦を感じながら、今度はわざとゆっくり挿入してみた。
「んっ、や、また……あっ、はぁん……っ」
「はぁ、はぁ……どうだ、芦原? こうやって繰り返し寸止めされると、腹の奥が疼いてたまらなくなるだろ。お前が素直にさえなれば、今すぐ楽にしてやってもいいんだぜ」
乱れた呼吸を緩やかな腰遣いの中で整えつつ、俺は真衣の背中にそっと身体を重ねた。
アッシュゴールドから覗く耳朶はすっかり赤らんでいる。そのそばで意地悪く囁けば、彼女は肩をピクンと跳ねさせるだけでなく、肉棒を包む蜜襞までも甘くざわめかせた。
しかし、それでもこの教え子はまだ屈服しない。
「…………人のこと馬鹿にして。たとえ身体は力づくで犯されたって、心まではあんたの都合のいいようにはなってやらない。さっきから同じことを何度も言わせないで」
「ほお、これだけ追い詰めてもまだ頑張るか。けど、今の答えは少し時間がかかったな?」
「……ちっ」
痛いところを突かれたようで真衣は小さく舌打ちしたが、それ以上何か言ってくることはなかった。おそらくは、無闇な反論から隙を見せることを恐れたのだろう。
しかし、今の俺はそんな彼女に沈黙を許すほどお人好しではなかった。
細い肩を抱き、肌を合わせながらゆっくりと腰を前後する。今やすっかりぬかるんだ結合部は湯船の中のようにほどよく熱く、穏やかに擦り合わせるだけでも心地いい。
「はぁ……あっ……やっ……んふぅ……っ」
たまらず漏れる甘美な吐息。それを耳で楽しみながら、俺はまた下半身を密着させ、子宮口を亀頭でグリグリと抉る。
「んくぅ……お、くっ……おっ、おほっ、おおぉ……っ」
真衣の首筋に鳥肌が立ち、はしたない嬌声とともに浮き上がった尻が悶えた。
その身震いが一つの臨界に達しようとする。そのタイミングで、俺は唐突に腰を止めた。
「……あぁ、また……」
もはや演技でもなんでもない、心底口惜しそうなため息がこぼれた。先ほどからお預けを食っている肉壺も、いつまでも未練たらしく陰茎を締めつけてくる有様だ。
俺は静かに苦笑しつつ、何とか忍耐を保って憎たらしい男を演じた。
「黙っていればイカせてもらえるなんて、お前にしちゃ甘い考えだったな」
「ち、違うっ。そんなことは……」
「ないってか? まぁどちらにせよ、悪い子にはお仕置きだ。これからちょっとばかり、恥ずかしい目に遭ってもらおうか」
そう言うと俺は身を起こし、おもむろに“ソレ”へと手を伸ばした。逃げ出した真衣を追いかけたとき、偶然にも足首に絡みついて、今までそのままだったのだ。
どこかで使えるチャンスがあれば、と密かに狙ってはいた。ただ若干迷いもあったのは、思いついた使い道というのが少々アブノーマルだったからでもある。
――だけど、今の流れならいけるだろ。
思考はいつしか興奮で茹で上がり、いつもなら躊躇う決断を安易に下す。
俺は“ソレ”を口に含むと、飴玉のように舌で転がしてから指で摘まみ出した。唾液をたっぷりとまとわせ、臀裂の底でヒクつく窄まりにグッとあてがう。
「ひゃうん……っ!? えっ? いやっ、そこお尻……っ!」
一応予告らしいものはしたが、まさかこんなこととは思いもよらなかったのだろう。真衣は慌てふためき、尻の筋肉にきゅっと力を込める。
それでも構わず押し込めば、括約筋の抵抗を縫って、彼女愛用のピンクローターは少しずつ沈んでいった。親指大のカプセルがようやく半分ほど見えなくなり、あともう一押しというところで不意に力が抜け、残りがするんと呑み込まれる。
「んっ、くぅ……っ。……はぁ、あぁ……はぁ……ん」
細いコードだけを垂らす淡褐色の菊穴が、息遣いに合わせてヒクンヒクンと蠢いた。
その眺めはどこか滑稽で、しかしなんとも可愛らしくもある。
「いい格好だな、芦原。さっきからケツ穴も寂しそうにしてたし、おもちゃで埋めてもらって嬉しいだろ。今からこうやって両方の穴で可愛がってやるから、精々愛する彼氏クンのために根性見せるんだぞ」
手元のスイッチを入れ、ゆっくりとうねるように腰を動かす。すると、真衣はすっかり素の彼女に戻り、髪を振り乱しながら甘ったるい声を漏らし始めた。
「あんっ、はぁう……んっ、やぁ、だめぇ……奥ばっかり、いじめないで……っ」
彼女の胎に突き刺さった俺の肉塊が、まるですりこぎのように膣奥を磨り潰していく。
すっかり蕩けた女体はただただ愉悦を甘受するのみで、抗う気配すら見せない。口でこそイヤとかダメとか言っているが、こんなものはもはや動物の鳴き声も同然だろう。
加えてローターのコードも引っ張ってやれば、可憐なアナルがぷくりと盛り上がるのが実に愉しかった。不浄の穴とはいえ、こうして見ると性器のようで艶めかしい。
真衣もそれは自覚があるらしく、恥ずかしそうに身体を強張らせた。だが、蜜たっぷりの膣壺で肉棒を咥え込んだままそんなことをすれば、結果は火を見るよりも明らかだ。
「くっ、あぁ……っ。いいぞ、芦原。最高の締めつけ具合だ。やっぱり尻穴で感じる才能があるんだろうな。こんなにおまんこグネグネさせて、さっきからマン汁だってすごい量だぞ?」
「違っ……違うっ! そんなことないっ! お尻で感じるなんて、そんな……んんぅっ」
俺はコントローラの目盛りを『中』まで押し上げると、再び真衣の背中に覆い被さった。両肩を抱き、耳元に生温かい息を吐きかけながら、ぐいと腰を押しつける。
「さあ、とっとと降参しろよ。そうしねえと、寸止めばっかりでイカせてやらねえぞ? あるいは加減を間違ってアナルでイっちまうかもな。それはそれで面白そうだが」
「この……あんたって、ほんっとに最低……あっ、んっ、あっ、あっ、やっ……!」
悪態を聞き流しつつ、今度は少しペースを上げて腰を振る。
普段とシチュエーションは違えども、良い意味でいつも通り、真衣の抱き心地は極上だ。うなじから立ちのぼる甘酸っぱい体臭も、制服越しでさえ感じ取れる柔らかな肌合いも。そして何より、剛直に精を媚びるように食い締める媚肉の味が素晴らしく素敵だった。
「あんっ、はぁ……イクっ、イクイクイクぅ……んぅっ、んっく……はぁ、また……っ」
この半年ほどの間、数えきれないほどこの身体を抱いた。それでも飽きるどころか、俺はどんどんと彼女の深い魅力にハマりつつある。それを否定することはできないだろう。
肉体的にはもちろん、性格的にも相性抜群な同い年の女子。
俺たちは、あくまでもセックス・フレンドという関係だ。それ以上でも、以下でもない。
「んっ、あっ、や、あっ、あっ……これ、頭おかしくなる……おまんこも……焦らされ過ぎて馬鹿になっちゃう……はぁ、くっ、んんぅ~~~っ! ……あぁ、もう嫌ぁ……」
けれど、今なら多少その軛から外れてもいいはずだ。
あっちから挑発してきたのだから、俺がそれに乗って少しくらい踏み込んでしまっても。
これはあくまでもフィクション、紛い物のロールプレイにすぎない。
そう自分に言い聞かせながら、汗みどろになって彼女を追い詰める。
「ほら、本当は彼氏の短小なんかより、俺のちんぽの方が気持ち良いんじゃねえか? このガチガチなので奥まで突かれて、思いっきり中イキしてみたいんだろ?」
「くっ、ふうぅ……っ」
真衣は嬌声を噛み殺す。だがその瞬間、彼女の膣壁は同意するように蠕動した。
「……ったく、いい加減に諦めろよな。こうやってたっぷりと小突き回されて、もうどうしようもないくらい感じてるくせに。無理な我慢は身体に毒だぜ?」
焦れったくなって耳元でそう囁く。そんな俺自身も、実はほとんど限界だった。
ただでさえ脚を閉じた格好での寝バックなのだ。今まで知る由もなかったが、この体位だと膣圧といい密着感といい、普段とはまるで段違い。その上、真衣の身体は先ほどからずっとイキたがり、全身を隈なく緊張させているのだからたまらなかった。
俺の張りつめた肉棒は、ほどよく鍛え上げられた筋肉によって波打つ柔襞にくるまれ、得も言われぬ快楽を味わっていた。まさに精を搾り取るための、本能的な雌の蠢き。
そんな動物的誘惑に対し、俺も本当は激しく腰を打ちつけて応えてやりたかった。思いのままに彼女を絶頂まで追いやり、その余韻に蕩ける肉の只中で己の欲望をぶちまけたい。そう強く願ったのも、また紛れもない事実ではある。
しかし、それにも増して欲しかったのはやはり、真衣が俺に屈服する言葉だ。たとえ芝居の一部であったとしても、彼女が経験した中で俺が一番だと言わせたかった。
――まったく、馬鹿げた考えだ。
頭の片隅で、冷静な自分の声が聞こえた気がした。けれど、今にも溢れ出しそうになる獣性を辛うじて押しとどめていたのは、たしかにそんな一念でもあった。
そしてきっと、その甲斐はあったのだろう。
「……せて」
「何だって? 声が小さくて聞こえねえな」
「だ、だから…………私のこと……い、イカせて、ください……」
真衣は息を詰まらせつつも、はっきりとそう言い切った。
「先生に生意気な態度とってごめんなさい。これからは、ちゃんと言うことも聞きます。……ですから、もう許して、くだ……あんっ!?」
「殊勝だな。だが残念。それじゃ五〇点ってところだ」
「……えっ? な、なんで……」
まるで意味がわからない。声にそんな困惑を滲ませる真衣を、俺はさらに責め立てた。
「あっ、だめ、奥来るっ…………はぁ……ん、ふぅ……どうして? 謝ったのに……」
「たしかにそうだな。でも、お前はもうひとつ、肝心な質問に答えてねえ」
「質問……?」
「ああ。例の彼氏クンと比べて、俺のちんぽはどうかってことさ」
「あ……そ、それは……」
再び、彼女は口ごもった。
その煮え切らない様子を見て、強請るように俺は腰を前後させる。
「いっ、ひぃっ……あっ、や……」
「言わないと、このままずっと寸止めを続けるぞ? お前のよがっている姿なら、俺はいくらだって見てやれるんだからな」
息を荒げながら、俺は首筋に嚙みつきそうな勢いで言う。
それは真っ赤な嘘だった。胸の内では早く射精したいと、本能が猛烈に訴えている。
しかし、そんな本音の一つくらいなら、言葉にせずとも肌を介して伝わっていただろう。俺とこいつの仲は極々短いけれど、この程度であれば何てことないほどには濃密なのだ。
「んんっ、はぁ……わかった。言う、言うから……」
やがて最後の抵抗も精魂尽きたように、真衣の身体からくったりと力が抜けた。
汗だくになりながら腰を緩める。半分振り返った彼女の流し目はそんな俺の姿を映し出すと、かすかに妖しげな笑みを浮かべた。
「そんなに必死になっちゃって。――大丈夫。亮太のおちんぽは、ハルキ君のよりずっと気持ちいいから。第一そうじゃなきゃ、今みたいな関係にもなってないでしょ?」
「……っ!」
不意にいつも通りの真衣の顔を見せられ、俺はふと我に返った。
一体いつの間に、こんなお遊びのロールプレイにのめり込んでいたのだろう。強制停止により混乱した脳味噌では、彼女の言葉を飲み込むのに多少時間がかかった。
それでもまるで魔法のように、この一瞬で主導権が入れ替わったのはわかる。追い詰めていたはずの相手が続けた囁きが、逆らえない天の声のように今ははっきりと耳に響いた。
「ね? だから、焦らすのも我慢するのも、これでおしまい。何度も寸止めされてトロトロになったおまんこ、好きに使っていいよ。バキバキに勃起した凶悪おちんぽで、私のこと滅茶苦茶に犯して?」
後から冷静に考えてみれば、真衣の方も決して余裕ある口ぶりではなかったはずだ。芝居に終止符は打ったものの、結局口走ったのは俺の問いに対する答えだったのだから。
なのに、このときの俺は彼女の手のひらの上で踊らされていた気分になった。
湧き上がったのは、言いようもないほどの羞恥心。シチュエーションプレイという状況を言い訳にして、彼女の本心を見透かそうとした下衆な自分への憤り。
しかし何よりも腹立たしかったのは、それを自覚しながら、動いたのが口ではなく身体だったことだ。俺は真衣の言葉で催眠にかかったように、衝動のまま腰を突き動かした。彼女を絶頂に追い込み、自分も精を吐き出そうと躍起になる。
「あんっ、んんっ、あっ、やぁっ……はぁ、これヤバっ……亮太のぶっといおちんぽ、さっきからずっと、おまんこの奥に突き刺さってる……っ」
俺の内心の葛藤さえも蕩かすように、真衣のよがり声は甘やかに耳朶を打つ。
「あっ、あっ、気持ちいぃっ……たくましいおちんぽで子宮揺らされて、溶ける……おまんこから、身体中が溶けちゃうよ……っ」
感極まったように身をすくめながらも、真衣は尻を突き上げる。それは無自覚な行為だったのかもしれないが、挿入がよりスムーズになって快感が増した。潤滑液の助けも借りて、にゅるん、にゅるんと肉棒が膣壁と絶え間なく摩擦する。
「気持ちいいのか? こうやって抑えつけられながら犯されて、本当に感じてるのかっ?」
しつこい油汚れのように一抹の不安が消えない。それを掻き消すために荒げた声で尋ねれば、さも当然といったように甲高い声が返ってくる。
「うん、最っ高……。亮太の大きな身体で組み伏せられるの……自分が性処理道具にされてるみたいで、すごく興奮する……っ」
「くっ……このドMめっ」
「あっ、ひぃっ……!? だめ……お尻、感じちゃう……っ」
手探りでコントローラーを見つけ出し、ほとんど八つ当たりのようにローターの出力を最大まで押し上げる。ペニスにさえはっきりと震えが感じられ出すと、真衣の膣洞はまたさらにきゅっと狭まり、絶頂へのカウントダウンを刻むように戦慄いた。
「ひぃっ、イクっ……大きいの来るっ……あんっ、くぅ、はあぁ……っ!」
「あぁ、真衣……俺もだ。俺も、イク……っ」
互いの差し迫った気配が手に取るように感じられる。あと幾度擦れ合えばそのときが訪れるのか、粘膜越しにもはっきりとわかるようだ。
俺は残った最後の時間で、真衣をもう一度抱き締め直した。彼女を硬い床から少しでも引き離してやれればと思っただけなのだが、差し込んだ腕をあちらからも握ってくれた。
たったそれだけのこと。それでもその事実が、たまらなく嬉しい。
「はぁ……りょう、たぁ……んっ、んんうぅ~~っ!」
子宮口に亀頭をねじ込むように腰を押しやると、真衣の手に一層の力が帯びた。
背中が反り上がり、腰を中心にして痙攣が始まる。その大波にさらわれ、俺の肉棒もまた爆発するような射精に至った。
「あっ……イクっ、おまんこイック……はぁ、ああぁ……っ!」
「うぅっ……俺も、出るっ……!」
度重なる我慢が効いたのだろう。限界まで張り詰めた下半身はドクンドクンと脈打ち、大粒の生殖液を鈴口から迸らせる。そのヒリつくような快感と言ったら、視界が一瞬真っ白になり、宙に投げ出されたような浮遊感さえ覚えるほどだった。
しかし、これでもまだ足りない。
俺の男としての本能はそう訴えるかのように、なお底の知れない貪欲さを発揮する。
「あぁ、ひぃんっ……ヤバ……おちんちん、射精しながらまだ動いて……っ」
きちんと避妊具を着用していることなど、頭ではわかっていた。
けれども、まるで子種を子宮口へと塗りたくるように腰が勝手に動く。
果たしてこれは、男らしいといえるのだろうか?
それとも、ただ未練がましいだけなのだろうか?
結局判然とはしなかったが、真衣の肉体はこんな生殖欲求剥き出しな俺にもしっかり応えてくれる。全身肉悦に震わせながらも、蕩けた柔襞で亀頭をちゅっと吸い立て、尿道に残ったザーメンまで気持ちよく吐き出させてくれたのだ。
「あぁ、すげぇ……真衣の中、ウネウネ動いて精液搾り取ってくる……っ」
ただたださざ波のように腰を揺らしながら、俺は極上の蜜壺を心ゆくまで堪能する。
それと同じように、彼女もまた胎内で跳ね狂う雄の欲望に溺れていた。表情こそ見えないが、「あっ……あっ……」と小さく嗚咽のような喘ぎを漏らすのが聞こえる。ようやく念願の高みに至り、そこから心地よく舞い降りてくるような余韻を味わっているのだろう。
灼けつくような興奮の波が静かに引いていく。
それとともに、己の身体にたまった疲労感が徐々に意識に昇ってきた。
それも当然だ。間もなく射精するというところで急に踏みとどまり、それから真衣を絶頂させないギリギリの線を攻め続けてきたのだから。
途中、何度もイキそうになった。それを気合で耐え抜き、最後にたまりにたまった衝動を一気に炸裂させた。その反動たるや、推して知るべしである。
そしてそれは、彼女の方も同感のようだ。
「はぁ~……寸止めイキ、すごく気持ち良かったけど、その分めっちゃ疲れたぁ」
大きなため息に疲れを滲ませつつ、ぐったりと脱力する。そんな彼女を身体の下に感じたとき、ふと自分が体重を預けすぎていることに思い至り、俺は慌てて身を起こした。
「んんっ……もう、急に抜かないでよぉ。余韻に浸ってたのに、びっくりするじゃん」
「わ、悪い。重いんじゃないかって思って」
「別にそんなことなかったけど……って、うわっ。何? これなんか垂れてない?」
ちょっと変わった趣向ではあったものの、行為後ののんべんだらりとした会話はいつも通り。しかし、その途中で真衣は言葉を切り、ぎょっとした顔でこちらを振り返る。
俺も何事かと思って視線を落とせば、その理由はすぐにわかった。
今しがたペニスを抜いたとき、どうやら不注意にも避妊具が外れたらしい。その口の部分だけが膣穴から飛び出し、逆流した白濁液が太ももの付け根を汚していた。
「ええと、さっき抜いたときにゴムが外れたみたいだ。精液が溢れてるけど、多分中では漏れてないな……うん、多分」
恐る恐るコンドームを抜き取り、真衣にも見えるように摘まみ上げる。実感としてはかなりの射精量だったはずだが、中身はほとんど残っていない。
「え〜、本当に~?」
口元に半分笑みを浮かべつつ、真衣が疑わしそうな表情で起き上がる。恥じらいもなく胡坐をかくように座ると、背中を丸めて自らの股間を覗き込んだ。
「……う~ん」
「どうだ?」
「正直わかんない」
「まあ、だよな」
さっきまで濃密に混じり合っていた交接部には、白く泡立った愛液がべっとりとまとわりついていた。それと精液の違いなんて、見た目ではっきりとわかるわけがない。あるいは膣内で漏れていたとして、混じり合っていれば判別不可能だろう。
「あ~……もしかして、今日危ない日だったり?」
妙に冷めてしまった頭であらゆる可能性を考えつつ、とりあえず聞いてみる。
「微妙な日かな。でも、あれだって安全日だから絶対大丈夫ってわけでもないから」
「……もしヤバかったら、病院だよな。ついていこうか?」
「ぷっ、真面目か。いいよ、そこまで心配しないで。奥の手もあるし」
セフレという爛れた関係を続けていれば、避妊の失敗なんて可能性は無きにしも非ずだ。
そう考えて、以前からある程度の覚悟はしていた。少なくとも真衣を置いて逃げるなんてことは論外だったし、いよいよとなったら責任を取る心づもりでもあった。
だが、そんな俺の真摯な気持ちなど露知らず、真衣は存外軽い調子で言う。
「ね、それよりもさ」
彼女はずいと身を乗り出すと、俺の目を至近距離で見上げた。
「亮太があんなにたっぷり焦らすから、私の身体、まだ火照って仕方ないんだけど。この責任、取ってくれるよね?」
その誘惑に俺はごくりと唾を飲み下し、気づけば真衣を抱き上げていた。
向かう先はベッド。今度は下手な小芝居なしで、純粋に制服姿の彼女を抱く。
「あっ、今度こそちゃんと避妊してね?」
「ああ、もちろん。わかってる」
そう言いながら俺は己の逸物を扱き上げ、コンドームを確実に装着した。
しかし、その脳裏には先ほど見た光景ばかりがリフレインする。
使用済みのゴムを咥え込んだ真衣の秘所。そこからドロリとした子種汁が滴り落ち、シミ一つない白肌を汚していく。それはまるで膣内射精した直後のようだった。
(もしも本当に、真衣と生でセックスできたら……)
膨らんでいく禁断の想像に比例するように、肉棒の硬度が増していくのがわかる。
それは真衣が股を開き、白いぬめりをまとった紅色を覗かせると最高潮を迎えた。
「……ほら、いいよ?」
淫蕩な微笑みに誘われ、俺は腰を進める。かきわけていく肉の感触に、それでもやはり薄皮一枚隔てた先の真味を思い描かずにはいられなかった。