エンゼル・フォールン ~少女たちは歪んだ教義の犠牲になる~ 作:水上些事
――まだ日も明けきらない、薄暗い早朝。
リズは眼前の光景に息を飲んだ。
合一神アルカンの神像が見下ろす広い部屋の片隅、ベッドの上でシアが無防備に両脚を広げている。
燐光を発しているかと見紛うほど白い肌の中央。本来そこにあるべき柔らかな少女のくぼみはなく、代わりに黒々とした"釘"の取っ手が、異様な存在感を放ちながらリズの眼前に突き出されている。
(うわっ、うわ、うわー…………ほ、ほんとに、本当に入ってる……)
事前にパメラから聞いてはいたものの、実際に目にするとその光景はあまりにも倒錯的で、リズは頬を紅潮させた。両肩に下げた金の三つ編みが動揺に揺れ、部屋の壁に光のうねりを作る。
シアが少し身じろぎをすると、それに合わせて張型の黒い取っ手がつんと上を向いた。器具の鍔が尻に張り付いているその先には、長さ十二センチの肉棒を模した長い塊が直腸の奥に入り込んでいる——その事実にリズはめまいを起こしそうになる。
ましてや場末の娼婦や売女ではない、清純を絵にかいたような少女の尻穴がそうなっているのだ。
(ほ、本当にこんなの……さ、さわって、抜いて……)
想像するだけで頬が火照る。
朗らかに笑う少女の、イメージが崩れる。
あのシアちゃんが、こんなこと……。
逡巡するリズの脳裏に、パメラの顔がよぎる。
こんな役目やっぱり引き受けなきゃよかった。
一時の現実逃避を望んだ思考が、昨日の夕方の出来事を瞼の裏にまざまざと想起させた。
◆ ◆
「……シアちゃんの"釘"を抜くのを、代わってほしい?」
リズの問いかけに、パメラは自身のベッドの端に腰かけたまま頷いた。
言葉少なに手を額に当て、床の一点を見つめたままぼうっと呆けているその様子は、明らかに普段の落ち着いた様子とは異なっている。
「ええ。昼過ぎから少し熱っぽくて……一晩寝れば治ると思うのだけど、念のためね」
窓から差し込む夕日を浴びている女の横顔が、気だるげに歪む。
枕元の台に置かれた陶器の鉢になみなみと張られた水が、赤い光をきらきらと照り返してリズの視線を奪った。その傍らで乱雑に畳まれたタオルが、彼女の不調を静かに物語っている。
「いや、そう言われても……"釘"って、その、えっと、アレなんでしょ」
「シアのお尻の中に夜通し入ったままの張型よ」
「いやっ、は、はっきり言わなくていいから!」
「言わなきゃ伝わらないでしょう……」
わたわたと慌てだすリズに、パメラがじとりと目を向けた。それとなく聞いた少女の実家の稼業の割りに
「そ、そもそも、あたしじゃなくて他の人に任せるんじゃダメなわけ?」
「『他の人に任せた』って話が、誰かの耳に入りかねないのが嫌なの。信頼できる娘に頼んでも、下手をしたら立場を振りかざした男が割って入ってくるとか、あるかも知れないし……それは何か、こう、イヤなの」
「気持ちは分かるけど。大体"釘"を抜くって言っても、そんな大がかりな話じゃないでしょ。明日には治りそうなら、結局自分でやればよくない?」
「…………やってみれば、分かるわ」
浅い息をつくパメラの弱々しい表情の中で、目の輝きだけがやけに座っている。
少女は思わず自らの両腕を軽く抱いた。単に実感の伴った言葉というだけでは済ませられない、どことない圧の強さを感じる。
「体調を崩してるときにあれは……駄目なの。リズ、貴方にしか頼めない」
何が何だか、とリズは思ったが、結局は引き受けることにした。
貴方だけと言われて気を良くしたのもあるし、目前の女の雰囲気に飲まれたのもある。
ほんの一瞬――"釘"が収められた少女がどんな風になっているのか知りたいという好奇心が、頭をもたげてしまったのも、ある。
「……ありがとう。明日の朝は違う人が来るってことは、シアに伝えておくから。それと……」
◆ ◆
――気を強く持ちなさい。感情に流されないように。
パメラからの説明中、何度も何度もしつこく念押しされた言葉。
おまけに「心配だから」と、口元はあてがわれた布で覆われている。
確かに少々うろたえはしたが、そこまで強く言われるほどかとリズは疑念を抱いた。
流されるも何も、粛々とやるべきことをやって引っ込むだけ。アイツも大げさな……そう鼻を鳴らしながら、リズは手順を頭に思い浮かべつつ事を進めることにした。
まずは、"杭"を腸内に固定して体の上に引っ張り上げているバンドの除去。
"杭"の基部の穴を経由して、シアの臍や尾てい骨あたりまで持ち上がっているバンド。その両端についたフックが腰のゴムベルトの穴に引っ掛かっているのを取り外す。
その際、ふと触れたシアの肌は驚くほど滑らかで、さぞ
そのまま基部の穴からバンドを引き抜くために、いったん"釘"をそっと握る。
「んっ、ぁ……♡」
(……!?)
――『明日来る人は口が利けない』ということにするから、貴方は絶対に一言も喋っては駄目。いいわね。
パメラから厳命を受けたのを忘れ、危うくリズは声を上げそうになった。
静かな部屋に響く一瞬の嬌声。
思わずシアの顔のほうに視線を向ける。組んだ両手が乗った胸。薄暗い中だと病的なまでに白く見える肌。
黒い眼帯をした顔面の下で、小さく開いた口がわずかに呼吸で開閉している。
(……き、気のせい、よね)
たった今聞こえたその声を、リズは空耳と判断した。
目の前の清楚な少女から、あんな艶のある声が出るわけない。
気のせい、気のせい……。
手の震えをなんとか抑え、空いた方の手でバンドを引いて基部の穴から抜き去りベッドに転がす。
次は腰のゴムベルトを外す……そこまで来て、リズの手が止まった。
――今握ってるこれ、手を放していいの?
固定具を外した"釘"を握ったままの片手。離した瞬間、いきなりにゅるんと出て行ってしまったりしないのだろうか。
そう冷静な思考が一瞬頭をよぎって――リズは、今の自分の状況を客観的に、俯瞰的に見てしまった。
"釘"。客観的には、女の体を慰めるために使う道具と変わらない代物。
その取っ手を、自分が握っている。
羨ましいくらいに細くてつやつやとしたお腹とへそ。
十二センチもあるらしい"釘"の胴体部は、今まさにその体内に埋没している。長く黒い肉棒の模造品が、腹の中をまっすぐ押し上げている様子を幻視する。
さながら、自分が今まさに道具で、シアの淫肛を割り開いているかのような光景――
(…………っ)
ごくん、と大きく唾を飲む音が響く。
違う、そんなつもりじゃない……とっさに手を放してしまった"釘"は、鍔の部分が尻肉から少し浮いただけで、それ以上は動くことなく止まった。
雰囲気に飲まれ始めたリズの目の前で、取っ手の部分がわずかに上下し始める。
体内でにゅるにゅると蠕動を始めた腸内。その動きに合わせて、今にも顔を出そうとしている大きな虫のように"釘"の先端がその身をくねくねと躍らせる。
(…………いや、いやいや、ダメダメダメ。冷静に、冷静に)
その光景から目を離せなくなっていた自分を戒め、リズは作業を急ぐことにした。
焦りのまま、パメラの言葉を思い出す。このままここに居続けたら、何か良くないことになる気がする。
――"釘"の取っ手の注入口から潤滑液を差し入れて、ピストンでゆっくり押し込んで。半分ほど入れたら、ゆっくり胴体を回して馴染ませながら抜く。
様子を見ながら、潤滑液を追加で入れて。くれぐれも優しくね。
(……これで、いいの?)
言われた通りに、ピストン部を大体半分ほどゆっくり押し込む。液は恐らく出ているはずだが、肝心の張型の胴体部が余さず腸内にあるために様子がよく分からない。
とりあえず、まずは軽く回してみることにする。動きが悪いようなら追加で注入すればいい。
シアの体を傷つけないように、リズは少しずつ手をひねる。
少しずつ、少しずつ。
――ず、にゅる、ん。
「やっ♡ あ、はぁ……」
「…………」
今度ははっきりとその声が耳に入ってしまい、リズは気まずい顔をした。
(聞こえない、聞こえない、聞こえない……)
そういう、女同士での交接というものがあるのは知っている。けど自分は違う。この子はただの友人で、これはただの手伝い……。
リズは自覚もなく頬を染めながら、頭を振って湧き上がる妄想を振り払った。
深呼吸して心臓の鼓動を抑え込み、改めて握った手を回していく。
「……ん、ふ……♡」
――にぢゅ、と腸液を混ぜる感触が伝わる。
親指一つと半分くらい捻ったところで、抵抗感に行き当たった。
無理をしたらいけない。いったん元の位置にまで戻す。
少しずつ慣らす。ちょっとずつ、柔らかくする。
……シアちゃんのアナルを、ほぐす。
「ひっ、ぅ、ん……♡」
「…………」
――ぬりゅ、ぬりゅ。
少し硬いところについたら、液を入れて、その近くをくちゅくちゅ行ったり来たり。
そのうちに、シアちゃんの吐く息が大きくなって、より奥まで回せるようになる。
なんだかお尻の中に薬を塗り込んでるみたいだ。
そう、これはシアちゃんの体のためなんだ。
あたしのやってることは正しいんだ。
だから何もおかしくない。あたしのやってることは、おかしくない。
「ひぁっ……あん、ぅ……♡」
「…………ふー、ふー……」
――もうこれ以上、手首が回らない。
仕方ないから、このまましばらく薬を塗り込もう。
シアちゃんのお尻が傷ついたりしたら、大変だからね。
ぐりゅ、ぐりゅ、ぐりゅ、ぐりゅ……。
ふふ。なんだか、昔のことを思い出すなあ。
ふざけて家のドアノブをがちゃがちゃって激しく回して、誰だったかに怒られた思い出。
今のこれ、あの感じに似てる。
ドアノブをめいいっぱい限界まで捻って、戻して。
捻って、戻して、捻って、戻して……。
――にゅるるる、ねち、にゅちちち……にゅるる、ずりゅるるる……。
「ひゃあっ……やんっ、あっ……あは、あぁぁぁぁ……♡」
「ふー、ふー、ふぅー、ふぅー……」
――リズは、自身の呼吸が速くなり始めていることに気づいていない。
意識を溶かす、シアの上擦った声。
手を止めたくなくなってしまう、柔らかい腸壁をこねまわす感触。
思考を麻痺させる、甘い香り。
それは前に、シアの部屋から漂っていたものに似ているようにリズは感じた。
でも、あれとは大分違う。まるで
リズは口から大きく、その空気を取り込んだ。
なんとなく幸せな気分になってくる。
目の前で、シアが下腹部を震わせ、快楽を享受している。
それを見ながら息を吸うと、もっともっと幸せな気分になる。
"釘"が、自分の手足になったかのような感覚に陥る。
(…………あ)
ふと、リズの意識は過去に飛んだ。
眼前の光景が、かつての実家の稼業の記憶を思い起こさせた。
ほの暗い廊下、誰もいない使用後の部屋。そこにべっとりと残された男女の汚濁。
清掃の合間や廊下の行き来の際、嫌でも耳にする様々な嬌声。
末子だからといって貴族なのに……そんな雑用の日々に鬱屈していた日々。
だからこそ、油断していた。
所定の時間を過ぎていたから、とっくに空き部屋だと思っていた部屋をうかつに開け、直接目の当たりにしてしまったセックスの場面。
組み敷かれて足を広げた女。
その上からのしかかって、腰を前後させる男。
思考が麻痺したリズの耳には、肉棒が激しく女の膣奥をかきまぜ、愛液がまき散らされる音が響いていた。
子女としての基本教育すら修了していない頃の少女にとって、それはあまりにも鮮烈な光景だった。
――ぐちゃ、ぐちゅぐちゅっ! ぱんっ、ぱんぱんぱんぱんっ!!
男の尻が、女の股にくっつく。
男が腰を引くと、白い液体に塗れた大きな棒が、にゅるるる……と抜ける。
また、くっつく。
抜ける。
くっつく。
抜ける。
溶ける様な切ない女の声。
豚のような激しい男の声。
スローモーションのように飛び散る液体。
高くて、気持ちよさそうな、女の声……。
「ひゃっ♡!! あっ、あっ、あ"っっ♡!!?」
気づくとリズは、"釘"を一気に半分以上も引き抜いていた。
ずにゅるるる……と、幼い
同時に飛散した生々しい肉の臭気が、脳を痺れさせる香りと混じり合い、万人を一息で発情させる淫靡な空間を作り出す。
それを間近で浴びたリズの顔が見る見るうちにのぼせ上り、両目がとろんと熱に浮かされたように潤んだ。
(ああ……そっか。欲しかったんだね、シアちゃん……)
こんなにいやらしい声を出して。
ぜんぜん抵抗もしないで。
もっと欲しいってことなんでしょう?
あの時の、女の人みたいに。
――ぬ、じゅ、にゅるるるるるる……!
「あ"んっ!? あっ、なっ、なんでっ♡!? また、はいってっっ♡♡!?」
ずぷん……と唾の部分が尻に接地する。
再度収まったそれを、間髪入れずに先端近くまで引き抜く。
――ぶちゅ、にゅるるるる……
「ひっ、あっ!!? なにっ、なにこれ、なにっ♡!?」
また、根元まで、入れる。
「やあぁぁぁっっっ♡♡!!? やだっ、なんで出たり、入ったりぃっ♡♡!?」
――ちゅぼっ、ちゅぼっ、ちゅぼちゅぼちゅぼちゅぼっ……!
手が勝手に動く。
セックスの模倣。
男と女の営みの、模倣。
それをまだ知らないシアの体が、未知の快感に跳ねている。
知らないうちから、シアの体が、都合のいいものに作り変えられていく。
忘我した表情のリズは、鼻から血を滴らせながら目の前の行為に没頭していた。
神の眼下で、神の意志のまま、操り人形のように体を動かす。
シアだけでなく自身の股からも、大量の愛液を滴らせながら。
出す。入れる。
出す。入れる。出す。入れる。
出す。入れる。出す。入れる。出す。入れる――
「だめ"っ♡!! やめてくださいっ、からだっ、へんなんです、おかしくてっっ♡♡!!」
シアの声のオクターブが上がる。
いいんだよ。おかしくなっていいんだよ。
それが普通だよ。
正しいんだよ。
ほら、だから、これで、
気持ちよくなれ。
――じゅぽっじゅぽっ、じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽっっ!!!
「やあ"ぁぁっっ♡!! だめっ、あ"っ、あっ、あ"っっっっ♡♡♡!!!」
――にゅるるるるるる、じゅぽんっ!
勢いよく"釘"を抜いた衝撃で、シアがびくんと大きく下半身を浮かした。
絶頂の痙攣で尻が跳ねて、ベッドの木板が激しくきしむ。電撃のように全身に走った快楽を逃がすため、体をぴんと限界までのけぞらせる。
太いものを抜かれたばかりのアナルをぽっかりと広げ、薄い体をへこへこと揺らすその様子には、聖女としての威厳や尊厳はかけらもない。
純粋な体の反応。
あるべき人間の姿。
淫らな、本質。
「……ふー、ふー、ふぅー、ふぅー…………」
その吐息は、体を投げ出して弛緩したシアのものでもあり、リズのものでもある。
ぽたぽたと鼻血を床に落としながら、未だ熱を発する"釘"を凝視している。
目の前には、シアの体。
少女の股間。
聖女の、アナル。
(まだ、まだ、まだ、まだ……)
取っ手を握り直す。
先端をゆっくり、肛門に近づける。
まだ、終わらない。
これから、これから、これから、これから……。
――突然、リズは背後から伸びてきた腕に肩を強く引かれた。抵抗もできず、勢いのまま尻もちをつく。
振り返った先にはパメラの顔があった。口元を布で何重にも分厚く覆った状態で、リズの鼓膜を刺すように小さい声で耳打ちする。
「私の部屋に行っていなさい」
だが、肉欲の熱に満たされたリズの脳はその言葉をすぐに理解できない。
鼻血を滲ませ、焦点の合わない虚ろな目をしたその顔に、やむなくパメラは平手を軽く打ち付けた。
「私の部屋に行きなさい! 早く!」
声量こそ抑えているものの、焦燥感に満ちた再度の言葉でようやくリズの体が緩慢に動いた。
自分の意志というよりは命令に従うがまま、墓から這い上がった死者のようにふらふらと立ち上がり、扉を開けて出て行く。
そう遠くない道のりを何度も蛇行しながら、やっとの思いでパメラの居室に入ったリズが地面に膝をついたとき、熱い粘液がぴちゃりと床に跳ねた。
その膣から滲みだした大量の分泌液は、股間周辺や内腿を通り越して膝下までをも濡れ光らせている。
リズは、自分の股間をじいっと見つめていた。
今、自身の体に起こっていることを、ぼやける頭で噛み締めていた。
シアが快感にあえぐ声が、脳内に反響する。
自分の手の中でうねっていた"釘"の感触が、鮮明に蘇る。
……気持ちよさそうだったな、シアちゃん。
そのせいで、あたしも今、こんなふうになっちゃった。
じゃあ。
あたしも同じこと、しなきゃ。
――くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ、くちゅ……。
「あ、ん"っ♡ すごっ、すごぃ、すごい"ぃっ♡♡」
頭の中で、ぱちぱちと音がする。
体のどこを触っても火花が弾けて、目の前がまっしろになる。
あそこを指で擦るだけで、しあわせな気持ちが溢れて止まらなくなる。
いやらしい音が、自分の体から鳴っている。
胸を触るのって、今まで気持ちいいとは全然思わなかった。
ただお母様に似て大きく育っただけの、男の目を引くだけだった塊。
……柔らかい。
普段は絶対しないくらい強く下から、正面から……誰かに乱暴に揉まれる想像をしながら触れると、体の奥がどんどん熱くなる。
勢いのままに乳首をつねると、変な声が出る。
一緒にクリトリスをつまむと、体が跳ねる。
この世にこんな気持ちいいことがあったなんて。
もっと早く知ればよかった。
もっと早くすればよかった。
――にち、くちゅ、くちゅくちゅくちゅぐちゅぐちゅっ!!
「あ”っは……♡ きもちいい、きもちい"ぃ、きもちい"い"、ぎもぢいぃっっ♡♡」
口に出すと、もっと気持ちよくなる気がする。
シアちゃんといっしょだ。
余計なことなんて考えずに、思ったことを声に出す。
それだけ。
それだけで、しあわせになれる。
きもちいい。
きもちいい。
きもちいい。
さっきの"釘"、持ってくるのを忘れた。
あれがあったら、もっときもちよさそうだな。
あたしは別に大事な体じゃないから、処女なんて無くたっていい。
お尻だけなんて、可哀そうなシアちゃん。
あたしは別に、どっちでもいい。
あれがほしい。
長いものがほしい。
入れるものがほしい。
ほしい、ほしい、ほしい――
パメラが部屋に戻ってくるまでのわずかな時間で、リズは三度も絶頂した。
三つ編みを振り乱し、全身を震わせて痙攣しても手を止めず……
戻ってきた女に肩を掴まれて大声を出されても自慰の手を止めず、再度頬を強く張られても止めず……強引に羽交い絞めにされて、その狂乱はようやく終わった。