※この作品はR-18です。

精神を病んで無職になった30代男が、ある日貞操逆転して爆乳爆尻美女とエロい目に遭うお話   作:じしんえる

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第11話

「これなら子作りにも問題ないし、女性から安心されるわ。ただ、気になる点もあるわね……」

 

 先生が少し眉をひそめた。もの思う表情も美人は絵になるなあ……じゃねーよ。

 

 褒められていい気分になったのもつかの間。医者の言う「気になる」ほど、人を怯えさせる言葉もない。

 

「幸福ホルモンが、明らかに少ないのよ。ちゃんとセックスしてる?」

 

 俺は固まってしまう。

 

 "ちゃんと"ってなんだよ!そんなしてねーのがおかしいみたいな言い方!とプンスカしかけたが、貞操逆転しているんだった。この世界では、複数人の女とセックスしているのが普通なんだ。

 

「あ、そういえば問診票に書いてたわね。膣内射精の回数がゼロって。何か事情があるのかしら?同性の方が好きとか」

 

「いえ女性が好きです」

 

 食い気味に返答してしまった。あらぬ疑いをかけられるのは嫌だ。

 

「あら、そうなの。それじゃ、どうして?」

 

 ガンガンプライベートに踏み込んでくるなあ。美女相手だから、受け入れちゃうけどさ。これが会社の上司だったら、即刻ハラスメント窓口行きだ。

 

 ともかく、自分がモテないという自白をしなければならない。しかも異性相手に。なんて心苦しいんだろう。

 

「あの、まあ。モテないし、彼女もいないんです」

 

 そう言うと、先生はギョッとした。

 

「嘘!?若くて逞しいのに?彼女がいないの?これまではどうだったの?異性が好きなのに?」

 

 彼女から矢継ぎ早に質問がぶつけられる。まあ、純粋な疑問なんだろう。この世界じゃあり得ないことだろうし。

 

 こより先生に悪気はなく、素直に驚いている。それが傷つくのだけど。

 

「……まあ、はい。モテなかったんで、彼女はいません。告白するような度胸もないです。傷つくのも、嫌だったんで……」

 

 素直に回答する。こんなことばっかり素直に言えてもなあ。口にしてて空しい。さっきからずっと、先生は信じられないものを見たような顔をしている。

 

 こちらに先生が寄ってきた。手を握ってくる。急だったのでドキリとする。

 

「大丈夫よ。そんなに卑下しないで。性習慣は健康に欠かせないものよ。支援も受けられるから、安心して」

 

 熱意のこもった眼差しで、心優しく言葉にしてくれた。

 

 一度セックスした相手とはいえ。こうも踏み込まれて、真正面から説得されると心が騒いでしまう。

 

「一番早く支援を受けるなら、うちの担当職員を紹介するのがいいわね。さっきのタブレットに出てる、看護師や医師になるのだけど」

 

 デスクの上に置かれていたタブレットを、彼女は手に取った。画面を何度か触り、こちらに差し出してきた。さっき待合室で入力した、健診担当者を選ぶ画面だ。裸の女たち。

 

「この中の女性と、定期的にセックスすることになるわ。勿論、好みの人がいなかったら別の支援策があるから。大丈夫よ」

 

 定期的にセックス!?ご褒美じゃないかよ。さっきも思ったけど、こんな美人ぞろいで選び放題?もう元の世界の感覚に戻れないな。

 

「あの」

 

 おずおずと先生に話しかける。

 

「何?」

 

「先生に、お願いしたいんですが」

 

 こんなに嬉しいことはない。宇宙戦争を生き延びた少年兵じゃないけど。さっき選んだ時点で、好みどストライクだったんだから。先生とセックスできるなんて、最高だろ。

 

 先生はパッと顔を明るくした。

 

「え!珍しいわね~。私みたいなおばさんでいいの?」

 

「先生だから、お願いしたいです」

 

 心に正直になっているものだから、言葉もスラスラと出てくる。普段から、こんなに悩まないで喋れたらなあ。

 

 先生の顔には笑みがこぼれていた。

 

「嬉しいわ~。健診で私を選んでくれるなんて、最近の子にしては珍しいと思ってたのよ。じゃあ、私を担当に性習慣対策の申請しておくから。あなたにも記入してもらうものがあるから、少し時間頂戴ね」

 

 機嫌よさそうだ。

 

 「最近の子」って、俺って子と呼べる年齢かなあ。でもこより先生の年齢を考えたら……って、流石に失礼か。とにかく、俺の行動で喜んでもらえて、俺も嬉しい。

 

 でも、この支援ってつまりどういうことなんだろ?定期的にセックスできるのは最高なんだけど。

 

 先生は看護師と二言三言話し合った。そのあと、また看護師さんが部屋を出ていく。

 

 モニタに向き直って、画面上で色々と先生は操作をした。再度こちらに向き、俺の手元のタブレットを指してきた。

 

 見直すと、画面が更新されていた。文章がいくつかと、それに付随して記入欄が用意されていた。

 

「いくつか質問があるから、回答してね。最後に署名してくれたら完了よ」

 

 先生が説明してくれた。

 

 ああ、電子文書になってるのか。じゃあ早速とばかりに文を読んでみる。

 

 最初にこの支援制度の説明がつらつらと書かれていた。大まかには、

 

・支援施設が派遣する、担当員との定期的なセックスを受けられる。

・男性の性習慣改善をし、生活の質を向上させる目的。

・被支援者は施設職員から希望の人物を選び、その人とセックスする。

・膣内射精が原則。

・担当者が妊娠した場合、子供の認知は自由。

 

 という内容。エロ漫画かな?こんな内容がお堅い文面で書かれているんだからビックリだよ。

 

 続いて質問欄に目を向ける。

 

『担当者はこの人物で良いか』

 

 隣にこより先生の顔写真が載っていた。勿論OKだ。

 

 次の質問。

 

『週に何回のセックスを希望するか(※契約後に変更可能です)』

 

 ええっ、何回!?いやまあそりゃそうか。一度で終わり、じゃ習慣づかないし。

 

 ただ、週に何回ぐらいが丁度いいんだろう?彼女いない歴=年齢だから、全くイメージが湧かない。そりゃあこんな美女と愛し合えるなら、毎日でもお願いしたい。

 

 でもそれは早計だろう。三十歳を迎えた今の自分に、そんな体力はない。自慰は毎日するけど、セックスはまた別だなんていうことくらいわかる。

 

 変更可能とはいえ、どれくらいが適しているのか分からない。ここは変に冒険せず、刻んでいこう。週1~2回で。

 

 

 

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