精神を病んで無職になった30代男が、ある日貞操逆転して爆乳爆尻美女とエロい目に遭うお話 作:じしんえる
「これなら子作りにも問題ないし、女性から安心されるわ。ただ、気になる点もあるわね……」
先生が少し眉をひそめた。もの思う表情も美人は絵になるなあ……じゃねーよ。
褒められていい気分になったのもつかの間。医者の言う「気になる」ほど、人を怯えさせる言葉もない。
「幸福ホルモンが、明らかに少ないのよ。ちゃんとセックスしてる?」
俺は固まってしまう。
"ちゃんと"ってなんだよ!そんなしてねーのがおかしいみたいな言い方!とプンスカしかけたが、貞操逆転しているんだった。この世界では、複数人の女とセックスしているのが普通なんだ。
「あ、そういえば問診票に書いてたわね。膣内射精の回数がゼロって。何か事情があるのかしら?同性の方が好きとか」
「いえ女性が好きです」
食い気味に返答してしまった。あらぬ疑いをかけられるのは嫌だ。
「あら、そうなの。それじゃ、どうして?」
ガンガンプライベートに踏み込んでくるなあ。美女相手だから、受け入れちゃうけどさ。これが会社の上司だったら、即刻ハラスメント窓口行きだ。
ともかく、自分がモテないという自白をしなければならない。しかも異性相手に。なんて心苦しいんだろう。
「あの、まあ。モテないし、彼女もいないんです」
そう言うと、先生はギョッとした。
「嘘!?若くて逞しいのに?彼女がいないの?これまではどうだったの?異性が好きなのに?」
彼女から矢継ぎ早に質問がぶつけられる。まあ、純粋な疑問なんだろう。この世界じゃあり得ないことだろうし。
こより先生に悪気はなく、素直に驚いている。それが傷つくのだけど。
「……まあ、はい。モテなかったんで、彼女はいません。告白するような度胸もないです。傷つくのも、嫌だったんで……」
素直に回答する。こんなことばっかり素直に言えてもなあ。口にしてて空しい。さっきからずっと、先生は信じられないものを見たような顔をしている。
こちらに先生が寄ってきた。手を握ってくる。急だったのでドキリとする。
「大丈夫よ。そんなに卑下しないで。性習慣は健康に欠かせないものよ。支援も受けられるから、安心して」
熱意のこもった眼差しで、心優しく言葉にしてくれた。
一度セックスした相手とはいえ。こうも踏み込まれて、真正面から説得されると心が騒いでしまう。
「一番早く支援を受けるなら、うちの担当職員を紹介するのがいいわね。さっきのタブレットに出てる、看護師や医師になるのだけど」
デスクの上に置かれていたタブレットを、彼女は手に取った。画面を何度か触り、こちらに差し出してきた。さっき待合室で入力した、健診担当者を選ぶ画面だ。裸の女たち。
「この中の女性と、定期的にセックスすることになるわ。勿論、好みの人がいなかったら別の支援策があるから。大丈夫よ」
定期的にセックス!?ご褒美じゃないかよ。さっきも思ったけど、こんな美人ぞろいで選び放題?もう元の世界の感覚に戻れないな。
「あの」
おずおずと先生に話しかける。
「何?」
「先生に、お願いしたいんですが」
こんなに嬉しいことはない。宇宙戦争を生き延びた少年兵じゃないけど。さっき選んだ時点で、好みどストライクだったんだから。先生とセックスできるなんて、最高だろ。
先生はパッと顔を明るくした。
「え!珍しいわね~。私みたいなおばさんでいいの?」
「先生だから、お願いしたいです」
心に正直になっているものだから、言葉もスラスラと出てくる。普段から、こんなに悩まないで喋れたらなあ。
先生の顔には笑みがこぼれていた。
「嬉しいわ~。健診で私を選んでくれるなんて、最近の子にしては珍しいと思ってたのよ。じゃあ、私を担当に性習慣対策の申請しておくから。あなたにも記入してもらうものがあるから、少し時間頂戴ね」
機嫌よさそうだ。
「最近の子」って、俺って子と呼べる年齢かなあ。でもこより先生の年齢を考えたら……って、流石に失礼か。とにかく、俺の行動で喜んでもらえて、俺も嬉しい。
でも、この支援ってつまりどういうことなんだろ?定期的にセックスできるのは最高なんだけど。
先生は看護師と二言三言話し合った。そのあと、また看護師さんが部屋を出ていく。
モニタに向き直って、画面上で色々と先生は操作をした。再度こちらに向き、俺の手元のタブレットを指してきた。
見直すと、画面が更新されていた。文章がいくつかと、それに付随して記入欄が用意されていた。
「いくつか質問があるから、回答してね。最後に署名してくれたら完了よ」
先生が説明してくれた。
ああ、電子文書になってるのか。じゃあ早速とばかりに文を読んでみる。
最初にこの支援制度の説明がつらつらと書かれていた。大まかには、
・支援施設が派遣する、担当員との定期的なセックスを受けられる。
・男性の性習慣改善をし、生活の質を向上させる目的。
・被支援者は施設職員から希望の人物を選び、その人とセックスする。
・膣内射精が原則。
・担当者が妊娠した場合、子供の認知は自由。
という内容。エロ漫画かな?こんな内容がお堅い文面で書かれているんだからビックリだよ。
続いて質問欄に目を向ける。
『担当者はこの人物で良いか』
隣にこより先生の顔写真が載っていた。勿論OKだ。
次の質問。
『週に何回のセックスを希望するか(※契約後に変更可能です)』
ええっ、何回!?いやまあそりゃそうか。一度で終わり、じゃ習慣づかないし。
ただ、週に何回ぐらいが丁度いいんだろう?彼女いない歴=年齢だから、全くイメージが湧かない。そりゃあこんな美女と愛し合えるなら、毎日でもお願いしたい。
でもそれは早計だろう。三十歳を迎えた今の自分に、そんな体力はない。自慰は毎日するけど、セックスはまた別だなんていうことくらいわかる。
変更可能とはいえ、どれくらいが適しているのか分からない。ここは変に冒険せず、刻んでいこう。週1~2回で。