精神を病んで無職になった30代男が、ある日貞操逆転して爆乳爆尻美女とエロい目に遭うお話 作:じしんえる
それからしばらくして、私は目覚めました。彼は横でずっと私に寄り添ってくれていました。ベッドが激しく乱れていたこと、びしょ濡れになっていたことから、私は彼に面倒をかけてしまったことを察しました。私はできる限りの謝罪をしました。彼は寛容にも、私の醜態を受け入れてくれました。
簡単な清掃を終えて、私は今回の面談を終えることにしました。
「本当になんて言えばいいか……。でもこれだけは言わせて。本当に気持ちよかった。こんなに感じたのは初めて」
と、素直な気持ちを彼に伝えました。
「先生がこんなに感じてくれて、自分も嬉しい」
と彼は言ってくれました。
最後に、これまでの慣習となっていたキスをして、解散しました。とは言ってもあっさりしたものでなく、今回は彼の口に舌を入れ、これまで以上に丁寧なキスをしました。私の個人的感情を入れ込んだのです。私の方にも大きな変化があったのが、彼との治療の間で起きた大きな出来事でした。
私はそれからというもの、これまで以上に彼のことを意識することが増えました。仕事中も、『彼の面談日が早く来て欲しい』と常々願っていました。彼に会いたくて逢いたくて仕方がありませんでした。自宅で彼のことを想って、自分を慰めることが増えました。自分の中を、彼の元気な精子が泳いでくれている。この事実が、どこまでも私を悦ばせたのです。早く、彼の新しくて元気な精子が欲しい。そう、望んでいました。
◆
再度カウンセリングする日が来ました。私はいつも以上に身だしなみを整えました。胸も高鳴っていました。早く彼と会いたい、その一心でした。その日は他の仕事を入れず、彼との面談に集中できるように準備しました。
診察室のドアがノックされ、心身ともに期待するのを感じました。
「どうぞ」
私は努めて普段通りを装い、入室を促しました。
いつものように、Sさんが挨拶と共に現れました。明るい顔です。『彼も私と会えて喜んでいる』。勝手な思い込みだと思います。ただ、どうしてもそう感じてしまうのでした。
「先生、この間はありがとうございました」
席に座るなり、彼は嬉しそうに話しました。彼も前回の膣内射精法を、好意的に受け止めてくれていました。
「ふふ。『先生』だなんて止めてよ。もっと気軽にしゃべっていいから」
そう私は促しました。治療の一環とはいえ、私達は肉体的な親交を深めた仲です。心の壁が取り払われ、気楽に話し合えれば、治療面でより良い効果が期待できます。ただ個人的に、彼のことが相当特別な人になっていました。できれば、もっと個人的な関わりを持ちたい、と欲が出ていました。
彼はまだ抵抗があるようでした。そのため、もう少し工夫をすることにしました。
「安心して。あなたの精子が子宮で泳いでる女なのよ。そんな女が、怖いことすると思う?」
と言い、彼の目を見つめて微笑みました。彼は恥ずかしそうな表情をしましたが、次第に気持ちが緩んだようでした。
「うん、そうだな……。それじゃ理紗。前回は本当にありがとう。すっごく気持ちよかった」
と、柔らかい雰囲気で面談を始めることができました。彼の心の壁は取り払われたようで、よく話しかけてくれるようになりました。元々、お喋り好きな方だったということが分かります。彼の本当の姿を見せてくれるようになったのです。この事実は、私を感激させました。
さらに、彼が少し照れくさそうに打ち明けてくれました。
「理紗、実は……。理紗とセックスしたことさ。K(医師)にも、伝えたんだよ」
私は非常に驚き、同時に、嬉しく思いました。あれだけ一夫一婦制にこだわり、複数人の女性とセックスすることに抵抗感を持っていた彼。そんな彼が、自分のパートナーに私とのセックスを話せたのです。相当な試練だったはずで、これは大きな成長でした。以前の彼なら、私とセックスしたことをひた隠しにしたがるはずでした。とても緊張し、勇気のいる行動だったでしょう。
「そうなの、勇気ある行動ね。Kさんの反応はどうだった?」
正直、キスしたいくらいには褒め称えたい気分でした。ですが、大げさな反応は相手を冷めさせ、逆効果になりやすいものです。努めて冷静に受け止め、結果を確認しました。
「やっぱりというか、とても喜んでくれたよ。Kも、俺が一人の女性にこだわることを気にしていたから」
私はとても安心しました。Kの人柄はある程度知っていたので、恐らくそのような反応をするだろうと予想してはいました。ですが、最も大事なのは打ち明けた彼の気持ち。Kが好意的な反応を見せたことに、心の底から安堵していたようでした。
報告したときの彼は、恐らく子供のように怯える心を持っていたはずです。今まで、自分が信じてきたルールを変えること。それは禁忌を犯すかと言えるほどの、強い恐怖を生んだはずです。だからこそ、それが認められた時の安心感は大きなものになります。
「言った後、物凄く安心した。Kがすっごく喜んでくれたから。以前の自分は、浮気……そんなのありえないって思ってたし」
そう言って、彼は安堵のため息をつきました。
自分の認知は、変えられる。そう言葉で言うことは簡単ですが、実際に取り組むとかなりの難事です。誰だって変化は怖いものですし、挑戦も嫌なものです。だからこそ、この大きな壁を乗り越えた彼は、力強く見えました。
「頑張ったわね」
私は彼を抱きしめました。こういった触れ合うスキンシップは、信頼関係を強くする良い手段です。肉体関係を結んでからも効果的です。膣内射精法も終えて、これだけ距離が縮まった今では尚更です。こういった打算的なことも見込んではいますが、この時点で彼に女として好意を持っていました。そのため、一石二鳥の行動ですね。
また、彼は私にキスしてきました。
「ああ、嬉しい。理紗とのキス」
そう言ってくれました。私も同感でした。
「たくさんの女性と交わる。いけないことだと思っていたけど、こんなに素晴らしいことだなんて。もっと早く知りたかった」
そう彼は照れ笑いしました。
彼はこれからもっと良くなるでしょう。それほどの回復ぶりを私に見せてくれました。
今回は特殊な患者の例でしたが、いかがでしたでしょうか。心理士の皆さんも、日々の治療を通じて学ぶことばかりだと思います。大事なのは、月並みな言葉ではありますが、患者一人ひとりに寄り添うこと。患者の抱えている問題の理解と、それに応じた丁寧なケア。それに尽きるのではないか、と常々感じています。
この事例が皆さんの役に立つことがあれば、と願っています。