※この作品はR-18です。

カバスの館 小さきゼクノヴァのもたらす揺らぎ   作:時田士郎

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インド亜大陸のとある大都市の郊外に位置するその娼館は男達の欲望が空中から滴り落ちそうな程に濃く闇に溶け込んでいる。宵闇の中でライトアップする事で豪華絢爛たるその姿を誇示するカバスの館に、一台のエレカが音もなく近づいていた。

娼婦達は窓に鈴なりになって今夜の特別な客の姿を盗み見ようとした。そして少しあどけなさが残る少年がエレカから降りたのをみて黄色い声援を上げる。

“今日は当たりだ”

カバスの館は言うまでもなくジオンの軍人或いは地球連邦軍の軍人や政府高官が常連である。しかしそのようなお大尽の中には、自分より自分の子供に大人として修練させようと考える者も多い。それは単に子供思いだからとは限らない。自身と同じ悪徳に子を馴染ませる。そうやって最良の後継者を得ようとしているのだ。

娼婦達にとっても、清潔感のある少年は好ましい相手となる。汚れた大人達のような無茶はしないし、簡単に手玉に取れる。独特の難しさはあるが、だれを相手にしても苦労は変わらない。それならば可愛らしく自分色に染め上げられる少年は、人気が高くなるというものであった。

応接室に通された少年の前に、手揉みをしながら支配人が姿を現す。少年は戸惑いながらも、声を発した。

「あの、父からは“男にしてもらえ”と言われてここに来ました。」

「はい、伺っております。」

支配人はニヤついた笑顔を浮かべる。

「嬢達には今支度をさせております。貴方様が、ご自身で今夜を共に過ごされる花を選ばれると良いでしょう。」

2階へと上がる階段。その前は大広間になっている。玄関からは衝立で区切られたその空間に、娼婦達が並ぶ。金髪、黒髪、赤髪、濃い藍色の髪に白に近い銀に染め上げられたような髪。容姿も年齢も様々な女性達の中で、少年はお目当ての存在を見つけ出した。

父が贔屓にしている褐色の肌の美女。ほっそりとした少女の面影を残す肢体は、年下の少年から見ても好ましいものだった。自分に微笑みかける金髪の女性にも少し心を惹かれつつも、少年はララァ・スンを選んだ。

「私を選んでくださって嬉しいわ、恋人さん。」

ララァが内心に秘めた暗さを微塵も窺わせずに、今日のお相手にそう告げる。彼女の待ち人は今日も来ない。この少年は髪色からして、ララァの待ち人とは異なる。それでも、とララァは考える。今日の商売は普段よりはずっとやり易いだろう。それは娼婦という境遇に落とされたララァにとっては、十分な当たりの日である事を意味していた。


ララァ・スン(初めての少年を手ほどき)

【騎乗位】

 

ララァが先達して、少年を部屋に導き入れた。小机の上に置いたローションの瓶を見て“今日は必要ないかも”そんな事を考えてから、ララァは少年の手を取る。あれは望まぬ相手を受け入れる際に必要なものだ。初々しい今日の少年が相手なら、多分使用しなくても済む。

 

「恋人さん、それでは始めましょうか。」

 

それまで沈黙していた少年が、ララァの誘いに少し吃りながら口を開く。

 

「あの。ぼ、僕はこういう事は初めてで。」

 

「大丈夫、全て私に委ねてください。…私が貴方の初めてを優しく導いてあげるわ。」

 

少年が息を呑み見つめる前で、ララァは薄衣を脱ぎ捨てた。どの道この服は透けていて、つけている下着の色まで客に分かるような代物だ。そして少年の前に見せつけるように濃い紫色の上下の下着を取り外す。

 

「どうかしら?」

 

少年の反応を確かめるように、声をかける。少年の目は彼女の裸身に釘付けになっていた。彼女の大きく見開かれた瞳を見返して手は、その目が忙しなく動いてララァの胸や股間を盗み見ている。自らの身体に示した少年の欲情を秘めた反応をララァは見逃さなかった。

 

「ね、触ってみて」

 

ララァは少年の手を取ると、優しく自分の胸に導いた。少年の柔らかな手を包む、より小さく水仕事の為に少しカサついたララァの手の感触。彼女の手に促されるまま、少年はララァの胸に手を這わせる。

 

「ね。私の胸も、ドキドキしているでしょう?」

 

そう言ってララァは自らの唇を少年の口に合わせる。甘い吐息が少年の唇に触れ、それからその中に舌を滑り込ませる。そしてララァは少年のズボンの上から、ほっそりとした彼の腰に手を回した。細身の体は、ララァに負けないほどにスリムで細い。彼の身体をしっかりと握り固定すると、舌を入れられて目を白黒とさせている少年の反応を楽しむ。

 

「うふふ、キスも初めてだったかしら?」

 

唇を離すと、二人の間を唾液が伝う。それは恋人同士が気持ちを確かめ合うような甘いキスではない。気持ちを乗せる甘いキスを、カバスの館で披露する気はない。ララァが少年に披露したのはより重い性愛のキスだ。互いの身体を弄り合う欲望に塗れ、相手をその気にさせて精力を搾り取る為の口による攻撃だった。

 

キスをしながら少年のシャツを脱がせる。息継ぎの合間に、下着のシャツも脱ぎ捨てさせる。上半身はすっかり裸だ。

 

ズボン越しに、少年の男性器が痛いほど勃起している様子が伝わってくる。男性器のサイズはまあまあというところだ。大きすぎず、けれど小さすぎはしない。この年頃の少年にしては立派だが、成人男性の何割かが誇示するような凶器ではない。お互いが楽しむのに、ちょうど良い手頃さであるとララァには思えた。何より素敵なのは、ララァを思い膨らんだその熱さと硬さだ。

 

裸身のララァが少年をベッドに押し倒す。ドギマギして自分を見つめる少年の瞳を見つめ返しながら、ララァは少年からズボンを取り除いた。

 

「うふふふ、大きい。」

 

下着越しに感じる少年の男性器は、へそにつきそうなほど反り返った状態だった。少年の欲望は、もうパンツの中に収まりきらない。ララァはしなやかな手つきで、少年の逸物を下着の中かから解放した。そして焦らすような手つきで、両足から靴下も取り除く。裸身のララァの前で、少年もまた一糸纏わぬ姿となった。

 

「立派ね。」

 

ララァは少年の男性器を両手で握る。そして躊躇せずに唇をそっと寄せた。先走りに濡れたその先端を好ましく感じる。ほとんど皮をかぶった先端に舌を這わせ、そっと口と手で皮を剥きにかかる。過敏な少年の男性器を気遣いながら、目と舌で状態を確認する。鋭敏すぎると挿入の前に暴発してしまう事があるが、彼は大丈夫そうだった。欲情と共に彼の中の理性が、強すぎる刺激にブレーキを加えているのだ。それはこの先に待つ本物のご馳走への期待の表れでもある。

 

「準備は、できている様ね。」

 

身体を使った触れ合いはこの後いくらでも出来る。夜は長いのだ。少年の体なら、復活も早いだろう。それにララァは、自身の女性器が濡れそぼるのを感じていた。触れずとも分かる、彼を迎え入れる準備はできていた。男の身体に慣れきった娼婦の悲しい体の反応ではあるが、目の前の少年に欲情されるのは悪い気はしない。薄汚れた大人よりは清潔感があるし、何より彼は初めてを共にする相手をきっと長く記憶に留めてくれるだろうから。誰かの特別になれるのは、幾人もの男が彼女の上を通り過ぎるララァの様な存在には望外の幸せと言ってもいい。

 

「準備は、いい?」

 

ララァの手が、少年の睾丸を弄る。ララァの手のひらの上の急所、どくどくと波打つ二つの玉はララァの中で子種を撒き散らすべく全力で精子の製造を開始しているだろう。

 

「はい。あ、少し待ってください。」

 

少年の視線がベッドの片隅に広げられたズボンに向かう。少年の視線の先にあるもの、ズボンのポケットから顔を覗かせる避妊具の箱を見てララァは彼の意図を察した。

 

「それは必要ありません。そのままで。それでいいのです。」

 

そう告げられた少年の目が、驚きで見開かれる。

 

「え、本当にいいの?」

 

「はい。」

 

ララァは少年に女神のように微笑んで見せた。

 

「ここは最高のおもてなしをする場所。だから必要ありません。そんな物を使うと、私がカバスに叱られます。」

 

少年は緊張した面持ちで頷き返した。合意を得たと判断したララァが、少年の体の上に覆い被さる。先ほど自身の男性器をしゃぶったララァの唇を、少年は躊躇なく受け入れた。ララァにリードされるままの少年はそれを受け入れるしかなかったし、微かな塩味の変化でそうと気がついた時はより大きな衝撃が彼を襲っていた。

 

天に向かってそそり立った少年の逸物を、ララァの内壁が優しく包んでいく。よく潤った彼女の内部は、暖かで湿っていて少年を深く根元まで受け入れた。味わったことのない彼女の生の感触に、少年の理性が吹き飛ぶ。

 

「ララァさん、すごく気持ちいい」

 

甘い吐息を吐くララァが淫らに腰を動かす。快感が繋がりあった二人を支配していた。闇がより濃密で甘くのしかかる。快楽に浸るララァのピンと立った乳首が、少年の身体に触れる。

 

「ね、もっと・・・。」

 

そのララァの声に呼応するように、少年がぎこちなくも腰を動かし始める。少年に突き上げられてララァの身体が揺れた。ララァの吐息がより甘くなる。

 

「あっ…いい…!」

 

「ララァさん…もう…!」

 

少年の限界が近づくのをララァは感じていた。その瞬間を逃すまいと、ララァの脚が少年の腰を締め付ける。

 

「来て…!」

 

ララァの体の下で、少年は絶頂を迎えた。熱い精液をララァの奥底に放つ。ララァの身体が震え、膣内にじんわりと浸透する少年の子種の感触と中出しの快感にララァは目を細めた。

 

「ん…熱い…。」

 

自分が目の前の少年を満足させ、男にした。ララァは束の間の満足感を得る。彼女は男を絶頂に導くこの瞬間が嫌いではなかった。どの男もその瞬間は無防備に心の内側まで曝け出すような気がしたからだ。

 

「ああ、気持ちよかったです。」

 

快楽の余韻に浸った少年は、そのまま動けなくなった。結合を解除した瞬間、刺激の強さに僅かに呻き声を上げたくらいだ。ララァは、果てて敏感になった少年の男性器にそっと舌を這わせて清め始めた。そっと口に含み、舌で丁寧に清める。ララァの舌の動きに、少年の身体が敏感に震える。少年はじっと自分に奉仕するララァを見つめていた。その瞳に込められていたのは、思いを遂げた達成感や満足感だけではなかった。果てた後に男性器をしゃぶれらる快楽と微かな痛み、そしてララァに対する未だ冷めぬ欲望や初めての自分の女への執着がない混ぜになった複雑な想いが秘められていた。

 

 

【入浴】

 

 

「少し汗を流しましょうか。ね、恋人さん。」

 

軽い後始末を済ませると、ララァは少年を浴室へと誘った。この特別室に備え付けられた浴室は、顧客の求めに応じられるように豪華で瀟洒な作りだった。湯は既に張られている。ララァは少年を中央の椅子に座らせると、湯桶を使って彼の身体に湯をかけた。そして自らの身体にも湯をかぶる。

 

「大丈夫、一人で洗えるから」

 

「あら。まあ、そう言わずに。」

 

そう言ってララァはたっぷりと液体石鹸を身に纏うと自身の身体を使って互いの身体を清めにかかる。少年の男性器は特に入念に清めた。即即の対応は高級娼館たるカバスの館の特色だが、清潔にするのは必要な事だ。病気を持っていない事は毎日検査しているが、清潔に慣れてもらう事は相手にも必要な知識だ。特に長く付き合う関係になりそうなら尚のことだ。少年をすっかり清潔に洗い上げると、ララァは彼を湯船に誘導して自らの身体を洗いにかかる。

 

汗と愛液で濡れた身体が湯で清められ、彼女の肌が一層輝く。湯船に浸かる少年の視線は彼女の胸や腰を追っていた。

 

「そんなに見つめられると、恥ずかしいわ。」

 

ララァは微笑みながらそう告げた。清潔に保つ為にも、膣の中からこぼれ落ちる少年の精液を綺麗に掻き出して清めなければならない。下腹部を洗う仕草は、生々しくもある。膣内の精液を洗い流す行為が少年の欲望を不必要に刺激するのを避けたかった。その姿を見せる事が少年の欲望を刺激するとは思えないし、彼の性癖を不必要に歪めたくもない。娼婦とて矜持もある。裸を晒すにしても、美しい姿だけを記憶に留めて欲しかった。

 

「あ。すみません。」

 

顔を赤らめた少年が視線を外した隙に、ララァは素早く下腹部を洗って必要な措置を終えた。そして少年の横に潜り込む。

 

「ね、気持ちよかった?」

 

ララァはイタズラっぽくそう尋ねた。少年が満足したであろう点に彼女は確信があった。でも言葉でそう認めさせることは、特別な意味がある事なのだ。それは二人の間の快楽の絆を公然と認めさせる事なのだから。

 

「はい、とっても。」

 

少年の瞳がララァを見つめ返す。彼が早くも再び股間を膨らませているのを、ララァは好ましい目つきで見つめた。

 

 

【後背位】

 

 

入浴を終え、身体を拭き合った二人は再びベッドに戻る。ララァは少年に微笑み、彼の前で四つん這いになってベッドに手をついた。

 

「恋人さん、それじゃあ女の身体の愛し方を勉強しましょうか。」

 

少年の喉が鳴る。またするのだ、と思ってはいた。しかし、こんな具合に彼の前で全てを曝け出すとは思わなかった。少年は興奮し、耳まで赤く染まる。ララァの褐色の肌が暗く隠微な赤い照明に照らされ、彼女の秘部がしっとりと濡れているのがよく見える。少年は密やかに息づくララァの秘所にそっと手を触れた。

 

「あん」

 

ララァが控えめに吐息を漏らす。彼女の真意に反して、少年は臨戦準備が整いすぎていた。回復には今少しかかるかもしれないと思っていたのだが、少年の突き出した男性器は再び昂り天を仰いでいた。ララァは身を捩った。自分でも少年を迎え入れる準備が出来ているのは分かっていた。互いに、前戯は必要なかった。

 

「こう…ですか?」

 

少年は彼女の腰に手を置き、硬く勃起した男性器をそっと彼女の入り口に当てる。彼の声は震えていた。

 

「ええ、そうよ…そのままゆっくり、しっかりと前に押し込んで。」

 

ララァは優しく、声で少年を導く。挿入を果たした少年の男性器を、ララァの膣壁が生の感触で少年を締め付け受け入れる。

 

「ララァさん…すごい…!」

 

少年はゆっくりと腰を進め、ララァの内部を満たす。押すときの掻き分ける感触、引くときの絡みつく様子。腰の押し引きが、男女の性器の絡み合いとして快感に繋がる。

 

「ん…深いわ…。」

 

ララァは少年に応えるように腰を動かし、快感のリズムを刻んだ。

 

「女の身体はね…こうされると喜ぶのです。」

 

ララァの声は甘く、少年の動きを導く。少年の手がララァの胸を背後から掴み、硬く尖った乳首をその指で摘む。感度を高めたララァの喘ぎ声が高まり、身体が波打つ。

 

「あっ…いい…!」

 

ララァを背後から犯す少年の腰の動きが速まる。感度を高めたララァの褐色の肌が汗で輝き、その髪が背中に広がっていた。ララァが神を振り解くので、洗い立ての髪から漂うシャンプーの香りが少年の鼻腔をくすぐる。それは体で感じる感触と相まって、目の前の女体を犯す実感を少年にもたらした。

 

「もっと…強く…!」

 

ララァの声に、少年の動きが更に激しくなる。限界でも、ララァの淫蕩な魅力に闇雲に動かずにはいられなかった。ララァの膣壁が少年を締め付け、快楽の只中へと引きずり込む。

 

「ララァさん…もう…!」

 

少年はもう限界を超えている。

 

「ええ、来て」

 

ララァの許しを得て、ほっと安堵したように少年は絶頂を迎えた。熱い子種が再びララァの奥底に流し込まれる。しっかりとそれを受け止めた彼女の身体が震え、少年に与えられた快楽にララァの心が屈服する。

 

「ん…熱い。」

 

ただの雌に成り果てて、ララァは雄である少年の力強さに溺れる。少年は動きを止めて、ララァの背中に倒れ込んだ。少年の汗と熱が、満足を得た彼女に伝わる。

 

「良かったわ、とっても。」

 

優しく感想を告げたララァは、少年の体の下から抜け出した。そして少年の男性器を手に取り、再び優しく口に含む。舌で清めて、尿道口に残された精子の残滓まで啜る。丁寧に清められているのだが、果てた後の敏感な少年にはそれは強すぎる刺激だった。強い刺激に耐えかねるように、少年の身体が震えた。文字通り精魂使い果たし、疲れ果てた彼はベッドに横たわる。ララァは布を取り出すと、水に浸してよく絞ってから汗や体液で汚れた少年の身体を清め始めた。

 

「ララァさん…すごかった…。」

 

感想を漏らす彼の声は弱々しい。ララァが見守っていると、消耗した彼は裸のままですぐに深い眠りに落ちる。少年の額にキスをし、ララァは彼に毛布をかけた。そして抜け出して、今度はシャワーで自らの身体を清める。ララァが身体を洗い終えてベッドに戻っても、少年は眠りこけていた。だらかララァもその横にそっと横たわる。この特別な客は、一夜を共にして朝まで過ごすことになっている。少年の寝息に安らぎを感じながら、ララァは彼の隣で眠るべく身体を丸めた。

 

 

【正常位】

 

 

朝陽がカーテンの隙間から差し込んでいた。柔らかな光が、寝室を覆っていた濃密な闇を晴らす。少年は目を覚まし、目の前で眠るララァの寝顔を見つめた。彼女の褐色の肌が朝光に輝いている。朝日を浴びたララァは美しかった。闇の中で息づく娼婦は、化粧が剥がれた翌朝には男を萎えさせる場合がある。少年も父親からそのように話を聞いてはいたが、目の前のララァは昨夜以上に魅力的な姿に見えた。そして薄衣を纏った彼女の姿体に、少年の心が再びざわつきを覚える。仮眠して、精力はすっかり回復している。昨夜の快楽を覚えている彼の身体は、どうしたって目の前の美しい女性の寝姿に反応してしまっていた。

 

「ララァさん」

 

少年はそっとララァの身体に触れ、彼女の頬にキスをした。

 

「ね、ララァさん…起きて。」

 

少年の熱を帯びた呼びかけに、ララァは目を覚ます。まつ毛の長いララァの大きな瞳がゆっくりと開き、少年の熱い視線に応えて微笑む。

 

「おはよう、恋人さん。」

 

そしてララァを見つめる少年の瞳の、欲望の色に気がついた。

 

「そう。もう一度したいのですね?」

 

少年の剥き出しの欲望をララァは快く受け入れた。その肢体が、少年に向けて開かれる。少年はララァを仰向けにさせ、彼女の脚を広げた。下着を身につけていないララァの秘所が陽光の下で剥き出しになる。

 

「今度は僕が…リードしたいです。」

 

震えながらもそう宣言した少年の情熱に、ララァも頬を赤く染めた。

 

「ええ、いいわ。よろしくね、恋人さん。」

 

少年の唇がララァの首筋に触れた。少年の優しいタッチに、ララァも興奮を高めてその乳首を硬く尖らせる。その兆候に気づいた少年の手が、ララァの胸を愛撫する。そして少年がララァの胸を口に含み、その舌が乳首を転がす。

 

「ん…!」

 

自らを求める少年の幼い手つきに、ララァの吐息が漏れて身体が震える。彼の与える刺激以上に、一心にララァを求める少年の欲望がララァを燃え上がらせていた。少年がそのほっそりとした指で、ララァの秘所を弄る。ララァの秘所は僅かな刺激で潤いを増し、物欲しげに少年の指を咥える。少年は慎重にララァの秘部に触れ、蜜で濡れているのを確認した。

 

「ララァさん…もう濡れいますね…。」

 

少年の声に、顔を赤らめたララァは顔を背けて見せた。

 

「それは貴方のせいです…。」

 

そのララァの短い言葉に、少年の興奮が高まる。彼は自分の男性器をララァの入り口に押し当てた。そしてララァに覆い被さると、ゆっくりと押し込む。ララァの生膣の感触に、少年の理性が飛ぶ。

 

「ララァさん…凄く気持ちいい…!」

 

ララァの膣壁が少年を締め付け、深く受け入れる。少年に犯されてララァの身体が揺れ、喘ぎ声が高まる。

 

「あっ…いい…!」

 

ララァの膣の感触を楽しむようにゆっくりと少年は動こうとした。しかし少年を捉えるララァの秘所は、強く深い刺激を彼に与えてくる。その快楽は少年の僅かばかりの余裕を瞬時に剥ぎ取った。もっと早く気持ち良くなりたい。そう感じた少年の動きが速くなる。少年の情欲に突き動かされて、ララァの乳房が朝日の下で揺れていた。

 

「ねえ、もっと…!」

 

少年の腰がララァを激しく突き上げる。

 

「ララァさん…もう…!」

 

激しい少年の動きも、そして何より彼の快感がもう限界だった。そこには相手を気遣う余裕もほぼない。

 

「ええ、来てください…!」

 

射精を許すララァの声に、少年は絶頂を迎えた。ララァを突き上げるようにして、熱い精液を彼女の奥に注ぐ。少年との交わりにララァの心も身体も震え、快楽が彼女の目を閉じさせた。

 

「熱いわ…。」

 

少年はララァに抱きすくめられるように倒れ込むと、熱心にララァの唇を求めた。二人とも汗と快感にまみれながら、互いに抱きしめ合うようにして乱れた息を整える。ララァと少年は身体を絡ませあって互いの情欲の熱が冷めていくのを感じていた。少年の心に、目の前の娼婦と一夜を過ごした事で男になった実感が湧いていた。そして彼女を征服し、自分のものとした感慨が湧く。ララァはそんな少年の気持ちに応えるように微笑む。そして再びその口を使って少年の男性器を優しく清めた。




満足した少年は、服を着ると最後の時間を共に過ごすべくララァとベッドの上に寄り添っていた。ずっと黙っていた少年は、ようやく決意したように突然口を開いた。

「ララァさん…僕、君を身請けしたい。良かったら、この後もずっと一緒にいたいんだ。」

ララァの瞳に一瞬戸惑いと困ったような色が浮かんだ。そして、すぐに優しい微笑みに変わる。

「そう言ってくれてありがとう、恋人さん。でも…私には待っている人がいるから、そのお話は受けられないの。」

ララァの声は穏やかで、少年の心を包むようだった。

「でも、また私を選んでくださるなら、それはとても光栄なことだわ。」

ララァの身請けは少年も思いつきで言ったような話だ。どこまで実現性があるのか、少年にも分からなかった。それでもララァさえその気なら、それは不可能ではなかった。ただララァに断られたことに残念さを感じると共に、どこかほっとするものも感じていた。ララァを抱きたくなれば、またこの館に来ればいのだ。それは禁止されていないのだし、それにきっと他にも魅力的な娼婦はいるのだろう。身請けするのは、年上ではなく同い年かあるいはもっと年下でもいい。相手に断られてもなお、進める話ではなかった。それに少年は、ララァに無理強いをするのは違うと考えていた。

「それじゃまた来るよ、ララァさん。」

ちょっと強がった様子の少年の声に、ララァは微笑む。

「ええ、待っています。」

彼女はドレスを着直すと、カバスの館を後にする少年の背中を笑顔で見送った。ララァの心は夢で見たあの人に捧げている。それは絶対に動かせない。でも少年のような害にならない恋人さんなら、この商売を続けていかなくてはならない彼女には大歓迎の相手だった。

ララァを題材にした1話目の感想について、貴方の気持に近い回答を選択してください。

  • 良かった。カバスの館といえばララァ。
  • この調子で他のヒロインに展開してほしい。
  • 他の小説を優先して欲しい
  • 年上のママ属性ヒロインがいいな
  • 年上の女王様属性のヒロインがいいな
  • 可哀想なのは抜けないの。少年相手は良い。
  • おっさん軍人の蹂躙系もちょっと見たい
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