貞操逆転世界だけどTS転生だから大丈夫大丈夫 作:十六夜冬歌・読9書1
「おはよー」
「あ、おはよー」
教室に入って朝の挨拶をすると私に気づいたクラスメイト達がそれぞれ挨拶を返してくれる。
視界に入るのはロリからグラマーまで各種取り揃えた美少女達。
かく言う私もその1人。
そんな男のおの字も見当たらない景色に私は今日も心の中で眼福眼福と呟きながら自分の席についた。
この世界はいわゆる貞操逆転世界である。
男女比率が100対1で男が少なかったりエッチな意味で男が捕食されたりするあの貞操逆転世界である。
人によってはハーレムヒャッハーとかなるかもしれないけど現実として考えてほしい。100対1で勝てるとでも?
無防備に出歩いた瞬間ハイエースが数十台は集まる事でしょう。
そんな世界にTS転生したのが前世男現世女の私だ。
転生した理由とかは知らない、多分神様がなんやかんやしたんだと思う。あと前世よりイケメン。やったぜ。
それでまぁこういう世界なんだなぁとテレビで知って、近親相姦、誘拐、監禁、薬物、催眠、調教、乱交etc、調べれば調べる程出てくる嘘のような現実に私はTS転生だった事に心底感謝した。
そうしてたまに見かける首輪付きの男性に(あ、察し)したり公園で遊ぶ無知な男の子に手を出そうとした女性が逮捕される瞬間を目撃したりしながら成長した私は県内でも有数の共学の高校に入学した。
まぁ共学と言っても男女比率偏りまくりな世界での共学だ。
新入生の女の子100人以上に対して男の子が5人。20対1ならワンチャン勝てるかもよ?勝てるといいね?
風の噂によると5人中3人が既に喰われたそうだけど。まだ5月なのに。
「南無南無……」
「優ちゃんいきなりどうしたの?」
「世の無常?を嘆いてたとこ」
「あー、うちのクラス男子いないもんね。そういえば3組の光太君精力剤無くても問題ないくらい絶倫だったらしいよ」
「あ、うん、そうなんだ」
悲報:男の子4人目も喰われてた。
「あーあ、うちにも男子がいたら今頃……」
残念そうな声を出しながら舌なめずりする友人に内心でドン引きするけどこれがこの世界の当たり前。
女の子は老若問わず肉食獣なのだ。
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1国、2数が終わって次は3,4体育の時間。
その前に体操服に着替えるんだけど辺り1面のおっぱいぱんつに毎回ドキドキする。たまに勝負下着っぽいのを着けて来る子もいるし。
でも乳首とまんこの部分が丸見えはさすがにヤバくない?
「優ちゃんどうかした?」
「いや、それはスゴすぎない‥‥?」
しかもそれを着てるのが我が友人、ロリ巨乳枠の獅堂 愛なのだ。エロくて興奮する心とマジかお前って心が混ざってどうリアクションすればいいのか分からない。でもつい目が行っちゃう。
「そういう優ちゃんは相変わらずスポブラとスパッツだよね?もっと男を誘惑出来るような可愛いの着ければいいのに」
「そこまでのはいいかな。それにほら、私ぺたんこだし‥‥‥」
「揉むと大きくなるって言うし揉んであげようか?」
「いやいいよ。それよりほら、早く着替えないと遅刻するよ」
「うーん、そうだね。急ごっか」
時計を見ると時間が危なくなってきたから指をワキワキさせながら迫る友人を押し戻して素早く着替える。
引っかかる物が無いから前世並に早く着替えれるんだよね。
Gカップな友人、Aあるか無いかな私。胸囲の格差社会ここにありけり。
「はい!パス!」
「そっち行ったよ!」
「うわぁー!?」
体育館に移動して今日の体育はバスケットボール。
私達6組とまだ捕食されてない男子が1人いる5組との合同だ。
そして今その男子がボールをパスされて奪いに来た女子達にもみくちゃにされてる。奪いたいのはボールか貞操か。先生も注意しないで男子が襲われてるのをスマホで撮りながらニヤニヤしてるし。
「ほいシュートっと」
そんな状況の中コロコロと転がってきたボールを拾ってその場で3Pシュート。バシュッと音を鳴らしてゴールネットを揺らした。
「おーい、シュートしたんだけどー?」
「うへへへ………、え?あ、6組チーム3点!」
点が入るとさすがにもみくちゃも解散せざるを得ないから何人か舌打ちしながらも男子が解放される。
「えっと、兎住さんありがとう」
「お礼はいいよ。それより後10分頑張って」
服が乱れて首筋にいくつもキスマークを付けられた男子が近づいて来て礼を言われるけど代わりに女子達からのヘイトが上昇してるから私的にはプラマイマイナスなのだ。
だから私は男子の背を押して捕食生物達の下へ送り出した。