貞操逆転世界だけどTS転生だから大丈夫大丈夫 作:十六夜冬歌・読9書1
学校が終わって今日は土曜日。
お母さん達がラブラブデートに出かけて明日の夜までおひとり様な私はご飯代兼お小遣いを手にゲーセンへと来ている。
こっちはデートじゃないけど獅堂さんと遊ぶ約束をしていて現地集合する事になってるのだ。ちょっと早く来すぎたけど。
待ち合わせ時間までの暇つぶしに男の子アイドルを着せ替えして遊ぶリズムゲームをしながら曲に合わせて口ずさむ。この曲好きなんだよね。
身体をゆらゆらリズムに乗りながらタンタンタンとボタンを押してハイスコア。新しい衣装カードもゲット出来たぜ。
それから3回ほど連コして満足したので次はクレーンゲームコーナーをぶらぶらと見て回る。
クレーンゲームの景品は前世だと美少女フィギュアとかがいっぱいあったけど今世ではそれが全部美少年・美青年フィギュアばかりになっている。一応女の子のフィギュアが無いわけではないけど。
加えて水着フィギュアや裸エプロンフィギュアなんかはちんぽ部分まで作り込まれてる上に『キャラのフル勃起ちんぽを完全再現したディルド』がすぐ隣に景品として設置されてるのだ。
公然わいせつ罪?そこに無ければ無いですねぇ。
「うわ、うわぁ…」
そしてクレーンゲームを見ていく中でさっき私がリズムゲームで使ってた男の子アイドルのフィギュアもあって、その隣には当然のようにチン座する男の子アイドルのフル勃起ちんぽを再現したディルドの箱。
こんなの見たらリズムゲームをする度にこの子のちんぽが頭にチラつくようになるじゃん!?
かわいい系なのにこんな太くて、長くて、ゴツゴツしてるエグいのが付いてるとか知りたくなかったよ!!
一応私は元男のTS転生者なので先日エロ下着を着てた友人を思い出しながらオナニーするくらいには恋愛・性的対象は女性である。
でもそれはそれとしてちんぽ入れたらどんな感じだろうという興味はある。一度もした事無いけど。だって初めてはめっちゃ痛いみたいな表現エロ同人とかでよくあるし。
とりあえずこれは入る気がしない。20cmとかヤバすぎるわ。
「うわぁ…これローションもセットになってるんだ」
「お待たせ優ちゃん♪」
「ひゃぁっ!?」
フィギュアを見るふりをしてチラチラとディルドを見てると不意にお尻を触られてびっくりした。
振り向くとそこには我が友人がいて、つい先程までこの友人でオナニーしたのを思い出してたのとディルドを見てたのがバレたかもしれないのとお尻を触られてびっくりしたのが合わさってめちゃくちゃ心臓がドキドキしてる。
「あ、うん!こんにちは獅堂さん。全然待ってないよ」
「ならよかったー。ねぇねぇ、このフィギュア取るの?」
「えっと、ゲームで使ってるキャラだからちょっと欲しいかなとは思うんだけど取れるか分かんないし別にいいかなぁ〜って」
しかも服装が谷間ががっつり見える白の肩出しワンピースだから友人に顔を向けると友人の顔と一緒におっぱいが視界に入ってきて、よく見るとノーブラで乳首が薄っすら透けて見えて更にドキドキが加速した。ちなみに私はTシャツにアウターシャツとジーパンでウエストポーチ装備というボーイッシュコーデ。デートじゃなくてもカッコつけたい男心。
「そっかー。じゃあ私がやってみようかな!見ててね優ちゃん?」
「えっ、うん」
チャリンとお金が投入されて迷いなくスティック操作されたアームがウィンウィンと動いてフィギュアの箱の真上から少しズレた場所で止まる。
「ちょっとズレてるみたいだけど?」
「ううん、これで良いんだよ」
降下ボタンが押されアームが開きながら降りるとアームのツメがブスリと箱の蓋のスキマへと刺さり、そのまま持ち上げられたフィギュアは取り出し口の上へと運ばれた所でカコンと落ちた。
「おぉぉ!すごいね獅堂さん!」
「ふっふーん。そうでしょそうでしょ!」
まさかのワンコインゲットにパチパチと拍手を贈ると友人は胸を張りドヤ顔になった。
「じゃあもう1つも取っちゃうね」
「……へ?」
再びチャリンとお金が投入されて先程同様蓋のスキマにアームのツメが刺さり景品がカコンと取り出し口へ落ち、取り出されたフィギュアとディルドの箱がぽんと私に手渡された。
「はいどうぞ」
「え…あの…」
「これが欲しかったんでしょ?私が話しかけるまでチラチラ熱心に見てたみたいだし?」
「ふぇ…!?」
「いやぁ、優ちゃんもちゃんとこういうのに興味あったんだねぇ」
「んなっ…!?いや……その……」
悲報、ディルド見てたのバレてた。恥ずかしくて顔真っ赤でござる。