ホラーです。
ぽちゃん……
――よかった。夢だったのか。
そうだ。アオイと海にきてたんだ。
「うわー……すごい混んでるね……」
アオイのいうとおり、ビーチは激混みだった。
砂浜も、海も、人、人、人。ちょっと歩いただけで誰かにぶつかりそうだ。
持ってきた浮き輪もかえって邪魔なだけだった。
「せっかくきたのにね……どーする? 帰る?」
「いや、あっちは
俺はアオイの手を引いて岩場へ向かった。
「……たしかに人はいないけど、ゴツゴツして歩きにくいよぉー」
「だから
どうせだし、ちょっと登ってみようぜ」
なだめながら、引っぱり上げてやる。
二メートルくらいの岩を登りきると、口をとがらせていたアオイが目を丸くした。
「え、何これ。おもしろーい」
そこは岩に囲まれた小部屋みたいになっていた。
ちょうど人がひとりかふたり、ぎりぎり入れるくらいのスペースだ。
底だけ深くなっているのか、海水がたまっている。
「ちょっと入ってみるか」
「え、だいじょうぶ? 気をつけてよ」
足もとに注意しながら、小部屋に下りた。
水は意外と深くて、
横
「アオイもおいで? なんかいい感じだよ」
「え、ちょっと待ってちょっと待ってやばいやばいやばい」
すべり落ちそうになって、アオイが俺の肩をつかむ。
俺はアオイの細くくびれた腰をつかむ。
赤いビキニに包まれたおっぱいが、目の前でぷるるんと
「……ふふ、ちょうどぴったりだね」
俺は岩に、アオイは俺にもたれかかった。
「
「押し入れとか?」
「うん。ロッカーとかな」
「え、ロッカーふつう入んなくない?」
「ふつう入るよ」
「入らないぃー」
他愛もないことをしゃべりながら、俺はアオイの腰の前に手を回す。
「うふ……何か当たってるんですけどぉ」
「当ててるんだよ」
俺は
「いいケツだ……とちんぽがいっている」
「変態。変態だー。おまわりさんこっちです」
「変態だよ。変態とつき合ってるお前も変態だけどな」
「変態かぁー。別れよっかなー」
「捨てないで。ごめん。俺が悪かった」
「どっしよっかなぁー」
俺はブラをまくり上げ、アオイのおっぱいを
「だめ……誰か通ったら見られちゃうよ……」
「大丈夫、岩で見えないって」
「でも……」
「乳首、
「やっ……ぃやん……あっ」
アオイは身をくねらせるが、拒否はしていない。
俺はパンツの中に手を入れた。
――くちゅ……
――くちゅ……
愛液が指先を
「気持ちいい?」
「うぅ……ハァ、ハァ……きっ、きもちぃ……」
「あ♡ ……あっ♡ あっ♡ あん♡ ああん♡」
「も、もう
「う♡ うん♡ 入れて♡ 早く入れてっ♡」
――にゅるんぷ
アオイのおまんこは俺の形を覚えていて、スムーズに
太ももを持ち上げないと深くは入らないが、狭くて脚がつっかえるのであきらめた。
つま先立ちのアオイを、俺は下から突き上げる。
腰は小
「ふっ、ふっ、ふっ」
「あっ♡ ……ああっ♡♡
あん♡ あん♡ あっいやん♡♡ やあん♡♡ ああああん♡♡ あ・あ・あ・あ・あ♡♡♡」
アオイも興奮していた。
「気持ちいい……っ、
「うん♡ うん♡ きて♡♡ きて♡♡」
「イくよっ!!」
「あ! あああああっっ!!!♡♡♡♡♡」
――どぴゅっ!
アオイは岩にへばりついて、しばらくヒクヒクしていた。
まだ入った状態のまま、ずるずるとすべり落ちそうになった。
支えてやろうと手を伸ばしたとき、突然飛び上がった。
「きゃっ!!」
「おい、どした?」
アオイは震えながら下を指さしていた。
……足もとにたまっている海水が、真っ赤だった。
ぽちゃん……
――よかった。夢だったのか。
そうだ。アオイとプールにきてたんだ。
「うわー……すごい混んでるね……」
アオイのいうとおり、プールは激混みだった。
目に入るのは人ばかりで、水面が見えない。もはや人と人の
俺とアオイの体も向かい合わせに
「ねー、どーするぅ? 帰る?」
「そーだなー……」
返事をしようとして見下ろしたら、赤いビキニの作った谷間と、
腰に回した腕に力を入れ、アオイを抱き寄せた。
俺の胸に押しつけられて、おっぱいがつぶれた。
「ちょ……やめてよ、こんなとこで」
とはいうものの、アオイは口もとを
声にも
俺の手は、なだらかなスロープをすべり下りてアオイのおしりへ。
水着の下にもぐり込ませて、ぷにぷにですべすべのおしりをまーるくなでなで。
「ダメだってばぁ。誰かに見られちゃうよぉ」
「大丈夫だって。誰も見てないさ」
「ん……っ」
キス。
抵抗はない。
片手でおしりをやさしくこねるように
「……
「うん……硬い……」
アオイの手が俺のちんぽを
俺の指もアオイのおまんこの中へ。
うっかりすると、体が
アオイも興奮していた。
「うふふっ……あっ……だめ……声、出ちゃう……」
「ああ、俺もう
「え、だめ、待って……ぁ♡ ぁ♡」
おしりを下から持ち上げると、アオイは両脚を俺の脚に
あまり動けないぶん、俺たちは
「んっ♡ ぁ♡ あ♡ あっ♡」
俺の首に腕をかけて、耳もとでささやくように
動きも声も
これだけ人がいるのに、
――ぬりゅぴちゅ
――ぬりゅぴちゅ
愛液たっぷりのおまんこの中で、ちんぽが動く音。
「ぅおっ……
「いいよ、出して♡ 中に出して♡」
「出る、出る出る」
「あっ♡ あたしもイく♡ イく♡♡ イくイくイくっ♡♡♡」
ぎゅっ、と強く抱きしめた瞬間、
――どぴゅっ!
射精した。
アオイは俺にしがみついたまま、びくびくっと体を
まぶたが
「きゃっ!!」
「ど、どした?」
目を見開いたアオイが、下を指さす……
プールの水面が、真っ赤だった。
ぽちゃん……
――よかった。夢だったのか。
今日はずいぶん
内容をまったく思い出せないけど、あまりいい夢じゃなかった気がする。
「どうしたの?」
バスルームの前で、全裸のアオイがふり返った。
「何でもない……ちょっと疲れてんのかな」
「……ふーん?
こんなになってるのに?」
半笑いで、俺の
「疲れてるからなるんだって。
てかアオイがえっちなからだしてるのが悪い。アオイのせいだ」
「はいはい、わかったから……早く入ろ?」
アオイは俺の手を引いてバスルームの戸を開く。
泡まみれのおっぱいを、両手で
つるつるすべすべでやわらかい、アオイのおっぱい。
乳首を吸って、舌で転がす。
もう片方の乳首はつまんで、こする。
アオイはくすぐったそうに笑って、あきれたようにいう。
「何でそんなにおっぱいが好きなの」
「俺が好きなのはおっぱいではない。アオイのおっぱいなのだ」
「じゃあ、わたしとわたしのおっぱい、どっちが大事なの」
「何それ哲学すぎん? だいたいお前だって俺のちんぽ好きなくせに」
「は? 好きですけど? 大好きですけど文句ある?」
「ないですごめんなさい」
「許しません。お仕置きが必要です」
アオイはひざまずいて、洗い立てのつるつる
ノーハンドフェラだ。
「っ……気持ちいい……」
俺を
口をすぼめて、バキュームフェラ。
――きゅぽ!
――きゅぽ!
俺の反応を楽しむように、目が笑ってる。
「あ、あ、ヤバいヤバい、出る出る出る出る……」
狭いバスタブに、向かい合わせで
ふたりとも膝を立てないといっしょに入れない。
アオイは
「早すぎだよ。無駄撃ちしてないでちゃんとわたしの中に出しなさい」
俺は手すさびにアオイのおっぱいをもてあそぶ。
「アオイのフェラが
「それほめてなくない?」
「『フェラが上手』と『えっち大好き』はほめ言葉」
「聞いたことないんですけど」
「そうか? まーアフリカのことわざだからなー」
「絶対ウソ」
距離が近いのは
アオイも手コキが窮屈そうだった。
「早く引っ越したいね」
「新しい部屋は風呂、ちょっと広いもんな。まあ来月まで我慢我慢」
「…………ふふ」
「ん?」
「おっきくなってきた(笑)」
そのとき。
――カシャン
玄関のほうで物音がした。
「え、何?」
不安そうなアオイに、小声でささやく。
「ドア、ちゃんと
脳裏をよぎった。
最近ニュースで流れていた、連続殺人。バラバラ死体。
「と、思う……チェーンはかけたよ、絶対に」
そのことばを裏づけるように、金属音がした。
――ゴギン
――チャリン
……デカいカッターで、
「!」
「……………………」
俺はアオイを手で制して、水音を立てないようにバスタブから出た。
――コッ……コッ……
頼む、通り過ぎてくれ……通り過ぎてくれ……
心臓が胸を突き破って飛び出しそうだ。
――コッ……コッ……
……祈りが通じたのか、侵入者は奥の寝室へ向かったようだった。
今なら、キッチンに先回りできる。
フライパン。包丁。
武器になりそうなものがある。
最悪、椅子を投げつけてもいい。
その間にアオイを逃がすことができる。
ふり返ると、アオイにも通じたようだった。
……よし。
覚悟を決め、深呼吸をしたその瞬間。
すりガラスの向こうに、人影が立った。
ぽちゃん……
――夢じゃ、なかったのか……。
目の前に、アオイの顔があった。
視線は俺に向けられていたが、俺を見てはいなかった。
アオイは何も見ていなかった。もう二度と見ることはなかった。
アオイの首から下は、ここ――バスタブの中の、どこかにあるはずだった。
バラバラになった胴体も、腕も、脚も。
そして、俺の体も。
バラバラになった俺とアオイの体は、バスタブの中にぎゅうぎゅうに押し込まれ、血に
――狭い。
狭い……………………