暴走フォームって、いいよね。
※あと、今回の話は短めなので、クオリティとかその他諸々も期待しないでください。
現世で空折との戦闘があった後、翔は全組長が集まる会議で尋問されていた。
理由は、プトティラを使った戦闘だ。
建造物の被害、プトティラの力の危険性、プトティラに変身した場合のリスクなどについて議論され、その上で、翔の処遇が組長達の総意で決められる事になった。
そして当の本人である翔は今、自室での謹慎を言い渡され、ベッドに寝転がり、自分のした事は正しかったのかとさまざまな事について葛藤した。
翔(あの時の俺の行動は…正しかったのか…?けど、あの時はプトティラを使わなきゃ勝てなかった…人型醜鬼の力は強大だ。これから他にも人型醜鬼がやって来るのなら、プトティラですら勝てない相手も居るかもしれない…。俺は…どうすればいいんだ…誰か教えてくれ……教えてくれ…母さん。)
ところ変わって組長達の会議室。
恋「今回は、先日の現世での戦闘を踏まえて、翔くんの処遇を決定したいと思うの。みんなの意見を聞かせて。」
まず声を発したのは京香だった。
京香「現場にいた私から言わせてください。まず、先日の戦闘での勝利は、間違いなく翔の力があってこその物だと思います。あの時の、現場には私と翔しか戦える状態の者はいませんでした。翔があの力を使ったのはやむを得ない事だと、私は考えます。」
恋「つまり?」
京香「今回は、翔に対しては処罰を与える必要は無いと考えます。」
恋「なるほどね。では、京香の意見に賛成の者は挙手してちょうだい。」
そう恋が促すと、手を挙げたのは木乃実、天花、美羅、ワルワラ、ベルだった。
しかし、蝦夷と風舞希は手を挙げなかった。
恋「反対に、蝦夷と風舞希の意見を聞かせて?」
蝦夷「確かに人型との戦闘で勝てたのは翔くんのおかげだけど、あの力を使うことを容認したら、今後どれだけ犠牲が出ても、翔くんに責任を求めない事になるから、しっかりと謹慎とかの処罰を与えて、今後繰り返さないように促す事が大事だと思うよ。」
風舞希「蝦夷組長に賛成よ。今回の勝利は、確かに翔くんの力あってこその物。だけど、あの力が仮に見境なく全ての者に振るわれてしまった場合、私たち組長でも止められるかどうか怪しいわ。だからあの力を制限するか、余程の緊急時以外はあの力の使用を禁止するかの対策はしたほうがいいと思うわ。」
処罰を与えるのに賛成の者、反対の者。
双方の言い分はどちらも正しいものだった。
恋「双方の意見はよく分かったわ。では、その二つの意見を踏まえたうえでの、今回の件での翔くんの処遇を言い渡します。」
会議室が緊張した空気に包まれ、恋の口から言葉が発せられた。
翔「……そろそろ会議終わったかな?」
そんな風に翔が言っていると、部屋のドアがノックされた。
そして入って来たのは、京香と天花だった。
京香「すまない、待たせた。」
天花「お待たせ。」
翔「あ、お二人とも。会議お疲れ様です。それで、俺の処遇はどうなりました?」
京香「できる限り努力はしたが……1ヶ月半の謹慎だそうだ。」
翔「そうですか……まあ、正直覚悟はできてましたけど…」
天花「ごめんね。京香ちゃんも、できる限り翔くんのために頑張ったんだ。責めないであげて?」
翔「いえ、別に責めるつもりは無いですよ。元々俺の行動が原因でこんな事になったんですし。」
京香「仮に謹慎を破って勝手に戦闘をした際などは、これ以上の厳しい罰が降るそうだ。」
翔「分かりました。」
こうして会議は終わり、翔の処遇が決まった。
そしてこれから先、空折以上に強力な敵が現れることを、この時の翔達はまだ知らなかった。
暴走フォーム……ロマンあるわぁ。
作者はちなみに平成だとプトティラ、令和だとメタルクラスタホッパーが好きです。
ガヴのフォームで好きなのは?
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