どうも、ろくに投稿活動しなかったクソ投稿者です。
今回は主人公が単独で変身できるライダーが増えます。
勘のいい人はタイトルで察せると思います。
それではどうぞ!
翔「ん…ここは…?」
翔は目を覚ます。
そして辺りを見回す。
翔「俺…自分の部屋で寝て起きたはずだけど…」
「お部屋の中で倒れてたからここに運ばれたんですよ!」
背後から声が聞こえ、振り向くと。
そこには小柄な少女、寧がいた。
翔「寧ちゃん!」
寧「翔さん、自分のベッドから滑り落ちるように倒れてたんですよ?しかも何やらうわ言を言いながら。」
翔「………」
(もしかして…空折にあんなことされたのがショックすぎて無意識のうちに倒れたのか?)
そう、翔の推測は当たっている。
目を覚まして空折にされた事を思い返した翔は、あまりにショック、そして恥ずかしすぎて死んだように気絶し、ぶっ倒れたのだ。
寧「何か心当たりがあるんですか?」
翔「ナニモ…ナイヨ…」
寧「?なら良いんですけど。」
そして翔は一息ついて立ち上がった。
翔「さてと。」
寧「何かするんですか?」
翔「謹慎中でろくに任務に出れないから、体が鈍るといけないから筋トレしようかと思って。」
そう言って立ち去ろうとすると
寧「ダメです!」
強制的に寧に座らされた。
寧「今日は休んでてくださいね。これは上司命令ですよ。」
翔「………はい」
(俺の方が年上だけど…寧ちゃんの方が先輩で上司なんだよな…)
寧「ご飯は寧が作ります。お風呂も入れますよ。」
翔「そっか。ありがとうね。」
翔がそう言うと、寧は台所へ向かった。
翔「………先に風呂入るか。」
翔は今、脱衣所にいる。
翔「昼間から風呂に入るのなんて久しぶりだなぁ。」
そう言って体を伸ばし、服を脱ごうとした時。
「やあ。」
天花の能力で、京香、美羅、天花の3人が脱衣所に入ってきた。
翔「………人が服を脱ごうとしてる時に入ってくるのはいかがなものかと…」
天花「フフ、ごめんね。京ちんがどうしてもって聞かなくてね。」
京香「お、おい!それは言わない約束だぞ!///」
美羅「『翔は大丈夫だろうか?』とか、『落ち込んでいないだろうか?』とか言いながら歩き回っててなぁ。」
京香「み、美羅まで!」
翔「そうですか。けど俺なら大丈夫ですよ。この通りピンピンしてますし、何とかなりますよ。」
京香「そうか…まあ確かに、お前はこのくらいではへこたれないヤツだったな。」
翔「その通りです!って、そういえば美羅さんこそ大丈夫何ですか?」
美羅「俺の方もバリバリ元気だ!お前が助けてくれたらしいからな。」
翔「まあ、俺の意思でと言うか…幸運が重なったと言うか…」
天花「過程はどうであれ、結果的に死人は出なかったんだから、今はそれでよしとしよう。」
翔「たしかに…そうですね。それじゃあ、俺今から風呂入るんで。」
京香「なら丁度いい。」
翔「え?何がです…か…って!?」
翔が京香に聞き返す前に、なぜか3人は服を脱ごうとした。
翔「な、なななななな何やってるんですか!?///」
それを見た翔は顔を真っ赤にして顔を手で覆った。
京香「決まっているだろう。」
天花「私たちも一緒に入るんだよ。」
美羅「そ、そうだ…///」
翔「い、いやいやいや!何でそんな話になるんですか!?」
天花「謹慎にはなったけど、勝てたのは翔くんのおかげだから、ご褒美にと思ってね。」
翔「そんなご褒美はダメですよ!///」
京香「人からのご褒美なんだ、受け取るといい。」
翔「………ベルトさーん、いるー?」
唐突に翔はベルトさんを呼んだ。
するとシフトカーに運ばれてベルトさんが来た。
ベルトさん『おっと失礼、女性陣。どうした?翔。』
翔「ちょっとこっち来て。」
翔に言われた通り、ベルトさんは翔の元へ行った。
そして翔は徐にベルトさんを腰に、一緒になっていたシフトブレスを左手首につける。
天花「何をするの?」
翔「まあちょっと。」
『ドライブ!タイプ!フォーミュラ!!』
会話をしながら翔はタイプフォーミュラに変身した。
京香「それでは風呂に入れないぞ?」
翔「当たり前ですよ。だって俺は今から…」
次の瞬間
翔「逃げるんだよォォォォォォォォ!!」
フォーミュラカーの速さで脱衣所から逃げた。
京香「しまった!?」
天花「フフ…ウブで可愛いなぁ…♪」
美羅「それにしたって逃げ方がガチすぎるだろ…」
その後、翔は3人からは逃げ切れたが、寧から休めと言われた事を忘れて走り回ったせいで寧にしこたま叱られた。
数日後
組長と翔は会議の場に集まった。
夜雲「大都市に醜鬼の群れが降ってきて、あれだけ町にも被害が出たから、世間は大騒ぎだよ。」
そんな事を話しながら夜雲は素早くスマホをスワイプしていた。
翔「よくそんなスムーズに操作できますね。けど、これだけ騒ぎになってると、恋さんは各所へ顔を出して安心させなきゃいけないですよね…」
恋「心配してくれてありがとう。けど大丈夫よ。」
木乃実「総組長ののお仕事はたくさんあるんですね。」
りう「アタシには無理だね。」
木乃実の隣に立っているのは『冥加りう』。
年老いて組長の座からは退いたが、今でも現役である。
京香や木乃実の師匠で、翔に体術のいろはを教え込んだ人物でもある。
恋「美羅は市民達をよく守り切ったわ。おかげでパニックは回避されてる。」
美羅「いえ、結局は翔に助けられました。」
風舞希「ただ、守るものが多い戦場では、組長といえど苦戦すると判明しました。」
夜雲「魔都に戦場を限定したいよね〜。ここならフルパワーで戦えるし。」
京香「総組長、こちらから積極的に動きましょう!」
翔「俺も京香さんに賛成です!」
恋「現世の危険度が増した今、魔防隊の方針を変えていくのは当然よ。ただ私たちは、敵拠点をはじめ、分からないことが多すぎる。まずは調査からね。」
翔(俺の中の空折に…何か聞けないかな…?)
恋「さしあたり、魔都緊急宣言を発令する。」
ベル「そ、それは、どのような?」
恋「敵の脅威に備えるのよ。現世とも連携を忘れずにね。」
翔「なるほど。そうしていれば、現世も自然と安心感が高まる。」
恋「そうよ。それと翔くん。」
翔「はい。」
恋「この前あなた、能力を使ったらしいわね。」
翔「?はい。」
恋「言い忘れてたけど、謹慎中は能力の使用も禁止よ。」
翔「え…?」
恋「言い忘れていたから、今回は見逃すけれど、次からは見逃してあげられないわよ。忘れずにね。」
翔「……はい。」
木乃実(翔くん……)
落ち込んだ様子の翔を、木乃実は心配そうに見ていた。
さらに数日後
翔はマッサージをしてもらいに東家を訪れていた。
風舞希「こうしてマッサージするのはいつぶりかしら。どう?」
翔「あ゛あ゛あ゛あ゛〜…極楽ですぅ〜…極楽過ぎてぇ〜…Zzz」
風舞希「寝ちゃったのね…本当に可愛い…今日は泊まっていくといいわ。」
そのまま翔は、深い眠りについた。
数時間後
翔「はっ!?寝ちゃった!」
翔が焦って目を覚まして起きあがろうとすると、何とそこには、東の晩餐で翔が踵落としをして倒した露出狂こと、誉がいた。
翔(どう言う状況!?)
誉「大人しくしてろよ。日万凛より私がいいってことを…」
誉が言い終わる前に、何と翔は誉を押し倒した。
誉(ノリノリかよ…!)
と、誉が目を閉じて待っていても、一向に何も起こらない。
ふと誉が目を開けると
翔「逃げるってヤツだァァァァァァ!!」
翔は全力疾走で逃げた。
誉は状況が理解できず、しばらくその場に座ったままだった。
その後
海桐花「馬鹿者がぁ!襲ったのなら仕留めんかい!!」
誉「ぐえぇ!すいません!」
キレた海桐花に間接技をキメられた。
さらにさらに数日後
翔「魔都の上空の調査、ですか?」
夜雲「そう。今まで特に目立った発見はなかったんだけどね。」
京香「敵が動いてくるのなら、変化は間違いなくある。」
翔「なるほど…そういえば、夜雲さんだとどんな力が発言するのか試してないですよね。」
夜雲「そっ。その確認も含めてね。翔くんの能力の使用に関しては、総組長に事情を説明して許可をもらってるから。翔くんが禁止されてるのは戦闘への参加だけだから問題ないって。」
翔「なるほど。なら早速。」
翔は夜雲に手を差し出した。
夜雲「しっかりエスコートお願いね?」
すると翔の体内から、鳥の姿が刻まれた真っ赤な三つのメダルが飛び出た。
翔「オーズの…なるほど…ライダーの力が発現するんじゃなく、ライダーの力が強化されることもあるのか…」
翔は早速オーズドライバーを腰に出現させ、メダルをセットしてスキャンした。
『タカ!クジャク!コンドル!』
『タ〜ジャ〜ドル〜!』
すると、全身が真っ赤に染まり、鳥を模したような美しい姿になった。
京香「美しい…」
夜雲「わお!翔くんがさらにカッコよくなっちゃった!」
翔「失礼します。」
そう言って、翔は夜雲をお姫様抱っこした。
翔「それじゃ京香さん、行ってきますね。」
京香「ああ。気を付けてな。」
そして翔は背中から6枚の翼を出し、空へと羽ばたいた。
翔「この辺りですかね。」
夜雲「ありがとう。それじゃあ、いっくよ〜!」
夜雲がそう言った次の瞬間
『ナイトストーム』!!
夜雲は凄まじい風圧の竜巻を放ち、雲を吹き飛ばした。
翔「す、すげぇ…」
夜雲「何かいたら、出てくるでしょ。」
すると電話で、京香から連絡が来る。
京香『高度を上げて東に4キロ。門があるらしい。』
翔「分かりました。飛ばしますよ!!」
夜雲「おっけ〜!」
翔が全速力で飛んでいくと、魔法陣のような門があった。
翔「あれか…!」
しかし、その門にはヒビが入っていた。
翔「ヤバい…!門が消えそうです!!」
夜雲「仕方ない!突撃!」
翔「え!?で、でももし敵の本拠地に出たら!」
夜雲「大丈夫!夜雲さんがいる!」
翔「っ!信じてますからね!!」
そう言うと翔はギュッと夜雲を抱きしめ、さらにスピードを上げた。
するとソニックブームが起こり、爆発したような音が辺りに響く。
翔「とどけぇぇぇぇ!!」
そして、門が消える寸前で、翔と夜雲は門に入ることができた。
門を出るとそこは
翔「現世…!?」
夜雲「しかも無人島の上空だね。」
翔「ひとっ飛びして探索しましたけど、特に何もありませんでした。」
夜雲「ただの門だったらしいね。」
翔「拍子抜けでしたけど、何ともなくて良かったですね。」
夜雲「だね。それじゃあ頑張ってくれた翔くんにぃ〜、夜雲お姉ちゃんがご褒美あげちゃう!」
そう言って、何の前触れもなく夜雲は翔に抱きついた。
翔「ちょ!?こ、こここここう言うのは好きな男の人とするんじゃ!?」
夜雲「なら尚更問題無いね♪私翔くんの事だーい好きだから!」
翔(誰でもいいから助けてぇぇぇぇ!!)
と、翔がピンチを迎えた時
天花「助けに来たよ。」
天花がいつもの如く能力で現れた。
夜雲「救援早っ」
天花「魔防隊は優秀だからね。」
夜雲「こうなったら3人で楽しもう!」
天花「まだ任務の途中でしょ。」
翔(ただふざけてるのか…それとも精神がタフなのか…)
翔「ハッ…!ここは…」
翔は、再び突然目を覚ました。
するとそこは河川敷だった。
翔(俺の家の近くだ…てか、この展開前にも…)
そう思い辺りを見回すと
空折「よぅ」
案の定、空折がいた。
河川敷の斜面に寝転がってアイスを食べていた。
翔(空折が居るってことはここは俺の心の中…っ!そうだ!これは千載一遇の…!情報収集のチャンスだ!)
翔は空折の隣に座り話しかけた。
翔「なあ、空折。」
空折は翔に視線を向けた。
翔「お前の仲間の情報をくれ。居場所とか、能力とか。」
空折「やだ。」
間髪入れず、空折は拒否した。
空折「さぁ、どーする?体に聞いてみる?」
空折は胸元をチラ見えさせ、翔を誘惑した。
しかし、翔は動揺しなかった。
翔「…………お前は、俺の中にいるんだろ?俺が死んだら、お前だって…」
空折「るっはっは!どんな説得をしてくるかと思えば、いかにも童貞らしいつまらなさ!」
翔「喧嘩売ってるなら買ってやるぞ…?」
空折「まあでも…確かに人間じゃ、大極姉には勝てない。戦えば間違いなく死ぬ。私を殺したお前の力を使っても、おそらくは無理。」
翔(大極…!仲間の名前か…!)
空折「それとお前の記憶を読むに、私の仲間、八雷神に1人、会うとびっくりする神がいるよ。」
翔「はぁ!?どう言うことだよ!」
空折「話してやれるのはここまでだ。お前がやられたら、そん時はしょーがないよ。」
そう言って、空折は姿を消した。
『戦えば死ぬ』
翔(八雷神…やっぱりやばそうだ…そんな怪物たちが、どこで何をしようとしてるんだ…?)
翔は得体の知れない不安感に駆られた。
さらにさらにさらに数日後
京香「八雷神、そして醜鬼。我々は上がってきた敵の強さに対応せねばならない。各々、そのために努力中だが、我が師なら、レベルアップの良き助言をくれるだろう。一番組に行くぞ!合同訓練だ!」
と言うわけで、翔と七番組は一番組の寮に来ていた。
しかし翔は
翔「何でみんな俺を休ませるんだよ〜…」
暇すぎて一番組寮の中を歩き回っていた。
翔「にしても…」
翔は近くにあった窓に軽く触れた。
翔「めっちゃ丁寧に掃除されてる…」
そして暇つぶしに丁度いい何かがないか、適当に歩き回っていた。
その時、制服姿の木乃実を見つけた。
すると
木乃実「よっ!フッ!」
木乃実は武術の型のような物を行い、下ろしていた髪を束ねて結んだ。
木乃実「スイッチ切り替え完了!」
その時、翔と目が合った。
木乃実「もう来てたんだ。」
翔「はい、学校帰りですか?」
木乃実「うん!放課後からは魔防隊組長だよ!」
すると
りう「久しぶりだね。翔。」
翔「お師匠!お久しぶりです!よろしくお願いします!」
りう「悪いけど、アンタに構ってる時間はないよ。」
翔「え?」
りう「序盤は合同訓練っていうより、私が七番組。見る感じだからね。アンタは木乃実のパトロールに同行しな。学ぶことがあるよ。木乃実にも伝えておく。ただし、アンタは謹慎中で、能力の使用を禁止されていることを忘れないように。」
翔「はい!」
りう(さて、あの坊やがどこまで成長したか。楽しみだ。)
翔が木乃実の元へ行くと、木乃実は体を軽く動かして準備体操をしていた。
木乃実「それじゃあよろしくね!翔くん!」
翔「はい!」
木乃実「あのさ、私に敬語は使わなくていいよ?」
翔「え?でも、組長には敬語を…」
木乃実「だって同い年だから。同級生ぐらいの子が敬語だと変な感じがしてさ。」
翔「そ、それなら。これからはタメ口で行くね。」
木乃実「うん!よろしく。」
翔「それじゃあ、パトロール行こうか。」
木乃実「うん!」
木乃実「いっちに!いっちに!」
翔「ハァ…!ハァ…!」
(ランニングでパトロールなのか!?)
翔は息を切らしながらも、必死になって木乃実について行った。
木乃実「翔くん、大丈夫?」
翔「何とか!ハァ…!」
すると木乃実は懐から水を取り出し、翔に渡した。
木乃実「水分補給はこまめにね!」
翔「ありがとう…!」
2人は一旦立ち止まり、翔は水を飲んで喉を潤した。
その時
ドドドドド!!
地面から大量の醜鬼が現れた。
翔「っ!醜鬼!」
木乃実「私の後ろにいて!能力を使うよ!」
翔(木乃実の能力!初めて見る…!)
すると木乃実はオーラを纏った。
『金色形意拳』!
『虎爪烈斬』!
獣のような迫力を放つオーラを纏った木乃実は、まさしく獣の如く次々に醜鬼をねじ伏せて行った。
翔(すげえ…!)
残り一体になった時、最後の醜鬼が木乃実に拳を振り下ろした。
しかし、木乃実はそれを避け、醜鬼の顎に両手で掌底を叩き込んだ。
『虎撲砕破』!
それを受けた醜鬼は、空中に叩き上げられて地面に落ちた。
翔「今のって…」
木乃実「形意拳をベースにした、独自の拳法だよ!」
翔(荒ぶる虎のような動き…俺の戦闘にも取り入れたい…!)
翔「ただいまです!」
木乃実「戻りましたー!」
京香「戻ったか。どうだった?2人きりでのデートは。」
と、京香の軽い揶揄いに2人は
翔「デ、デデデデデデート!?そ、そんなんじゃ!」
木乃実「そ、そうですよ!た、ただのパトロールです!」
京香「いや、そこまで動揺しなくても…」
めっちゃ動揺した。
翌日
木乃実はいつも通り学校へ来ていた。
しかし、授業中に京香にされた揶揄いを思い出し、思い切り気を解放してしまい担任にしこたま叱られた。
そして今は、友達の江真(えま)と帰っている。
江真「木乃実、授業中のアレはどうしたの?寝ぼけてたの?」
木乃実「ええと………彼氏って、居たらどんな気持ちになるんだろ?」
それを聞いた江真は驚いたような顔をした。
江真「授業中に何盛ってんの!?」
木乃実「思うところがありまして…」
江真「もしかして、気になる人いるの?」
木乃実「そう言うわけじゃないんだけどね。」
(そういえば、蝦夷組長が…)
夜雲『アダルトな相談事があったら夜雲さんのところに1人できなよ。絶対何もしないから!何もしないから!絶対!』
と、木乃実は夜雲に言われた信頼ゼロの発言を思い出した。
木乃実(今度…聞いてみようかな)
江真「何やら考えてる…木乃実もお年頃ってことだねぇ。」
木乃実「高校生だし。」
江真「そんなに気になるなら…私のチューしてみる?」
少しの静寂が訪れる。
木乃実「ほんと!?」
江真「マジリアクション?」
そして2人は少し見つめ合う。
しかし次の瞬間、木乃実は江真の両肩に手を置いた。
だが、それはキスをするためなどではない。
江真の背後に、何者かがおり、江真に襲いかかったからである。
それを見た木乃実は咄嗟に江真を突き飛ばした。
そして木乃実は何者かに向けて蹴りを繰り出した。
しかしそれは避けられる。
「今のは、挨拶代わりだよ。」
そこに居たのは1人の人間。
その人物は、元七番組組長『下村夢路』(しもむら ゆめじ)。
下村「現役組長と神の力を得た元組長、能力戦といこうか。」
木乃実「あなたを拘束します。」
その一部始終を見ていた、木乃実に着いていた一体のゴチゾウは、猛スピードで翔の元へ向かった。
翔「………謹慎解けるまで、あと何日なんだろ…」
翔が自室のベッドで寝転がって天井を見上げていた。
そこへ
『+」々2々×→+・×*々|8÷|+・!!』
木乃実の元からゴチゾウがやってきた。
翔「どうした?そんなに慌てて。なになに?っ!」
ゴチゾウから事情を聞いた翔は、猛スピードで京香の元へ向かった。
翔「京香さーん!!木乃実がぁぁ!!」
京香「分かった。我々が援護に向かおう。」
翔「京香さん!俺も連れて行ってください!」
京香「ダメだ。お前は戦闘目的での能力の使用を禁じられている。ハッキリ言って、戦力にならない。」
翔「そんな…!」
京香「心配するな。我々だけで何とかする。」
翔「でも…でも…!!」
京香「これは上官命令だ。」
翔「っ…!……はい…!」
京香「それでいい。私と師匠で行く。」
そう言って、京香はりうと合流して現場へ向かった。
翔「……俺は…何もできないのか…」
その後、無事に京香たちは木乃実の元へ到着した。
下村「もう来たかい。久しぶりだね、京香。」
京香「夢路さん…!」
りう「魔防隊を襲うとは、何が目的だい。」
下村「馴れ馴れしいね。いつまでも師匠ヅラすんじゃないよ。今のアタシには、八雷神の力が宿ってるんだ。」
夢路の口から放たれたのは、ショックなひと言だった。
りう「京香に負けて組長の座を追われた復讐かい。」
下村「そうさ。全力の京香を真っ向からねじ伏せるのさ。」
京香「……もはや、お前は敵だ。下村夢路。望み通り戦ってやる、魔都でな!」
下村「いちいち魔都まで行くもんか。山でやろう。市民を気にせず戦えるだろ!」
そう言って、下村は山へ飛んで行った。
京香(魔防隊をやめて、何をしているかと思えば……)
山へ飛んで行った下村を、京香と木乃実は走って追いかけた。
そして空を飛びながら、下村は空から空折が使った醜鬼を封じ込めたカードをばら撒いた。
それと同時に、4枚の札をばら撒いて地面にクナイを刺して固定した。
そしてついに京香と木乃実、そして後から追いかけてきたりうは下村に追いついた。
しかし
京香「ぐっ!?」
京香は下村の何らかの力で後ろに飛ばされた。
木乃実「姉弟子!」
京香「大丈夫だ!」
(能力の出力が上がっている。神の力か…)
下村「その位置バッチリ。」
すると下村は配置した札を発動させた。
その時、草むらから何かが飛び出すのと同時に、四角い結界が木乃実を閉じ込めた。
京香が刀で結界を攻撃するも、あまりの硬さに弾かれる。
木乃実「な、なんで…ここに…!」
その時、木乃実は結界の中で驚きの声をあげていた。
京香「どうした!木乃実!」
それもそのはず、何故なら結界の中には
翔「危ねえ…!間に合ったぜ…!」
魔都の組寮で待機してるはずの翔が、結界の中にいたからだ。
京香「翔…!?何故ここに居る!!」
下村「アンタ、この前木乃実と一緒にいたやつか。丁度いい…お前の大事な部下や妹弟子が、アタシに殺されるところを見てな。」
京香「そこまで堕ちたか!!夢路!!」
すると、京香たちの最後の木々をかき分け、大量の醜鬼が現れた。
下村「怒りは醜鬼にでもぶつけてろ。」
京香「くっ!」
りう「落ち着きな京香。さっさと片付けて結界解く方法を探すよ。」
そう言いながら、りうは両手を合わせた。
りう「『白の霊廟』。」
そして能力を発動すると、大きな門が現れる。
門が開くと、中から刀を腰に携えた1人の老人が現れる。
老人に向かって三体の醜鬼が飛びかかる。
しかし、一瞬のうちに三体の醜鬼は、その老人によって真っ二つにされた。
一方、りうは醜鬼の顔面を掌底で殴る。
京香「いつもながら流石です!」
りう「旦那が居ると気合い入るからね。」
これがりうの能力、『白の霊廟』。
死者1人を強化して使役し、発動中は使用者自身も強化される能力である。
翔「オォォォラッ!!」
その頃、木乃実と翔は結界の中で召喚された醜鬼と戦っていた。
翔は生身で醜鬼を殴るが、変身していないため、大したダメージは入らない。
翔(クソっ…!変身してないからダメージが入りづらいのもあるが…!コイツら、しっかり強化されてやがる!!)
一方、木乃実も醜鬼を相手取ろうとする。
しかし、突然動けなくなる。
その時、京香からの説明を受けたことを思い出す。
『改めて説明する。下村夢路の能力は「インペリウム」。念動力だ。念であるから気合を込めればある程度抵抗は可能だ。』
木乃実は全身に力を込める。
木乃実「押忍っ!!」
京香に言われた通り、気合いで念の力を振り解いた。
そして向かってきた醜鬼の腹部を気の刃で切り裂く。
下村「軽い念なら打ち破るか。」
木乃実「翔くん!醜鬼は任せていい!?」
翔「ああ!任された!」
そう言って木乃実は下村に向かっていき、それに対抗するように下村も木乃実に向かっていき、両者は取っ組み合いになる。
下村「神からもらった力、見せてやる!!」
りう(木乃実と打ち合えてる…確かに強化されてるね。)
翔(だけど木乃実の技術は、それで破れるほど甘くはない!!)
その時、発勁の容量で木乃実は下村を吹き飛ばした。
追い討ちをかけるように木乃実は下村に向かっていくが、2人の間に錫杖が落ちてくる。
下村はそれを手に取る。
下村「ここからが本番さ!!」
木乃実(武器を持ったところで!)
下村の顔に向けて、木乃実は拳を突き出す。
しかし下村はそれを錫杖で止める。
その時、木乃実に激しい電撃が放たれる。
下村「強いのいくよ!!」
さらに下村は、先ほどよりも強力な念動力で木乃実を捕える。
そしてそのまま木乃実の体を捩じ切るように動かす。
木乃実(念を…!ほどけない…!)
下村「このままねじ曲がってしまいな!」
木乃実(誰か…!)
その時
翔「ドラァ!!」
下村の顔面に、翔のドロップキックを命中させた。
下村「ぐはっ!?」
翔「木乃実!大丈夫か!」
木乃実「ゲホッ!ゴホッ!う、うん…!間一髪…!」
翔「今の電撃…あれが神の力…」
下村「そう。アタシは発電能力を得た。この錫杖は電力を高める神の武器。触れれば痺れる、近接戦闘主体のアンタらは詰みだね。」
翔「舐めんなクソ外道!!」
木乃実はオーラを纏い、気による斬撃を飛ばす。
翔は斬撃を上手く避けながら下村に向かっていく。
下村は斬撃を避けきれず受ける。
そこへ、さらに翔の膝蹴りを顔に喰らう。
すると、下村は念動力で二本の木を引き抜いて持ち上げる。
下村「アンタらの戦い方見てたら、見切っちまったよ。もう喰らわないよ。」
翔「試してみると…しよう、かっ!!!」
翔は下村に突進し、蹴りを顔に向けて放つ。
しかし、それは避けられ、錫杖で電撃を喰らわされる。
翔「がっ…!?」
下村「散々蹴ってくれたね…お返しだよ!!」
翔「ごはっ…!」
電撃で動けなくなった翔に追い討ちをかけるように、下村は腹を蹴り飛ばし、顔を踏む。
木乃実「っ!やめて!!」
止めに入ろうとする木乃実に、下村は醜鬼を差し向ける。
下村「邪魔するんじゃないよ。フンッ!」
翔「ぐふっ…!」
翔はボロボロになり、顔中血まみれだった。
下村「まだまだ!!」
しかし、下村はさらにそこへ電撃を放つ
翔「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
木乃実「翔くん!!」
下村「まだ!!」
翔「があぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
変身していない生身の状態で何度も電撃を喰らい、翔はもはや虫の息だった。
下村「そろそろ殺すか…じゃあね。」
下村はそう言って、翔の脳天に錫杖を突き刺そうとする。
その刹那、翔の脳内に走馬灯が浮かぶ。
それは、ある日の美羅との会話。
美羅「なあ翔。心の火って知ってるか?」
翔「何ですか?それ。」
美羅「全ての人間の中には火が付いてて、それが消えない限り負けないし、死なねえんだと。」
翔「へぇ、なんか少年漫画見たいですね。ロマンがあるというか…」
美羅「だろ?心の中の火を人は『心火』(しんか)って言うらしい。」
翔「心火…」
美羅「もしお前が危機に陥った時、どうしようもないくらい追い詰められた時があったら、この事を思い出してみるといいぜ。」
翔「ありがとうございます、美羅さん。」
下村「何?」
下村が翔の脳天に突き刺そうとした錫杖を、翔は寸前で錫杖を掴んで止めた。
下村「まだ抵抗する力を残してたとは。徹底的に両手両足を潰しておくんだった。」
翔の抵抗を下村は押し返し、再び脳天に突き刺そうとするが、翔の抵抗する力は次第に強くなる。
下村「チッ…!往生際が…!」
と、次の瞬間、下村は翔に殴り飛ばされた。
押し返そうと力をかけ続け、一瞬の隙を着いて翔は引き寄せ、渾身の拳を下村の顔面に真正面から叩き込んだのだ。
下村「ぐふっ…!この…ガキ…!」
翔は顔から血を垂らしながら、よろけながら立ち上がる。
翔「勝たなきゃなぁ…木乃実…」
木乃実「翔くん…」
翔(お願いだ…神様…俺が魔防隊を追い出されても構わない…だから…俺に力をください…みんなを…守れる力を!!)
そう翔は願う。
その時、翔の腰に光が纏われる。
そして光が消えると、そこには新たなベルトが巻かれており、手元には小さなゼリーのようなものがあった。
『スクラッシュドライバー!!』
翔「ありがとよ…神様…!」
翔はベルトにゼリーをセットする。
『ロボットゼリー!』
すると、金属と金属がぶつかるような音がなり、それに続いて蒸気を放出するような音も鳴る。
翔「変身…!」
翔がベルトのレバーを下げると、ベルトの透明な筒のような部分にゼリーが流し込まれる。
そして翔を囲うようにビーカーのようなものが現れ、黒い液体で満たされる。
『潰れる!流れる!溢れ出るゥ!』
黒い液体が翔を包み、液体が弾け飛ぶと、黒いアンダースーツに金色のアーマーを纏った姿になる。
『ロボットイングリス!ブrrrrrrrrrrrrrラァ!!』
京香「翔のやつ…!また新たな力を…!」
木乃実「すごい…!」
りう「あの坊主が、立派になったじゃないか。」
そして赤い複眼が、下村を捉えた瞬間に光る。
下村「チッ…知らされてない姿か…!だが!神の力には勝てまい!!」
下村は翔に最大出力の電撃を放ち、翔は真正面から受ける。
辺りには電撃による煙が立ち込める。
煙が晴れるとそこにいたのは……
下村「な…なんだ…と…!?」
防御もせず、ただ立っているだけの、『無傷』の翔だった。
翔「心火を燃やして…ぶっ潰す!!」
そう言って、翔は猛スピードで下村に向かって走る。
下村「くっ…!」
翔は下村に殴りかかり、下村は錫杖で受けるが、錫杖ごと殴られ、錫杖はへし折れ、下村は大きく飛ばされる。
翔「さっきは散々やってくれたなぁ…!!」
さっきのお返しと言わんばかりに、翔は下村の足を掴む。
そしてそのまま投げ飛ばし、結界に叩きつける。
下村「ぐはっ…!?」
翔「まだまだぁ!!」
そこへ翔はドロップキックを叩き込む。
数トンはあるライダーのドロップキックを叩き込まれ、下村は血を吐く。
下村「ごぼっ…!」
翔は倒れる下村を見下ろす。
翔「そんなもんか?さっきまでイキってた野郎と同じとは思えないな。」
下村「この…ガキィ…!なら見せてやる…真の神の力を…!」
翔「そうでなきゃな。」
すると、下村の下半身が、何個も目のある異形の怪物の胴体へと変わる。
翔「気色悪いな。まあいいや、来なよ。ただし、木乃実には手を出すなよ。」
下村「調子に乗るなぁ!!」
下村は怪物の巨大な腕で翔を殴ろうとするが、それを避けられ、腕を伝って翔は下村の元へ駆け上がる。
翔「単調な攻撃だな!」
翔は振りかぶった足で下村の顔面を蹴り飛ばす。
しかし、負けじと下村は反撃し、翔は飛ばされる。
翔「っ…!っと!重たい一撃だ…生身で受けてたら死んでたな。」
木乃実「翔くん!大丈夫!?」
翔「ああ、何ともない。」
木乃実「翔くんに任せてばかりじゃいられない…私も戦う!」
翔「わかった、ただし危なかったらすぐに下がって。いいね?」
木乃実「うん!」
翔「行こうか…馬鹿野郎の目を覚ましに…!」
そう言って、翔は素早く駆け出す。
その後に続いて、木乃実も駆け出す。
下村「頭数が増えたところで…!」
次の瞬間、翔は下村の背後に回り、顎を思い切り蹴り上げた。
それに続いて木乃実は下村の頭にかかと落としをする。
下村「ぐぁっ…!」
翔(よしっ!連携ならいける!これなら戦える!)
2人は下村を撹乱するように素早く動くが、怪物の全身の目から光が放たれる。
翔「くっ!」
木乃実「動けない…!」
翔「全方位に念動力を放ったか…!」
下村「さあ見てな京香!この2人の生首が落ちるところを!!」
しかし
翔「なんてね。」
翔は両肩のブースターを背後に向け、無理やりその場から体を動かして下村に向かって行った。
翔「あくまで動けないのは俺自身、アーマーのギミックまでは殺せないらしいな!!」
そして勢い付け、下村に体当たりをした。
下村「くそッ…!」
翔「動き止めるのを忘れてるぜ…!」
下村「しまっ…」
この隙を逃さず、木乃実は下村の胴体を何度も蹴りつける。
翔「下村、アンタは戦いを理解してない。戦いってのは、ノリの良い方が勝つんだよ!!」
翔はベルトのレバーを一回下げ、エネルギーを貯める。
『スクラップフィニッシュ!!』
再び両肩のブースターで加速し、黒い煙を出しながら下村に向かっていく。
翔「ウォリャアァァァァァァァァァァァァ!!」
その一撃は下村の胴体にモロに命中し、怪物のような胴体は消し飛んだ。
木乃実「やったぁ!!」
翔「よっしゃ!」
すると、結界が消えた。
翔「術者の下村が倒されたから、結界が消えたのか。」
京香「翔!木乃実!」
翔「京香さん!」
木乃実「姉弟子!」
京香「2人とも、よくやった!しかし、翔、お前は今後の処分を覚悟しておく事だな。」
翔「ええ。分かってます。覚悟の上ですから。」
木乃実「翔くん…」
京香「全く、お前と言う奴は。」
りう「話はそこまでにして追いな!夢路が消えてる!」
3人が下村が倒れていたところを見ると、そこから血の跡が続いていた。
翔「野郎…!」
京香「追うぞ!翔!」
翔「はい!」
京香「木乃実はここで師匠のサポートだ!」
木乃実「はい!2人とも、気をつけて!」
翔「アイツ…どこまで逃げやがった…!」
京香「まだ血の跡が続いている…これだけ血を流してまだ生きているか…」
下村「ハァ…ハァ…なんてザマだ…」
血を流している下村が木に寄りかかっていると
翔「いた…!」
京香「……」
しばらくの静寂の後、京香が口を開いた。
京香「お前を、連行する。」
下村「陰陽寮送り…というわけかい…」
下村「昔、お前に負けたのは、殺す気まではなかったから…念が中途半端だった、そう思っていた。」
京香「一番の敗因は、人を侮るお前の性格だ。木乃実は高一、翔も同い年だが、2人とも可能性は無限。戦いの中でも、2人は確かに成長した。」
下村「確かに…ソイツが思わぬ成長をしたせいで、このザマだ…」
翔「アンタは人間を捨てた。もう警察の手には負えない。魔都に連行させてもらう。」
下村「アタシは神の情報を知っている。アジトの場所とかな…いろいろ教えてやるから、丁重に扱いな。」
翔「京香さん、こいつの生に対する執着はゴキブリ並みですね。」
京香「全くだ。呆れた生き汚さだ。しかし、その情報は絶対に欲しい。」
そう言いながら、2人は下村に近寄る。
しかし、下村は2人を手で制止する。
下村「まだ触るな!巻き込まれるぞ…!」
翔「巻き込まれる…?」
下村「今からアタシに、神の制裁が来る…分かるんだよ。」
翔「神の制裁…!?」
下村「そうさ…だから、治療して助けろ。」
京香「何故、そんな神についた。人を滅ぼすと言っているような奴に。」
下村「……誰も、アタシを見てなかった世界だ。アタシだって世界を見ない…それだけさ。」
下村はそう言ってタバコを咥え、雷で火をつけようのする。
しかし、弱っているため火をつけることもできない。
その時、京香がライターの火を出した。
そのライターは、下村が組長だった頃、新人として入ってきた京香にプレゼントしたライターだった。
下村「京香…」
京香「私は…お前を見ていた…だから、何度も諫言したのに…!」
京香は悔しそうな顔をして、下村を真っ直ぐ見た。
下村「フ…」
その時だった
ブシャアァァ!!
下村の全身から血が吹き出したのだ。
翔「な…なんだこりゃ…!?」
京香「これが…神の制裁…!」
翔「っ!くそッ!ここまで意地汚く生きたんなら、その意地汚さをもっと見せてみやがれ!京香さん!」
京香「ああ!」
京香は刀のあの部分で下村の心臓部分を強く打った。
それにより、奇跡的に心臓が動き出した。
京香(っ!念動力を発動してる…生きるために、自分の臓器を動かしたんだ…!自分の体ならこんなこともできるのか…)
翔「この出血量…医療班は待ってられない…!」
すると京香は下村を抱えて山を降り始めた。
京香(夢路が搬送されるのは陰陽寮だろう…八雷神の情報を得つつ、陰陽寮の内部も探れる。死なせるわけにはいかん…!!)
その時、翔はバイクを持ってきた。
先端に歯車がついたようなバイク、マシンビルダーだった。
翔「京香さん!乗って!」
京香「助かる!」
翔「全速力でいくんで、捕まっててくださいね!」
そして翔はバイクを猛スピードで走らせる。
翔「間に合え…間に合え…間に合え…!間に合えぇぇぇ!!」
翔の願いがこもった叫びが、山に響き渡る。
疲れました…本日、日曜日を丸々使ってようやく1万4000字…しんどい…
ところでどうでしたか?是非とも感想をください。
読んでくださりありがとうございました。
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