※この作品はR-18です。

魔都精兵のライダー   作:SEEDに出会えてよかった

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お待たせして申し訳ありません。
高校卒業が近づき、期末試験を乗り切りましたが、自分は就職するため、通勤用に車を運転しなければいけなく、自動車学校のことも忙しくなってしまい、全然投稿できませんでした。
と言うわけで頑張って書いたので、是非お楽しみください。


誕生I 銃と狐と神

 

 

 

 

下村の一件の後、下村は傷を癒すために治療室へと送られた。

そして翔は、激しい戦闘による疲労からか、はたまた新たな力を発現させたことによるものか、熱を出して寝込んでいた。

そこへ天花が訪れ、翔の寝顔を愛おしそうに見ていた。

 

翔「ぅ…うぅ…」

 

しかし、翔は熱でうなされていた。

心配した天花が熱を測った。

表示されたのは『37.7』の数字。

 

天花(翔くんの平熱は…36.3…!)

 

なぜこの女は翔の平熱を覚えているのか、気にしたら負けというものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、翔は精神世界にて

 

翔「おいっ!空折、これは…!?」

 

裸の状態で、裸の空折に密着されていた。

 

空折「動けないだろ。暴れようとしても無駄だ。現実のお前は、疲労で軽く熱が出始めたぞ。」

 

さらに空折の体からは、謎の液体が分泌されていた。

 

空折「だから、こうやって…神エキスを体に塗りこんで、看病してるんだ。」

 

翔の顔は、空折の胸に抱かれた。

 

翔(現実の看病も、こいつの体には的確らしいし…まあ、治るだろ…)

 

その後、目を覚ました翔はとても元気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

恋は、1人の老婆に案内され、陰陽寮へ来ていた。

 

するとそこには、謎の陣が描かれており、その中心に裸の女性が横たわっていた。

しかし、その女性はすでに事切れていた。

 

恋「彼女もダメだったのね。」

 

老婆「残念ながら。体が内側から破裂する…襲撃者達にはそんな仕掛けが施されています。」

 

恋「彼女は治療が間に合ったように見えるけれど。」

 

老婆「肉体は治りましたが、意識が戻らず衰弱死しました。」

 

女性の額には、謎の刻印があった。

 

老婆「額の刻印が、呪いのような作用をしているのだと思われます。」

 

恋「刻印の抽出はできないの?治癒以外にも能力は試したの?」

 

老婆「東 海桐花による生命力注入でも無理でした。刻印は抽出できますが、また出現します。部位ごと切除しても、別の部位に現れます。」

 

恋「神だけあって、なかなか厄介ね。」

 

老婆「捕縛した襲撃者14名のうち、生き残ったのは、下村夢路ただ1人です。」

 

 

 

 

その頃、京香と翔は下村が眠る病室は来ていた。

 

そこへ、恋が入ってきた。

 

恋「容態は?」

 

翔「意識は、まだ…ただ、何とか持ち堪えてるって感じです。」

 

京香は下村の手を握り、語りかけた。

 

京香「総組長が来たぞ!情報を出せ夢路!有用性を示せ!助かる道は開くはずだ!」

 

するとなんと、下村の手がピクリと動いた。

 

意識が戻るわけでは無いが、手をピクピクと動かして何かを伝えている。

 

翔「モールス信号か、何か…?」

 

恋「京香。」

 

京香「数字です。3…5…1…4…0…」

 

翔「座標か…!」

 

恋「京香はこのまま下村について。情報があれば逐一知らせて。」

 

京香はこくりと頷く。

 

恋「あらゆる手段で延命を。」

 

さらに老婆に指示を出した。 

 

恋「それと翔くん。」

 

翔「はい。」

 

恋「話があるわ。ついて来て。」

 

翔「…はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大会議室にて

 

現在、会議室には京香を除いた各組長たちが集められており、恋と向かい合う席に、翔が座らされていた。

 

恋「まず、翔くん。あなたは、なぜ自分がここに呼ばれたかわかる?」

 

翔「…はい。俺が謹慎を破って独断で行動し、さらに能力の使用だけでなく、無断で戦闘に参加したから…ですよね。」

 

恋「そうよ。それについて、今日はあなたに正式な処分を下すわ。」

 

その時、木乃実が立ち上がる。

 

木乃実「待ってください総組長!翔くんが居なければ、あの場で私は殺されていたかもしれません!それに、あそこに翔くんが来たことで、私達が勝利できたのも、紛れもない事実で…!」

 

恋「木乃実。静かにできるかしら?」

 

木乃実は命の恩人である翔を必死に庇うが、恋の圧に負けてしまう。

 

翔「木乃実、大丈夫だよ。こうなる事も、覚悟した上での行動だったし。」

 

木乃実「っ…!けど!」

 

恋「そこまで。それでは、処分を言い渡すわ。」

 

ワルワラ(ごめん翔くん…何もできなくて…)

 

風舞希(当事者でない事が悔やまれるわ…)

 

美羅(すまねぇ…!翔…!)

 

翔に恩がある、又は想いを寄せている組長達は、心の中で翔に謝罪する。

 

恋「翔くん、あなたは……」

 

そして、恋の口から発せられたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恋「このまま魔防隊の隊員として活動してもらうわ。」

 

あまりにも意外な言葉だった。

 

翔「…ぇ…?」

 

木乃実「そ、総組長、今なんて…?」

 

恋「聞こえなかった?彼にはこのまま魔防隊で活動してもらうのよ。」

 

翔「な、なんでっ…!?俺は謹慎を破って、その上勝手に戦闘も…」

 

恋「ええ。確かにあなたのした事は、本来なら最低でも除隊処分モノよ。けれど、今回あなたが居なければ、下村は助からなかったし、木乃実達も助からなかった。それに、下村が居なければ、今後我々は余りに不利な状況になっていた。あなたは自分の保身より、仲間の命を優先し、見事救った。そして魔防隊にとって最重要である敵の情報を獲得したのよ。除隊にする方がおかしいわ。」

 

翔「そう…ですか…」

 

肩の力が抜けたのか、翔は椅子にもたれ掛かった。

 

木乃実「翔くんっ!」

 

あまりの嬉しさに、木乃実は翔に抱きついた。

 

翔「わぷっ!?」

 

その拍子に、翔の顔が木乃実の胸に埋まった。

 

美羅「はぁ〜!ヒヤヒヤしたぜ…」

 

ワルワラ「翔くん…良かった…本当に。」

 

風舞希「彼の迷いの無さが、彼自身を救ったわね。」

 

すると恋が再び口を開く。

 

恋「みんな。この後、また私についてきて貰うわ。」

 

翔「っ!もしかして…」

 

恋「あなたは勘がいいわね。さっき、下村から伝えられた座標の元に向かうわ。」

 

木乃実「え!?あの人、目を覚ましたんですか!?」

 

翔「いや、意識がない中で、なんとか手を動かして伝えてくれた感じだよ…」

 

木乃実「そうなんだ…」

 

恋「京香は下村についているわ。だから我々のみで、その座標の場所へ向かいます。今すぐね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらく歩き続け、一同は魔都の大地のとある場所に行き着いた。

 

 

 

翔「ここですか?」

 

恋「ええ。この場所の155メートル下が、下村の示した座標の場所があるわ。今からそこへ乗り込む。」

 

風舞希「作戦は?」

 

恋「私が斬り込む。貴方たちは私から連絡があり次第突入。もしくは10分後に無条件で突入わ。」

 

木乃実「でも、1人で突入ですか?それはあまりに…」

 

恋「1人じゃ無いわ。」

 

すると恋は、翔を指差す。

 

恋「翔くんを同行させる。」

 

翔「お、俺ですか!?」

 

恋「まだ私で力を発現させた事は無かったわね。力を発現させるついでに、戦闘に加わってもらうわ。」

 

翔「れ、恋さんの力による…俺の能力の発現…!?」

 

その発言に、一同は反対の声を上げる。

 

木乃実「それは反対です!」

 

天花「総組長の攻撃に彼が巻き込まれます!」

 

美羅「まずは俺の分身で様子を…!」

 

恋「大丈夫よ。私の力を使うんだもの。そんなに柔じゃない筈よ。」

 

翔「やります!やらせて下さい!」

 

一同は翔の方を向く

 

翔「ヤツらを倒して…それで平和になるなら…それで、救われる命があるなら…!俺は迷わずやります!」

 

天花「翔くん…」

 

翔「恋さん、手を。」

 

恋「ええ。ただ、私からも言うわ。くれぐれも気をつけてね。」

 

翔「はいっ!」

 

そして、翔が恋の手を握ると、翔の脳内には様々なモノが流れ込んできた。

 

翔「うっ!?な、何だこれは…!?」

 

同時にいくつもの力が発現し、翔は頭を抱える。

 

天花「翔くん!」

 

風舞希「大丈夫?」

 

翔「は、はい…少し頭が痛むだけです…!」

 

恋「大丈夫なの?無理ならそれでも構わないわ。」

 

翔「いえ…!大丈夫です…やります…!うおぉぉぉぉぉぉ!」

 

すると翔は大声を上げ、手のひらには赤い光が集まった。

そして光が消えると、翔の手には、白い円錐型の物に赤で狐の顔の様な物が刻まれた物、黒い質素なベルトと、バイクのハンドルの様な赤いバックル、マグナムのシリンダーを模した様な白いバックルが現れた。

 

翔「この丸いのを、ベルトの窪みに嵌めるのか…?」

 

恐る恐る、ベルトの真ん中の窪みに白い円錐型の物を嵌めた。

 

『ENTRY』

 

翔「え、えんとりー…?まあ、物は試しだ。着けてみるか。」

 

そしていつもの様に腰にベルトを着ける。

 

『DESIRE DRIVER』

 

翔「デザイアドライバー…それがこのベルトの名前か…。じゃあ、このバックルを着ければいいのか。」

 

翔は勢いよく、ベルトの左右にバックルをセットした。

 

『SET』

 

翔「ここと…ここを回すのか。」

 

赤いバックルのハンドル部分と、白いバックルのシリンダーを回す。

 

『DUAL ON』

 

翔「変身!」

 

黒いスーツが全身に装着され、頭部にはキツネを模した様な白い仮面を纏った。そして足には、赤いアーマーが。足首部分にはバイクのマフラーが装着された。

 

『GET READY FOR BOOST&MAGNUM 』

 

そして右手には白い銃を持った。

 

『READY FIGHT』

 

翔の脳内には、一つの名前が流れ込む。

 

翔「ギーツ…仮面ライダー、ギーツ。それがこの姿の名前か…」

 

恋「あら、キツネの姿なのね。私の好みでいいわ。」

 

翔「じゃあ、行きましょう。」

 

恋「行くわよ。」

 

恋は能力で地面を破壊して地中へと潜り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてしばらく掘り進めると、広い空間に行き着いた。

そこに居たのは2人の女。

 

1人は黒い髪を伸ばし、その髪の先端は蛇の頭になっている。

もう1人は褐色の肌に、背中に翼を携えている。

黒髪の名前は紫黒。もう1人は壌竜。

魔防隊の敵、『八雷神』の一角である。

 

紫黒「やあ、ようこそ。」

 

翔と恋は敵を見据える。

 

翔「恋さん、ヤツらが…」

 

恋「ええ。私達の敵で間違いないでしょうね。」

 

翔「なら…アイツらを倒せば…」

 

翔は敵に対して、怒りを剥き出しにする。

 

恋「他のは居ないの?」

 

壌竜「そもそもここは本拠地では無い。」

 

紫黒「重要拠点を人間なんかに教えるわけないじゃんか。本来ここも撤去する予定だったんだけど、敵の総大将と、敵の突起戦力が来てくれるなら、ご挨拶しなきゃね。」

 

恋「挨拶も何も、人を滅ぼす気なんでしょ。」

 

そして恋はこう宣言する。

 

恋「神は退場よ。魔都は私が管理する。」

 

紫黒(分かりやすい性格だねぇ…成程成程…)

 

そして双方は互いに戦力を投入する。

 

恋「翔くん。」

 

翔「はい。」

 

魔防隊側は翔を。

 

紫黒「壌竜。」

 

神側からは壌竜。

 

翔と壌竜が睨み合う。

 

翔「先手必勝っ!」

 

翔は不意に壌竜に向けて銃を放つ。

 

壌竜「はっ!」

 

しかし銃弾は壌竜の手で弾かれる。

 

翔「マジかよ…」

 

紫黒「今のって弾き返せる物なの?パワフルだね〜。」

 

壌竜「来るぞ。」

 

翔は足首のマフラーで加速し、瞬き一つの間に壌竜に接近する。

 

翔「フンッ!」

 

壌竜「フッ…!」

 

そして、そのままの勢いで壌竜の頭部にはハイキックを繰り出すが、壌竜に間一髪で防がれる。

 

壌竜「ハァッ!!」

 

翔「うおっ…!?」

 

接近した翔に、壌竜は間髪入れず拳を繰り出す。

しかし翔も、それを避ける。

 

翔「ほっ!」

 

壌竜が拳を突き出した一瞬を突いて、翔は壌竜の腹部に再び銃を向けて放つ。

 

翔(この至近距離だ…!流石にかすり傷くらいは…!)

 

しかし、全く傷がついていなかった。

 

翔「嘘だろ…」

 

壌竜「フンっ…!!」

 

そして、今度は逆に翔が驚いた一瞬を突かれ、壌竜の蹴りをモロに喰らう。

 

翔「ぐぁっ…!?」

 

あまりのパワーに、翔は後方に吹っ飛ぶ。

 

翔「ってぇ…」

 

恋「大丈夫?」

 

翔「はい。ちょっと痛みますけど。」

 

恋「なら良かったわ。それじゃあ…」

 

翔「いざ…」

 

2人『神殺し。』

 

そう言うと、翔は徐にベルトを回転させた。

 

『REVOLVE ON』

 

すると、翔の体が回転し、上下のアーマーが反転して装着された。

 

翔「恋さんはあの蛇頭を。」

 

恋「ええ。任せて。」

 

そう言って、2人は地面を蹴って駆け出す。

 

翔「ハァァァ!!」

 

翔は手首に着いたマフラーで拳をブーストさせ、壌竜を殴りつけた。

 

壌竜「っ…!」

 

翔「まだまだぁぁ!!」

 

両手のマフラーで拳を加速させ、目にも止まらぬ速度でラッシュを繰り出す。

 

壌竜(コイツの元の腕力と加速が組み合わさり、一撃一撃が途轍もない重さだ…速さも、一撃ずつ目で追っていたらキリがない…ならば…!)

 

すると壌竜は足を上げ、地面を踏む。

その瞬間、周囲には爆発の様な衝撃波が放たれる。

 

翔(くっ…!パワーで押してきたか…!)

 

翔は再び後方に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。

 

翔「かはっ…!」

 

その隙をついて、壌竜は紫黒と戦っている恋に向かって走る。

 

恋「力自慢の神なのね。」

(搦手が有効だろうけど…私は敢えて、肉弾戦でねじ伏せる)

 

すると背後から紫黒が現れる。

 

そして壌竜は拳に岩の様な物を纏い、紫黒はエネルギーの玉を形成する。

 

壌竜『地殻竜拳』

 

紫黒『暗澹波』

 

恋(これが、神殺しよ。)

 

だが次の瞬間、恋は回し蹴りを放った。

恋から放たれる蹴りは普通ではなく、壌竜と紫黒を容易く吹っ飛ばした。

 

恋「翔くん。」

 

翔「はいっ!」

 

『REVOLVE ON』

 

翔は紫黒に向かって走り、壁に叩きつけられた紫黒に向けて何度も銃を放つ。

 

翔「確実にトドメを…刺すっ!!」

 

足首のマフラーで加速した蹴りで、紫黒の腹部を貫いた。

 

翔「よしっ!勝った!」

 

翔は勝ちを確信し、思わず変身を解いた。

しかし、腹部を貫いた時、紫黒の体が無数の蛇に変わった。

 

翔「これはっ!?」

 

恋「変わり身という事ね。」

 

その時、2人の背後にはすでに壌竜と紫黒が居た。

 

紫黒「さすがは総大将。けど突起戦力の方は拍子抜けだね。でも顔は好みかも。」

 

翔「野郎…!!」

 

紫黒「挨拶は済ませたから、退散するよ。」

 

翔「ふざけんな!!」

 

翔は的確に紫黒の顔目掛けて銃を何発も撃つ。

しかし2人は転移してしまい、銃弾は一発を除いて全て壁に当たる。

 

翔「逃した…クソッ!!」

 

恋「他に敵は居ないわ。」

 

翔「恋さん…すいません、逃しました…」

 

恋「構わないわ。収穫は十分にあった。神であろうと、私を倒せないと言う事が分かった。」

 

翔「ですね。でも、俺は…」

 

拳を握りしめ、翔は俯く。

 

恋「仕方ないわ。その力は発現したばかりなのだから。これから少しずつ練度を上げて、より強力な力にしなさい。」

 

翔「っ…はいっ…!」

 

恋「一旦戻るわよ。」

 

そう言って、2人は地上へと戻って行った。

 

 

 

 





今回は頑張ってギーツを出してみました。
以前読者の方から、キツネがイヌ科の動物だと教えていただいたので、犬を飼ってる恋にはピッタリだと思い出しました。
ギーツナインはここぞと言うタイミングで出す予定ですので、お楽しみに。
読んでくださり、ありがとうございました!

暴走フォームで好きなのは?(小説に登場させるのには関係ありません)

  • クウガアルティメット(ブラックアイ)
  • アギト バーニングフォーム
  • ブレイド キングフォーム
  • ダブル ファングジョーカー
  • オーズ プトティラ
  • エグゼイド ドラゴナイトハンター
  • ビルド ラビットタンクハザード
  • ゼロワン メタルクラスタホッパー
  • セイバー プリミティブドラゴン
  • ギーツ マークIII
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