※この作品はR-18です。

魔都精兵のライダー   作:SEEDに出会えてよかった

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久しぶりに完全オリジナルの話を書きます。
クオリティはゴミ以下なのであしからず。




迷いも悪夢もぶち壊せ

 

 

八雷神2体、そして父親との決別を終えた数日後の夜

 

翔「スゥ…スゥ…」

 

翔は寝息を立てて寝て居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは翔の夢の中

 

条《お前が殺した…!俺を!実の父親を殺した!》

 

翔「っ…はぁ…」

 

条《人殺し…!お前はヒーローじゃ無い!》

 

翔「ハァ…ハァ…」

 

条《お前は生まれて来たこと自体が罪だ。》

 《一生憎み続ける…!お前をォォォォ!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

条との決別を終えてから、翔は毎晩のように悪魔に魘されていた。

『決別した』と口で言うのは簡単だが、腐っても翔にとっては父親。

実の親を、人を殺した事を、翔はずっと心の中で悔やんでいた。

『もっと方法は無かったのか』『殺すしか無かったのか』と。

 

 

 

 

 

 

 

翔「はぁ…」

 

天花「翔くん、大丈夫?」

 

京香「顔色が悪いぞ。休めているのか?」

 

翔「ええ、ちゃんと寝てますから。大丈夫です。」

 

京香「そうか…」

 

翔「ウッ…」

 

京香「翔!?」

 

突然、翔はふらついて倒れそうになった。

そこへ偶然、木乃実とワルワラも通りかかる。

 

ワルワラ「翔くん!?」

 

木乃実「具合でも悪いの?」

 

天花「やっぱり休んだ方がいいよ、総組長には言っておくから。」

 

京香「……翔、何か隠していることがあるだろう。」

 

翔「それ…は…」

 

京香「話せ。私達に。」

 

翔「……はい。」

 

翔は、条の悪夢に魘されて中々眠れて居ない事を全て話した。

 

京香「翔の精神的な不安定からなのか、もしくは別の理由があるのか…」

 

ワルワラ「なんとかしてあげたいけど…原因が分からないとどうしようも…」

 

木乃実「あっ!そうだ!」

 

京香「どうした?」

 

木乃実「翔くん、前に私を助けてくれたみたいに、夢の中でその悪夢と戦ってみたら?」

 

天花「悪夢と戦う?」

 

ワルワラ「どう言うこと?」

 

木乃実「前に、私が嫌な夢を見て悩んでた時に、翔くんが夢の中に入り込んでた醜鬼を退治してくれたことがあるんです。」

 

京香「なるほど、翔の悩みは翔自身が解決する、と言うことか。」

 

翔「確かに…ゼッツの力なら…」

 

京香「よし、ならば今夜、早速実行しよう。」

 

天花「念の為、翔くんの側には私たちが着いてるから。」

 

ワルワラ「何かあったらすぐに助けるから。」

 

翔「俺の夢の中に入る場合は、俺が寝てる時に着けてる襷掛けのベルトに触ってもらえれば大丈夫です。」

 

京香「わかった、我々から見て危険だと判断した場合、すぐに突入する。」

 

翔「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京香達と別れ、夜になるのを待つだけになった翔は、自室でひとまず体を休めて居た。

 

翔(俺の悪夢を…俺自身で倒す…)

 

内心、翔は怖かったのだ。

あの呪詛の塊のような悪夢と向き合う事が。

一度手にかけた自らの父と言う呪いに立ち向かう事が。

少し気を抜けば、永遠の闇に食い殺されそうに感じて居た。

その時

 

『なら、壊せばいい。』

 

翔「っ!?誰だ!」

 

どこからか声が響く。

 

『お前の悪夢も、その呪いも、何もかもぶち壊せば無かったことになるだろ?』

 

翔「誰だ!?どこに居る!」

 

『ずっとここに居るじゃ無いか…』

 

翔はふと、自分の部屋の姿見を見た。

すると、自分の姿がそのまま映るはずの鏡には、自分の後ろ姿が写っていた。

 

翔「ここから、声が…!?」

 

その時、鏡の中の翔はゆっくりと振り返り始めた。

 

『そうだよ。俺は、お前自身だ。』

 

翔「お前が…俺…?」

 

鏡の中の翔の顔を見た時、翔はゾッとした。

顔立ちは翔と完全に同じだが、その表情は、何か深い闇のようなものを隠したような顔だった。

 

『俺は、お前の中の本質ってやつだ。』

 

翔「お前が俺の、本質…?」

 

『お前は壊したがってる。悪夢を、父親という呪いを。』

 

翔「違う…!俺は決めたんだ、全て背負って乗り越えるって…!」

 

『乗り越えるって?笑わせるなよ、現に乗り越えられて無いだろ。たかが夢如きに苦しみやがって。』

 

翔「俺は…乗り越える…いつか、必ず…」

 

『いつかって、いつだよ?一体いつ乗り越えるんだよ!』

 

翔「それ、は…」

 

『いいから壊せ。全てを。』

 

翔「俺は…」

 

『目に映るすべての悪夢を、呪いを、ぶち壊せ!壊して乗り越えろ、邪魔なやつは全部壊せ!!』

 

翔「あ、あぁぁ…!」

 

『お前の本能の赴くまま!お前の衝動を解き放て!!』

 

翔「あ、あああああああああ!!!」

 

その時、翔の目の前に黒と光が集まったような塊が形成され、モヤが晴れると、大きなカプセムが現れた。

 

翔「これは…?」

 

『それは、お前の衝動が形となったものだ。それを使って壊せ、すべての悪夢を。』

 

そう言って、鏡の中の翔は姿を消した。

 

翔「おい!待て!まだ話は…!」

 

取り残された翔は、手元のカプセムを見ることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その日の夜。

京香達は翔の部屋に集まっていた。

 

京香「翔、決して無理はするな。」

 

天花「怖かったら、いつでも助けに行くからね。」

 

ワルワラ「大丈夫…私がついてる。」

 

木乃実「私たちは、いつでも翔くんの味方だよ!」

 

そう言って、京香達は1人ずつ翔を抱きしめた。

 

翔「はい…おやすみなさい。」

 

そして翔は、夢の中へと旅立った。

自分を苦しめる悪夢と、呪いと、決着をつけるために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「来た…ここが悪夢の中…」

 

真っ暗な空間の中に、翔は立っていた。

すると、山の奥からズズズと音を立てて何かが近づいて来ていた。

 

翔「き、来た…!」

 

震える手を、足を無理やり動かして、翔は立ち向かおうとする。

 

『Impact!』

 

『メツァメロ…メツァメロ…メツァメロ…』

 

翔「上等…!変身!!」

 

『good morning!rider!Z・Z・ZEZTZ!!Impact!』

 

闇の中から現れたのは、真っ黒なヘドロの塊のような条だった。

 

条『この人殺しがぁぁぁぁ!!』

 

翔「っ…!」

 

翔は、それでも立ち向かう勇気が出なかった。

自分の恐怖心が作り出した悪夢、いわば自分の恐れる物そのものだ。

そんな物に立ち向かう事など、簡単にできることでは無い。

 

翔「くっ…!」

 

翔は走り出して距離を取った。

 

条『ガアァァァァ!!』

 

もはや理性のない化け物の如き形相で、条は追いかけて来た。

 

翔「来んじゃねえよ!!」

 

翔はブレイカムゼッツァーを取り出して斬りかかる。

しかし、条には当たらずすり抜ける。

 

翔「くそッ!」

 

条『グアァァァァァ!!』

 

翔「うっ…!」

 

痛みこそ無いものの、潜在的な恐怖心を直接揺さぶられるような感覚に、翔は思わず変身を解いて逃げ出した。

 

翔「ハァ…ハァ…!」

 

(怖い…怖い…!)

 

ただひたすら、恐怖から逃げ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは現実。

翔の側に居る京香たちは、翔の異変を察知した。

 

翔「うっ…!ハァ…ハァ…」

 

京香「翔!?」

 

天花「限界かな…行こう。」

 

4人はゼッツドライバーに触れ、夢の中へと入った。

 

ワルワラ「待っててね…翔くん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「ハァ…ハァ…!来るな…!来ないでくれ!!」

 

戦う事など、もはや頭には無かった。

逃げる、それしか考えられなかった。

 

翔(なんで俺が…なんでこんな…!)

 

逃げながら、何故自分がこんな目に遭わなければならないのかと、頭の中で疑問に思った。

 

翔(こんな悪夢…こんな苦しみ…こんな呪い…)

 

そして翔は、心の底からこう思う。

 

翔(こんなの全部…壊れて仕舞えばいい。)

 

その時、翔の胸のゼッツドライバーに、現実で手に入れた大きなカプセム、『デュアルメアカプセム』が現れた。

 

翔「そうだ…壊して仕舞えばいい。そっか…あの時の俺が言ってたのは、こういう事だったんだ。」

 

一周回った恐怖は、悪夢への憎しみに変わった。

翔はカプセムをセットする。

 

『catastrophe!!』

『メ〜ツァメロ! メ〜ツァメロ! メ〜ツァメロ!』

 

翔「ぶち壊してやるよ、クソ親父が。」

 

そしてカプセムのボタンを拳で押した。

 

『パルバライズ! ライダー!』

 

『ゼッツ!ゼッツ!ゼッツ!!catastrophe!』

 

すると、翔は筋骨隆々な姿へと変わった。

太い両腕、大きく隆起した上半身の筋肉を持つ姿に。

 

翔「こんな夢…ぶっ壊してやる。」

 

そこへ、京香達が駆けつけた。

 

京香「翔!」

 

天花「どうやら、何かあったらしいね…」

 

ワルワラ「上手く言えないけど、何かとてつもない力を感じる…」

 

木乃実「怖くはないけど…良くない感じがする…」

 

悪夢が作り出した条は、翔へと飛び掛かる。

 

条『ガアァァァァ!』

 

しかし

 

翔「うるせえんだよクズ。」

 

翔は条の頭を掴み、受け止めた。

条の頭を握る手に少しずつ力が入り、条の頭からミシミシと軋むような音が鳴る。

 

京香「翔!よせ!」

 

しかしその制止を聞かず、翔は条の頭をさらに握る。

そしてゴギャッとグロテスクな音が鳴り、条の両腕両足はダランと垂れた。

 

翔「お返しだ。」

 

さらに追い打ちをかけるように、条の顔面を地面に叩きつけた。

グシャリ、グチャリ、ヌチャと生物を潰した音が辺りに響く、

 

木乃実「あれが…翔くん…?」

 

ワルワラ「前の暴走とは、また違う…明確な意識があって、その上での行動…」

 

天花「翔くん自身が、明確な殺意を持って行動してるって事…?」

 

京香「そうだとしたら…」

 

翔「フンッ…!」

 

ゴシャッ!

 

翔は条の頭を殴りつけて潰した。

 

京香「あまりに危険すぎる力だ…」

 

すると、死んだはずの条が突然息を吹き返して翔に襲い掛かる。

しかし

 

グシャッ

 

襲い掛かった際に伸ばした腕は、翔の剛腕によってシャーペンの芯の如く簡単に折られた。

しかも、生物ならば絶対に曲がらない方向に。

 

翔「せっかくなら左右対称にしてやるよ。」

 

そう言って、翔はもう片方の腕も同じようにへし折る。

 

翔「あと顔がキモいから潰しておく。」

 

さらに拳を握りしめ、大岩で叩き潰すかのように条の顔面を潰した。

 

京香「翔、もうやめろ…!」

 

翔「少し黙っててくださいよ。」

 

その言葉は、普段の翔からは考えられないほど棘のある言い方であった。

いつもは極端なほど温厚な翔が、仲間であり恩人でもある京香に黙れと言い放ったのだ。

 

翔「こいつは…これで壊し終わりますから。」

 

翔は、カプセムのボタンを3回押す。

そして条の頭を掴んで空へと投げ飛ばす。

すると、デュアルメアカプセムが巨大化し、その上に翔が飛び乗る。

 

翔「この夢ごとぶち壊してやるよ…!」

 

『カタストロムクラッシャー!!』

 

そのまま天に駆け上がるように飛び蹴りを放つ。

 

『ゼッツ!ゼッツ!ゼッツ!!』

 

その一撃は条の腹部を貫き、条はチリとなって消えた。

 

京香「なんて…無慈悲で強力な力だ…」

 

天花「力を制御できるようにする必要があるね。」

 

すると、辺りが大きく揺れ始めた。

 

木乃実「な、なに!?」

 

ワルワラ「悪夢の元凶を倒したから、夢の世界が終わりを迎えてるのかも知れない…!」

 

そして、まるで洞窟が崩れるように、夢の世界は崩壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京香「はっ…!」

 

天花「京ちん、起きた?」

 

ワルワラ「おはようございます、京香様。」

 

京香「死は?」

 

木乃実「まだ眠ってます。」

 

翔「スゥ…スゥ…」

 

京香「そうか…」

 

眠っている翔の寝顔は、悪夢に魘されている時からも、悪夢の中で戦っている時からも想像出来ないほど穏やかな寝顔だった。

 

そして、胸のゼッツドライバーには、デュエルメアカプセムが装着してあった、

 

 

 

 

 







いやぁ〜…ゴミだな。
原作見ないでオリジナルで考えるってなるとめちゃ難しいね。
最近ゼッツが面白くなって来たので頑張ってカタストロム出したさに書きました。
とりあえず仕事疲れたけど、頑張って書いたから大目に見て。

出して欲しいライダー、またはもっと登場させて欲しいライダーは?(平成ライダー編)

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