この話を執筆している7月25日当日、ガヴの映画を友達と観てきました!
今回は新ライダーについてのネタバレを少し含むので、観てない方は観てから読んでいただいた方がいいと思います。
ゴジュウジャーの映画も、中々はちゃめちゃで結構面白かったです。
それではどうぞ!
翔は今、木乃実の元に訪れている。
なんでも、木乃実が悩まされていることがあるらしい。
翔「悪魔に悩まされてる?」
木乃実「うん…」
翔「その…差し支えなければ、どんな悪夢か教えてくれませんか?」
木乃実「っ……!」ブルブル
木乃実はそう言われた瞬間、自らを抱きしめるようにして震え始めた。
おそらく、相当トラウマに残るような怖い夢を見たのだろう。
翔「すいません、デリカシーが無かったですね。無理にとは言いません。」
木乃実「い、いや…言うよ…………お、犯される夢…しかも毎日…」
翔「っ!!」
翔はそれを聞いた瞬間、怒りに震えた。
人一倍正義感の強い性格であるがため。
しかも、女の子を傷付けるような事をされたとなれば、不思議では無いだろう。
翔「分かりました…俺が何とかします。」
木乃実「翔…くん…」
翔「大丈夫です。俺が、貴方を助けます。」
その翔の言葉には、なぜか安心感があった。
優しい声色で、優しい表情で言ってくれたにも関わらず。
その一言だけで、木乃実は心から安心できた。
木乃実「じゃあ……任せていいかな…?」
翔「もちろんです!」
ここは魔都のとある場所。
そこには、1人の人型醜鬼がいた。
その姿は絵に描いたようなチャラ男だった。
金髪にピアス、腕にはタトゥー。
奴の名は『邪劣』(じゃれつ)。
木乃実が悪夢を見ている原因である。
邪劣の能力は、人の夢に入り込むこと。
夢の中での事は現実に影響を与えはしないものの、奴の欲求は満たされてしまう。
この外道こそ、木乃実に悪夢を見せている犯人だ。
邪劣「はぁ…女とヤりてぇ…」
邪劣は性欲を持て余していた。
そしてその邪劣の元に1人の少女のような姿をした醜鬼がやってきた。
一言で言えば、まさに美少女。
彼女の名は『空折』。
美しいものを好む醜鬼だ。
空折「チッ…美しくない性欲の権化だ…」
邪劣「あ?なんだよ空折。俺とヤってくれんのか?」
邪劣は空折と馴れ馴れしく肩を組もうとした。
その時
ゴシャッ!
邪劣の顔面を空折が裏拳で殴った。
邪劣「ゴフッ…痛えなぁ…!ま、勝ち気な女は好きだけどよ。じゃ、俺出かけてくるわ。」
空折「二度と帰って来んな。とっととくたばれヤリチンのヤリ逃げ野郎。」
邪劣「チッ…!」
邪劣は岩を殴って粉々にしてストレス発散をしていた。
邪劣は空折より弱いため、下手にやり返せば殺されるのだ。
そして邪劣は空折の他の人型醜鬼たちにも嫌われており、日頃から唾を吐きかけられるような扱いをされているため、鬱憤が溜まっていた。
邪劣「どいつもコイツも…!俺を舐め腐りやがって…!」
そのため、こうしてストレスを発散しているのだ。
邪劣「クソが…今日もあの女の夢に入ってヤるか…」
そしてこのクズは、今日も木乃実の夢へと忍び込もうとするのだった。
それが最大の後悔になるとも知らずに。
翔「じゃあ木乃実さん!寝ましょう!」
木乃実「う、うん…///」
今2人は、同じベッドに寝ようとしていた。
なんでも、2人でいた方が木乃実も安心できるだろうと、翔が気遣ったからだ。
翔「じゃあ、おやすみなさい。」
木乃実「おやすみ…」
2人は手を握って眠りについた。
ここは木乃実の夢の中。
辺りは魔都のような景色だった。
邪劣「よぉ〜かわい子ちゃん♪また気持ちよくなりに来たぜ。」
木乃実「や…やめて…離して…」
邪劣は体から触手を出し、木乃実の体を絡め取って拘束している。
邪劣「色んなところを責めて気持ちよくした後に、俺の『コレ』で満足させてやるからなぁ♪」
そう言うと、邪劣は自身の股間から太い触手を出した。
木乃実「いや…!離して!」
邪劣「オイオイ、抵抗するなら…今すぐ挿れてやるよ!」
と、邪劣は木乃実を穢そうとした。
しかしその時。
翔「とりあえず俺の視界から消えてくれ。」
メキャッ
何かが潰れるような、折れるような音がしたと共に、邪劣が吹っ飛んだ。
翔の本気のパンチが、邪劣の顔面の真正面から叩き込まれたのだ。
邪劣「ギャブゥッ!?」
邪劣は何とも情けなく惨めな声を出して吹っ飛んだ。
木乃実「し、翔くん…」
翔「すいません、遅くなって。」ギュッ
翔は優しく木乃実を抱きしめた。
邪劣「俺の孕ませ袋に何してんだァァァァァ!」
邪劣は翔の背後から襲いかかる。
翔「黙れクズ野郎。」
翔はそう言って邪劣の腹部に拳をめり込ませた。
メキャメキャグチャブチブチ
グロテスクな音を立てて邪劣がぶっ飛ばされた。
邪劣「ゴボッ!?」
邪劣は吐瀉物と共に血液を吐き出して吹き飛んだ。
木乃実はその背中を眺めていた。
その翔の背中は、まさしく人のために怒り、罪を憎んで人を憎まないヒーローそのものだった。
翔「悪いな。夢の中じゃ、俺は天下無敵なんだ。」
翔はそう言うとベルトを取り出した。
シンプルな見た目のベルトで、真ん中に一つの丸い窪みがあった。
そのベルトを腰に巻くと見せかけて、胸元に襷掛けの形で装着した。
そして懐から一つのカプセルのようなものを取り出して、ベルトの窪みにセットし、ベルトについているレバーを押した。
『IMPACT』
『メツァメロ…メツァメロ…メツァメロ…』
ベルトから音声が流れ、翔は自分の左手の親指で唇を右端からなぞり、なぞり切った後に指パッチンをした。
翔「変身。」
そう言うと翔はセットしたカプセルを指で回した。
『GOOD MORNING RIDER! Z・Z・ZEZTZ!IMPACT!!』
すると翔の体にはスーツが纏われた。
黒、赤、緑という独特な色合い。
どこかアメコミのヒーローを彷彿とさせるマッシブなデザインだ。
邪劣「ンだよその姿はァァァァァ!」
邪劣はヤケクソで鋭く尖らせた触手を伸ばした。
しかし
翔「言ったはずだぞ?俺は夢じゃ天下無敵だと。」
翔はそう言った瞬間には、邪劣の顔を掴んでいた。
そして、フルパワーで地面に叩き付けた。
邪劣「ぐはっ!?」
翔は間髪入れず、痛みで怯んだ邪劣を蹴り飛ばした。
邪劣「グフッ!?」
翔「さっきまでの威勢はどこ行った?そのザマじゃクズ野郎どころかイモムシ野郎だなぁ、アッハッハ!」
翔はわざと笑いながら煽った。
邪劣「クソ…がァァァァァ!!」
邪劣はバカの一つ覚えのように触手を伸ばした。
すると
翔「見せてやるよ、夢のスゴさを!」
翔は空間を掴んだ。
すると空中が布の様に歪み、そのまま遠方の地面が引っ張られる様に剥がれ、倒れて来た…『ように見えた』。
それはあくまでも幻、夢に過ぎない。
しかし、それは邪劣に命中し、邪劣はペシャンコにされた。
邪劣「ぐ…ぐぞが……」
もはや顔面は血と吐瀉物でグチャグチャになり醜い有様だった。
すると翔は赤いカプセルから青いカプセルに入れ替えた。
『STREAM メツァメロ…メツァメロ…』
翔は再び親指でカプセルを回す。
『GOOD MORNING RIDER. Z・Z・Z・Z・ZEZTZ!STREAM!』
翔の姿が青を基調としたカラーに変わる。
その時、翔の手元に剣型の武器『ブレイカムゼッツァー』が現れる。
ブレイカムゼッツァーは変形し、銃のような見た目に変わる。
『GUN MODO』
そして翔は銃口を邪劣に向け引き金を引いた。
すると渦巻いた水が放出される。
邪劣「や、やめ…!」
邪劣が言葉を発する間もなく水の渦に巻き込まれる。
そして水と共に地面に叩き付けられる。
翔「ダメ押しだ。」
そう言いながら翔は、再び赤いカプセルをセットして姿を変える。
そしてベルトのレバーを3回押してカプセルを回す。
『IMPACT!PUNISH!!』
翔は足に力を溜めつつ蹴りを繰り出す体制を取る。
翔「消え失せろ。」
そう言って駆け出し、蹴りの勢いを付けたまま邪劣の頭を上段蹴りで蹴り飛ばす。
さらに間髪入れず胴体に5発蹴りを入れる。
そして、トドメと言わんばかりに飛び蹴りを胴体に命中させる。
『Z・Z・ZEZTZ!!』
すると赤い『7』の様な文字が3つ並び、3つの7の下に一本の線が入り、Zが3つあるようになった。
邪劣「ゴ、ゴボッ…!グフッ…!」
翔「さ、茶番はここまで。俺だってこれ以上痛めつけるほど鬼畜じゃないから、選ばせてやるよ。二度と木乃実さんの夢に現れないか、ここで俺にミンチになるまで攻撃され続けるか。」
邪劣「も、もうしない!わ、悪かったぁ!」
翔「あっそ。ならとっとと消えろ。」
翔がそう言うと、邪劣は姿を消した。
翔「仕事終わり!帰ろっと。」
その場から翔が去ろうとした時、木乃実が声をかける。
木乃実「翔くん!ありがとう…助けてくれて…」
翔「ゼッツ。」
木乃実「え?」
翔「この姿の俺はゼッツ。仮面ライダーゼッツ。」
木乃実「ゼッツ…ありがとう!仮面ライダー!」
翔「フフ、いい夢見ろよ。」
翔はそう言い残して去った。
翌日、翔は木乃実から礼を言われた。
あれ以来、悪夢は見なくなったらしい。
翔との戦闘の後、邪劣は空折達の元に来ていた。
邪劣「グフっ…クソが…!絶対やり返してやる…許さねぇからな…あの野郎…!」
空折「お、ただでさえ美しくないヤツが醜くなって帰ってきた。」
邪劣「く、空折…良いとこに…!力貸してくれよ!」
空折「いいぞ。」
邪劣「まだ内容言ってねぇのに…助かっ……」
グチャッ
次の瞬間には、邪劣の頭は胴体と泣き別れになっていた。
他でもない空折が手刀で切り落としたのだ。
邪劣「くう……せつ…な…んで…」
空折「手伝ってやったぞ?お前が楽になるのを。」
空折はそう言って邪劣の頭を踏み潰した。
こうして邪劣は、たった1人の少年に調子に乗って挑んだ結果、下らない様で命を落とした。
誰に惜しまれることも無く。
ガヴの映画、実に素晴らしかった!
映像、アクション、脚本、楽曲、演者の演技、全てが最高クラスでした。
感動して思わず泣いてしまいました。
まだ見ていない人は是非とも映画館で観てください!
最高以外の言葉が見つかりません!
今回も読んでいただきありがとうございました!
皆さん、いい夢見ろよ!
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