劇場版ガヴ…………神映画でしたわぁ………
今、翔、京香、天花、美羅、風舞希は魔都ではなく、現世の街で買い物をしている。
なぜこのメンツなのかと言うと、翔がお菓子が欲しいから誰かついて来てほしいとお願いした結果、それを嗅ぎつけた組長達が集まり、たまたま予定が空いていたこの4人がついてくることになったのだ。
翔「あむあむ…♪」
翔達はサーティー○ンのアイスを食べている。
天花「翔くん、あーん…」
翔「モグモグ…♪」
翔はそのおいしさにウットリしていた。
風舞希「翔、口元にチョコが付いてるわ。」
風舞希はそう言うと翔の口元を拭った。
翔「ありがとうございます♪」
京香「し、翔、私からも…あ、あーん…」
翔「あむっ…♪」
京香「可愛いヤツめ…///」
美羅「翔、私のも食ってみるか?ほら。」
翔「おいしぃ〜♪」
翔は相変わらず皆から愛されている。
その後、5人は帰り道を歩いていた。
その時だった。
翔「楽しかったですね〜♪」ドンッ
翔は誰かとぶつかった。
翔「すいません!大丈夫ですか?」
翔が触れると、その人の腹からは青い液体が流れていた。
翔「コレは…?」
美羅「おい、翔。アイツ…」
美羅に言われて美羅が示した方を見ると、そこには何かがいた。
フードを被っており、全身が黒ずくめだった。
それはフードを脱ぐと、顔が露わになる。
大きく裂けた口のような顔の模様をした怪物だった。
その怪物は真っ黒なインクのような液体を出し、槍を形成する。
風舞希「只者じゃないわね…」
翔「皆さん、その人を頼みます。」
天花「気をつけてね。見たところ醜鬼でも人間でも無さそうだよ。」
翔は腹部を露わにし、ガヴを出す。
そしてガヴにゴチゾウをセットする。
『グミ〜』
翔「変身…!」
翔はガヴについたハンドルを回し、そう言うと左側のボタンを強く押した。
『ポッピングミ〜 ジューシー!!』
翔「フッ!!」
ポッピングミフォームに変身した翔は走り出した。
正体不明の怪物は槍を突き出すが、翔はそれを避け、ガヴガブレイドを出して攻撃した。
翔「ハァッ!!」
美羅「おい、お前、大丈夫か!?」
青い液体を流した人は息が絶え絶えになりながらも何かを言い、次の瞬間、なんと消えてしまった。
京香「消えた…!?」
美羅「おい天花、なんかしやがったか!」
天花「悪いけど、私は何もしてないよ。どうやら、本当に消えちゃったらしいね。」
風舞希「一体、何なのかしら…」
その頃翔は、怪物が突き出した槍を避け、ゴチゾウをガヴにセットする。
『パンチングミ〜』
すると翔の右腕が水色の大きな拳に変わる。
翔「ウリャァァ!!」
翔はその拳で怪物の胴体を殴りつけた。
怪物はその力に怯むが、すぐに槍を突き出した。
それを翔は受けてしまうが、ポッピングミのアーマーが弾けたおかげでダメージは相殺された。
翔「うぅぅぅおぉぉぉぉ!!」
翔はそのまま至近距離で怪物の顔面をぶん殴る。
翔「終わらせる!」
翔はガヴのハンドルを回してボタンを押した。
そして怪物に思い切りパンチを繰り出す。
『パンチングミ パーンチ!!』
その拳は怪物にクリーンヒットし、怪物は爆発し倒された。
翔「ふぅ…」
翔は一息ついてから京香達の元へ走った。
翔「京香さん、あの人は?」
京香「すまない…彼は消えてしまった。」
翔「消えた…?」
その時、翔はふと足元を見た。
するとそこには、何か板のような物が落ちていた。
翔はそれを拾い上げる。
翔「何だコレ…」
見た目は小さな扉のオブジェのようだった。
サイズはスマホほどの大きさしかなかった。
その時だった。
翔「ん…?」
翔の近くにあった壁に、一つの扉が現れ、扉が開いた。
翔「何だ…どこへ繋がってるんだ…?」
翔は恐る恐る扉の中を覗く。
扉の中は、闇が嵐のように吹き荒れている何とも悍ましい空間だった。
京香「まるで魔都だな…」
天花「確かに。でも魔都のように見えるけど、魔都では無さそうだね。」
すると
翔「うわっ!?」
扉の中から紫色で透明な触手のような物が伸び、翔の体に巻き付いたと思うと、翔を扉の中に引き摺り込んでしまった。
翔「うわぁぁぁぁぁぁ!」
翔以外の4人『翔!(翔くん!)』
翔が引き摺り込まれると、扉はすぐに閉じてしまった。
扉は閉じると、その場から跡形もなく消えた。
京香は扉のオブジェを拾い上げる。
その場には、何やら不安感が立ち込め、4人はすぐに魔都へ戻り、他の組長にこの事を伝えるのだった。
翔「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
その頃翔は、扉に引きずり込まれたと思ったら、どこかの建物の扉から飛び出ていた。
そしてその拍子に転んでしまった。
翔「イテテ、酷い目にあった…ここは…?」
翔は起き上がり辺りを見回した。
すると、そこは翔に馴染みのある景色だった。
翔「俺の家があった場所だ…」
その景色は、翔が昔住んでいた家がある場所だったのだ。
翔は戸惑い、走り出して辺りを見回した。
翔「あの家も…この道も…」
馴染みのある家や道を片っ端から探したが、全て同じ見た目だった。
しかし、翔は何やら違和感を覚えた。
翔「何か……何か違和感が…」
翔は自身の記憶と今見た物を重ね合わせた。
そして違和感の正体に気づいた。
微妙に何かが違っていたのだ。
近所の家の鉢にある花や、道端にある標識の位置、近所の家の屋根の色など、大きな変化はないが、少なくとも全く同じではなかった。
翔「何だ…ここ…」
「あの…」
その時、背後から声をかけられた。
翔「あ、はい?」
翔が振り返ると、そこには1人の青年がいた。
背丈や年齢はおそらく翔とほとんど同じくらいの青年だった。
顔立ちは何とも綺麗な好青年だった。
「どうかしましたか?」
翔「え?」
「いや、何か探しているみたいだったので。」
翔「あ、すいません!何でもないです、少し迷っちゃって。」
「そうなんですか?なら…」
その時、遠くから声が聞こえる。
「おーい!吼!」
「あ、京香さーん!」
翔「え…?京香…?」
2人の元へ来たのは、翔がよく知る人物、羽前京香だった。
【※異世界の京香などの人物には(異)を付けます。】
京香(異)「吼、どこへ行って…彼は?」
「あ、彼は…お名前なんですか?」
翔「俺は翔、仮乃 翔。」
「僕は星河 吼(せいが こう)。それで彼女は…」
翔「羽前京香…」
翔が京香の名前を知っていることに吼たちは驚いた。
吼「え?京香さん、知り合いですか?」
京香(異)「いや、初対面のはずだが。どこかで会ったか?」
翔「俺ですよ、翔です。」
京香(異)「すまない。全く覚えていない。」
翔は自身の脳内でありとあらゆる可能性を考えた。
翔(京香さんが俺を覚えてない…景色も微妙に違う…まさか…)
その時、翔はとある一つの結論に行き着いた。
この世界が、自分の世界と違う世界、いわゆる『異世界』であるという結論に。
「次はこの世界か…蝕み甲斐がありそうだ…」
そしてその頃、この世界に一つの邪悪がやって来た。
これまで翔が戦って来た敵とは比べ物にならないほどの、大きな敵が。
今回はここまでです。
これからは少しずつ書いていこうと思うので、映画を見た方、映画を見てないけどネタバレ全然OKという方は是非とも読んでいただけるとありがたいです。
それと、また翔の能力の説明に設定を追加したので、また読んでいただけるとありがたいです。
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