無表情天才美少女魔術師がメチャクチャギタギタに快楽を押し付けられる話。 作:ふぁふわ
29 無表情魔術師、法術師になってデブ司教に視姦される★
壮絶な快楽魔術実験を終え、データを全て虚空に消した天才美少女魔術師セリスは、宿の椅子に座り、革袋の大金を手に持ったままぼんやりとしていた。痴態を晒した苦い記憶と研究員達との間に芽生えた温かな絆が揺れ動き、彼女の心を微かにくすぐる。
「…………でも、もう、行かない……」
そんな彼女の元に、窓から小さな使い魔が飛び込んできた。羽を生やしたリスほどの魔獣が、魔術師ギルドの紋章付きの巻物をくわえている。セリスが巻物を開くと、アルドノートの丁寧な筆跡が記されていた。
「セリス君、魔力解析が終わったのじゃ。結果を伝えるから、一度ギルドに来てほしいぞい」
セリスは揺らぐ気分を抑え、淡々と立ち上がる。
「……ん、……結果、聞くだけ……」
彼女は使い魔に小さく頷き、ギルドへと向かった。
魔術師ギルドに着くと、アルドノートがにこやかに出迎えた。実験室ではなく書斎のような部屋に通され、セリスは椅子に座る。机の上には透明なビンが置かれ、中に白く濁った液体が詰まっていた。
アルドノートが穏やかに話し始める。
「ふむ、セリス君、よく来てくれたのう。この本気汁、解析が終わったぞい。類を見ない過去最高の魔力値が計測されたのじゃ! これで魔術史が10年は進むぞい。君の協力に感謝じゃ!」
セリスは目の前に自分の本気汁が置かれていることに気づき、一気に恥ずかしさが込み上げた。
「……っ! そ、それ、もしかして……あの……」
彼女は気もそぞろに聞きながら、指をモジモジと動かす。アルドノートは気づかず、興奮気味に続ける。
「おお、驚くべきことに、この汁には強力な催淫効果もあるのじゃ! 蓋を開ければ、耐性のない者はそれだけで射精してしまうほどの力があるぞい。魔術の域を超えた何かがあるのう」
セリスは「催淫効果」という言葉にピクリと反応し、田中が適当に言っていたロリコンホイホイについて思い出した。淡々と、しかし少し声を上げて尋ねる。
「……ギルド長……それ、私の体質と、関係ある? その魔力が周りを魅了してるの……?」
アルドノートは一瞬考え込み、首を振った。
「ふむ、魅了体質か……。じゃが、これは魔術とは異なる理のようじゃ。わしもその原因はわからんのう。じゃがな、解析によると法術に近いものかもしれん。この汁の力は魔力だけでなく、別の次元の何かを含むのじゃ」
アルドノートはそう言ってビンをチャプチャプと揺らした。ガラスの中で白濁汁がゆらりと波打つ。セリスは下を向いたまま震える声で呟いた。
「……あ、あの……とりあえずそれ、しまって……」
しかしセリスは羞恥に襲われながらも新たなヒントを得た気がした。法術。法力で扱うそれは、魔術とは異なるもっと古く神秘的な力の体系だ。彼女の魅了体質の謎が解けるかもしれない。
「……ん、法術、考えてみる……ありがとう」
アルドノートが微笑み、ビンを手に持つ。
「おお、セリス君、引き続き協力してくれると嬉しいのう。じゃが今日はこれで十分じゃ。ゆっくり休むのじゃぞい」
セリスは恥ずかしさでアルドノートの顔を直視できず、そそくさと立ちあがった。
「……ん、じゃ、じゃあそういうことで……」
彼女は新たな目的を見つけつつ、心のどこかで実験の記憶に赤面しながら、未来への一歩を踏み出そうとしていた。
**********
昨夜、魔導ぴんく掲示板では異変が起きていた。
【速報】あの伝説動画、消滅!!【なんで!?】
名無しの紳士:
ちょっ……嘘だろ!?
汁マニア:
本気汁アクメどころか、セリスのリンク全部死んでる……俺の本気汁返せ……
エロ賢者:
くそっ……仕事やめてフルHD魔導水晶買ったばかりなのに……
勇者69号:
うそだろおおお!? 消えた!? 俺の水晶、ヒビ割れて泣いてるぞ!!
スレッドは阿鼻叫喚の地獄絵図となった。「返せ! セリスを返せ!」「誰かバックアップ持ってねぇ!?」「魔導ポルノチューブ潰すぞ!」と悲鳴が響く。管理人に削除されたのか、好事家の独占か、原因は不明のままスレは混乱の果てに勢いを失った。
こうして、セリスの本気汁動画は一夜の祭りとして魔導ぴんく掲示板に永遠の爪痕を残したのだった。
そんな紳士たちの混乱と嘆きが続く中、一人の男が掲示板を見つめていた。
ハンス。
セリスの動画を見て、自堕落な生活にようやく小さな光が差したと信じていた男は、画面の前で肩を落とした。消されたリンク、何も映さなくなった水晶。
セリスのスライム風呂が記録されていたはずの水晶をそっと撫で、ぽつりと呟く。
「……ありがとうな、セリスちゃん……元気でいろよ……」
その言葉に反応するかのように、ザザ……と僅かに水晶が起動した。
数秒の映像に、魔術師衣装に着替えて帰る直前のセリスが映っていた。
もう二度と会えないと思っていた天使。
ハンスは無言のまま滂沱し、水晶を抱きかかえた。
**********
セリスはアルドノートの書斎で本気汁の解析結果を聞き、恥ずかしさに顔を赤らめながら法術のヒントを得た。帰り際、アルドノートが穏やかに微笑みながら小さな革袋を渡す。
「ふむ、セリス君、これが今回の報酬じゃ。大金と、特別な贈り物も入れておいたぞい。ゆっくり休むのじゃな」
「……ありがとう」
彼女は礼を言ってギルドを後にし、宿へと急いだ。
宿の自室に戻ったセリスは、椅子に腰掛け革袋を開けた。中には金貨が詰まっているが、その奥に小さなガラスビンが見える。取り出すと、中には白く濁った本気汁が少量揺れていた。彼女の顔が一瞬で真っ赤になる。
「……っ! これ……私の……!? …………壊す……!」
セリスはビンを床に叩きつけようと手を振り上げたが、寸前で踏み止まった。アルドノートの善意と、法術のヒントがこの汁に関係するかもしれないと考え直したのだ。
「…………ふぅ、ふぅ、……早まってはダメ……」
彼女はビンを革袋の奥に押し込み、深呼吸して気持ちを落ち着けた。
しばらく後、田中とリリアが仕事から戻ってきた。リビングで三人が揃うと、セリスは淡々とギルドでの話を切り出す。
「……田中、リリア……今日、ギルド行った……解析結果、すごい魔力だったって」
彼女は顔を赤らめながら、本気汁のことはぼかしてアルドノートの話を要約した。法術に近い何かがあり、魅了体質の謎につながるかもしれないと説明すると、田中が腕を組んで頷いた。
「おう、セリス、すげぇな! 法術ってのは、魔術とは別物の何か神秘的な力だろ? なら、法術が盛んな国に行ってみねぇか? 聖国ってとこが、そーいうのに詳しいらしいぞ」
リリアが優しく微笑み賛同する。
「うん、田中さんの言う通りだよ! 聖国なら、セリスちゃんの体質のこともわかるかもしれない。私、そばにいるから一緒に頑張ろうね!」
セリスは二人の提案に少しだけ希望を見出した。
「……ん、田中、リリア……ありがとう。私、自分のこと知りたい……。また魅了するの……やだ……」
田中が任せろと頷きながらセリスの手に持つ革袋に目を留め、無邪気に尋ねた。
「お、セリス、その袋すげぇ豪華だな! 金以外に何か入ってんのか? 見せてくれよ!」
セリスはビクッと震え、慌てて袋を背中に隠す。目を伏せがちに淡々と誤魔化した。
「……何も入ってない……空気だけ……」
「そんな酸素ボンベみたいなことはねぇだろ……」
田中が突っ込みリリアが怪訝そうに首を傾げる中、セリスは袋をぎゅっと握り締め、白々しく話題を変えた。
「……聖国……早く、行く、かな……んと、準備しないと……」
田中とリリアは顔を見合わせ、笑いながら彼女のペースに合わせて話を進める。セリスは本気汁を隠したまま新たな旅への一歩を心に決めたのだった。
**********
セリスたちが向かったのは、西方に位置する宗教国家『ハルミナ聖政庁』。光の法術を国教とし、聖典と神託に基づく厳格な支配体制を敷く神聖国家だ。
――法術。
魔術とは異なる原理で動く、古代の力。その源流に何か己の体質の秘密があるのではとセリスは考えた。
しかし、ハルミナ聖政庁は閉鎖的であり、特に異端とされる外来の魔術師に対しては厳しく、彼女のような無所属の魔術師が内部に立ち入るのは容易ではない。三人はどうやって情報を得るか思案しつつ、首都レディアンスに到着した。
石畳の通りは活気にあふれ、市場では色鮮やかな果物や法術の護符が売られている。だが厳かな雰囲気も漂い、白いローブをまとった僧侶や、国鳥である聖白鳥の刺繍が入ったマントの信者もチラホラと行き交っていた。
セリスは街を見回し、感心するように呟いた。
「……きれいな街……私、知りたい……法術……」
田中が荷物を肩に担ぎ気さくに笑うと、リリアが地図を手に大通りを指差した。
「おう、すげぇ街だな! なんか神聖っぽいけど、飯屋の匂いもいいぜ。まずは情報集めだろ?」
「うん、冒険者ギルドなら旅人や地元の人が集まるよ。法術のこと、わかるかもしれないね!」
三人は首都の冒険者ギルドへ向かった。木造の大きな建物は傭兵や旅人で賑わい、壁には依頼の張り紙がびっしり埋まっている。セリスたちは酒場スペースで適当なテーブルに座り、周囲の冒険者たちから話を聞き始めた。
屈強な剣士がビールを飲みながら説明する。
「ハルミナ聖政庁は宗教国家だぜ。頂点に法王がいて、枢機卿、大司教、司教って階級が続く。法術の奥義? そりゃ上層部がガッチリ秘匿してる。神殿の奥でしか使わねぇらしいぜ」
隣の女魔術師が付け加える。
「一般の僧侶でも簡単な法術は使えるけど、本物の力は上層部の許可がなきゃダメ。怪しい奴が近づくとすぐにバレるって話よ。私らみたいな冒険者なんて、門前払いね」
セリスたちは腕を組んで考え込んだ。
「……ん、法王……枢機卿……難しい……どうしよう?」
「胡散臭ぇな。神殿のボス連中に話聞くとか、簡単じゃねぇぞ。なんか手っ取り早い方法ねぇか?」
すると、隣のテーブルで聞き耳を立てていた怪しげな男がニヤリと近づいてきた。フードをかぶり、聖白鳥のバッジをチラつかせている。
「神殿近くで、司教ガルヴァーノが『神への祈り讃美会』ってのをやってるぜ。参加すれば司教に近づけるかもな」
三人は顔を見合わせた。
「お、司教に会えるなら悪くねぇ。行ってみるか?」
「うん、祈りなら穏やかだよね……? セリスちゃん、大丈夫だよ。私たち一緒だから」
「……ん、行く……」
セリスたちは神殿近くの広場へ向かった。夕暮れのレディアンスは厳かな雰囲気に包まれ、広場には白いローブの信者や旅人が集まっている。しばらくすると中央に設けられた祭壇の前に脂ぎった巨漢の男が現れた。
司教ガルヴァーノだ。ふくよかな体型に金糸の刺繍が入ったローブをまとい、飽食を極めたような顔に汗が光っている。彼が太い声で叫んだ。
「ほっほっほっ! ハルミナの民よ、神への祈りを捧げなさい! 聖なる法術の恵みを共に讃えようぞ!」
ガルヴァーノの目が集まった参加者をねっとりと眺め回す。信者たちの熱心な祈りや、旅人の好奇心に満ちた顔を品定めするように見つめる中、彼の視線がセリスに止まった。白い肌、純粋な瞳、淡々とした佇まいの美少女に、ガルヴァーノはゴクリと唾を飲んだ。
「ほっ……! これは、なんたる神の恵みか……!」
彼の口元にゲスな笑みが浮かぶ。
セリスは祈りの輪に加わり、讃美の歌を小さく口ずさんだ。
「……なんか……ねっとりした視線が……?」
田中が後ろで腕を組み、司教を睨む。
「胡散臭ぇな、あのデブ司教。セリス見てニヤついてやがる。怪しすぎんぞ」
リリアが弓を握りつつ物騒な発言をする。
「うん、田中さん、確かにちょっと怖いね……。セリスちゃん、あいつ、弓で殺そうか?」
「……さすがにそれはちょっと……」
讃美会は歌と祈りで進んだが、ガルヴァーノの視線はセリスから離れなかった。彼女の無垢な仕草を見て、何か企むような光が司教の目に宿っていた。
**********
レディアンスの広場で開かれた「神への祈り讃美会」は、厳かな歌と祈りで幕を閉じた。三人は群衆に混じって退出しようとする。セリスは司教ガルヴァーノのねっとりした視線を思い出し、淡々と呟いた。
「……あの人……気持ち悪かった……」
田中が荷物を背負い直し、気持ちを切り替えるように息を吐く。
「おう、セリス、なんか疲れたな。宿で飯でも食おうぜ。怪しいデブ司教なんて忘れちまえ」
リリアが優しく微笑んでセリスの手を軽く握った。
「うん、セリスちゃん、ゆっくり休もうね。私、温かいスープ作るよ!」
だが、広場を出る直前、司教ガルヴァーノが脂ぎった笑顔で三人を呼び止めた。金糸のローブが夕陽に光り、ふくよかな体型が威圧感を放つ。彼が甘ったるい声で話しかけた。
「ほっほっほっ! そこの清らかな娘よ、素晴らしい祈りだった! わしは司教ガルヴァーノじゃ。せっかくじゃから、神殿の奥で特別礼拝を行わんか? 法術の簡単な儀式を見せてやれるかもしれんよ」
セリスが無愛想に首を振る。
「……いらない」
田中が即座に割り込み壁を作る。リリアも穏やかに、だがきっぱり断った。
「胡散臭ぇな! セリスをどっか連れてく気か? 怪しすぎるぞ、おっさん!」
「うん、司教様、ありがたいけど……私たち、今日はもう予定があるんです。ごめんね」
ガルヴァーノは笑顔を崩さず、軽く手を振る。
「ほっほ、まあよかろう。……おや、あそこに何じゃ?」
司教が指差したのは、広場の脇に停まった荷馬車だった。馬車から降りてきた神殿の若い僧侶が、慌てた様子で田中へ向けて叫ぶ。
「お願いします! どなたか男の方、助けてください! 馬車の車輪が壊れて……法王府への納品が遅れそうなんです!」
別の僧侶がリリアに目を留め、駆け寄ってくる。リリアを見て、懇願するように声を上げた。
「あなた、弓使いの方ですよね!? どうか、法王府まで馬車を護衛していただけませんか! もうすぐ魔物の活動時間に入ってしまって……っ」
リリアが戸惑いながらも答える。
「うん、でも私たち、今は――」
そのとき、別の僧侶が焦ったように叫ぶ。
「ああ! もう時間が! 聖典の輸送が止まってしまいます!」
田中が眉をしかめた。
「おいおい、なんでそんなにギルドの人間に頼る必要が……」
リリアが仕方ないといった顔でセリスを見た。
「……本当に困ってるみたい。ちょっと手伝ってくるね。セリスちゃん、大丈夫?」
セリスは小さく頷いた。魅了体質の謎を解きたい気持ちはあるが、急ぐほどでもない。ただ、田中とリリアが困っている人を見捨てないのは知っている。
「……うん。行って」
田中も渋々了承する。
「しゃーねぇな、俺も積み荷くらいは手伝うぜ……セリス、ベンチで待っててくれ。神殿の方には近づくなよ?」
田中とリリアが僧侶に連れられて広場の端へと去り、セリスは一人取り残された。
そこへ、ガルヴァーノがすっと隣に現れる。
「ほっほっ……急に静かになってしまったのう」
セリスは無言で警戒しながらも、ガルヴァーノがじっと自分を見つめているのを感じていた。
怪しい笑みを崩さないままガルヴァーノが声をひそめて話しかけてくる。
「実はのう、さきほど君が祈りを捧げていた時、他の誰にもない波動を、わしははっきり感じた。君には、法術の素質があるかもしれん」
セリスの瞳がかすかに揺れる。
「……法術の、素質……?」
ガルヴァーノは重々しくうなずき、さらに言葉を重ねる。
「この国で本物の法術の才を持つ者など、そうそうおらん。少しだけでいい、神殿の奥で、わしに君の力を確かめさせてくれんか? きっと、君の悩みの手がかりも見つかるじゃろう」
セリスはしばし考え込む。田中とリリアはまだ戻らない。自分の体質の謎、そのヒントが得られるかもしれない。
「……ちょっとだけ、なら……」
セリスは警戒しながらも、興味を示した。
**********
セリスは司教ガルヴァーノに導かれ、レディアンスの神殿の奥にある特別礼拝室へと入った。薄暗い部屋は、色とりどりのステンドグラスから差し込む光で柔らかく照らされ、中央に小さな祭壇が備え付けられている。セリスは恐る恐る部屋を見渡し呟いた。
「……静か」
ガルヴァーノが脂ぎった笑顔で手を広げる。
「ほっほっほっ! 娘よ、ここは神に最も近い場所じゃ。わしが法術の一端を見せてやろう。目を凝らすのじゃよ」
彼は祭壇に手を翳し、短い詠唱を唱えた。すると祭壇の周りに淡い白光が浮かび、ふわりと浮遊した。光がセリスの頬を照らし、彼女の周囲に暖かな風がそよぐ。まるで心が軽くなるような感覚にセリスは目を見開いた。
「……きれい……暖かい……」
奇跡のような光景に、セリスは少しだけガルヴァーノを信じた。魅了体質の謎に迫る法術が、確かにここにあるかもしれない。彼女が息を飲む。
「……これが法術……私の体質、わかるかな……?」
ガルヴァーノが満足げに頷き、優しく促す。
「ほっほ、娘よ、聖歌が流れる間、目を瞑り、両手を合わせて神に祈りを捧げなさい。心が清らかになるぞよ」
セリスは素直に従い、淡々と目を閉じて手を合わせた。
「……ん、祈る……法術……知りたい」
聖歌が部屋に響き始めると、ガルヴァーノの目がギラリと光った。セリスが祈りに集中する隙に、彼女の薄い胸、細い太もも、丸みを帯びた尻、首筋のうなじをたっぷりと視姦する。彼女の美しい肌を舐めるような視線で凝視し、脂ぎった顔に笑みを浮かべた。
「ほっ……! なんたる神の恵みよ……この清らかさ、たっぷり味わわねば……」
彼は手を伸ばさず、ただ貪欲な目でセリスを犯すように見つめ続けた。
聖歌が終わると、セリスが目を開ける。
「……ん、聖歌……終わった……なんか、軽い……?」
法術の効能か、心が少しスッキリし、爽やかな気分に包まれる。ガルヴァーノの怪しい視線には気づかず、彼女は小さく微笑んだ。
ガルヴァーノが上機嫌で顔をほころばせる。
「ほっほ、娘よ、よかったな! 法術の恩恵を感じたじゃろ? また来なさい。神の声を聞くたび、君の心は清らかになるぞよ」
彼はセリスをアッサリ退出させるが、別れ際に小さな護符を握らせた。護符は聖白鳥の刻印があり、ほのかに光を放っていた。
「これを持てば、神殿の門はいつでも開く。だがな、護符を肌身離さず持つんじゃぞ。さもなくば、法術の加護が途切れてしまうからのう」
セリスは護符を受け取り、さして警戒心もなく頷いた。
「……ん、ありがとう」
彼女は気づかないが、護符には微弱な追跡法術が仕込まれていた。ガルヴァーノはセリスの居場所を常に把握し、彼女を再び神殿に呼び戻すための罠を仕掛けたのだ。
セリスが神殿を出ると、広場で田中とリリアが待っていた。
「おう、セリス! どこ行ってたんだ? あのデブ司教に何かされなかったか?」
「うん、セリスちゃん、よかった! 私、ちょっと心配したんだから!」
セリスは淡々と答えた。
「……ん、ちょっと礼拝しただけ……法術、光って……きれいだった」
護符のことは話さず、彼女は革袋にそっと仕舞った。ガルヴァーノの視線や罠には気づかず、ただ法術の可能性に小さな希望を抱いていた。
三人は宿へと戻り、ハルミナ聖政庁での次の行動を考えるのだった。
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司教ガルヴァーノは、神殿の奥にある自室で脂ぎった顔に満足げな笑みを浮かべていた。分厚いローブに包まれた巨体を椅子に沈め、机の上に置かれた魔導水晶を撫でる。その水晶はセリスに渡した聖白鳥の護符と繋がっており、彼女の居場所を微弱な法術で追跡していた。
「ほっほっほっ! なんたる清らかな娘よ……あのセリスとかいう娘、わしの神殿にふさわしい逸材じゃ」
ガルヴァーノは特別礼拝での記憶を反芻する。セリスが目を瞑り祈る間、薄い胸、細い太もも、丸い尻、うなじをたっぷり視姦した興奮が蘇る。彼女の無垢な佇まいと淡々とした声が、彼の欲望を掻き立てていた。
「だが、一度では足りん。あの娘を再び呼び寄せ、もっと……ほっほ、神の名の下に味わわねばな!」
彼は水晶に手を翳し、護符の追跡法術を起動した。光の点がレディアンスの宿屋街を示し、セリスが仲間と滞在していることがわかる。ガルヴァーノは目を細め、計画を立て始めた。
「ほっ、護符はただの追跡ではない。微弱な暗示法術も仕込んだ。あの娘に『神殿に戻らねば』と思わせるには……ふむ、直接誘うは拙い。彼女の仲間、剣……剣士? よくわからん男と、女の弓使いが邪魔じゃからのう」
ガルヴァーノは書棚から古い法術書を取り出し、ページをめくる。そこには「信者の心を導く祈り」の術が記されていた。彼は護符を通じて、セリスに偽の啓示を送ることにした。
「ほっほ、これじゃ! 夜な夜な、護符が聖歌の囁きを響かせる。『神殿に来なさい、法術の真実が待つ』と娘の心に刻むのじゃ。清らかな娘ほど、こうした囁きに弱いものよ。グッフフ」
彼は祭壇に膝をつき、護符と共鳴する法術を詠唱する。
「聖なる白鳥よ、清らかな魂を導け……神の声を届け、法術の門を開かん……!」
水晶が一瞬輝き、遠く離れたセリスの護符に微かな聖歌が響き始めた。
その夜、宿で寝ていたセリスは革袋の中の護符がほのかに光るのに気づいた。耳元で聖歌が囁き、心に奇妙な衝動が芽生える。
「……あれ、聖歌……? 神殿、また行きたい……?」
彼女は起き上がり、護符を手に持った。礼拝で感じた清らかな感覚が頭をよぎり、また行きたいという衝動が高まってくる。
翌朝、セリスは田中とリリアに相談した。
「……田中、リリア。神殿、行ってくる。……法術、わかるかも」
田中が眉をひそめ、リリアが心配そうに見つめる。
「おい、大丈夫か!? またあのデブ司教に絡まれるんじゃねぇか? 行くなら俺も行くぜ?」
「うん、セリスちゃん、危なくない? 私も一緒がいいよ。神殿、なんか変だったもん」
だが、セリスは淡々と首を振った。
「……ん、私、一人で平気……ちょっと行くだけ」
彼女の静かな決意に、二人は渋々納得した。
「わーったよ。けど、変なことあったらすぐ叫べよ! 俺ら、すぐぶっ飛んでくからな!」
「うん、セリスちゃん、気をつけてね。私たち、待ってるから!」
セリスは護符を握り、神殿へと向かった。ガルヴァーノは水晶でその動きを捉え、脂ぎった笑みを深める。
「むっほっほっ! 来たぞ、娘よ! 暗示法術、見事に働いたわい! 清らかな身体はわしの掌の上じゃ!」
彼は特別礼拝室を準備し、さらなる法術を仕込んだ。セリスが部屋に入るように聖歌の囁きを強め、彼女を逃がさぬよう企む。
セリスは何かに誘われるように神殿の門をくぐった。
「……法術、知りたい……」
彼女の足音が礼拝室に近づく。ガルヴァーノは祭壇の陰で待機し、欲望に目を光らせていた。計画は成功し、セリスは再び彼の前に現れたのだった。