※この作品はR-18です。

無表情天才美少女魔術師がメチャクチャギタギタに快楽を押し付けられる話。   作:ふぁふわ

32 / 54
32 魔術VS.法術グランプリ開幕★

 ガルヴァーノ事件から数日が経ち、レディアンスの街はいつもの厳かな活気を取り戻していた。護符の暗示がガルヴァーノの死で途切れ、セリスは自由な心を取り戻したが、礼拝室での痴態――全裸土下座、挿入、精液舐め――の記憶は鮮明に残り、彼女を悩ませていた。宿のベッドで膝を抱え、セリスが呟く。

 

「……うぅ……また騙された……」

 

 それでも、田中とリリアの気遣いのおかげでセリスはなんとか普通の生活に戻っていた。朝食のテーブルで、田中がパンにハムを雑に挟みながら明るく振舞う。

 

「おう、セリス、元気出せよ! あのデブ司教はもういねぇ。レディアンス、いい街じゃねえか。なんか面白いこと探そうぜ!」

 

 リリアがスープをよそい、やんわりと優しく微笑んだ。

 

「うん、セリスちゃん、今日は晴れてるし、一緒に買い物行こうね。市場に美味しい果物も売ってるって聞いたよ!」

 

 セリスは小さく頷く。心の中の重たい靄は消えないままだったが、二人の優しさが支えになっていた。

 

「……うん……ありがとう……買い物、行く……」

 

 ***

 

 その日の市場はまるでお祭りのような賑わいだった。色とりどりの果物、香草の匂い、法術の護符やアクセサリーを並べた露店がぎっしりと並んでいる。

 

 人でごった返す中、広場で若い僧侶がビラを配り、通りすがりのセリスに手渡した。

 

『魔術VS.法術グランプリ決定戦! 出場者募集! 大司教も出るよ。優勝者には聖国の秘宝と名誉を!』

 

 セリスはビラを手に、じっと眺めた。

 

「……グランプリ……魔術と法術……大司教……?」

 

 田中がビラを覗き込み目を輝かせると、リリアも顔を寄せてくる。

 

「お、すげぇな! 魔術と法術の対決イベントか! 大司教って法術のすげぇ奴だろ? セリス、これチャンスじゃねぇか?」

 

「うん、これってすごいよ。もし大司教に会えたら、セリスちゃんの体質とか、相談できるかも!」

 

 広場では冒険者や僧侶たちがグランプリの噂で盛り上がっていた。

 

「今年は大司教ヴァルドリンが自ら参加するってよ!」

「魔術師なら誰でも出られるらしいぜ!」

「優勝したら法王府に招待されるってマジ?」

 

 セリスはビラの文字をなぞるように指で撫で、無表情のままつぶやく。

 

「……ん、大司教なら……私の体質……わかる、かな……?」

 

 田中がセリスの肩をポンと叩き、リリアが優しく手を握る。

 

「おい、セリス、お前の魔術すげぇじゃん! 魔術ギルドでもとんでもねえ魔力出してたろ? これで目立てば大司教とコネ作れんぞ!」

 

「うん、セリスちゃん、私たちも応援するよ! 怖いかもしれないけど、セリスちゃんなら絶対大丈夫だよ。魅了体質のこと、きっと何か分かるよ!」

 

 セリスはしばし迷ったものの、二人の熱意に後押しされて静かに首を縦に振った。

 

「……うん、やってみる……」

 

 田中がニヤリと笑う。

 

「よっしゃ、決まりだ! セリスが魔術でぶちかますぜ! 俺はリリアと一緒に準備手伝うからな!」

 

 リリアはさっそく衣装のことを考えて、目を輝かせた。

 

「セリスちゃん、私、新しい衣装作るね! 今度は黒を基調にして、絶対カッコよくするよ!」

 

 セリスはビラを握りしめ、決意を新たにした。

 

「……ん、大司教……法術……私の魔術、勝てるかな……? 頑張る……」

 

 街の盛り上がりに背中を押され、三人はグランプリ出場に向けて動き始めた。大司教とのコネを得るチャンスが、セリスの新たな一歩となるのだった。

 

 

 

 **********

 

 

 

 セリスは魔術ギルドで魔術師サイドとして出場登録を終え、宿で休んでいた。いちおう法術師でもあるセリスだったが、変態司教ガルヴァーノからは一切法術を習っていなかったからだ。一瞬デブ司教の顔が頭をよぎり、眉をしかめる。

 

「……グランプリ……大司教、司教……んん……絶対倒す……!」

 

 リリアはセリスの決意を聞いて目を輝かせ、裁縫道具を広げた。

 

「うん、セリスちゃん、新しい衣装、頑張って作るよ! 大会で目立っちゃおうね!」

 

 彼女は数日間、宿の片隅で針と糸を動かし、セリス専用の衣装を仕上げた。完成した衣装は黒を基調としたスタイリッシュなデザインだ。

 

 ロングコートが風格を添え、上着は学校の制服風ブレザーに赤いネクタイ、下は黒のニーソックスとミニスカート、足元はブーツで締める。リリアが誇らしげに衣装を広げた。

 

「セリスちゃん、見て! 格好いいでしょ? 魔術師っぽくて、セリスちゃんの雰囲気にも合うよ!」

 

 セリスは試着して、鏡の前で一歩下がる。

 

「……ん、カッコいい……でも、スカート、短くない?」

 

 ブレザーとコートがピッタリ合い、黒のニーソックスが細い脚を際立たせている。だがミニスカートが短すぎて、動くたびに太ももが存在を主張する。セリスは顔を赤らめ、細い声で呟いた。

 

「……あの……パンツ見えそう……」

 

 リリアは両手を振って笑った。

 

「大丈夫だよ、すごく似合ってる! それに今はミニ丈が最新の流行りなんだよ。セリスちゃんの脚、細くて綺麗だし絶対目立つよ!」

 

 セリスは恥ずかしそうに頬を赤らめる。けれど、リリアの熱意を無下にはできなかった。

 

「……うん、リリア……ありがとう……着る……」

 

 新衣装に身を包んだセリスは鏡の前で少しだけポーズをとり、リリアと笑い合った。

 

 ***

 

 一方、田中はレディアンスの冒険者ギルドや酒場を回り、有力な出場者候補の情報を集めてきていた。皆を集め、宿のテーブルに紙切れを並べて説明する。

 

「おう、セリス、いいか? 今回の大会にはヤバい奴らがゴロゴロ出てくるみたいだぜ。ピックアップしてきたから頭に入れとけよ!」

 

 彼がメモを広げ、指を差しながら説明した。

 

『炎嵐の魔女』クレア:

 スタイル:攻撃型魔術師。炎と風を組み合わせた派手な範囲攻撃が得意。

 異名:その名の通り、戦場を炎の嵐で焼き尽くす。

 特徴:赤いドレスと高飛車な態度。プライドが高く、観客煽りが趣味。

 田中談:「コイツ、めっちゃ目立ってんな。セリス、火遊びには気をつけろよ!」

 

『影刃の法術士』ディオ:

 スタイル:暗殺型法術使い。影を操り、敵の背後から一撃で仕留める。

 異名:姿が見えず、刃が飛ぶ前に勝負が決まる。

 特徴:黒ずくめのローブで無口。得体が知れない。趣味は深夜徘徊。

 田中談:「胡散臭ぇな! 暗い奴は嫌いだ。セリス、背中に気を付けろ!」

 

『聖光の大司教』ヴァルドリン:

 スタイル:鉄壁の防御と光の癒し術を極める、ハルミナ聖政庁で最高峰の法術師。

 異名:聖国の守護者とも呼ばれる。

 特徴:白金のローブと威厳ある佇まい。法術の奥義を隠し持つ。趣味は毎朝4時の聖光体操。

 田中談:「こいつが本命だろ! セリス、勝てばコネどころか伝説だぜ!」

 

 セリスはひとつひとつメモし、静かに頷いた。

 

「……みんな強そう……でも、やってみる……」

 

 リリアが手を握り、励ます。

 

「うん、セリスちゃん、可愛いから絶対大丈夫だよ! 衣装もバッチリだし、私も応援するよ! 魅了体質のこと、ヴァルドリンさんなら何か知ってるかも!」

 

「おう、セリス、ぶちかましてこい! 俺もリリアと一緒に最前列で叫ぶからよ!」

 

 いよいよ大会が始まる前日、セリスは新衣装に身を包み、宿の鏡で魔術の練習をしていた。短いスカートに慣れず、やや伏し目がちに光球を浮上させる。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……ん、やっぱりスカート、短い……恥ずかしい……」

 

 田中とリリアの応援を背に、セリスはグランプリへの第一歩を踏み出そうとしていた。レディアンスの街はイベントの熱気で沸き、彼女の戦いが始まるのだった。

 

 

 

 **********

 

 

 

 大会当日。レディアンスの街は「魔術VS.法術グランプリ決定戦」の熱気で沸き返っていた。巨大な円形闘技場が会場となり、観客席は冒険者、僧侶、市民でぎっしり埋め尽くされていた。

 

 セリスはリリアが作った新衣装に身を包み、控え室で最終確認をする。黒のロングコート、ブレザー、赤いネクタイ、ミニスカート、黒のニーソックス、ブーツが彼女を格好よく彩る。だがミニスカートが短く、動くと中身がチラリと見えそうになる。

 

 セリスは鏡の前で何度もスカートの丈を確認していた。

 

「……うぅ……パンツ見えそう……」

 

 大会が開始され、予選のルールがアナウンスされた。参加者が多いため、複数回勝ち抜かなければ本戦に出場できない。戦いは魔術や法術による攻撃に限定され、武器などによる直接攻撃は禁止。ダメージは各選手の「身代わり人形」に転写され、人形が壊れると敗北となる。

 

 やがて観客席から歓声が上がり、セリスの初戦が告げられた。

 

「魔術師セリス対、法術使いザッカリー!」

 

 セリスが闘技場に上がると、黒の衣装が風に揺れた。ニーソックスとミニスカートが観客の目を引き、ざわめきが広がる。

 

「な、なんだ……? あの可愛い娘は……!」

「スカートがやたら短いぞ!? 魔術的な作戦か!?」

 

 セリスは観客の反応に俯きながらも手を構えた。対戦相手のザッカリーは50代のベテラン法術使いだ。灰色のローブに禿げた頭、細い目でセリスを品定めする。彼は華奢な少女を見て、下卑た笑みを浮かべた。

 

「へっ、嬢ちゃん、ミニスカで目立とうって魂胆か? ニーソックスの太もも、いい眺めだぜ! 俺の法術でイカせてやるよ!」

 

 ザッカリーはセリスの短いスカートを指差し、観客を煽るように笑った。

 

 セリスは表情を変えず、淡々と返す。

 

「……そう。……負けない」

 

 試合開始の合図が鳴ると同時にセリスは静かに手を上げ、青白い魔力を集中させる。

 

「……《古代魔法・星嵐の刃》……!」

 

 一瞬で無数の光刃が全周囲を駆け抜け、ザッカリーの身代わり人形を粉々に打ち砕いた。

 

「なっ……!? い、一撃……」

 

 試合開始からわずか数秒、瞬殺だ。観客席が一瞬静まり、すぐに大歓声が巻き起こった。田中が立ち上がって拳を振り上げ、リリアが拍手をしながら笑顔を見せる。

 

「やったぞ、セリス! すげえ、秒殺だ!」

 

「うん、セリスちゃん、最高にカッコよかった! ニーソックスも目立ってるよ!」

 

 ザッカリーが呆然と肩を落とした。

 

「バ、馬鹿な……一撃で……!? ミニスカの嬢ちゃんが俺の法術を……!?」

 

 セリスはスカートを押さえて控え室へ戻る途中、小さくつぶやいた。

 

「……終わった……でも、やだ……みんな、見てた……」

 

 予選はまだ続くが、セリスの圧倒的な魔力は大会に波乱を巻き起こす兆しを見せていた。大司教とのコネに近づく彼女の戦いは始まったばかりだ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。