無表情天才美少女魔術師がメチャクチャギタギタに快楽を押し付けられる話。 作:ふぁふわ
どれくらい時間が経ったのか。
田中はまぶたをこじ開けた。頭の奥に鈍い痛みが残り、体は鉛のように重い。胸の奥で、何か大事なことを忘れてしまったような感覚だけがざらついていた。
冷たい空気が肌を刺し、焦げた灰の匂いが鼻をつく。ゆっくりと身を起こすと、焼け焦げた洞窟の壁とそこかしこに積もる黒い灰が視界に広がる。
「うっ……ここ、どこだ?」
掠れた声が自分のものとは思えない。隣でリリアがうめくように目を覚まし、乱れた金髪を払いながらつぶやいた。
「田中さん……ここ、どこだっけ? 何か、変な夢を見た気がする……」
「俺もだ。頭がぼんやりするな……」
セリスが杖を握ったまま起き上がり、青い髪を揺らして二人を見た。杖の先端が微かに光り、魔力の残光が部屋をぼんやり照らす。
「……田中、リリア。目覚めた?」
「セリス、お前もいたのか。なぁ、ここ何だ? 俺ら、どうしてここに?」
「……わからない。私も、覚えてない。ただ、気付いたらここにいた」
淡々と答えるセリスの顔に、一瞬だけ影が走る。下半身に微かな痛みが滲むが、理由は思い出せない。
田中はふと、足元に落ちていた小さな革袋に気づいた。拾い上げようと腰をかがめると、セリスの視線がわずかにそれを追った。田中も特に気に留めず、袋をポケットに突っ込んだ。
「とりあえず、ここを出ようぜ」
田中が手を差し出すと、セリスは静かにその手を握った。冷たく細い感触と同時に、田中の右手がわずかに光る。本人は気づかなかったが、セリスの瞳がその瞬間だけ揺れた。
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外に出ると、夕暮れの草原が広がっていた。オレンジ色の光が長く伸びる影を作り、風が草を揺らして通り過ぎる。
「確か影の使徒に捕まったんだよな……。でも誰もいねえ。全員死んだのか? そもそもアイツら、何なんだ?」
草原を歩きながら田中が疑問を口にすると、セリスが前を見据えたまま答える。
「……私の魔力は特別で、古代の血筋みたい。影の使徒はそれを使って何か企んでる。でも、詳しくは知らない」
「ふーん、面倒な話だな。で、これからどうする?」
「……わからない。ここに留まるつもりはないけど、追手はまた来る」
「じゃあ、一緒に行こうぜ。俺もリリアもさ、ここにいる理由ねぇし。お前一人じゃ危ねぇだろ」
軽い調子の田中の言葉にセリスはしばし沈黙し、何かを探るように彼を見つめた。
「……私には関係ない人間を巻き込む気はない。でも……あなたは……」
彼女は一瞬言葉を切り、真剣な表情で告げる。
「……イレギュラー。だから、一緒に来て欲しい」
田中は意味がよく分からないままとりあえず不敵に笑った。
「?? おう、任せとけ! 俺だって役に立つとこ見せてやるよ!」
セリスは無言で小さく頷き、リリアが微笑む。
「私もついていくよ! 田中さんとリリアちゃんだけじゃ心配だしね!」
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三人は焼け焦げた洞窟を後にし、夕暮れの草原を抜けて近くの街を目指した。
やがて、街道沿いに木造の門が見えてきた。「カレンの門」と刻まれた小さな街だ。石畳の道の向こうから市場の喧騒が微かに聞こえてくる。
三人は傷だらけの体を引きずり、宿屋に転がり込んだ。服は破れ、肌には擦り傷や青あざが残っている。何があったのか、記憶は相変わらず曖昧なままだ。
部屋に入るなり田中がベッドに倒れ込み、リリアは破れた服を見てため息をつく。セリスは黙ってローブを脱ぎ、布で汗を拭った。
「……何があったんだろうな」
田中がぼそりと呟くと、セリスは一瞬だけ視線を逸らした。下腹部の奥に鈍い痛みと、説明できないざわつきが残っている。
「……考えても、答えは出ない」
そう締めくくり、その夜は各々が静かに眠りについた。
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数日後。カレンの門で三人は傷を癒やしていた。記憶は依然として曖昧だったが、日常の感覚を少しずつ取り戻し始めた頃。食料が底をつき、セリスが買い出しに出かけた。
「……田中、リリア。買い出しに行ってくる。すぐ戻る」
田中がベッドから顔を上げて言った。
「おう、気をつけろよ。迷うなよな」
「私も一緒に行こうか?」
リリアが提案したが、セリスが首を振った。
「……大丈夫。一人で、平気」
セリスは杖を手に街へ出た。市場でパンと干し肉を買い、袋に詰めたが、帰り道で道に迷った。
「……平気じゃなかった……」
石畳の道が狭くなり、薄暗い路地に入り込むと、「バスカブル奴隷商店。安い! 旨い! 奴隷あります」と書かれている古びた看板が目に入った。
セリスは何となく興味本位で近づき、少し開いている木製の扉から中を覗き込んだ。
中は薄暗く、土と汗の臭いが漂っていた。鉄格子の檻に数人の奴隷が閉じ込められ、うつろな目で壁を見つめている。
奥で革鞭を持った男が、鎖で繋がれた若い女の背中を打った。鞭の音が響き、女が小さく悲鳴を上げた瞬間、セリスの頭に鋭い痛みが走る。断片的な映像、男たちの笑い声、焦げた匂い。封じられた記憶の一部が、不意に揺らいだ。
「……っ……頭が……」
その様子を見た店主らしき男が近づいてきた。50代ほどの白髪交じりのオッサンで、口元に穏やかな笑みを浮かべている。
「おい、大丈夫か? 小娘、具合でも悪いのか?」
「……わからない。頭が、痛い……」
セリスが呻くように答えると、オッサンが優しく肩を叩いた。
「そうかそうか、無理すんなよ。奥で休んでいけ。茶でも淹れてやるからさ」
「……ありがとう。少し、休む……」
セリスは警戒心より疲労が勝り、オッサンの言葉を信じてついて行ってしまった。
彼女は店の奥の小さな部屋に案内された。木のテーブルと椅子が置かれ、壁には埃が積もった棚が置いてある。オッサンがセリスを椅子に座らせ、紅茶を淹れて持ってきた。
「ほら、飲め。これで落ち着くよ」
「……うん。ありがと……」
セリスがカップを受け取り、紅茶を口にした。奇妙な甘い香りの温かい液体が喉を通り、少し安堵する。だが数分後、視界がぼやけ、体が重くなった。
「……な、に……これ……ね、眠い……」
彼女が杖を落とし、意識が闇に沈む。椅子にもたれかかる彼女を見て、オッサンの笑顔が下卑た笑みへと変わった。
「へっ、効いたな。睡眠薬入りだよ、小娘。こんな可愛いガキ、逃すわけねぇだろ」
オッサンは実はとんでもないロリコンだった。セリスが昏睡したのを確認し、ニヤニヤしながら近づいた。彼女の細い体を見下ろし、手で頬を撫でる。
「おお、すべすべだぜ。この青髪も可愛いな。じっくり楽しませてもらうよ」
オッサンの手がセリスのローブの上から胸に触れた。小さな膨らみを指で押さえ、ゆっくり揉み始める。昏睡したセリスは反応しない。オッサンの息が荒くなり、口元を吊り上げた。
「柔らけぇ……最高だ。服の上からでもたまんねぇな」
彼の手が下に下がり、ローブの裾をまくり上げた。白い太ももが露わになり、オッサンが舌なめずりをする。指が内ももを這い、布越しに秘部を撫で始めると、セリスの魔力が微かにざわついた。
「ここも触りてぇが……まだ我慢だ。じっくり味わうぜ」
オッサンはセリスの体をねちっこく撫で続け、昏睡した彼女を弄んだ。魔力のざわめきが増し、奇妙な甘い香りが広がる。
その頃、宿屋では田中とリリアがセリスの帰りが遅いことに気づき始めた。
「なぁ、リリア。セリス、遅くねぇか?」
「うん、私もそう思う。買い出しならとっくに帰っててもいいよね……何かあったのかな?」