※この作品はR-18です。

エモーション プレイ カードゲーマーズ!   作:幻想 薔薇組

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第二話 ラブ・レター

―休憩時間 札切町東中学校 教室

 

「初めてのデュエルからもう3日だね、ベガス」

 

「ああ、初戦は楽しかったが他の相手は何ともつまらんかったのー」

 

「まぁ、ジョーカーレアが強いのもそうだけどそもそも始めたてのカードプールなんてNのみが普通だからね」

 

「ふーむ、となると熟練者とやり合うのが楽しいかの?」

 

「それにはこっちのカードプールがまだ足りないかな。まだ最初のパック分以降何も買ってないだろ?」

 

「ううむ…」

 

「たとえ相手が弱くても今はデュエルを続けて貰えるポイントを貯めてパックを買わないとね。これが中学生でできる事の限度範囲だよ、ほかの手段があれば良いんだけどね」

 

「他の手段と言ってものー」

 

「アンティとかをやってもいいんだけど、同価値じゃないといけない関係上結局ポイントを持ってない奴が多いからね。探す時間と労力には見合わないかな、払われない可能性もあるし」

 

「ふむ…払われない可能性がはわしの力でどうにかは出来るが今は我慢の時かの…女でもありゃマシなんじゃがねーお前との感覚共有くらいならできるからのー」

 

「女は僕だって欲しいさ。学校ももうすぐ終わるんだし。そこからまた欲の満たし方については考えようじゃないか」

 

――札切町東中学校 下駄箱

「ケーケッケッ、ここに仕込んどけば完璧だろ!」

 

「番姫(バンキ)アネキ、やめときましょうよ!あいつデュエルクソ強いんですよ!?」

 

「黙ってろ舎弟(パシリ)!ジョーカーレアの持ち主の中で孤立してるのはあいつだけだからな…何も入手する方法はアンティだけじゃねえ…あいつのジョーカーレアをぶん殴って奪ってやるって寸法よ!」

 

「さすがアネキ!俺たちにゃ出来ないことを平然とやってのけますね!そこに痺れますぜ!」

 

「あいつの下駄箱にラブレターを仕込んでおいた、あいつは何も知らず一人で屋上に来るだろう…そこをあたしらでリンチにしてやるのさ!そうと決まれば後は屋上で隠れてるだけだよ!」

 

――下校時刻 下駄箱

 

「これ見てみてよベガス」

 

「ホォ〜う!ラブレターじゃの!なかなかお前も隅におけんやつではないか!」

 

「中読んでみようか…」

 

――拝啓 仮道仮面様へ

私は、あなたに淡い恋心を抱いております。

なので放課後、屋上に来てほしいのです。

そこで私は待っています。

――貴方に淡い恋心を抱く乙女より

 

「…たとえカード目当てだったとしても行かざるを得ないよね、コレは」

 

「そうじゃの、此処で行かないのは男の名折れじゃしな」

 

――札切町東中学校 屋上

「…来てみたけど、コレはどういう事かな?」

 

「ケケケ、待ってたぞぉ〜仮面!お前等!やっちまいな!」

相手は目の前の女の子達10人前後…屋上に続いてる階段の扉はとっくにお仲間に防がれてる…その割に武器は持ってなさそうだ…

舐められてるね

「…こんなものかな?」

 

「す…すみません、アネキ…」

 

「な…何だと?皆を…ボコボコにしやがった…」

 

JR持ちは襲われやすいと言うことは聞いていたけど、これ程とはね

 

「……あ、あたしとデュエルしろ!あたしが勝ったらそのJRを貰ってこの事を黙秘してもらう!」

 

「ふぅ〜ん?君は何を賭けるのかな?」

 

「そ…それは」

 

「ま、こんな舐めたことをしてくれた上にJRまで求めるなら…君自身そのものを賭けてくれるならやってあげるよ」

 

「わ…わかったよ。あたし自身を賭ける(まぁ…最悪逃げればあいつも捕まえられないだろうからな、賭け得だろ)」

 

「アンティデュエル成立だ、ベガス、頼むよ?」

 

「任せるんじゃ!遊戯結界!」

 

「ま…まわりの景色が変わった?」

 

「なぁに、何でもないよ。ただ、賭け事をスムーズにやる為の措置だからね、勿論ありえないとは思うけど、踏み倒しが出来ないようにしただけさ」

 

「そ、そうか(不味い不味いマズイ…!)」

 

「じゃあ始めようか」

 

「「プレイディスクセット!バトル承認!オープンザゲーム!」」

 

「どうやら今回は僕が先行みたいだね?」

 

「…さっさと始めなよ(あ、焦ったけどなんてことはない…勝てば良いんだ、勝てば)」

 

「ふふ?そうかい?なら遠慮なく」

 

「僕はエモーションを1消費し賽武者を召喚!」

仮面エモーション3→2

 

「賽武者の効果を発動!このカードの召喚時とターン開始時にコイントスを行う!表なら何もなし、裏なら自分に1ダメージ」

コイントス結果 裏

 

「ありゃま、幸先悪いね」

仮面ライフ15→14

 

「僕はこれでターンエンド」

 

「あたしのターン!」

 

「あたしはエモーションを1支払いO・H(アウトロー・ヘッド)パシリヤンを召喚!」

番姫エモーション3→2

 

「パシリヤンの効果発動!山札から2枚を墓地に送りその中のモンスターカードの数だけエモーションを回復する!落ちたカードは2枚ともモンスター!」

番姫エモーション2→4

「あたしはこれでターンエンド!」

 

「僕のターン!賽武者の効果が発動する!」

 

コイントス結果 裏

仮面ライフ14→13

「うーん、調子悪いね、でも、もしかしたらこのターンでラストターンかもしれないよ?」

 

「なっ…」

 

「やる事は単純さ、僕はエモーションを5消費して傾奇者・恋々(かぶきもの・こいこい)を召喚!」

エモーション5→0

 

「賽武者で攻撃!」

番姫ライフ15→14

 

「さてと、僕がこれからコイントスを5連続成功させたら君は敗北する。確率としては約3%って所かな?」

 

「無…無理だ、出来るわけ無いだろそんな事!」

 

「そうでもないと思うよ?特に運の良さだけには自信があってね…まずは1回目。恋々で攻撃!こいこいコイントス!」

コイントス結果 表

番姫ライフ14→11

 

「ふふふ、あと4回だね?」

 

「そ、そんなの出来るわけねぇ!」

 

「やってみないとわからないだろう?2回目だ」

コイントス結果 表

番姫ライフ11→8

 

「後3回、まだ余裕だろう?そんな青ざめなくても大丈夫だよ。3回目」

コイントス結果 表

番姫ライフ8→5

 

「そろそろ宣言通りになりそうだね?4回目」

コイントス結果 表

番姫ライフ5→2

 

「あ…あり得ねぇ…!」

 

「さてと…ついにこのターンで君が負ける確率は2分の1になったわけだ。覚悟はできたかい?」

 

「ま、まって…許して…」

 

「許す?許すも何もコレはただのアンティデュエルだ。とっくに君がリアルファイトを仕掛けてきたことについては許してるよ」

 

「な、なら」

 

「でも、容赦する理由はないよね?ラストだ!」

コイントス結果 表

 

「そ…そんな…」

 

「ふふふ、これで終わりだね。」

番姫ライフ2→0

 

勝者 仮道仮面

 

 

 

 

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