※この作品はR-18です。

触手SFVRゲーム世界に転生したのにレベルが高すぎる   作:NO SKILL NO LIFE

9 / 10
リードを引く女性

 宇宙均衡防衛機構軍第二戦術部隊。

 アエルノが部隊長を務めるこの組織は、本来第三戦術部隊の傀儡となる予定だったそうだ。

 

「元来あった第二戦術部隊を上塗りする形で生まれたわたくしたち第二戦術部隊はその特殊な出生の関係上、誰かに生死をコントロールされる立場にあります。それはそのまま命令においても立場においても操作者の言いなりになることを意味し、その操作者が第三戦術部隊にいるため、傀儡となるしかない、と」

「でも、あんたはそーならなかったんだな」

「はい。彼女らが何かをしてくる前に功績を打ち立てました。お飾りでしかなかった第二戦術部隊の名は宇宙均衡防衛機構軍に欠かせない名となり、第三戦術部隊もおいそれと手出しができなくなったのです。……ただし生死を握られているのはかわっていませんから、わたくしたち……わたくしはその命に従い、こうしてレフォ様との子を設けにきたわけですが」

「それでも……そこまでコントロールできていても、安心できなかったんだろうな」

「であるかと。レフォ様の子種を貰いに出向いた第二戦術部隊隊長が、しかし彼女の怒りを買って出先で死亡した。第二戦術部隊隊長を始末できる上にレフォ様の名誉を貶めることもできる、一挙両得な作戦なのです」

 

 正直な感想、「ひーっ!」って感じだ。

 宇宙触手機械姦VRの時は、フレーバーテキストとしてそういう……なに、後ろ暗い背景とか人体実験とか権謀術数とかがあるのは知っていたけど、直接出てくることなんて滅多になかった。というかほぼなかった。

 依頼を受けてそれを進めて触手に犯される……シンプルに言ってしまえばそれだけのゲームで、だからこそエロに没頭できたのに。

 現実となって、そして息づいているのが人、というか知性体である以上当然だけど、そこには悪意が存在して。

 

 ……頭空っぽにしてエロいことしたいのにナー。

 

「関わっているのは第二と第三だけか? もっと上は」

「疑えばキリはないですよ。そも、第三にわたくしたちの製造を命じたのは誰なのか、とか」

「そりゃ……」

 

 総督……か。

 となると総督秘書(オーダーサイド)は……。

 

「しかし、ミランダもよくわからんな。初めて会った時はこっちに敵意マシマシで、あんたのことが大切、って感じだったのに」

「あそこはどこに目があるかわかりませんからね。わたくしがレフォ様の不興を買って、気分屋なあなたに殺される。そういう筋書きを成立させるためには、わたくしたちだけしかいない環境の構築が必須です。ゆえ、そこにいたるまでにわたくしが死んでしまうと、ミランダは目的を達成できなくなる、というわけです」

「あーねー……」

 

 そこで、ずっと黙っていたクチナシが口を開く。

 

「あなたの部下を頼ることはできないの? 部隊、なんて言うんだから、人数がいるのでしょう?」

「わたくしの生死をコントロールされているだけならこのような暴挙に出ませんよ」

「……人質、なのね」

「ええ。総勢五百余名。彼女らの家族も考えればとてつもない数字。それがわたくしの行動にかかっております」

「でも、あなたは明確な背信行為を取ったじゃない」

「いいえ? あの基地からの通信はすべてジャミングしてありましたし、ミランダが通信機の類を有していないことは確認済み。明るみに出ていない裏切りは裏切りとは呼べません」

 

 強かなことで。

 でも、成程な。あの時は俺を助けてくれたものと思っていたけど、自分のためでもあったのか。

 

「……ダメね。私が病巣(ネスト)だからかもしれないけれど、邪魔をしてくるのなら〝わからせ〟ればいい、とか思ってしまうの」

「いや、俺も同じ考えだった。どんなお偉いさんだろうと年単位で触手に犯されりゃ意思も砕けるだろう。くだらねーことを企んでる連中なんざ野良病巣(ネスト)の中にでも放り込んでやれ、ってな」

「どうせならヨモギの養分になってもらいたいわ。軍人のお偉方ならレベルも相当あるだろうし」

「わたしはゴミ箱かなにか~?」

「そうは言ってないじゃない」

 

 アエルノはにこにこするだけ。

 ノーコメントってことか? ……いや。

 

「直接的な表現……叛逆的な言葉の度合いが過ぎると、何かしらのシステムで命が断たれる、とかか」

 

 にこにこしているアエルノ。

 面倒臭い装置つくるなぁ。

 

「レフォ、破壊はできないの?」

「できる可能性はあるけど、迷いもある。クチナシならわかると思うけど、シーブレインスって結構やべー病巣(ネスト)なんだよ」

「ああ……そうだったわね。……でもそれで言ったら私だって結構〝やべー〟病巣(ネスト)な自覚あるけれど?」

「あんたは俺の支配下にあるからいーの」

 

 実際一千万レベルを超えているクチナシはそこそこやべー病巣だ。

 しかも同時に生まれたヨモギモチと比べてメキメキレベルを伸ばしている──ヨモギモチにレベルを上げる気が無いというのもあるけど──から、多分潜在能力は伝説級(レジェンディア)か神話級(ミソロジア)に届くくらいだと思う。

 しっかりヘキもヤバめ……美少女をコレクションしたいっていうちゃんと災厄なアレだしな。

 

 ……ここだけの話、クチナシは苗床にした女性・ふたなりを解放してはいない。

 クチナシが豹変してからリイカたちに迎撃されるまでの間に作った苗床たちは、今も彼女のエロトラップダンジョンに囚われている。だから微々たるではあれど、レベルは今も上がり続けている、とか。

 エロトラップダンジョンは別次元にあるようなもんだからこういう無茶が通るのである。

 

「けど、同行者……もう協力者の域にいるあんたの生死が外部からコントロールされてるってのはちょい面倒臭い。だから、コントロール装置を奪いにいくってのはアリだ」

「ピンポイントにそれだけ奪ったら、アエルノがあなたに情報を流したって割れちゃわない?」

「割れるだろうな。というより既に割れているんだろう。泳がされていると思った方が良い」

「……それはまた、どうして? あなたを泳がすメリット、ある?」

「その辺はミランダに話を聞きたいところだけど」

「あまりそう多くの情報は持っていないと思いますよ。結局のところわたくしもミランダも捨て石ですからね」

 

 捨て駒にシーブレインスとコラホ使うってどうなんだろうね。

 捨て駒じゃないやつは更にやべー病巣(ネスト)いれてるとか? ストーリーボスよりやべー病巣ってなんだ?

 

「シクラメンも情報リソースにはならねーだろうし、ちょいと憶測の比率が高くなるなー」

「それでもいいから教えなさいよ。私、頭はそんなによくないから、憶測も立てられないの」

「んー。……ま、二通りだよ。まず俺を泳がして得られるメリットは、行動範囲の広さと行動への思い切りの良さから来る電撃的な破壊活動。第三戦術部隊の増長が気に入らねえやつとか、立場上表だって第三を攻撃できないやつなんかは俺を利用したがる。第三がアエルノを即死させていない理由がそいつらにあるとすれば、第三を潰すまでは何事もなく泳ぎ切れる」

 

 俺、コレクト44は古来から存在する超火力独立ユニットだ。また敵味方関係なく破壊できるアイテムでもある。

 気に入らなければ病巣(ネスト)だろうと人間の施設だろうと壊して回るから、コレクト44をコントロールせんとする動きもまた昔からある。総督秘書(オーダーサイド)だってその一人みたいなもんだしな。

 いつだってコレクト44は悪意と策略の掌の上にいる。まぁその掌ごと破壊するのがコレクト44でもあるんだけど。

 

「んでデメリットっつかある意味でのメリットは……第三周辺を俺が嗅ぎまわっている間は、どこも第三に手を出すことができない、ってのがある。第三も下手な動きはできないけど、俺の邪魔をしないために今現在第三へ手を出している組織はすべて手を引かざるを得ない。巻き込まれたくないなら、な」

「あなた、そんなに見境ないの?」

「邪魔だと思えば蹴散らすよ」

 

 反応式機雷(リアクティブマイン)みたいなもんだ。

 俺を泳がしておけば邪魔なもんを破壊できるしぬくぬくと過ごせる。対象が破壊されるまでの間、になるけど。

 

「もしくは何か決定的な……俺の弱みのようなものを握っているか、だけどな」

「弱み? そんなのあるの?」

「無いつもりではある」

 

 申し訳ないけど、たとえ『仔』が人質になっていたってあまり気にしない。

 んで他になにか繋がりの強いものがあるかと問われたら、胸を張ってないと答えられる。

 よって弱みなんぞ存在しない……と思うのだけど、それは俺目線の話。

 第三だの黒幕だのが俺に対してどんな偏見をもっているかなんて知らねーし、それによる弱みの思い込みは存在するんだろうなってのが所感。

 

 ……よし。

 

「考えるのやーめぴ。クチナシ、エロいことしよう」

「あなたね……。まぁいいけど。……そうだ、私としてはアエルノの味も確かめてみたいんだけど、混ざる気はない?」

「わたくしは半分病巣(ネスト)ですよ?」

「だからなによ。半分人間で、ちゃんと美少女じゃない」

「えぇ……」

 

 病巣(ネスト)にとっての苗床や人間たちがどういう存在なのかはわからないけれど、少なくとも同族を犯すという発想は無いらしい。

 ある意味で……現実における同性愛みたいな扱い、なのかな。それも一昔前の。

 

「クチナシは俺の支配下にあるから安心安全に楽しめるぞ」

「……子供が作れなくなる、ということはありませんか?」

「それこそ病巣(ネスト)ならわかるでしょ。壊さないわ」

「……それなら、ちょっと興味はあります。苗床になった女性やふたなりは皆……幸せそうな顔をしていますし、その、研究所で受けた〝開発〟は……苦しいものもありましたが、気持ちいいものもありましたので」

「その話もあとで聞きたいけど今はヤろう」

 

 機械姦経験済みとは。

 あれ、とすると、ミランダへの責めはもっと激しくした方が良いのかな?

 

 

 病巣(ネスト)鑑賞用飼育スペース。

 空間拡張の行われているここは、無限に近しい広がりを有している。

 

 だから、クチナシがその身を元に……エロトラップダンジョンの形に戻すことも可能で。

 

「よいーしょ。……こんな感じ?」

「よくできてるよ、分身」

 

 さらに自身の中にもう一体の分身を、なんて荒業までできる。

 

 して、俺とアエルノは既に全裸。なぜかいっちょ前に恥ずかしがってるアエルノの手を引いて、クチナシと共にエロトラップダンジョンを進んでいく。

 

「前に入った時あなたも感じたと思うけど、私は尿道責めが好きなの。というより穴が好き、って言った方がいいかしらね」

「そんな気はしていたよ」

「だから──まず」

 

 じゅるりと音がして、次の瞬間俺とアエルノのは貫かれた。

 ……凄まじくぬるぬるした触手。それがアナルを刺し貫き、身体を浮かせてきている。

 

「う、ぶっ……!?」

「私の体内を歩くだけで身体はほぐされるの。だから全く痛くない。そうでしょ?」

「ぁう、ぉ、ォオ……」

「このままお薬注入~」

 

 奥深くまで入り込んだ触手から、ぴゅーと腸壁めがけて液体が噴射された。

 更新マークと共にステータスが物凄い勢いで書き換わっていく。以前の膣化シリーズだけでなく、明らかに一つのところを目指した改造ステータスが……これでもか、というほどに。

 

「お、ごォ……ぉぶっぇっ!」

 

 向かい合わせにされた俺とアエルノの身体。

 だから見える。互いの腸内を盛り上げさせてのぼっていく触手の存在が。

 

「うーん、やっぱり半分病巣だからか、ちょっと薄味ね。レフォが濃い味だからバランス取れてていいけど」

「あ、あぶ、あぶ……ふぁ!?」

 

 アエルノの驚いた声。まぁそりゃそうだろう。

 彼女の髪が突然ざわめきだして、クリトリスや乳首などを責め立て始めたのだから。様子から察するに自分の意思ではない様子だし。

 

 ……つかそれ大丈夫か?

 シーブレインスの制御ができなくなっているってこと?

 

「あ、ちょっと。変な疑念を抱かないで。味が落ちるから」

「いや流石に……」

「だ、らいじょうぶれふっ! き、きもちよくなりゅと、こうなるの、はぁぁっ……む、むかしから、なので、ぇ!」

「あら……気持ちいいの? まだ気持ちいいことそんなにしてないんだけど」

 

 アナルから腸までをほじくられているだけだしな。

 この状況を気持ちいいと思うかどうかは大分人によるだろうけど、どうやらアエルノはそういう意味でも開発済みらしい。

 これはその研究所とやらに相当なスキモノがいるとみた。

 

「う……ぐ、ぶ」

「はい、胃まで到達~。……どう、二人とも。勿論このまま行く所までいくけど」

「もっとイかせてくれー。これじゃたりーん」

「や、休ませてくれるのであれば、この辺りで一度──」

「休ませるわけないじゃない」

「──」

 

 一気に来た。

 喉をこじ開け、舌を歯を唇を掻き分け、それが……触手が俺達の口から生える。

 衝撃によりぶらんと垂れさがる四肢。俺は呼吸が別だからいいけど、アエルノは……おお、ぴくぴく痙攣したまま失神して、泡噴いてら。

 

「起きなさい」

「ん、んぐぅうううぃいぎいぎぎっ!?」

 

 パチっと流れるは電流。そういえばこいつ雷属性だったな。

 無理矢理叩き起こされたアエルノを見ていたら、勃起がさらに強くなる。それを見かねてかクチナシは壁から細めの触手を取り出し……ずぷ、と。

 尿道へそれを挿してくれた。

 

 そして、竿の根元に対して電流が流される。

 

「お、おおー」

「リアクション薄いわね……。大分強い刺激のはずなんだけど」

 

 まぁ、それには秘密がある。

 ゲームシステムの話になっちゃうけど、前も少しだけ触れた通り、宇宙船に保管されている触手たちでイき続けるってことはできない。

 それだとレベリングが簡単になってしまうからだ。

 宇宙船の触手とできるのは過去に行われた責めの再現と激しい激しい寸(・)止(・)め(・)だけ。まるで催眠暗示でもかかっているかのように、イききることができなくなる。

 

 あくまでエロいことができるだけなのだ。プレイヤーは。

 

 プレイヤーじゃないアエルノは、普通にエロトラップダンジョンへ入り込んだのと同じ責め・快楽を受けとることができる。

 

「おっと、ここで楽しみ過ぎるのもよくないわね。はい、ほら。解放してあげるから、進んで?」

 

 解放される……けど、喉から肛門にかけての触手は残ったまま。

 当然のように何度も何度もえずきながら、ふらふらと立ち上がってエロトラップダンジョンを進む。アエルノに関しては全身に髪の毛が絡まっているからさらに歩きづらそう。

 

 というか転んだな。まぁ触手床だから危なくはないけど、これじゃあなぁ。

 

「仕方ないわね。じゃあ、ほら」

「んぁっ……ぅぁああぁああぁぁあああっ!?」

 

 クチナシがアエルノの前に屈み、髪の毛に縛られまくったクリトリスを抓んで──それを、にょいーんと伸ばす。

 おおお。なんだそれ!

 

「『クリトリス伸縮率増加Lv.50』。ふたなりには使えない状態異常だけどねー」

「あっ。あぅ。ぁぁっ、ぁぁぁあ」

 

 まるで犬のリードを引くかのように、長く長く伸びたクリトリスを引っ張っていくクチナシ。

 断続的な絶頂を繰り返しながらおぼつかない足元で彼女へついていくアエルノ。けれどやっぱり時たま転んで、転んだ時に自身のクリが引っ張られる&下敷きになるで悶絶しまくっている。

 

 ……エロいな。

 

 けれど、少し歩いたあたりでアエルノが。

 

「ご……ごめんなさい! もう無理です! 中止、中止でお願いします!!」

「えー」

「しげ、刺激が強すぎます……! 頭真っ白で、今も呼吸が難しくて……」

「……どうする、レフォ」

「もうちょっとで違う扉開けると思うんだけどなぁ。……ま、嫌なら仕方ない。アエルノだけ排出して俺達だけで楽しもう。万一を考えてこの空間からは出ないようにな」

「はひ……」

 

 嫌がりが過ぎると萎えるからなぁ。

 口では嫌嫌言ってるけど、のタイプじゃなくて、ちゃんと限界みたいだし。

 

「俺の子種が欲しいなら、これくらいは慣れてもらわんとなぁ」

「れ、レフォ様はこういう責めをしないでしょう……?」

「さぁどうだか?」

 

 エロアイテムならそこそこ数を取り揃えておりますぜ?

 

 その後、心行くまでクチナシを楽しんだ。

 楽しんで。

 不本意ながら──俺は宇宙船の航路を、宇宙均衡防衛機構軍の方へと変えたのだった──。

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