オルビアを手に入れたのは良いが目を覚まさない。
まあ理由は俺が目覚めないようにしてるんだけど。
「ポリュノクス様、対象が逃げ始めたようです」
「何回目だっけ?」
「はっ、六回目になります」
ふむ、六回目か。
臣下の言う対象ってのはもちろんロビンのことだ。
最初のオハラから脱出した辺りに助けに行っても良かったのだが、いろんな人に裏切られてから助けた方が俺に依存するようになるはずだ。
だから、オルビアにはまだ目覚めないでもらって、ロビンがある程度俺に依存し始めたタイミングで再会させようと思っている。
そんなことはさて置いてだ。話はまた逃げ始めたロビンについてだ。
「それで、対象の様子は?」
「はっ、どうやらかなり疑心暗鬼に陥っている様子」
ならばそろそろ手に入れに行くとするか。
あれほどの美女を俺の手にできる未来を想像するだけで興奮してくるな。
「ではそろそろ行こうか」
「はっ、向かいます」
さて、とりあえずはロビンを手に入れるとするか。
船は既にロビンのいる島へと着いているので、あとは顔を見せに行けばいいだけだ。
ロビンって初恋できるような境遇じゃなかっただろうし、多分大丈夫だろ。
サウロに初恋している可能性もあるけれど、あれは多分違う感情だと思うし。
「あちらにおります」
「ではここで待機しておけ」
「はっ」
というわけで、ロビンがいる建物へとやってきた。
場所は街から少し離れた場所にある廃墟だ。
中へ入ってロビンの気配がする方向へと向かってみると……見つけた。
黒髪ロングの美幼女が膝を抱えて座り込んでいる。
「やあ、ここで何をしているのかな?」
「っっ!?」
俺が話しかけると、ロビンはめちゃくちゃびっくりして身体を跳ねさせながら俺の方に振り返った。
すぐに逃げようと思ったのか立ち上がろうとしたようだが、俺の顔を見た瞬間に硬直した。
これは『初恋泥棒』の効果が発揮されたみたいだな。
俺の顔をボーっと見つめてきている。
「どうしたんだい?」
「っ! え、えっと」
ロビンが少し頬を赤く染めて視線を逸らした。
可愛いなちくしょう。
この子があのミステリアス愉快美女になるのか。すごいな。
「というか、こんな所で何をしているんだい?」
「っ! え、えっと……」
さて、問題はここからどうやって連れて行くかだが。
ここは自分の顔の良さと初恋泥棒で得た愛情値でごり押ししようかな。
というわけで、ロビンへと近づいて座ることにする。
俺が近づくと少しびくっとしたロビンだったが、特に何も言うことなく横に座らせてくれた。
小さいなロビン。この時のロビンは8歳だもんな。
いや、俺も13歳だけど能力の影響で発育が良すぎるんだよな。
「悩みがあるなら聞くよ? 俺でよければね」
うーん、初恋泥棒の効果が思ったよりすさまじい。
俺の言葉を聞いたロビンは俺を見つめてボーっとしだした。
完全に見惚れてるなこれ。
愛情値を急激に増やすとこうなるのか。
完全に一目惚れしてて俺の行動が全て格好よく見えるのかな。
「まあ、時間はいっぱいあるからね。ゆっくり話そう」
「っ!」
そう言いながらロビンの頭を撫でてみると、少しびくっとしたロビンだったがすぐに受け入れてくれた。
これがイケメンにのみ許される頭なでなでである。
ロビンの髪は逃亡生活をしている割にはさらさらだ。
早くこの髪を白く染めたいぜ。
そうしてしばらく頭を撫でながらゆっくりしていると、ロビンがついに話し始めた。
「え、えっと、あの」
「大丈夫、ゆっくりでいいよ」
「う、うん。……私、その、皆に嫌われててみんなに追われて……」
ほうほう。
まあ、自分が賞金首ですなんて言える訳ないもんな。
今までその懸賞金目当てに裏切られてきたならなおさら。
「それは悲しいね。君はこんなに可愛いのに」
「えっ」
「何を驚いているんだい? 君は可愛いよ」
おお、照れてる照れてる。
実際まじで可愛いしなぁ。
こんな美幼女を売ろうとするなんてなんてけしからんやつらだ。
俺なら甘やかしまくって依存させて嫁にするのに。
「あ、あの! わたし、ロビンって言います」
「可愛い名前だね。俺の名前はポリュノクスだよ」
「ポリュノクス、さん」
ロビンが照れ隠しなのかなんなのか自己紹介をしてくれた。
名前を教えてくれるってことはもう信用してくれたのだろうか。
初恋ってすごいな。
俺の名前を聞いたロビンは噛み締めるように俺の名前を呟いた。
うーん、まだ出会って数分だけど、なんかもう付いてきてくれるような気がする。
愛情値を見てみるとめちゃくちゃ上がってるし。
親愛値も上がってる。
初恋泥棒の効果やばいなコレ。
オンオフできないと面倒なことになりそうだ。
……もう誘うか。なんかいけそうだし。
「そうだロビン。俺と一緒に来ないか?」
「え?」
「みんなに嫌われてるんだろう? でも、俺はロビンの事が好きだから一緒に来て欲しいんだ」
「す、すきっ!?」
おお、好きだぞロビン。君が生まれる前からね。
顔を真っ赤にして慌てているロビンだが、まんざらでもないようだ。
まあ、初恋相手に好きだなんて言われたら嬉しいよな。
「好きだよ。だからどうだい? 一緒に来ないかい?」
「……」
悩んでいるな。
そりゃあ今まで裏切られてきたんだから悩むのは当然だけど、ここで断れれると面倒だな。
と思ったが、俺への信頼度は結構高いので大丈夫そうだわ。
「どうだい?」
「……いきます」
よっしゃ、ロビンゲット!
嫁にするにはまだ幼すぎるけれど、これから俺好みに育ててあげるからねロビン。
将来的にミステリアス美女になるのは知ってるから楽しみだ。
「よかった。じゃあどうする? もう行く? それとももう少しお話しする?」
「……あの、もう少しお話してもいいですか?」
「もちろん」
さーて、とりあえずは俺の国に連れてってしばらく一緒に過ごそうかな。
それで俺へ依存するように仕向けて行こう。
俺に依存し始めたタイミングでオルビアを起こして再会させるか。
それでニコ家の美人母娘は俺のモノだ。
能力
【《思考操作》《絶倫》《巨根》《魔性の貌》《天性の肉体》《自然に生まれた怪物》《武装色の才能》《見聞色の才能》《覇王色の才能》《美声》《原作wiki》《国家運営シミュレーション》《闘いの才能》《夢幻訓練》《神の雫》《初恋泥棒》<New】
13歳 原作22年前