オタクちゃんとギャル子さん〜ギャル好きの私がギャル三人から迫られても選べるわけがありません!〜 作:ハヤ0313
「ねぇ村野さん」
「は、はぃ……」
超怖い。めっちゃ怖い。キュンとか来ない。
超至近距離で並森さんから据わった目で直視されて、逃げ道を塞がれて、なんと言えば良いんでしょう。そう、捕食寸前って感じです。
「正直に答えて」
「は、はぃ……」
そんな並森さんからそんな事を言われたら、イエスって言うしかありません。今ならどんな事でも言える気がします。
「大峰の事が好きなんだよね」
「は、はぃ……」
「大峰とは付き合ってないんだよね」
「は、はぃ……」
「大峰とは友達なんだよね」
「は、はぃ……」
「その上で何かあったんだよね」
「は、はぃ……」
待った。
今何を言った私。
「い、今の無しですっ!」
「いいや無しにしない」
「ひぇ」
待ってもらえませんでした。
というか更に墓穴をより深く掘った感じがします。
「……最近大峰の方も村野さんに寄ってるし」
あ、やっぱりそうなんだ、嬉しい。
ってそうじゃありません。
私達がセフレのような関係になっているというのはなんとしても隠し通さないと……!
「……ヤッた?」
が、聡明な並森さんはどういう思考回路をしているのか、事実に辿り着いてしまいました。
「村野さん」
「はい」
ふぅ。
さて、どう誤魔化しましょう。
「大峰と、セックスした?」
予想以上の直球です。本当にどうしましょう。
……でも、どうするか、なんてほぼ決めてました。
正直に答えて、と言われています。
そして、優しい人に、大切なお友達に嘘はつきたくありません。
「……っ」
だから私は、卑怯にも、沈黙する事を選びました。
「っ! ……そ、か」
でも、並森さんにはそれで十分だったようで、少しだけ息を飲んだ後、察されました。
「……大峰と、キス、した?」
「……っ」
「……そう」
だから、続いた問い掛けにも、私は、肯定しました。
あーうー、特大の秘密がバレてしまいましたマジでどうしましょう。
一番良いのは、ウチ応援するから、コースですね。
でも正直、この鬼気迫るような雰囲気の並森さんがそんな事を言ってくれる感じはしません。
あれでしょうか。ウチらの間で恋愛しようとするなんて良い度胸じゃん、的なサムシングでしょうか。
それなら納得です。男女関係で解散する音楽バンドは多いと聞きますし、女女関係も同じ感じでしょう。
……でも、解散してしまうのは、とても、寂しい、です。
「ででで、でもアレですよっ。わ、私が一方的に好きってだけで大峰さんから好きって言われたわけじゃありませんしっ、そのっ、私もその場のノリで好きって言ってしまっただけですしっ、そのっ、身体だけの関係っていうかっ、私はそれだけでも満足っていうかっ」
なので、とにかく弁解しようとしたんですが、言葉って難しいですね。
そもそも身体だけの関係って言って自分で傷付きましたし、それだけで全然満足してないし、うぅ、両想いになりたいよぉ。
「は?」
「ひぅっ⁉︎」
なんですが、私の弁明が気に入らなかったのかすっごい低い声を出されました⁉︎
「なにそれ」
なにそれって言われましても、その、え、もしかして並森さん怒ってらっしゃる?
え、なんで、どうして、ホワイ?
や、やっぱり音楽性の違い……。
「つまり、大峰と付き合ってないけど、身体の関係になって、雰囲気に流されて、キスだの、セックスだの、している、って事?」
おぉもう、要約されるとその通りですが我ながら色々ひどい。
「なに、それ……」
いやもう、ドン引きですよね分かります。
……あぁ、これできっと私達の関係も終わり。
並森さんは私が気持ち悪くて来なくなるでしょうし、小山内さんも何かを察して来なくなるでしょうし、大峰さんも、きっと、最終的には来なくなる筈です。
「……のに」
楽しかったのに、それを壊してしまったのは、私。
あそこで大峰さんにおねだりなんかしなければ、冗談で済ませていれば、今までと何も変わりない素敵で楽しい日常を送れていたのに、私のせいで、それが、壊れた。
「……好きだったのに」
礼儀正しくて、良識があって、皆のまとめ役だったからこそ、彼女にバレてしまったのが、致命的。
鍵をかけ忘れる、という一手さえ無ければ、こんな事にはならなかったのに。
いえ、私が恋心なんてものを抱かなければ、いえ、全部、全部私が悪いですね。
「……ウチの方が先に好きだったのに!」
そう、私が先に好きになんてならなかったらなんて?
「……ふぇ?」
今、なんて?
何の話してましたっけ。
好き、です、よ? 大峰さんの事。
って、いや、違う、まさか、まさかまさかまさか。
「ふぇっ⁉︎」
可能性的に有り得ないんですけど! まさか! その! 並森さんが! 私の事を! 先に! 好き⁉︎
そういう話です⁉︎
「……墓場まで隠しておこうって思ってたのに」
そう言って、並森さんは苦虫を噛み潰したような表情になりました。
待って。待ってください。これ本当にそういう事です⁉︎
「……なのに大峰に取られるとか」
お、オーケーオーケー。冷静になりましょう。
いや無理。
だって、これって、並森さんが私の事を好きだったけど、私が大峰さんとえっちしてたって話ですよね。
そ、そんな事、あります……?
「……くそ」
ですが、そう言う並森さんは、とても悔しそうで、悲しそうで。
そんな彼女に対して私は何も言えなくて、いえ、何を言う資格も無くて。
だから、並森さんに追い詰められたまま、彼女を追い詰めてしまっていて。
「……村野さん」
「……はい」
だから、並森さんは、私を真っ直ぐ見つめて、
「私を選んで」
そう、言いました。
「あの、その……っ」
でも、小心者で卑怯な私は、それに対して何も反応出来なくて。
……そうじゃない。誠実に、応えないと。
私は大峰さんの事が、好き。身体の関係も持ってしまってますし、何度も好きって伝えてますし、それは、紛れもない事実。
でも、並森さんは、私の事が、好きだって言ってくれて。
嬉しいに決まってます。有り得ない事ですが、そんなの嬉しいに決まっています。
だけど、それに応えるには、私は、私は……。
「えと、そ、の……っ」
優しい並森さんは、そんな私の言葉を待ってくれています。
だから、考えないと。真剣に、考えないと。
でも、いくら考えても答えなんて出てこなくて、何が正しいのかなんて、未熟者の私には何も分からなくて、言葉が、詰まってしまいます。
「……うん、村野さん」
「……はい」
だから、そんな私に失望したのでしょう。
並森さんは、先程までと一転して、いつもと変わりないように聞こえる声で、呼びかけてきました。
「セックスしよ」
「はい⁉︎」
どういう事なの。
待ってください。全部吹っ飛んだんですけど。あの、どういう事なの⁉︎
「要するに、大峰から取り返せば良いって事でしょ」
「取り返す⁉︎」
「ふふ、燃えてきたじゃん」
どういう事なの。本当にどういう事なの。
燃えてきた。そういう並森さんはさっきまでと全然違う活力に溢れた目をしていて、私の目を貫いてきます。
「経緯は知らないけどさ、あれでしょ村野さん」
「は、はい」
「大峰とセックスするようになってから好きになってんでしょ」
「う」
はい、そうです。全くもって否定出来ません。
なんというか、人から指摘されると我ながらヒドイ始まり方ですね。
で、ですがほら、セックスから始まる恋ってあるらしいじゃないですか。
「村野さんチョロ過ぎ」
「う」
チョロい、と言われてぐぅの音もでません。その通り過ぎて何も言えません。
で、でもでも! 切掛はアレでしたが今大峰さんを好きだっていう気持ちには嘘偽り無いわけでして!
「だからセックスしよ」
でもその流れは分かりません!
「ウチとセックスして、ウチの事を好きになって?」
そういう事ぉ⁉︎
で、でもでも、いくら私がチョロくてもそんな簡単に流されるわけがありません!
わ、私は大峰さんの事が好きなので!
「一回だけ、一回だけで良いから」
あ、一回だけなら……。
じゃありません! 何流されそうになってるんですか!
ふふん。私はもう経験豊富なお姉さんなんです。大峰さんと爛れた日々を送ってるんです。
だから、目の前にえっちさせてくれそうな人がいるからってそうやすやすと流されたりなんかしないんですからマジかー並森さんえっちさせてくれるのかー。
「大峰には内緒にしとくから」
あー、うー、そのー、あのー。
……いや、私だって、ついこの間まで経験なかったわけですよ。
元々ギャルから迫られたいっていう願望持ちだったわけですよ。
断れるわけないじゃないですか! むしろえっちしたいに決まってるじゃないですか!
「何か言わないとキスするから」
でも言わなきゃー! 拒否するための何かを言わなきゃー!
あー! 待って待って待ってください並森さん!
来ないで! 迫って来ないでください! その綺麗な顔と魅惑的な唇を寄せて来ないでください!
あー! 待って待って待って色々考えさせてください展開の速さについていけてないんですだから待って待って待って待ってンアーッ!
「ん……」
だから、並森さんは、私の目を直視したまま、私の唇に、唇を、重ねてきました。
「ん……ちゅ……」
優しい、キス。
大峰さんのと違って、何かを焦るような、貪るような、気持ちいいだけを追求したような、そんなキスじゃなく、優しくて、慈しむようなキス。
「は、ん……村野さん」
「ん……は、ぃ……」
だから、そんなキスをした並森さんは、どこか潤んだような視線をぶつけてきて、
「好きだよ」
想いを、ぶつけてきました。
「っ! 私、は……んんっ!」
だから私は、何かを言おうとして、何も言えない何かを言おうとして、けれど、また口を塞がれました。
「んっ……んんっ……!」
相変わらず並森さんは私の目を射抜いたまま。
だから思わず、目を逸らす事が出来ない私は、卑怯にも目を瞑りました。
「ん……ふぁ、はむ……んっ……」
何度も、何度も口付けされます。
唇を合わせて、啄んで、また触れて。
合間合間に、好きだよ、って言葉が挟まって、優しくて優しくて、胸が張り裂けそうになるような、そんなキス。
「ちゅ……村野さん」
「んっ……」
だから、並森さんの気配が少し遠ざかった、と感じてから、ようやく私は目を開ける事が出来ました。
「大丈夫だから」
「え?」
そして、彼女は続けます。
「村野さんが何も言えないって事は分かってるから」
「……っ」
だから、私が卑怯な事を突きつけられて、思わず、目を伏せました。
「そんな誠実で、不器用で、小心者で……」
誠実なんかじゃありません。
私は、卑怯なだけ。
「あとチョロくて」
いやそれは、いや、えと、はい。
「そんな村野さんだから、好きになったんだ」
「……っ」
だけど、そんな私を並森さんは肯定してくれて、
目線を上げると、優しい表情が見えました。
それは、どこまでも私を許すって想いが伝わってきて、私は、卑怯で愚かな私は、やっぱり何も言えなくて。
「だから、私が奪うから」
でも、並森さんはそう断言してきました。
「……ウチは卑怯だから言うけど」
「っ! そんな事っ、ない、ですっ!」
だけど続けられた言葉は聞き流せなくて、反射的にそう言いました。
こんな優しい人が、誠実な人が、卑怯だなんてあっていい筈がない。
「ううん、卑怯なんだ」
でも、彼女はふるふると首を振って、
「村野さんが出来やしないって分かってるから言うけど」
「っ⁉︎」
だけど、その言葉と一緒に並森さんは私の身体を、そっと、抱いてきて、
「嫌だったら、振り解いて」
そう言って、私をベッドへと導きました。
――――――
私は卑怯です。
好きな人がいるのに、好きだって言われて、何も抵抗しないで誘われるがままになって、今、ベッドの上に押し倒されています。
「……ふふ」
そんな、私を押し倒している並森さんは、くすり、と笑いました。
「そんな断れない村野さんも、好きだよ」
そして耳元でそう囁かれて、肯定されて、もう私は何を言えば良いのか分かりません。
……いえ、言う資格なんて、何も、無い、です。
「大丈夫だよ」
けど、やっぱり並森さんはどこまでも私を肯定してくれて、至近距離で囁いてきます。
「村野さんは、絶対ウチの事好きになるから」
「それ、は……んんっ!」
だから、私はまた、唇を塞がれました。
「んっ……ん……んっ……」
あぁ、私は、本当に卑怯。
こんな私が、並森さんを汚しちゃいけないのに、彼女は、優しいキスを何度も落としてきます。
「は、んんっ……んっ、ん……」
それはまるで、私の全てを肯定する、許す、そう言ってくれているようで、でも私はそんなじゃなくて、でも抵抗も何もしなくて、浅ましい私は、もう何を考えればいいのか分からなくて、
「んー……」
「んぅっ⁉︎」
だから、並森さんが私の中に入ってきても、何も出来ませんでした。
「んっ……んんっ……」
熱い。熱い何か。それが何であるかなんて、分からない筈がありません。
それは、並森さんの想い。私を好きだって気持ち。
「んっ、ん……んっ……」
優しく、優しく口の中が犯されます。
唇をなぞるようにして、ちょん、ちょん、ノックしてくるようにしてきて、決して乱暴にしてきません。
「は……んぅ……ん……」
だから、浅ましい私はそれが嬉しくて嬉しくて、好きだって、好意をぶつけてくれるのが本当に嬉しくて、もう頭がめちゃくちゃになって、気持ちをどこに置けばいいか分からなくて、
「ん……ちゅむ……」
今までガードしていたものを、酷い私は、開けました。
「ぁむ……ちゅぅ……んんっ……」
だから並森さんは、どこまでも優しく微笑んで、熱いものを、私の熱くなってしまってるものに、絡ませてきました。
「ん、はぁ……んっ……ぢゅる……」
頭がぽぉっとします。
興奮する、とは少し違う感覚。
私が感じてはいけない感情。
「ちゅ……ちゅ……は、んぅっ……」
幸せ。そんな二文字が、頭をよぎります。
ダメなのに。ダメなのに。ダメなのに。並森さんから求められて、心が震える程に嬉しい。
「ちゅぷ……はぁ、んむっ……ん……」
唇が触れ合って、舌が絡まって。
こんなの、好き同士しかしてはいけない事です。
なのに私は、並森さんの事をどう想えばいいかまだ分からなくて、でも並森さんの言う通りになってきているのを感じて、泣きそうになってしまいます。
……いや、絶対に泣いちゃダメ。
卑怯でも、浅ましくても、酷くても、それだけはしちゃダメ。
「んんっ……!」
そんな私の事なんてお見通しなんでしょう。
並森さんは、何も考えなくて良いんだよ、とでも言うような目線をぶつけてきて、キスしたまま、ブラウス越しに、私の胸に触れてきました。
「んっ……ぁ……んぅっ……」
下着を着けていない、ブラウス越し。
そんなだから、私の胸は並森さんの手の形に容易に形を変えました。
「はぁ、んっ……ちゅむ……んっ……」
その手は、どこまでも優しいです。
感触を確かめるようにして軽く揉んできて、輪郭を確かめるようにして撫でてきて、どこまでも慈しむような手付き。
「ぁんっ……ん、ちゅ……んんっ……」
時折、硬くなっている場所をチリっと掠めてきて、それだけで胸の奥が熱くなっていくのを感じます。
もどかしい、なんて思っちゃいけないのに、いやらしい私はもっと求めてしまうのを堪えきれなくて、思わず身体を揺らしてしまいます。
「ぢゅる……んっ……んっ……」
何もかもが違う。気持ちいいだけを追求するような感じじゃなく、愛おしいをぶつけてくるような感じ。
なんて比べちゃいけないのに、絶対にいけないのに、最悪な私は、どうしても思い浮かべてしまいます。
「ちゅ……村野さん」
だから、全部見透かされてしまっているんでしょう。
「ウチだけを見て……ん……」
そう言って並森さんは、また優しいキスをしてくれました。
「は、んぅ……ちゅぅ……んぅっ……」
頭が、ぐちゃぐちゃになります。
思い出す事にも、集中する事にも、罪悪感を覚えます。
「ん、ちゅ……ふあ、ん……」
でも身体はどうしても正直で、キスで頭がぽおっとして、優しく胸を触られて温かくなってしまいます。
だからどうしても、ブラウスの中で胸の先っぽが大きくなっているのを感じて、思わず身体を少し揺らしてしまいます。
「ん……ぁ……」
だからなのか分かりませんが、並森さんはキスしてくれるのをやめました。
……思わず出てしまった、切ない声が、本当に最悪です。
もう私は、この行為に夢中になってしまっている。
「大丈夫だよ」
なのに、並森さんは肯定してくれます。
「今は、気持ちいい事だけに夢中になろ?」
私は最悪なのに、そんな事を言われるだけで、全部許された気になってしまって、でも、でも、でも。
「ほら……これとかどう……?」
「ぁんっ!」
なんて、自己嫌悪のフリをしていると、サリっ、とブラウスの薄い布地越しに、私のもう大きくなっている場所を、乳首を、掻いてきました。
「んっ……んっ……んっ……!」
途端に、甘い甘い快感が生まれます。
今までのふんわり包み込まれるような安心感とは違う、明確に気持ちいいのがそこから生まれました。
「は、ぅっ……んんっ……んっ……!」
並森さんの綺麗な指先が、他の二人に比べて少し短めのネイルを着けたその指先が、私のそこを掻いてきます。
だから、硬質なもので乳首を何度もカリカリされるのがあまりにも気持ちよくて、思わず背を少し反らしてしまいます。
「どう……気持ちよくない……?」
だから、並森さんはそう問いかけてきました。
「ん、はぁっ……んっ……んぅ……!」
気持ちよくない筈がありません。
並森さんは私の事を直視していて、私の反応を全て観察していて、全部私に合うようにしてくれています。
「ね……どう……?」
「んんっ……は、んっ……んっ……!」
だからそんなの、気持ちよくない筈がないんです。
甘い甘い乳悦がたまらなく心地よくて、ジンジンするのが止まらなくて、だからもっとカリカリして欲しいと思うところにずっとしてくれて、こんなの、ダメ。
「言って欲しいな……」
「ふぁ、んっ……んっ……んんっ……!」
だから、並森さんは促してきます。
それを言ってしまったら、私はもうダメになるって知ってて、私は私を許せなくなるって知ってて、それを全部許すために、そう促してきます。
許されちゃダメ。絶対にダメ。
ダメなのに。ダメなのに。ダメなのに。
「……きもち、ぃ、です……」
ダメ、なのに、そう、言って、しまいました。
「……そか」
なのに、並森さんは、優しく、微笑んでくれました。
「……服、脱がすね」
だから、私の全部を許してくれた並森さんは、ぷち、ぷち、とブラウスのボタンを外してきて、
「……綺麗だよ」
そう、どこまでも肯定してくれて、
「……はむ」
「あんっ!」
並森さんから愛されてもうカッチカチになっている乳首に、吸い付いてきました。
「んんっ……ぁっ……ぁんっ……!」
熱くてぬるぬるのものが、ジンジンを癒してくれます。
恥ずかしい程に勃ってしまっているそこを、ねっとり、舐めてくれて、甘い甘い乳悦が止まりません。
「はぁ、ぅ……んっ……んっ……!」
並森さんの口の中で、どうなっているかは分かりません。
分かりませんが、気持ちいいという事だけは、分かります。
「ぁっ……んぅっ……ふぁ、ぁっ……!」
こんなの、自分を愛してくれる人にしか出来ません。私を肯定してくれる人にしか出来ません。
だから、胸の先が気持ちいいだけの筈なのに、胸の奥まで気持ちよくなってしまって、こんなの、こんなの、こんなの……!
「ぁ……あんっ!」
そんな私を、また愛するようにして反対側の乳首も、舐められました。
「んっ……ぁっ、んんっ……ぁっ……!」
放っておかれてジンジンしていた乳首が、にゅるにゅると癒されます。
今度は舐めるだけじゃなく、吸ってもくれて、胸の奥に溜まった乳悦がもっと大きくなっていって、たまらなく、気持ちいい。
「あっ!」
なのに、そこにさっきまで舐めてた方の乳首を指で捉えられて、思わず大きな声を出してしまいました。
「ふぁっ……あっ……んうっ……!」
ぬるぬるになったコリコリ乳首。
そんな場所を優しく左右にこねこねされるものですから、今まで経験した事のない気持ちよさが溢れます。
「は、あっ……んんっ……ん、ぁぁっ……!」
それが、左右交互に繰り返されます。
右の乳首を舐めしゃぶられて、左の乳首がコリコリされて、逆をされて、ジンジンするのと癒されるのが交互にきて、胸の先が溶けてなくなってしまいそう。
それでいて並森さんは常に私の目を直視してきて、私がそれを欲しい、と思った次の瞬間にはそれをくれて、全部、全部愛してくれます。
「あっ、んんんんんっ……!」
だから最後に、ちゅぅぅ、と強く吸ってくれて、きゅぅぅ、と乳首を軽く引っ張ってくれて、乳首が、一番気持ちよくなりました。
「ぁんっ……!」
だから、乳首を愛してくれるのはここまで。
「……これも、脱がすね」
だから、並森さんは、変わらず優しい笑みで、そう言ってきました。
「……っ」
それに対し、私はもう、無言で頷く事で精一杯。
「ぁ……」
だから並森さんは、下着の縁に指をかけて、ゆっくり、私の足先から抜き去りました。